JP2594281Y2 - 直通型ストレーナ - Google Patents

直通型ストレーナ

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JP2594281Y2
JP2594281Y2 JP1992063557U JP6355792U JP2594281Y2 JP 2594281 Y2 JP2594281 Y2 JP 2594281Y2 JP 1992063557 U JP1992063557 U JP 1992063557U JP 6355792 U JP6355792 U JP 6355792U JP 2594281 Y2 JP2594281 Y2 JP 2594281Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
strainer
locking portion
valve box
strainer member
bottom plate
Prior art date
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Application number
JP1992063557U
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English (en)
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JPH0621711U (ja
Inventor
弘二 浅沼
Original Assignee
前澤給装工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流水を濾過するストレ
ーナに係り、特に、圧力損失が少なく、かつコンパクト
に形成される直通型ストレーナに関する。
【0002】
【従来の技術】流水を濾過するストレーナとしては各種
のものが採用され、例えば、図5に示すY型ストレーナ
16および図6に示すU型ストレーナ17が比較的多く
使用されている。Y型ストレーナ16は、流入口18と
流出口19とその中間部に斜め下(又は上に)に向かっ
て連結されるストレーナ収納部20等を一体的に連通配
置したものからなる弁箱21と、ストレーナ収納部20
内に収納されるストレーナ部材22等から構成される。
ストレーナ収納部20の図の下方側にはキャップ23が
螺着され、ストレーナ部材22の出入を可能にすると共
に、キャップ23のねじ込みによりストレーナ部材22
の上方側の開口部24を突き当て部25に押圧しストレ
ーナ部材22を保持する。なお、突き当て部25には流
入口18側に開口する開口孔26が形成される。流水は
矢印のように流入口18内に導入され、ストレーナ部材
22の開口部24からストレーナ部材22内に入り、濾
過されて流出部19側に送られて矢印方向に流出する。
一方、U型ストレーナ17は隔壁27で区切られて流入
部28,ストレーナ収納部29および流出部30を形成
する弁箱31と、ストレーナ収納部29に収納されるス
トレーナ部材32と、弁箱31に螺着するキャップ33
と、ストレーナ部材32をストレーナ収納部29内に保
持すべくキャップ33とストレーナ部材32間に介設さ
れる押圧具34等から構成される。流水は矢印のように
流入部28から隔壁27側に開口するストレーナ部材3
2の開口部35からストレーナ部材32内に入り、濾過
された後、流出部30から矢印方向に流出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】Y型ストレーナ16お
よびU型ストレーナ17は、弁箱21,31内にストレ
ーナ部材22,32を収納して保持するために突き当て
部25や隔壁27を形成することが必要であり、その分
だけ弁箱21,31の構造が複雑となり、鋳造コストが
高くなる。また、前記したように流水はストレーナ部材
22,32の開口部24,35から内部に入り、ストレ
ーナ部材22,32の外周から流出口19,30に送ら
れるため、ストレーナ部材22,32内および弁箱2
1,31内を屈曲しながら進行して濾過される。そのた
め、流量抵抗が増大し圧力損失が大となる。更に、特
に、Y型ストレーナ16の場合には、ストレーナ部材2
2が傾斜して配置され、その底面にゴミが溜り易く、か
つ蓄溜付着したゴミ等の除去が簡単に出来ない問題点が
ある。
【0004】本考案は、以上の問題点を解決するもの
で、小型で、かつコンパクトにまとめられると共に、圧
力損失が少なく、ゴミ等の堆積および除去が容易に出来
る直通型ストレーナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上の目的を
達成するために、ほぼ相対向する一直線上に流入口と流
出口とを形成する弁箱と、流通路と直交して配置され前
記弁箱内に収納されると共に前記流入口側を向く開口孔
を形成する円筒型のストレーナ部材とを有する直通型ス
トレーナにおいて、前記ストレーナ部材の底板にはその
外周から突出する係止部が形成され、前記弁箱側には前
記係止部を案内する挿入溝と前記ストレーナ部材が収納
された位置において前記係止部が係着する係止溝が形成
され、前記係止部が係止溝に係止した位置において前記
開口孔と流入口とが合致する直通型ストレーナを構成す
るものである。更に具体的に、前記係止部は前記底板に
偏心して設けられ、前記係止部の一端側と底板の中心と
の間の距離aが他端側と前記中心との間の距離bに対し
b>aに形成されることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】流水は流入口から入り、流入口と相対向して形
成されるストレーナ部材の開口孔からストレーナ部材内
に直接入る。ストレーナ部材内に入った流水は濾過され
流入口とほぼ一直線上の相対向する位置に配置される流
出口から流出される。以上の構造により、弁箱内に導入
された流水は殆んど屈曲しない状態で濾過されて流出さ
れる。そのため、圧力損失が低減する。また、従来技術
のように、ストレーナ部材の開口部の突き当て部や隔壁
も不要で、かつ流入口と流出口が相対向して配置される
ため全体構造が小型で、かつコンパクトに形成される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明
する。図1および図2は本実施例の全体構造を示す図面
であり、図3および図4は本実施例に使用されるストレ
ーナ部材の構造を示す図面である。
【0008】図1および図2に示すように、本実施例の
直通型ストレーナ1は、弁箱2と、ストレーナ部材3
と、キャップ4等から構成される。弁箱2は、流入口5
と、流出口6およびストレーナ部材3を収納するストレ
ーナ収納部7を一体的に形成したものからなり、流入口
5と流出口6は一直線上において相対向して配置され
る。また、流入口5と流出口6とはストレーナ収納部7
の長手方向のほぼ中間部に連通して形成される。ストレ
ーナ収納部7はストレーナ部材3が緩挿されるに必要な
容積を有するものからなり、その下面側8は閉止され上
面側には開口部9が形成される。一方、キャップ4は開
口部9に螺着し、Oリング10はキャップ4をシールす
る。なお、キャップ4にはキャップ回転用のスパナ係止
部11が突出形成される。
【0009】図1,図3および図4に示すように、スト
レーナ部材3は多数個の微少小孔12を有する円筒体か
らなり、その下面には底板13により閉止され、上面は
開口形成される。その長手方向の中間部には開口孔14
が形成される。開口孔14は図1に示すようにストレー
ナ部材3をストレーナ収納部7の所定位置に収納した際
に、丁度、流入口5と相対向する位置に形成され、かつ
その内径は流入口5の内径にほぼ一致するものからな
る。図4に示すように、底板13はストレーナ部材3の
円状の全面を閉止すると共にその外周から突出する係止
部15を有するものからなる。係止部15はストレーナ
部材3の中心点を0点とすると、その一端側が0点から
aだけ離れた位置にあり、かつ他端側は0点からbだけ
離れた位置に形成される。本実施例ではb>aに形成さ
れる。すなわち、係止部15はストレーナ部材3の中心
線に対して偏心して形成される。また、係止部15の偏
心方向は開口孔14と関連して形成される。一方、図に
明示していないが、弁箱2のストレーナ収納部7にはス
トレーナ部材3を弁箱2の開口部9から挿入する場合
に、底板13の形状を案内する案内溝が形成され、スト
レーナ収納部7の下面側8には底板13が丁度嵌まり込
む輪郭の係止部が形成される。すなわち、ストレーナ部
材3をストレーナ収納部7に挿入する場合には、底板1
3をストレーナ収納部7の前記案内溝に沿って挿入しな
ければストレーナ部材3を挿入することが出来ず、かつ
挿入されたストレーナ部材3はその底板13の係止部1
5を下面側8の前記係止部に係着して回り止め保持され
る。底板13係止部15が下面側8に回り止め保持され
た状態で、ストレーナ部材3の開口孔14が丁度流入口
5と一致する方向に位置決めされる。
【0010】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
弁箱2の開口部9からストレーナ部材3を前記したよう
にストレーナ収納部7内に収納し開口孔14を流入口5
に一致させる。Oリング10を介してキャップ4を弁箱
2に螺着し、キャップ4によりストレーナ部材3をスト
レーナ収納部7の下面側8に押圧し、かつ上面の開口側
を閉止する。流水は流入口5から弁箱2内に入り、その
ままストレーナ部材3の開口孔14から抵抗なくストレ
ーナ部材3の内部に入る。ストレーナ部材3の微少小孔
12により、流水中のゴミ等は除去される。濾過された
水は微少小孔12から流出口6側に流れ、矢印方向に流
出される。流水はストレーナ部材3内で一時蓄溜する
が、従来技術のように弁箱2内で屈曲して流通しないた
め、圧力損失が大巾に低減される。また、図5に示した
Y型ストレーナ16のようにストレーナ部材22が傾斜
して配置されないため、そのストレーナ部材3の底側に
ゴミが付着する度合が少ない。また、図5,図6に示し
たY型ストレーナ16やU型ストレーナ17の場合には
ストレーナ部材22の開口部24,35が弁箱21,3
1内に形成される突き当て部25や隔壁27に当接し、
その部分に付着したゴミ等の除去が難しいが、本実施例
の場合にはストレーナ部材3の開口側はキャップ4に当
接係合するため、キャップ4を取り外すことによりキャ
ップ4側に付着したゴミ等を完全に清掃除去することが
出来る。
【0011】以上の実施例において、ストレーナ部材3
の底板13の係止部15を図4に示した形状のものにし
たが、ストレーナ部材3の開口孔14が常に流入口5側
を向き間違いなく取り付けられるものであればよく、図
示のものに限定されない。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、次のような効果が上げ
られる。 1)ストレーナ部材に係止部が形成され、弁箱側に設け
た挿入溝に沿ってストレーナ部材を挿入し、係止部を弁
箱側に設けた係止溝に係着することによりストレーナ部
材が正しい位置に位置決め固定されるため、ストレーナ
の組み付けがきわめて容易にでき、組み付け作業効率が
向上し、且つ確実な組み付けができる。 2)係止部を偏心して設けることにより挿入間違いが皆
無となり、安定性のある組み付けが行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す軸断面図で
ある。
【図2】図1のA矢視の上面図である。
【図3】本実施例に使用されるストレーナ部材の正面図
である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】従来のY型ストレーナの軸断面図である。
【図6】従来のU型ストレーナの軸断面図である。
【符号の説明】
1 直通型ストレーナ 2 弁箱 3 ストレーナ部材 4 キャップ 5 流入口 6 流出口 7 ストレーナ収納部 8 下面側 9 開口部 10 Oリング 11 スパナ係止部 12 微少小孔 13 底板 14 開口孔 15 係止部 16 Y型ストレーナ 17 U型ストレーナ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ相対向する一直線上に流入口と流出
    口とを形成する弁箱と、流通路と直交して配置され前記
    弁箱内に収納されると共に前記流入口側を向く開口孔を
    形成する円筒型のストレーナ部材とを有する直通型スト
    レーナにおいて、前記ストレーナ部材の底板にはその外
    周から突出する係止部が形成され、前記弁箱側には前記
    係止部を案内する挿入溝と前記ストレーナ部材が収納さ
    れた位置において前記係止部が係着する係止溝が形成さ
    れ、前記係止部が係止溝に係止した位置において前記開
    口孔と流入口とが合致することを特徴とする直通型スト
    レーナ。
  2. 【請求項2】 前記係止部は前記底板に偏心して設けら
    れ、前記係止部の一端側と底板の中心との間の距離aが
    他端側と前記中心との間の距離bに対しb>aに形成さ
    れることを特徴とする直通型ストレーナ。
JP1992063557U 1992-08-20 1992-08-20 直通型ストレーナ Expired - Lifetime JP2594281Y2 (ja)

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JPH0621711U JPH0621711U (ja) 1994-03-22
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