JPH0621711U - 直通型ストレーナ - Google Patents

直通型ストレーナ

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JPH0621711U
JPH0621711U JP6355792U JP6355792U JPH0621711U JP H0621711 U JPH0621711 U JP H0621711U JP 6355792 U JP6355792 U JP 6355792U JP 6355792 U JP6355792 U JP 6355792U JP H0621711 U JPH0621711 U JP H0621711U
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strainer
valve box
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strainer member
opening hole
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JP6355792U
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弘二 浅沼
Original Assignee
前澤給装工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型,コンパクトに形成され、圧力損失のな
い直通型ストレーナを提供する。 【構成】 ほぼ一直線上に相対向して配置される流入口
5と流出口6とその中間にストレーナ部材3を収納する
ストレーナ収納部7を有するものから弁箱2を形成し、
全体構造を小型およびコンパクトの構造にする。また、
ストレーナ部材には流入口と連通する開口孔14を設け
る。流水は流入口5から開口孔14を介してストレーナ
部材3内に入り濾過されて流出口6から流出される。以
上により圧力損失が低減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流水を濾過するストレーナに係り、特に、圧力損失が少なく、かつ コンパクトに形成される直通型ストレーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
流水を濾過するストレーナとしては各種のものが採用され、例えば、図5に示 すY型ストレーナ16および図6に示すU型ストレーナ17が比較的多く使用さ れている。Y型ストレーナ16は、流入口18と流出口19とその中間部に斜め 下(又は上に)に向かって連結されるストレーナ収納部20等を一体的に連通配 置したものからなる弁箱21と、ストレーナ収納部20内に収納されるストレー ナ部材22等から構成される。ストレーナ収納部20の図の下方側にはキャップ 23が螺着され、ストレーナ部材22の出入を可能にすると共に、キャップ23 のねじ込みによりストレーナ部材22の上方側の開口部24を突き当て部25に 押圧しストレーナ部材22を保持する。なお、突き当て部25には流入口18側 に開口する開口孔26が形成される。流水は矢印のように流入口18内に導入さ れ、ストレーナ部材22の開口部24からストレーナ部材22内に入り、濾過さ れて流出部19側に送られて矢印方向に流出する。一方、U型ストレーナ17は 隔壁27で区切られて流入部28,ストレーナ収納部29および流出部30を形 成する弁箱31と、ストレーナ収納部29に収納されるストレーナ部材32と、 弁箱31に螺着するキャップ33と、ストレーナ部材32をストレーナ収納部2 9内に保持すべくキャップ33とストレーナ部材32間に介設される押圧具34 等から構成される。流水は矢印のように流入部28から隔壁27側に開口するス トレーナ部材32の開口部35からストレーナ部材32内に入り、濾過された後 、流出部30から矢印方向に流出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
Y型ストレーナ16およびU型ストレーナ17は、弁箱21,31内にストレ ーナ部材22,32を収納して保持するために突き当て部25や隔壁27を形成 することが必要であり、その分だけ弁箱21,31の構造が複雑となり、鋳造コ ストが高くなる。また、前記したように流水はストレーナ部材22,32の開口 部24,35から内部に入り、ストレーナ部材22,32の外周から流出口19 ,30に送られるため、ストレーナ部材22,32内および弁箱21,31内を 屈曲しながら進行して濾過される。そのため、流量抵抗が増大し圧力損失が大と なる。更に、特に、Y型ストレーナ16の場合には、ストレーナ部材22が傾斜 して配置され、その底面にゴミが溜り易く、かつ蓄溜付着したゴミ等の除去が簡 単に出来ない問題点がある。
【0004】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、小型で、かつコンパクトにまとめ られると共に、圧力損失が少なく、ゴミ等の堆積および除去が容易に出来る直通 型ストレーナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、ほぼ相対向する一直線上に流入口と 流出口とを形成する弁箱と、上下端を閉止されて前記弁箱内に収納され、前記流 入口側に開口孔を形成してなるストレーナを構成し、更に具体的には、前記弁箱 が、前記ストレーナ部材を出入自在に支持するものからなり、前記弁箱およびス トレーナには前記開口孔を常時流入口と相対向する位置に規制する係止部が形成 されるものからなる直通型ストレーナを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
流水は流入口から入り、流入口と相対向して形成されるストレーナ部材の開口 孔からストレーナ部材内に直接入る。ストレーナ部材内に入った流水は濾過され 流入口とほぼ一直線上の相対向する位置に配置される流出口から流出される。以 上の構造により、弁箱内に導入された流水は殆んど屈曲しない状態で濾過されて 流出される。そのため、圧力損失が低減する。また、従来技術のように、ストレ ーナ部材の開口部の突き当て部や隔壁も不要で、かつ流入口と流出口が相対向し て配置されるため全体構造が小型で、かつコンパクトに形成される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1および図2は本実施例 の全体構造を示す図面であり、図3および図4は本実施例に使用されるストレー ナ部材の構造を示す図面である。
【0008】 図1および図2に示すように、本実施例の直通型ストレーナ1は、弁箱2と、 ストレーナ部材3と、キャップ4等から構成される。弁箱2は、流入口5と、流 出口6およびストレーナ部材3を収納するストレーナ収納部7を一体的に形成し たものからなり、流入口5と流出口6は一直線上において相対向して配置される 。また、流入口5と流出口6とはストレーナ収納部7の長手方向のほぼ中間部に 連通して形成される。ストレーナ収納部7はストレーナ部材3が緩挿されるに必 要な容積を有するものからなり、その下面側8は閉止され上面側には開口部9が 形成される。一方、キャップ4は開口部9に螺着し、Oリング10はキャップ4 をシールする。なお、キャップ4にはキャップ回転用のスパナ係止部11が突出 形成される。
【0009】 図1,図3および図4に示すように、ストレーナ部材3は多数個の微少小孔1 2を有する円筒体からなり、その下面には底板13により閉止され、上面は開口 形成される。その長手方向の中間部には開口孔14が形成される。開口孔14は 図1に示すようにストレーナ部材3をストレーナ収納部7の所定位置に収納した 際に、丁度、流入口5と相対向する位置に形成され、かつその内径は流入口5の 内径にほぼ一致するものからなる。図4に示すように、底板13はストレーナ部 材3の円状の全面を閉止すると共にその外周から突出する係止部15を有するも のからなる。係止部15はストレーナ部材3の中心点を0点とすると、その一端 側が0点からaだけ離れた位置にあり、かつ他端側は0点からbだけ離れた位置 に形成される。本実施例ではb>aに形成される。すなわち、係止部15はスト レーナ部材3の中心線に対して偏心して形成される。また、係止部15の偏心方 向は開口孔14と関連して形成される。一方、図に明示していないが、弁箱2の ストレーナ収納部7にはストレーナ部材3を弁箱2の開口部9から挿入する場合 に、底板13の形状を案内する案内溝が形成され、ストレーナ収納部7の下面側 8には底板13が丁度嵌まり込む輪郭の係止部が形成される。すなわち、ストレ ーナ部材3をストレーナ収納部7に挿入する場合には、底板13をストレーナ収 納部7の前記案内溝に沿って挿入しなければストレーナ部材3を挿入することが 出来ず、かつ挿入されたストレーナ部材3はその底板13の係止部15を下面側 8の前記係止部に係着して回り止め保持される。底板13係止部15が下面側8 に回り止め保持された状態で、ストレーナ部材3の開口孔14が丁度流入口5と 一致する方向に位置決めされる。
【0010】 次に、本実施例の作用を説明する。まず、弁箱2の開口部9からストレーナ部 材3を前記したようにストレーナ収納部7内に収納し開口孔14を流入口5に一 致させる。Oリング10を介してキャップ4を弁箱2に螺着し、キャップ4によ りストレーナ部材3をストレーナ収納部7の下面側8に押圧し、かつ上面の開口 側を閉止する。流水は流入口5から弁箱2内に入り、そのままストレーナ部材3 の開口孔14から抵抗なくストレーナ部材3の内部に入る。ストレーナ部材3の 微少小孔12により、流水中のゴミ等は除去される。濾過された水は微少小孔1 2から流出口6側に流れ、矢印方向に流出される。流水はストレーナ部材3内で 一時蓄溜するが、従来技術のように弁箱2内で屈曲して流通しないため、圧力損 失が大巾に低減される。また、図5に示したY型ストレーナ16のようにストレ ーナ部材22が傾斜して配置されないため、そのストレーナ部材3の底側にゴミ が付着する度合が少ない。また、図5,図6に示したY型ストレーナ16やU型 ストレーナ17の場合にはストレーナ部材22の開口部24,35が弁箱21, 31内に形成される突き当て部25や隔壁27に当接し、その部分に付着したゴ ミ等の除去が難しいが、本実施例の場合にはストレーナ部材3の開口側はキャッ プ4に当接係合するため、キャップ4を取り外すことによりキャップ4側に付着 したゴミ等を完全に清掃除去することが出来る。
【0011】 以上の実施例において、ストレーナ部材3の底板13の係止部15を図4に示 した形状のものにしたが、ストレーナ部材3の開口孔14が常に流入口5側を向 き間違いなく取り付けられるものであればよく、図示のものに限定されない。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が上げられる。 (1)流入口と流出口がほぼ一直線上に相対向して配設され、ストレーナ部材の 開口孔が流入口と相対向して開口するため、流水が弁箱内を円滑に流れ、流量抵 抗が減少し、ストレーナ内の圧力損失が低減する。 (2)流入口と流出口が相対向する位置に形成され、かつ弁箱内に隔壁等が形成 されない簡便な構造からなるため、全体が小型に、かつコンパクトにまとめられ る。また、鋳型も簡単になり、鋳造コストが低減する。 (3)ストレーナ部材とストレーナ収納部にストレーナ部材の挿入方向を規制す る係止部が形成されるため、ストレーナ組み付け時の間違いが発生しない。 (4)弁箱が複雑構造のものから形成されないため、内部に付着したゴミ等の清 掃が簡単に行われ、ストレーナを常に清浄に保持することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す軸断面図で
ある。
【図2】図1のA矢視の上面図である。
【図3】本実施例に使用されるストレーナ部材の正面図
である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】従来のY型ストレーナの軸断面図である。
【図6】従来のU型ストレーナの軸断面図である。
【符号の説明】
1 直通型ストレーナ 2 弁箱 3 ストレーナ部材 4 キャップ 5 流入口 6 流出口 7 ストレーナ収納部 8 下面側 9 開口部 10 Oリング 11 スパナ係止部 12 微少小孔 13 底板 14 開口孔 15 係止部 16 Y型ストレーナ 17 U型ストレーナ
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ相対向する一直線上に流入口と流出
    口とを形成する弁箱と、上下端を閉止されて前記弁箱内
    に収納され、前記流入口側に開口孔を形成するストレー
    ナ部材を設けることを特徴とする直通型ストレーナ。
  2. 【請求項2】 前記弁箱が、前記ストレーナ部材を出入
    自在に支持するものからなり、前記弁箱およびストレー
    ナには前記開口孔を常時前記流入口と相対向する位置に
    規制する係止部が形成されてなる請求項1に記載の直通
    型ストレーナ。
JP1992063557U 1992-08-20 1992-08-20 直通型ストレーナ Expired - Lifetime JP2594281Y2 (ja)

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