JP2594105Y2 - 光学式変位計 - Google Patents

光学式変位計

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JP2594105Y2
JP2594105Y2 JP1991091573U JP9157391U JP2594105Y2 JP 2594105 Y2 JP2594105 Y2 JP 2594105Y2 JP 1991091573 U JP1991091573 U JP 1991091573U JP 9157391 U JP9157391 U JP 9157391U JP 2594105 Y2 JP2594105 Y2 JP 2594105Y2
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裕士 柚中
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治 奈良
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光学式変位計に係り、
特に、フロッピーディスクドライバーのピックアップの
追従制御や表面粗さ計の測定ヘッドに用いるのに好適
な、広い測定範囲に亘って高分解能で変位を検出するこ
とが可能な光学式変位計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ビームを用いる変位計としては、三角
測量法を利用した装置や、非点収差法、臨界角法、フー
コー法、ピンホール法等の合焦点方式を利用した装置が
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、三角測
量法を利用した変位計においては、分解能を上げようと
すると原理的に測定範囲が狭くなる欠点がある。
【0004】又、合焦点方式の変位計の場合には、合焦
点状態における対物レンズの位置を変位信号として検出
するが、その多くは対物レンズ駆動手段として用いられ
るボイスコイルに流れる電流の値を変位信号として用い
るもので、変位検出の精度が低かった。そのため、例え
ば1mm以上の広い測定範囲と、0.01μm 程度の高分
解能を両立するのは困難であった。
【0005】本考案は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、簡単な構成で、よりシャープなフォ
ーカス信号を得て、広い測定範囲に亘って、高い分解能
で変位を検出することが可能な光学式変位計を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、レーザ光源か
ら放射される光を測定対象物の表面に照射して光スポッ
トを形成し、その反射光により該光スポットの像を結像
するための、共通の結合レンズ、及び、該結像レンズに
よる結像光路中に配設された、結像光を2方向に分岐さ
せる光分岐手段を含む結像光学系と、該結像光学系を構
成する対物レンズの位置を変化させる駆動手段と、前記
対物レンズの位置を検出するエンコーダと、前記結像位
置が所定の位置に一致したことを検知するための、前記
結像光学系の光分岐手段による2つの結像光路の内、一
方の結像光路中の前ピン位置、及び、他方の結像光路中
の後ピン位置にそれぞれ配設された絞り、及び、該絞り
を通過した光の量をそれぞれ検出する2つの受光素子を
含み、合焦点からのずれの方向を識別可能な、方向性を
有するフォーカスエラー信号を発生する合焦点検知手段
を具備し、前記駆動手段を作動させて合焦点検知手段に
合焦点が検知されたときの前記エンコーダの出力を
測定対象物の変位信号として出力するようにして、前記
目的を達成したものである。又、前記2つの受光素子に
よってそれぞれ検出される光量の差を、それらの和で除
算することによって、前記フォーカスエラー信号を得る
ようにしたものである。
【0007】
【作用】本考案においては、レーザ光源から放射される
光を測定対象物の表面に照射して光スポットを形成し、
その反射光により該光スポットの像を結像するための、
共通の結合レンズ、及び、該結像レンズによる結像光路
中に配設された、結像光を2方向に分岐させる光分岐手
段を含む結像光学系と、該結像光学系を構成する対物レ
ンズの位置を変化させる駆動手段と、前記対物レンズの
位置を検出するエンコーダと、前記結像位置が所定の位
置に一致したことを検知するための、前記結像光学系の
光分岐手段による2つの結像光路の内、一方の結像光路
中の前ピン位置、及び、他方の結像光路中の後ピン位置
にそれぞれ配設された絞り、及び、該絞りを通過した光
の量をそれぞれ検出する2つの受光素子を含み、合焦点
からのずれの方向を識別可能な、方向性を有するフォー
カスエラー信号を発生する合焦点検知手段を具備し、前
記駆動手段を作動させて合焦点検知手段により合焦点が
検知されたときの前記エンコーダの出力を測定対象物の
変位信号として出力するようにしている。
【0008】このように、対物レンズの駆動手段と位置
検出手段(エンコーダ)をそれぞれの目的に適った別々
の手段を採用することができるため、応答性が高く、測
定範囲が広く、精度の高い変位計としての測定が可能と
なる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して、出願人が特願平2−1
30961で提案したようなピンホール方式の光学式変
位計に適用した本考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】本実施例は、図1に示す如く、光源として
の半導体レーザ10と、該半導体レーザ10から放射さ
れた光を測定面12に向けて反射するための偏光ビーム
スプリッタ14と、該偏光ビームスプリッタ14により
進行方向を変えられた光を平行ビームとするためのコリ
メータレンズ16と、該コリメータレンズ16によって
平行光線化された光ビームを測定面12に集光して光ス
ポット22を形成するための対物レンズ20と、測定面
12による散乱反射光が半導体レーザ10に戻らないよ
うにすると共に、偏光ビームスプリッタ14との組合わ
せで、ハーフミラーを用いた場合よりも効率を高めるた
めの1/4波長板24と、前記偏光ビームスプリッタ1
4を通過した反射光を結像するための結像レンズ26
と、該結像レンズ26を通過した光を分割するためのビ
ームスプリッタ28と、該ビームスプリッタ28により
分割された各反射光の合焦位置よりも前及び後にそれぞ
れ配置された、2つの絞り(ピンホール)30A、30
Bと、各絞り30A、30Bを通過した反射光の光量を
それぞれ検出するための、2つの受光素子(例えばホト
ダイオード)32A、32Bと、変位計本体8に対して
前記対物レンズ20を図の上下方向に相対移動自在に保
持するための対物レンズホルダ40と、該対物レンズホ
ルダ40を、図の上下方向に駆動するための、前記本体
8に固定されたマグネット42、及び、前記対物レンズ
ホルダ40に固定されたコイル46からなるボイスコイ
ル42と、前記対物レンズホルダ40の上下方向位置を
測定するための、該対物レンズホルダ40に一端(図で
は下端)が固定されたスケール50、及び、前記本体8
に固定された検出器52からなるリニヤエンコーダ48
と、を主に備えている。
【0011】又、本実施例の信号処理系は、図2に示す
如く、前記各受光素子32A、32Bの出力電流を電圧
に変換するための電流−電圧(I−V)変換器60A、
60Bと、各I−V変換器60A、60Bの出力電圧を
増幅するための増幅器62A、62Bと、該増幅器62
Aと62Bの出力の差を演算する差演算器64と、前記
増幅器62Aと62Bの出力の和を演算する和演算器6
6と、前記差演算器64の出力を和演算器66の出力で
割ってSカーブ状のフォーカスエラー信号とするための
除算器68とから構成されている。
【0012】更に、本実施例のフォーカシング制御系
は、図3に示す如く、測定面12の位置の合焦位置から
のずれを検出するための加算器70と、該加算器70出
力の焦点ずれ信号を増幅する増幅回路72と、該増幅回
路72の出力に対して検出信号と制御信号間の位相のず
れを補償するための位相補償回路74と、該位相補償回
路74の出力により、アクチュエータであるボイスコイ
ル42のコイル46に駆動信号を与える駆動アンプ76
とを備えており、該コイル46によって駆動される対物
レンズ20の位置が、測定面12に対する合焦位置とな
るようにフィードバック制御している。
【0013】更に、本実施例の変位信号記録・表示系
は、図4に示す如く、前記リニアエンコーダ48の出力
を測定値とするようにされている。
【0014】以下、実施例の作用を説明する。
【0015】今、反射光量をQ0 とすると、ビームスプ
リッタ28の透過側(前ピン側)及び反射側(後ピン
側)には、それぞれ(1/2)Q0 の光量が向う。図5
に示す如く、前ピン側の絞り30Aの位置におけるレー
ザビームの半径をw a 、後ピン側の絞り30Bの位置で
のレーザビームの半径をw b とし(但しレーザビームの
半径は、強度分布の1/e 2 とする)、絞りの半径をr
とすると、絞りを通過する光量Qa (前ピン側)、Qb
(後ピン側)は、それぞれ次式で表わされる。
【0016】 Qa =(1/2)Q0 ×[1− exp{−2(r /wa)2 }] …(1) Qb =(1/2)Q0 ×[1− exp{−2(r /wb)2 }] …(2)
【0017】従って、フォーカスエラー信号Sは、次式
で表わされる。
【0018】 S=(Qb −Qa )/(Qb +Qa ) =[ exp{−2(r /wa)2 }− exp{−2(r /wb)2 }] /[2− exp{−2(r /wa)2 }− exp{−2(r /wb)2 )}] …(3)
【0019】この(3)式から明らかなように、フォー
カスエラー信号Sは反射光量Q0 と無関係となる。
【0020】今、各受光素子32A、32Bの出力が、
それぞれ図6に示す如くであったとすると、その時に得
られるフォーカスエラー信号Sは、図7に示す如く、S
字状カーブとなり、測定面12の変位に応じた、方向性
を有するフォーカスエラー信号を得ることができる。
【0021】本実施例においては、増幅器62Aのゲイ
ンKを可変としているので、対物レンズ20の焦点位置
で簡単にフォーカスエラー信号Sを0に調整することが
できる。このようにゲインKが前ピン側の反射光量Qa
に乗ぜられている場合のフォーカスエラー信号Sは、次
式に示す如くとなる。
【0022】 S=(Qb −K・Qa )/(Qb +K・Qa ) …(4)
【0023】この場合でも、(3)式と同様に、フォー
カスエラー信号Sは反射光量Q0 と無関係である。
【0024】本実施例においては、前記フォーカシング
制御系により、対物レンズ20が常に測定面12に焦点
を結ぶように、ボイスコイル42を制御し、そのときの
リニヤエンコーダ48の出力を測定値としている。
【0025】本実施例においては、対物レンズをボイス
コイルにより駆動しているので、応答性が速い。なお、
対物レンズの駆動方法はこれに限定されず、例えばリニ
ヤモータを用いたり、あるいは送りねじと回転モータを
用いることもできる。
【0026】なお前記実施例においては、測定面の検出
にピンホール法が用いられていたが、測定面が対物レン
ズの焦点位置に来た時に焦点位置信号を発生する方法は
これに限定されず、例えば非点収差法、臨界角法、フー
コー法等、他の合焦点方式であってもよい。
【0027】
【0028】又、偏光ビームスプリッタ14の代わりに
ハーフミラーを用いてもよい。
【0029】又、対物レンズの位置を検出するエンコー
ダも、リニヤエンコーダに限定されず、例えばロータリ
エンコーダを用いても良い。
【0030】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案によれば、
簡単な構成で、よりシャープなフォーカス信号を得て、
広い測定範囲に亘って、高い分解能で変位を測定するこ
とができる。特に、測定範囲が広いため、セッティング
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る光学式変位計の実施例の
構成を示す断面図である。
【図2】図2は、前記実施例の信号処理系を示すブロッ
ク線図である。
【図3】図3は、同じくフォーカシング制御系を示すブ
ロック線図である。
【図4】図4は、同じく変位信号の記録表示系を示すブ
ロック線図である。
【図5】図5は、前記実施例における絞りを通過する光
ビームの光量を示す線図である。
【図6】図6は、同じく受光素子の出力の例を示す線図
である。
【図7】図7は、同じく測定面の変位とフォーカスエラ
ー信号の関係の例を示す線図である。
【符号の説明】
8…変位計本体、 10…半導体レーザ、 12…測定面、 14…偏光ビームスプリッタ、 16…コリメータレンズ、 20…対物レンズ、 22…光スポット、 26…結像レンズ、 28…ビームスプリッタ、 30A、30B…絞り、 32A、32B…受光素子、 40…対物レンズホルダ、 42…ボイスコイル、 48…リニヤエンコーダ、 64…差演算器、 66…和演算器、 68…乗算器、 70…加算器、 76…駆動アンプ。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−110813(JP,U) 実開 昭62−67211(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 3/00 - 3/32 G02B 7/32 G03B 3/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源から放射される光を測定対象物
    の表面に照射して光スポットを形成し、その反射光によ
    り該光スポットの像を結像するための、共通の結合レン
    ズ、及び、該結像レンズによる結像光路中に配設され
    た、結像光を2方向に分岐させる光分岐手段を含む結像
    光学系と、 該結像光学系を構成する対物レンズの位置を変化させる
    駆動手段と、 前記対物レンズの位置を検出するエンコーダと、 前記結像位置が所定の位置に一致したことを検知するた
    めの、前記結像光学系の光分岐手段による2つの結像光
    路の内、一方の結像光路中の前ピン位置、及び、他方の
    結像光路中の後ピン位置にそれぞれ配設された絞り、及
    び、該絞りを通過した光の量をそれぞれ検出する2つの
    受光素子を含み、合焦点からのずれの方向を識別可能
    な、方向性を有するフォーカスエラー信号を発生する合
    焦点検知手段を具備し、 前記駆動手段を作動させて合焦点検知手段によ合焦点
    が検知されたときの前記エンコーダの出力を測定対象物
    の変位信号として出力することを特徴とする光学式変位
    計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学式変位計において、
    前記2つの受光素子によってそれぞれ検出される光量の
    差を、それらの和で除算することによって、前記フォー
    カスエラー信号を得ることを特徴とする光学式変位計。
JP1991091573U 1991-10-11 1991-10-11 光学式変位計 Expired - Lifetime JP2594105Y2 (ja)

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JPH0534512U JPH0534512U (ja) 1993-05-07
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JPS6267211U (ja) * 1985-10-17 1987-04-27
JPH02110813U (ja) * 1989-02-22 1990-09-05
JPH03135717A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 距離測定装置

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JPH0534512U (ja) 1993-05-07

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