JP2593835B2 - 画像の縮小方法 - Google Patents

画像の縮小方法

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JP2593835B2 JP4253887A JP25388792A JP2593835B2 JP 2593835 B2 JP2593835 B2 JP 2593835B2 JP 4253887 A JP4253887 A JP 4253887A JP 25388792 A JP25388792 A JP 25388792A JP 2593835 B2 JP2593835 B2 JP 2593835B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次元の画像配列によ
って構成される2値画像を整数分の1に縮小する処理に
おいて、原画の線情報を損うことなく、高速に縮小する
白黒判定方式の画像の縮小方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像の縮小方法は下記に示され
る。すなわち、r=縮小率、m=原画の縦方向画素総数
(y軸画素総数)、n=原画の横方向画素総数(x軸画
素総数)とすると、このとき、原画は(m/r)×(n
/r)のr×r画素集合に分割される。ここでr,m,
nは整数である。原画の縮小とは、各r×r画素集合を
それぞれ白か黒かの画素に判定して置き替えることと
し、以降、r×rの画素集合を縮小評価単位と呼ぶ。従
来の方法では、画質の品位を重視すると、1つの縮小評
価単位の内で、黒い画素の占める比率が、あらかじめ定
めた値を越えた場合には黒と判定している。この方法に
おいては、r×r個の全画素を調べる必要がある。一
方、処理速度を重視すると、縮小評価単位内の一点、例
えば、あらかじめ定めた位置の1画素が白か黒かによ
り、縮小後の1画素を決定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法においては、r×r個の全画素を確認する方法は、
すなわち、原画データの全画素を確認することとなり、
1部分を評価する場合に比較し、処理速度は格段に低下
する。r×rの特定位置の画素を確認する方法では、評
価位置間に存在する線分を救済することができず、その
結果縮小後に線分の消滅が発生する可能性があり、画質
の劣化を招くことがある。本発明は上述した点に鑑みて
創案されたもので、その目的とするところは、画質を保
ち、かつ高速な画像の縮小方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、二次元の画素配列によって構成され
る二値画像を整数分の一に縮小する縮小方法において、
原画を構成する縦方向の複数個からなる画素と横方向の
複数個からなる画素とを、整数の縮小率で割算して縮小
評価単位を形成する分割手段と、この分割したそれぞれ
の縮小評価単位にアドレスを設け、且つこの各アドレス
を順次取り出すアドレス設定手段と、このアドレス設定
手段から取り出された縮小評価単位に縮小のための評価
パターンとして縮小画素数からなる逆L字状や十字状な
どを形成し、かつこの評価パターンの画素素数を順次取
り出す素数取出手段と、この素数取出手段により取り出
された素数が、原画に描画された線,絵柄などによって
覆われていれば黒、覆われていなければ白と判定する黒
白判定手段と、この黒白判定手段によって黒と判定され
たとき、これを縮小画面もしくは文字認識として記憶せ
しめる縮小記憶手段と、前記評価パターンの素数が黒で
あるか否かを順次判定していく送出手段と、前記各縮小
評価単位のアドレスを順次取り出すための引出し手段と
を備えたことにある。
【0005】本発明においては、従来の1画素を決定す
る評価方式が、r×rに対する”面”もしくは1画素
の”点”で行ったものとを、本発明では両方の長所を合
わせ持つ”線分”で評価を行うことにしたものであり、
縮小評価単位の素数を評価するための形状を評価パター
ンと呼ぶ。ここでy軸に平行な線情報,x軸に平行な線
情報の確認もれを防ぐ為に、評価パターンの形状は、y
方向に、連続的に配設されたr個の素数と、x方向に連
続的に配設されたr個の素数を含むことを条件とする。
また、本発明は評価パターンの形状を規定するものでは
なく、評価パターンは上記の条件を満たす任意の形状と
する。なお、素数は一般によく知られている4連結もし
くは8連結にて形成されている。
【0006】
【作用】本発明により、従来r×r画素の確認を行って
いた方法と比較し、r+r−1画素の確認で済み、(r
+r−1)/(r×r)の処理工数の短縮となり、処理
速度が向上する。また、1縮小評価単位内で確認不可能
な線情報は隣接する縮小評価単位内での判定で救済さ
れ、欠けることなく縮小される。上記の様に、r×r画
素全ての確認を行う場合と同様な画質でより高速な縮小
を行うことができる。以下、本発明の実施例を、図面に
基づいて詳述する。
【0007】
【実施例】図1,図2は本発明に係る画像の縮小を行う
際画素集合の白黒評価を行うための評価パターン例を示
す二つの実施例の説明図、図3は原画m×nを縮小率r
によってr×rに分割を行い、各r×r画素を評価パタ
ーンで判定する一実施例を示す説明図、図4は図3を本
発明の方式に従って縮小を行った結果を表わす説明図で
ある。また、図5は本発明の方式を用いて原画を縮小す
る手順のフローチャートである。図1〜4において、原
画1を構成する縦方向の複数個からなる画素mと横方向
の複数個からなるn画素とを、整数の縮小率で割算して
縮小評価単位r×rを形成する分割手段と、この分割し
たそれぞれの縮小評価単位r×rにアドレス 〜を
設け、且つこの各アドレス〜を順次取り出すアドレ
ス設定手段と、このアドレス設定手段から取り出された
縮小評価単位(以降,,,という)に縮小のた
めの評価パターンとして最小画素数からなる図1に示す
逆L字状の評価パターンa1や図2に示す十字状の評価パ
ターンa2などを形成し、かつこの評価パターンa1または
a2の画素素数 1x1〜1x(n−r),
2x1〜(m−r)x1を順次取り出す素数取出手段
と、この素数取出手段により取り出された素数が、原画
Aに描画された図1に示す線b,絵柄(図示せず)など
によって覆われていれば黒、覆われていなければ白と判
定する黒白判定手段と、この黒白判定手段によって黒と
判定されたとき、これを縮小画面もしくは文字確認とし
て記憶せしめる縮小記憶手段と、前記評価パターンa1ま
たはa2などの素数が黒であるか否かを順次判定していく
送出手段と、前記各縮小評価単位〜のアドレスを順
次取り出すための引出し手段とを備えて構成されてい
る。
【0008】次に、かような構成からなる画像の縮小方
法を図5のフローチャートに従って説明する。まず、評
価パターンの形状が決定される。図1は分割された縮小
評価単位A1の上端部から左端部に渡って逆L字状の評価
パターンa1が形成されている。図2は、分割された縮小
評価単位A2に十字状の評価パターンa2が形成されてい
る。 (a)このような評価パターンの一つが決定されると、
図3に示す原画Aを縮小率rで(r×r)の画素集合に
分割される。(分割手段) (b)次にm×n画素上の1番目の(r×r)画素集合
のアドレスを求める。(アドレス設定手段) (c)図3に示す現在の(r×r)画素内の評価パター
ンa1上の画素素数を1つ取出す。つまり図3の縮小評価
単位内の素数 1x1を取り出す。(素数取出手段) (d)論理”黒”かを判定する。素数 1x1が線b、つま
り評価パターンa1上に黒画素bがないので白画素と判定
すると、前述した(c)項により次の素数 1x2に進行し
て黒白判定を行い、縮小評価単位では順次素数 1x3,
1x4,‥‥‥‥,1x(n−r),2X1 ,3x1 ,4x1 ,‥
‥‥‥,(m−r)x1の黒白判定を行う。(黒白判定
手段)
【0009】(e)縮小評価単位には黒画素bがない
ので最終的には図4に示すごとく、原画1/r縮小結果
データの縮小評価単位を白とする。(黒白判定手段) (f)次にr×r画素集合のアドレスを求める。すなわ
ち、縮小評価単位の黒白判定へと進み、前述した
(c)工程の操作が行われる。なお、素数の表示は前述
したものと類似するので、ここではその説明を割愛す
る。(送出手段) (g)縮小評価単位では、素数を順次取り出していく
内に、ある時点の素数上に黒画素bが存在するので、黒
白判定手段では”黒”と判定し、これを縮小後データ領
域の対応する位置に、図4に示すごとく、論理”黒”を
セットする。(縮小記憶手段) ここで、この縮小評価単位では”黒”の判定が行なわ
れたので、次の素数の黒白判定には移行しないで終了と
なり、(f)項にて縮小評価単位へと進む。以降前述
した工程で進行し、縮小評価単位は”黒”と判定、縮
小評価単位は”白”と判定し、図4に示す縮小後デー
タが完成する。すなわち、原画Aに示された黒画素bは
縮小評価単位,,に渡っているが、これを1/r
に縮小した場合には、図4に示すごとく、縮小評価単位
はカットされて,のみの黒画素b′となる。 (h)総ての縮小評価単位〜の黒白判定が完了する
と、原画Aからの縮小データは完了し、終了となる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
縮小評価単位の評価パターン上の画素を調べることで原
画全体を縮小すると、線情報を失うことなく、画面全体
の画素を確認する方法と比較して、(r+r−1)/
(r×r)の処理速度で縮小可能となる。よって、本発
明の画像の縮小方法は、実用上、極めて有用性の高いも
のである。なお、本実施例ではプログラム(a)から
(h)までの一例を示したが、要は、原画Aの黒画素b
から縮小データの黒画素b′までもっていくプログラム
はこれに限ったものではない。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の評価パターンの一実施例を示す
説明図である。
【図2】図2は本発明の評価パターンの他の実施例を示
す説明図である。
【図3】図3は本発明の評価パターンでの判定を示す一
実施例の説明図である。
【図4】図4は図3の結果を表わす説明図である。
【図5】図5は本発明のフローチャートである。
【0012】
【符号の説明】
1 原画 2 原画 a1 評価パターン b 黒画素 縮小評価単位 縮小評価単位 縮小評価単位 縮小評価単位

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次元の画像配列によって構成される二
    値画像を整数分の一に縮小する縮小方法において、原画
    を構成する縦方向の複数個からなる画素と横方向の複数
    個からなる画素とを、整数の縮小率で割算して縮小評価
    単位を形成する分割手段と、この分割したそれぞれの縮
    小評価単位にアドレスを設け、且つこの各アドレスを順
    次取り出すアドレス設定手段と、このアドレス設定手段
    から取り出された縮小評価単位に縮小のための評価パタ
    ーンとして最小画素数からなる逆L字状や十字状などを
    形成し、かつこの評価パターンの画素素数を順次取り出
    す素数取出手段と、この素数取出手段により取り出され
    た素数が、原画に描画された線,絵柄などによって覆わ
    れていれば黒、覆われていなければ白と判定する黒白判
    定手段と、この黒白判定手段によって黒と判定されたと
    き、これを縮小画面もしくは文字認識として記憶せしめ
    る縮小記憶手段と、前記評価パータンの素数が黒である
    か否かを順次判定していく送出手段と、前記各縮小評価
    単位のアドレスを順次取り出すための引出し手段とを備
    えたことを特徴とする画像の縮小方法。
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