JP2593768B2 - 収納袋及びその製造方法 - Google Patents
収納袋及びその製造方法Info
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- JP2593768B2 JP2593768B2 JP15414792A JP15414792A JP2593768B2 JP 2593768 B2 JP2593768 B2 JP 2593768B2 JP 15414792 A JP15414792 A JP 15414792A JP 15414792 A JP15414792 A JP 15414792A JP 2593768 B2 JP2593768 B2 JP 2593768B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、書類や筆記具などを収納
する扁平で有底角筒状の収納袋とその製造方法に関す
る。
する扁平で有底角筒状の収納袋とその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一枚の合成樹脂シートを折線によ
り折曲すると共に、接合部を熔着して前後面板と左右側
面板と底面板と蓋板とから成る扁平で有底角筒状の書類
や筆記具などを収納する収納袋及びその製造方法は例え
ば特開平2−286293号公報において公知である。
即ち公知のものは、後面板の一側縁に、2つ折線を有し
た一方の側面板を、その側縁に前面板を夫々折線を介し
て連設し、前記一方の側面を2つ折りして前,後面板の
内面同士を重合すると共に、前記後面板の他側縁に連設
した他方の側面板を2つ折りしてその側縁に連設した接
合部を前面板の側縁部に熔着し、さらに後面板の下縁に
連設した底面板を2つ折りしてその下縁に連設した接合
片を、前記前面板の下縁部に溶着して、有底角筒状の袋
体を構成すると共に、左右側面板と底面板との間に二等
辺三角形状の折込片を形成し、この折込片を袋体の内部
に押込んでコーナ部を構成するものであった。
り折曲すると共に、接合部を熔着して前後面板と左右側
面板と底面板と蓋板とから成る扁平で有底角筒状の書類
や筆記具などを収納する収納袋及びその製造方法は例え
ば特開平2−286293号公報において公知である。
即ち公知のものは、後面板の一側縁に、2つ折線を有し
た一方の側面板を、その側縁に前面板を夫々折線を介し
て連設し、前記一方の側面を2つ折りして前,後面板の
内面同士を重合すると共に、前記後面板の他側縁に連設
した他方の側面板を2つ折りしてその側縁に連設した接
合部を前面板の側縁部に熔着し、さらに後面板の下縁に
連設した底面板を2つ折りしてその下縁に連設した接合
片を、前記前面板の下縁部に溶着して、有底角筒状の袋
体を構成すると共に、左右側面板と底面板との間に二等
辺三角形状の折込片を形成し、この折込片を袋体の内部
に押込んでコーナ部を構成するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
の構成によれば、図13,14で示すように、前面板5
0に連設した他方の側面板51から折線を介して延びる
接合片52と、底面板53から折線を介して延びる接合
片54とが、後面板55に対し二重に重合する部分56
を有するので、この部分56において溶着が弱くなって
経時的に破損する惧れがあり、また内部に押込まれる二
等辺三角形状の折込片57は、その一方の斜辺が開口状
に形成され、この開口部58は、前記折込片57を内部
に押込んだ状態においても、なおコーナ部内において開
口状態におかれるので、先細状の筆記具やクリップなど
が前記した開口部58から外部に突出したり或いは抜脱
する惧れがあった。
の構成によれば、図13,14で示すように、前面板5
0に連設した他方の側面板51から折線を介して延びる
接合片52と、底面板53から折線を介して延びる接合
片54とが、後面板55に対し二重に重合する部分56
を有するので、この部分56において溶着が弱くなって
経時的に破損する惧れがあり、また内部に押込まれる二
等辺三角形状の折込片57は、その一方の斜辺が開口状
に形成され、この開口部58は、前記折込片57を内部
に押込んだ状態においても、なおコーナ部内において開
口状態におかれるので、先細状の筆記具やクリップなど
が前記した開口部58から外部に突出したり或いは抜脱
する惧れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本願は、収納袋を
構成する展開板において、そのコーナの構成に改良を加
えて、上記した従来のものの欠陥を改善したもので、前
面板と、細幅の底面板と、前面板と等大の後面板と、前
記底面板と等幅の左右側面板とから有底角筒状の収納袋
であって、前記前面板と底面板と後面板とが連続してお
り、かつ、前面板(乃至後面板)の左右側縁に左右側面
板を設けて、その側縁と後面板(乃至前面板)の左右側
縁とを接合片により接合し、さらに、前記底面板の左右
側縁には、それから折線を介して前記側面板の1/2幅
をもつ折片を延設すると共に、この左右折片の短辺と後
面板(乃至前面板)の左右側縁とによって形成される直
角隅部に、左右側面板の内面に重合する袖片を夫々設
け、かつ、前記折片を、前記折線を底辺として二等辺三
角形状に折畳んで形成した折込片を、収納袋の内部に介
入したことを特徴とするものであり、その製造法として
は、前面板と、細幅で中央に2つ折線を有した底面板
と、前面板と等大の後面板とを夫々折線を介して連設す
ると共に、前記前面板(乃至後面板)の左右側縁に、前
記底板と等幅で中央に2つ折線を有し、かつ、側縁に折
線を介して接合片を設けた左右側面板を夫々折線を介し
て連設し、さらに前記底面板の左右側縁に、それから折
線を介して前記左右側面板の1/2幅をもって延びる折
片を連設すると共に、前記後面板(乃至前面板)の左右
側縁と前記左右折片の短縁とによって形成される直角隅
部に折線を介して袖片を連設して成る展開板を用い、該
展開板を、底面板と左右側面板とで夫々2つ折りして
前,後面板の内面同士を重合すると共に、接合片を後面
板(乃至前面板)の左右側縁部外面に重合して該重合部
を接着する工程と、接着後の展開板を有底角筒状に成形
すると共に、折片をその長縁を底辺とする二等辺三角形
状に折畳んで折込部を形成する工程と、前記折込部を、
左右側面板の下縁における左右側面板に設けた2つ折線
と接合片を連設した折線との間で開口する開口部より内
部に押し込んでコーナ部を構成する工程とによって製造
する場合と、前面板と、細幅で中央に2つ折線を有した
底面板と前面板と等大の後面板とを夫々折線を介して連
設すると共に、前記前面板(乃至後面板)の左右側縁
に、前記底板と等幅で中央に2つ折線を有した左右側板
を、また前記後面板(乃至前面板)の左右側縁に接合片
を夫々折線を介して連設し、さらに前記底面板の左右側
縁に、それから折線を介して前記左右側面板1/2幅を
もって延びる折片を連設すると共に、前記後面板(乃至
前面板)の左右側縁と前記左右折片の短縁とによって形
成される直角隅部に折線を介して前記接合片と連続する
袖片を連設して成る展開板を用い、該展開板を、底面板
と左右側面板とで夫々2つ折りして前,後面板の内側同
士を重合すると共に、接合片を左右側面板の側縁部内面
に重合して該重合部を接着する工程と、接着後の展開板
を有底角筒状に成形すると共に、折片をその長縁を底辺
とする二等辺三角形状に折畳んで折込部を形成する工程
と、前記折込部を、左右側面板の下縁における左右側面
板に設けた2つ折線と接合片を連設した折線との間で開
口する開口部より内部に押し込んでコーナ部を構成する
工程とによって製造する場合とがある。なおこのように
構成された収納袋は、好ましくは合成樹脂シートから構
成され、かつ、従来と同様に、前面板乃至後面板の上縁
に折線を介して蓋板が一体に設けられる。
構成する展開板において、そのコーナの構成に改良を加
えて、上記した従来のものの欠陥を改善したもので、前
面板と、細幅の底面板と、前面板と等大の後面板と、前
記底面板と等幅の左右側面板とから有底角筒状の収納袋
であって、前記前面板と底面板と後面板とが連続してお
り、かつ、前面板(乃至後面板)の左右側縁に左右側面
板を設けて、その側縁と後面板(乃至前面板)の左右側
縁とを接合片により接合し、さらに、前記底面板の左右
側縁には、それから折線を介して前記側面板の1/2幅
をもつ折片を延設すると共に、この左右折片の短辺と後
面板(乃至前面板)の左右側縁とによって形成される直
角隅部に、左右側面板の内面に重合する袖片を夫々設
け、かつ、前記折片を、前記折線を底辺として二等辺三
角形状に折畳んで形成した折込片を、収納袋の内部に介
入したことを特徴とするものであり、その製造法として
は、前面板と、細幅で中央に2つ折線を有した底面板
と、前面板と等大の後面板とを夫々折線を介して連設す
ると共に、前記前面板(乃至後面板)の左右側縁に、前
記底板と等幅で中央に2つ折線を有し、かつ、側縁に折
線を介して接合片を設けた左右側面板を夫々折線を介し
て連設し、さらに前記底面板の左右側縁に、それから折
線を介して前記左右側面板の1/2幅をもって延びる折
片を連設すると共に、前記後面板(乃至前面板)の左右
側縁と前記左右折片の短縁とによって形成される直角隅
部に折線を介して袖片を連設して成る展開板を用い、該
展開板を、底面板と左右側面板とで夫々2つ折りして
前,後面板の内面同士を重合すると共に、接合片を後面
板(乃至前面板)の左右側縁部外面に重合して該重合部
を接着する工程と、接着後の展開板を有底角筒状に成形
すると共に、折片をその長縁を底辺とする二等辺三角形
状に折畳んで折込部を形成する工程と、前記折込部を、
左右側面板の下縁における左右側面板に設けた2つ折線
と接合片を連設した折線との間で開口する開口部より内
部に押し込んでコーナ部を構成する工程とによって製造
する場合と、前面板と、細幅で中央に2つ折線を有した
底面板と前面板と等大の後面板とを夫々折線を介して連
設すると共に、前記前面板(乃至後面板)の左右側縁
に、前記底板と等幅で中央に2つ折線を有した左右側板
を、また前記後面板(乃至前面板)の左右側縁に接合片
を夫々折線を介して連設し、さらに前記底面板の左右側
縁に、それから折線を介して前記左右側面板1/2幅を
もって延びる折片を連設すると共に、前記後面板(乃至
前面板)の左右側縁と前記左右折片の短縁とによって形
成される直角隅部に折線を介して前記接合片と連続する
袖片を連設して成る展開板を用い、該展開板を、底面板
と左右側面板とで夫々2つ折りして前,後面板の内側同
士を重合すると共に、接合片を左右側面板の側縁部内面
に重合して該重合部を接着する工程と、接着後の展開板
を有底角筒状に成形すると共に、折片をその長縁を底辺
とする二等辺三角形状に折畳んで折込部を形成する工程
と、前記折込部を、左右側面板の下縁における左右側面
板に設けた2つ折線と接合片を連設した折線との間で開
口する開口部より内部に押し込んでコーナ部を構成する
工程とによって製造する場合とがある。なおこのように
構成された収納袋は、好ましくは合成樹脂シートから構
成され、かつ、従来と同様に、前面板乃至後面板の上縁
に折線を介して蓋板が一体に設けられる。
【0005】
【実施例】以下図面にもとづいて本願の実施例を詳述す
ると、図1は例えばポリプロピレンなどの合成樹脂シー
トから成る展開板を示し、この展開板は、後面板1の上
縁に、平行する複数の折線aを並設した蓋片2を、後面
板1の下縁に、折線bを介して細幅の底面板3を、また
その下縁に折線cを介して前記後面板1と等しい大きさ
の前面板4を夫々連設すると共に、この前面板4の左右
側縁に夫々折線d,eを介して前記底面板3と等しい幅
の側面板5,6を、またその両側縁に夫々折線f,gを
介して接合片7,8を連設して成り、前記底面板3と左
右側面板5,6には、それらを夫々幅方向で2つ折りす
る折線hとi,jが設けてある。
ると、図1は例えばポリプロピレンなどの合成樹脂シー
トから成る展開板を示し、この展開板は、後面板1の上
縁に、平行する複数の折線aを並設した蓋片2を、後面
板1の下縁に、折線bを介して細幅の底面板3を、また
その下縁に折線cを介して前記後面板1と等しい大きさ
の前面板4を夫々連設すると共に、この前面板4の左右
側縁に夫々折線d,eを介して前記底面板3と等しい幅
の側面板5,6を、またその両側縁に夫々折線f,gを
介して接合片7,8を連設して成り、前記底面板3と左
右側面板5,6には、それらを夫々幅方向で2つ折りす
る折線hとi,jが設けてある。
【0006】さらに、図2から明らかなように、前記展
開板における底面板3の左右側縁には、それから左右側
面板5,6の幅の1/2幅T即ち谷折線i,jの延長線
上まで延びる折片9,10が、折線k,lを介してまた
前記折片9,10の短辺と後面板1の左右側縁とによっ
て形成される左右の直角隅角には、折片9,10の短辺
を水平辺とする直角三角形状の袖片11,12が夫々折
線m,nを介して設けてあり、さらにまた前記折片9及
び10には、折線hから延びる延長折線h' の延長端o
を頂点として折線k及びlの両端位置まで夫々延びる山
形状の折線p及びqが、また左右側面板5,6の端部に
は、該側面板5,6を折線i,jによって谷折りすると
きの案内用の山形状の谷折線r,sが夫々設けてある。
開板における底面板3の左右側縁には、それから左右側
面板5,6の幅の1/2幅T即ち谷折線i,jの延長線
上まで延びる折片9,10が、折線k,lを介してまた
前記折片9,10の短辺と後面板1の左右側縁とによっ
て形成される左右の直角隅角には、折片9,10の短辺
を水平辺とする直角三角形状の袖片11,12が夫々折
線m,nを介して設けてあり、さらにまた前記折片9及
び10には、折線hから延びる延長折線h' の延長端o
を頂点として折線k及びlの両端位置まで夫々延びる山
形状の折線p及びqが、また左右側面板5,6の端部に
は、該側面板5,6を折線i,jによって谷折りすると
きの案内用の山形状の谷折線r,sが夫々設けてある。
【0007】しかして、上記した構成の展開板より扁平
状で有底筒状の収納袋を構成するときは、折線hを山折
りし(またはそれを谷折りしたのち折線bとcを山折り
し)て前面板4と後面板1の内面同士を重合したのち、
折線i,jにより左右側面板5,6を山折りすると共
に、後面板1の外面に接合片7,8を重合し、その重合
部を溶着して図3,4で示すように、前面板4と後面板
1の内面同士が重合し、かつ、袖片11,12が左右側
面板5,6の内面に重合した扁平状の袋体が構成され
る。
状で有底筒状の収納袋を構成するときは、折線hを山折
りし(またはそれを谷折りしたのち折線bとcを山折り
し)て前面板4と後面板1の内面同士を重合したのち、
折線i,jにより左右側面板5,6を山折りすると共
に、後面板1の外面に接合片7,8を重合し、その重合
部を溶着して図3,4で示すように、前面板4と後面板
1の内面同士が重合し、かつ、袖片11,12が左右側
面板5,6の内面に重合した扁平状の袋体が構成され
る。
【0008】次いで、前面板4と後面板1との間に、厚
さが左右側面板5,6及び底板3の幅2Tと等しく、か
つ、前後面が、前記前後面板1,4と等しい大きさの立
方体状の成型体Aを挿入すると、折線b乃至gが夫々直
角状に折曲して有底角筒状に成形され、かつ、図5で示
すように、折片9と10は、夫々折線pとqにより、二
等辺三角形状に折畳まれた袋状の折込片13が、左右側
面板5,6と底板3との接合部に形成される。前記折込
片13は延長折線h' の延長端oを通る垂線に沿う位置
で開口14すると共に、左右側面板5,6の下縁が、折
線iとf及び折線jとgとの間で開口15する。なお上
記において、底面板3が折線hで谷折りされているとき
は、成型体Aの挿入により前記折線hが押圧されて底面
板3は容易に水平状となる。
さが左右側面板5,6及び底板3の幅2Tと等しく、か
つ、前後面が、前記前後面板1,4と等しい大きさの立
方体状の成型体Aを挿入すると、折線b乃至gが夫々直
角状に折曲して有底角筒状に成形され、かつ、図5で示
すように、折片9と10は、夫々折線pとqにより、二
等辺三角形状に折畳まれた袋状の折込片13が、左右側
面板5,6と底板3との接合部に形成される。前記折込
片13は延長折線h' の延長端oを通る垂線に沿う位置
で開口14すると共に、左右側面板5,6の下縁が、折
線iとf及び折線jとgとの間で開口15する。なお上
記において、底面板3が折線hで谷折りされているとき
は、成型体Aの挿入により前記折線hが押圧されて底面
板3は容易に水平状となる。
【0009】しかして、前記折込片13を前記開口部1
5から折込片13を屈曲しながらその頂部(o部)を例
えば折込用工具を用いて袋体内に押し込むと、図6,
7,8で示すように、折線c' とnが反転して折曲し、
かつ、折線k,lも折曲して前記折込片13が底板3の
内面に重合し、以上によってコーナ部が構成され、開口
部15は折片9,10から折線nを介して連続する袖片
11,12によって閉じられる。
5から折込片13を屈曲しながらその頂部(o部)を例
えば折込用工具を用いて袋体内に押し込むと、図6,
7,8で示すように、折線c' とnが反転して折曲し、
かつ、折線k,lも折曲して前記折込片13が底板3の
内面に重合し、以上によってコーナ部が構成され、開口
部15は折片9,10から折線nを介して連続する袖片
11,12によって閉じられる。
【0010】図9乃至12は、第2実施例を示してお
り、図1乃至8に示した第1実施例と相違するところ
は、側面板5,6の側縁に設けた接合片7,8に代え
て、後面板1の左右側縁に、折線u,vを介して袖片1
1,12と一体の接合片17,18を夫々設けると共
に、底面板3の端部に折線kとlを対称中心として折線
p,p及びq,qと対称の折線w,w,x,xを夫々設
けた点にある。なお図中同一符号は同一構成を示してい
る。
り、図1乃至8に示した第1実施例と相違するところ
は、側面板5,6の側縁に設けた接合片7,8に代え
て、後面板1の左右側縁に、折線u,vを介して袖片1
1,12と一体の接合片17,18を夫々設けると共
に、底面板3の端部に折線kとlを対称中心として折線
p,p及びq,qと対称の折線w,w,x,xを夫々設
けた点にある。なお図中同一符号は同一構成を示してい
る。
【0011】しかして、図9で示す展開板により収納袋
を製作するときは、第1実施例の場合と同様に、折線h
を山折りするか、それを谷折りしたのち、折線bとcを
山折りして前面板4と後面板1の内面同士を重合し、か
つ、折線i,jにより左右側面板5,6を2つ折りする
と共に、その左右側面板5,6の側縁部を後面板1に設
けた接合片17,18の外面に重合し、その重合部を溶
着して前面板4と後面板1の内面同士が重合し、かつ、
袖片11,12が左右側面板5,6の内面に重合した扁
平状の袋体が構成される。
を製作するときは、第1実施例の場合と同様に、折線h
を山折りするか、それを谷折りしたのち、折線bとcを
山折りして前面板4と後面板1の内面同士を重合し、か
つ、折線i,jにより左右側面板5,6を2つ折りする
と共に、その左右側面板5,6の側縁部を後面板1に設
けた接合片17,18の外面に重合し、その重合部を溶
着して前面板4と後面板1の内面同士が重合し、かつ、
袖片11,12が左右側面板5,6の内面に重合した扁
平状の袋体が構成される。
【0012】次いで、第1実施例と同様に、前面板4と
後面板1との間に、立方体状の成型体Aを挿入すると共
に、図11で示すように、左右側面板5,6と底板3と
の接合部に形成された二等辺三角形状を呈する袋状の折
込片13を折線iとf及び折線jとgとの間で開口する
開口部15から袋体内に押し込んで図12で示すよう
に、折込片13を底板3の内面に重合してコーナ部を構
成するものであり、この構成によるときは、接合片1
7,18が左右側面板5,6の内面に重合するので、外
面に引掛りが生じる惧れはなく、かつ、体裁も良好であ
る。なお上記した第1,2実施例において後面板1を前
面板4に、前面板4を後面板に夫々置き換えてもよく、
また前面板4側に折線aを介して蓋板2を設けてもよい
ことは勿論である。
後面板1との間に、立方体状の成型体Aを挿入すると共
に、図11で示すように、左右側面板5,6と底板3と
の接合部に形成された二等辺三角形状を呈する袋状の折
込片13を折線iとf及び折線jとgとの間で開口する
開口部15から袋体内に押し込んで図12で示すよう
に、折込片13を底板3の内面に重合してコーナ部を構
成するものであり、この構成によるときは、接合片1
7,18が左右側面板5,6の内面に重合するので、外
面に引掛りが生じる惧れはなく、かつ、体裁も良好であ
る。なお上記した第1,2実施例において後面板1を前
面板4に、前面板4を後面板に夫々置き換えてもよく、
また前面板4側に折線aを介して蓋板2を設けてもよい
ことは勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上のように本願によれば、接合片を接
着する部分が一重に統一されるので、接着強度を均一化
することができると共に、折片と折線を介して連設する
袖片が側面板の内面に重合することにより折込片を押し
込んだのちの開口部が閉じられて、筆記具やクリップな
どが前記開口部より突出したり抜出する惧れはなく、ま
た袖片を直角三角形状に形成するときは、その底辺が斜
状に延びるので、筆記具やクリップなどが袖片と側面板
との間に介入する惧れを充分回避できるなどの利点を有
し、また請求項4記載の構成によれば、収納袋を板状に
折畳むことができて、移送などに便利であり、さらにま
た請求項7記載の方法によれば、外面に引掛りの生じる
惧れはなく、かつ、体裁も良好な製品が製作できるとい
う利点を有する。
着する部分が一重に統一されるので、接着強度を均一化
することができると共に、折片と折線を介して連設する
袖片が側面板の内面に重合することにより折込片を押し
込んだのちの開口部が閉じられて、筆記具やクリップな
どが前記開口部より突出したり抜出する惧れはなく、ま
た袖片を直角三角形状に形成するときは、その底辺が斜
状に延びるので、筆記具やクリップなどが袖片と側面板
との間に介入する惧れを充分回避できるなどの利点を有
し、また請求項4記載の構成によれば、収納袋を板状に
折畳むことができて、移送などに便利であり、さらにま
た請求項7記載の方法によれば、外面に引掛りの生じる
惧れはなく、かつ、体裁も良好な製品が製作できるとい
う利点を有する。
【図1】展開平面図
【図2】要部の拡大展開平面図
【図3】製作の一工程を示す一部切欠した背面図
【図4】図3のI−I線拡大断面図
【図5】有底角筒状に成形した状態の部分斜視図
【図6】折込片を押し込んだ状態の一部切欠して示した
斜視図
斜視図
【図7】図6における部分拡大横断上面図
【図8】図6における部分拡大縦断正面図
【図9】他の実施例における図1に対応する平面図
【図10】他の実施例における図2に対応する平面図
【図11】他の実施例における図5に対応する断面図
【図12】他の実施例に置ける図6に対応する斜視図
【図13】従来構成における図5に対応する斜視図
【図14】従来構成における図6に対応する正面図
1 後面板 2 蓋板 3 底面板 4 前面板 5,6 側面板 7,8,17,18 接合片 9,10 折片 11,12 袖片 13 折込片 14,15 開口部 a乃至n,p,q,h' ,c' ,u,v 折線
Claims (10)
- 【請求項1】 前面板と、細幅の底面板と、前面板と等
大の後面板と、前記底面板と等幅の左右側面板とから有
底角筒状の収納袋であって、前記前面板と底面板と後面
板とが連続しており、かつ、前面板(乃至後面板)の左
右側縁に左右側面板を設けて、その側縁と後面板(乃至
前面板)の左右側縁とを接合片により接合し、さらに、
前記底面板の左右側縁には、それから折線を介して前記
側面板の1/2幅をもつ折片を延設すると共に、この左
右折片の短辺と後面板(乃至前面板)の左右側縁とによ
って形成される直角隅部に、左右側面板の内面に重合す
る袖片を夫々設け、かつ、前記折片を、前記折線を底辺
として二等辺三角形状に折畳んで形成した折込片を、収
納袋の内部に介入したことを特徴とする収納袋。 - 【請求項2】 収納袋を、合成樹脂シートから構成した
請求項1記載の収納袋。 - 【請求項3】 前面板乃至後面板の上縁に、折線を介し
て蓋板を一体に連設して成る請求項1または2記載の収
納袋。 - 【請求項4】 左右側面板と底面板とに、夫々2つ折り
用の谷折線を設け、かつ、左右側面板の下部に、その下
縁を底辺とし高さが側面板の1/2幅をもつ二等辺三角
形状の谷折線を設けて成る請求項1,2または3記載の
収納袋。 - 【請求項5】 袖片を、折片の短辺を水平辺とする直角
三角形状に形成した請求項1,2,3または4記載の収
納袋。 - 【請求項6】 前面板と、細幅で中央に2つ折線を有し
た底面板と、前面板と等大の後面板とを夫々折線を介し
て連設すると共に、前記前面板(乃至後面板)の左右側
縁に、前記底板と等幅で中央に2つ折線を有し、かつ、
側縁に折線を介して接合片を設けた左右側面板を夫々折
線を介して連設し、さらに前記底面板の左右側縁に、そ
れから折線を介して前記左右側面板の1/2幅をもって
延びる折片を連設すると共に、前記後面板(乃至前面
板)の左右側縁と前記左右折片の短縁とによって形成さ
れる直角隅部に折線を介して袖片を連設して成る展開板
を用い、該展開板を、底面板と左右側面板とで夫々2つ
折りして前,後面板の内面同士を重合すると共に、接合
片を後面板(乃至前面板)の左右側縁部外面に重合して
該重合部を接着する工程と、接着後の展開板を有底角筒
状に成形すると共に、折片をその長縁を底辺とする二等
辺三角形状に折畳んで折込部を形成する工程と、前記折
込部を、左右側面板の下縁における左右側面板に設けた
2つ折線と接合片を連設した折線との間で開口する開口
部より内部に押し込んでコーナ部を構成する工程とによ
って製造することを特徴とした収納袋の製造方法。 - 【請求項7】 前面板と細幅で中央に2つ折線を有した
底面板と前面板と等大の後面板とを夫々折線を介して連
設すると共に、前記前面板(乃至後面板)の左右側縁
に、前記底板と等幅で中央に2つ折線を有した左右側板
を、また前記後面板(乃至前面板)の左右側縁に接合片
を夫々折線を介して連設し、さらに前記底面板の左右側
縁に、それから折線を介して前記左右側面板1/2幅を
もって延びる折片を連設すると共に、前記後面板(乃至
前面板)の左右側縁と前記左右折片の短縁とによって形
成される直角隅部に折線を介して前記接合片と連続する
袖片を連設して成る展開板を用い、該展開板を、底面板
と左右側面板とで夫々2つ折りして前,後面板の内側同
士を重合すると共に、接合片を左右側面板の側縁部内面
に重合して該重合部を接着する工程と、接着後の展開板
を有底角筒状に成形すると共に、折片をその長縁を底辺
とする二等辺三角形状に折畳んで折込部を形成する工程
と、前記折込部を、左右側面板の下縁における左右側面
板に設けた2つ折線と接合片を連設した折線との間で開
口する開口部より内部に押し込んでコーナ部を構成する
工程とによって製造することを特徴とした収納袋の製造
方法。 - 【請求項8】 展開板を、合成樹脂シートから構成し、
かつ、接着を熔着とした請求項6または7記載の収納袋
の製造方法。 - 【請求項9】 前面板乃至後面板の上縁に折線を介して
蓋板を一体に連設して成る請求項6,7または8記載の
収納袋及びその製造方法。 - 【請求項10】 袖片を、折片の短縁を水平辺とする直
角三角形状に形成した請求項6,7,8または9記載の
収納袋及びその製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4811392 | 1992-01-22 | ||
JP4-48113 | 1992-01-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05278384A JPH05278384A (ja) | 1993-10-26 |
JP2593768B2 true JP2593768B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=12794266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15414792A Expired - Fee Related JP2593768B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-05-22 | 収納袋及びその製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593768B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313772A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | King Jim Co Ltd | 収納具、該収納具を利用した整理用ファイル及び収納具製造方法 |
JP6084809B2 (ja) * | 2012-10-26 | 2017-02-22 | ペーパークラフト株式会社 | 容器構成体 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP15414792A patent/JP2593768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05278384A (ja) | 1993-10-26 |
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