JP2593689B2 - 魚釣機における魚掛かり検出装置 - Google Patents

魚釣機における魚掛かり検出装置

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JP2593689B2
JP2593689B2 JP12805588A JP12805588A JP2593689B2 JP 2593689 B2 JP2593689 B2 JP 2593689B2 JP 12805588 A JP12805588 A JP 12805588A JP 12805588 A JP12805588 A JP 12805588A JP 2593689 B2 JP2593689 B2 JP 2593689B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、釣竿の竿先の加速度と道糸の張力とに基づ
いて魚掛かりの検出を行う魚釣機における魚掛かり検出
装置に関する。
従来の技術 人手不足のために普及し始めている魚釣機では、擬似
針を海中で躍らせるあやし動作によって魚に誘いをか
け、擬似針に魚を食い付かせる。そして擬似針に魚が食
い付いたと判定したとき、あやし動作を中止すると共に
魚を海面に浮き上がらせる引き寄せ動作を開始する。
この引き寄せ動作の開始のきっかけとなる魚掛かりの
判定には、擬似針が結ばれた道糸の張力を検出する荷重
センサーの出力に基づき、道糸の張力が予め設定された
値を越えたとき、魚掛かりとする判定方法が一般に用い
られていた。
発明が解決しようとする課題 魚釣機の対象となる魚群が様々な重さの魚からなる魚
群であるとき、小型の魚として、例えば1kg程度の鰹が
擬似針に食い付いた場合には、魚が軽いことと、擬似針
をくわえた状態では鰹は横に泳ぐ性質を持っていること
等から、道糸の張力は徐々に増加するに過ぎないため、
その張力が魚掛かりの判定の基準となる値を越える直前
に擬似針が吐き出されてしまう事態の生じることがあ
る。また吐き出すに至らない場合であってもその寸前で
あることが多いため、鰹が擬似針に食い付いたにもかか
わらずこの鰹を釣り損なうという事態を招いていた。
またこのことが原因となる釣り損ないを解消するため
魚掛かりの判定の基準となる値を低くした場合には、船
が進行していること、揺れていること、あるいは波等の
影響から、魚か擬似針に掛かっていないにもかかわら
ず、道糸の張力が基準値を越えることがあり、魚掛かり
と判定する誤認を招いていた。
本発明は上記の課題を解決するため着想されたもので
あり、その目的は、魚掛かりの誤認を招くことなく、小
型魚の魚掛かりを速やかに判定することのできる魚釣機
における魚掛かり検出装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため本発明の魚釣機における魚
掛かり検出装置は、釣竿の竿先の加速度を検出する加速
度センサーと、擬似針が結ばれた道糸の張力を検出する
荷重センサーと、前記加速度センサーの出力が予め設定
された値を越えると共に、前記荷重センサーの出力が予
め設定された値を越えたとき、魚が掛かったことを示す
魚掛かり出力を送出する魚掛かり判定部とを備えたこと
を構成とする。好ましくは、前記加速度センサーを前記
釣竿の竿先部に1個だけ取り付けるようにする。
作用 海中の擬似針は海水の抵抗を大きく受けるため、船の
進行、揺れ等によって道糸の張力が変化し、その影響で
釣竿のしなりの量が変化するが、この変化は緩やかな変
化なので、加速度センサの出力の値は極めて小さい。そ
のため道糸の張力が設定された値を越える場合であって
も加速度センサーの出力の値は設定された値を越えない
ため、魚掛かりの判定は行われない。
一方、魚が擬似針に食い付いたときに生じる急激で小
刻みな引きの強さの変化は、その大部分が釣竿のしなり
の度合の変化として吸収されるため、竿先に設けられた
加速度センサーの出力には大きな値が現れる。またこの
引きの影響によって道糸の張力が増加し設定値を越える
ため、魚掛かりの判定が魚掛かり判定部によって行われ
る。
実施例 第1図は本発明の一実施例が適用された釣竿を示す概
略図である。
図において、擬似針34が結ばれた道糸32の他端はロー
プ33に接続されており、このロープ33は、ガラス基材ポ
リエステル樹脂等のFRP材からなる釣竿31の中空部311に
案内されている。そしてロープ33の端部331は、釣竿31
の元部312に固定され、ロープ33の張力の検出を行う荷
重センサー12に接続されている。
また釣竿31の竿先313には加速度センサー11が取り付
けられており、その出力を送出する信号線111は、釣竿3
1の表面に沿って元部31近傍まで導かれた後、荷重セン
サー12の出力121と共に、後に詳細な構成を説明する魚
掛かり判定部に導入されている。
第2図は本発明の魚掛かり判定部の一実施例の電気的
構成を示すブロック線図である。
加速度センサー11の出力111、および荷重センサー12
の出力121は、それぞれに対応して設けられた比較器2
2、23の比較入力の一方に導かれ、他方の比較入力に
は、各々に対応する設定器21、24の出力が導かれてい
る。そしてこれら2つの比較器22、23の出力221、231は
ANDゲート25に導かれ、このANDゲート25の出力はフリッ
プフロップ26のセット入力Sに送出されている。
またフリップフロップ26のリセット入力Rには、動作
の開始に先立ってフリップフロップ26のリセットを行う
ためのリセット出力261が導かれている。そしてこのフ
リップフロップ26の出力は、魚掛かり出力131として、
引き寄せ動作等の制御を行う制御部(図示されていな
い)に送出されている。
以上の構成からなる本発明の一実施例の動作について
以下に説明する。
まず最初に対象となる魚群の予想魚体重に従って設定
器21、24の設定を行う。 第3図は、魚が擬似針34に掛
かっていないときの主要部の出力の様子を示すタイミン
グチャートである。
荷重センサー12の出力121の値は、擬似針34を海中で
踊らせるあやし動作の関係から、あやし動作の周期と同
一周期でその値の増加と減少とを繰り返すが、船が進行
していることや揺れ、あるいは波等の影響によって同一
の繰り返し波形とはならず、波形のピーク値は各周期に
おいて異なっている。
設定器24によって設定されたスレッショールド電圧V2
は、軽い魚の検出を可能にするため低い電圧に設定され
ているので、繰り返し波形のピーク値PV11、PV12がスレ
ッショールド電圧V2を越えることになる。そのため出力
121の値がスレッショールド電圧V2を越えた期間t1、t2
には、比較器23の出力231に、道糸32の張力の増加を示
すパルスP11、P12が現れる。
一方、加速度センサー11の出力値111は、あやし動作
の船の揺れ、あるいは波等の影響によってしなる竿先31
3の移動速度が遅いことから、その出力値は0を大きく
離れることなく微妙な値に留まるため、設定器21によっ
て設定された電圧V1を越えることがなく、比較器22の出
力221にはパルスが現れない。そのためANDゲート25の出
力はLレベルに維持されることとなり、フリップフロッ
プ26はリセット出力261によって初期設定されたリセッ
ト状態に留まることとなって、魚掛かり出力131の値は
LレベルL11のままである。
第4図は、擬似針34に魚が掛かったときの主要部の出
力の様子を示すタイミングチャートである。
同図において、時刻T1以前と以後とでは、横軸によっ
て示される時間の長さが異なっており、説明を分かり易
いものとするため、時刻T1以後においては時間を拡大し
て表示している。
時刻T1以前においては擬似針34に魚が掛かっていない
ため、各出力の様子は第3図と同様であるが、それ以後
においては、擬似針34をくわえた魚が小刻みな動きを示
しつつ横方向に泳いでいくため、釣竿31は竿先313を振
るわせながらしなっていく。そのため加速度センサー11
の出力111は、その震えに対応する値の大きい電圧PV9を
出力するので、比較器22の出力221には、電圧PV9がスレ
ッショールド電圧V1を越える毎に、HレベルのパルスP1
〜P3、Pを出力する。
しかし荷重センサー12の出力121については、魚の小
刻みな動きは釣竿31のしなりによって吸収されるため、
その出力121に急激な電圧の変化が現れない。そして魚
の横方向への移動に対応して釣竿31のしなりが大きくな
るに従い、道糸32の張力が徐々に増すことになるので、
この張力の増加を示す電圧の上昇U1が現れるのみであ
る。
そのため出力121の値がスレッショールド電圧V2を越
えるのは、加速度センサー11の出力111に1回目のピー
ク電圧PV1が現れた後の時刻T2になってからであり、時
刻T2以後において比較器23の出力231はHレベルH1とな
る。そのためANDゲート25の出力は、加速度センサー11
の出力111に2回目のピーク電圧PV2が現れたとき(T3)
Hレベルとなるので、フリップフロップ26は時刻T3にお
いてセットされ、魚掛かり出力131には、擬似針34に魚
が掛かったことを示すHレベルH3が出力される。
この魚掛かり出力131が導かれた制御部は、時刻T3に
おいて魚掛かりに対応するため、あやし動作の中止と引
き寄せ動作の開始との制御を行う。そして魚の取り込み
が終了したときには、リセット出力261によってフリッ
プフロップ26のリセットを行うことにより、再び上記動
作の繰り返しに備える。
なお本発明は上記実施例に限定されることなく、魚掛
かり判定部13についてはハードウエアによる構成の場合
について説明したが、加速度センサー11、および荷重セ
ンサー12の出力111、121をA/D変換器を用いてデジタル
化し、このデジタル化された出力にもとづいてソフトウ
エアによる処理を行う構成とすることが可能である。
また加速度センサー11の出力111については、その電
圧がスレッショールド電圧V1を越えたとき比較器22から
Hレベルのパルスを送出する構成について説明したが、
このHレベルのパルスの送出のタイミングを、出力111
の値がスレッショールド電圧V1を越えると共に、その値
がピークに達したとき(第4図時刻T4)Hレベルのパル
スを送出する構成とすることが可能である。
発明の効果 本発明に係る魚釣機における魚掛かり検出装置は、釣
竿の竿先の加速度を検出する加速度センサーと道糸の張
力の検出を行う荷重センサーとを設け、魚掛かり判定部
によって、これら2種のセンサーの出力の値が、共に各
々毎に設定された電圧を越えたとき、擬似針に魚が掛か
ったことを示す魚掛かり出力を送出する構成となってい
るので、荷重センサーの出力の増加を判定する基準電圧
を低く設定した場合であっても、船の進行や揺れ、波等
の影響による魚掛かり出力の送出が防止されるため、魚
掛かりの誤認を招くことなく、軽い魚が擬似針に掛かっ
たときにも、その判定を速やかに行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用された釣竿を示す概略
図、第2図は本発明の魚掛かり判定部の一実施例の電気
的構成を示すブロック線図、第3図は、魚が擬似針に掛
かっていないときの主要部の出力の様子を示すタイミン
グチャート、第4図は、擬似針に魚が掛かったときの主
要部の出力の様子を示すタイミングチャートである。 11……加速度センサー 12……荷重センサー 13……魚掛かり判定部 31……釣竿 32……道糸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣竿の竿先の加速度を検出する加速度セン
    サーと、擬似針が結ばれた道糸の張力を検出する荷重セ
    ンサーと、前記加速度センサーの出力が予め設定された
    値を越えると共に、前記荷重センサーの出力が予め設定
    された値を越えたとき、魚が掛かったことを示す魚掛か
    り出力を送出する魚掛かり判定部とを備えたことを特徴
    とする魚釣機における魚掛かり検出装置。
  2. 【請求項2】前記加速度センサーを前記釣竿の竿先部に
    1個だけ取り付けたことを特徴とする請求項1記載の魚
    釣機における魚掛かり検出装置。
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