JP2593612B2 - 移動機器の暴走防止装置 - Google Patents

移動機器の暴走防止装置

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JP2593612B2
JP2593612B2 JP4173463A JP17346392A JP2593612B2 JP 2593612 B2 JP2593612 B2 JP 2593612B2 JP 4173463 A JP4173463 A JP 4173463A JP 17346392 A JP17346392 A JP 17346392A JP 2593612 B2 JP2593612 B2 JP 2593612B2
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mobile
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裕 鶴谷
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Nippon Steel Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固定側から移動機器側へ
給電されて駆動されるクレーンや自走台車などの産業機
器の遠隔運転制御に用いられる無線操縦装置、誘導無線
装置の暴走防止制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の暴走防止方法は実開平3−288
90号公報、実開昭60−39102号公報、特開昭5
8−115501号公報のごとく無線送信機や受信機の
制御回路を改造して誤動作の発生する確率を少なくする
ものであり、移動機器の暴走そのものを検出停止するも
のではなかった。例えば実開平3−28890号公報は
送受信機の駆動電圧低下を検出するものであり、実開昭
60−39102号公報は外来のサージによる暴走を制
御回路を二重化することにより防止するものであり、特
開昭58−115501号公報は受信機の負荷駆動回路
誤動作を防止するものである。したがって無線送信機や
受信機に対して飛来してくる同一周波数の電波による暴
走、および送信機受信機全体の誤動作を防ぐことができ
ず、溶鋼クレーン、溶鋼台車などの暴走すると人身的に
も設備的にも大きな事故につながる機器には採用できな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記暴走防止装置は、
実開平3−28890号公報では無線送受信機の駆動電
圧低下による誤動作を検出するものであり、飛来してく
る同一周波数の電波による暴走には対処できない。実開
昭60−39102号公報では負荷や雷などの外来のサ
ージから受信機の制御機能が破壊された場合に対処する
もので、やはり飛来してくる同一周波数の電波による暴
走防止には対処できない。特開昭58−115501号
公報についても無線受信機の判別回路と負荷駆動回路の
出力内容をチェックするものであり同様である。すなわ
ち従来の暴走防止装置は一つ一つの暴走原因への対策に
過ぎず、暴走そのものを防ぐとはいえない。
【0004】この発明の目的は飛来してくる同一周波数
の電波による暴走、送信機受信機の誤動作のみならず、
移動機器内の駆動制御装置の誤動作を防ぐために暴走そ
のものを検出して防止するものであり、暴走すると人身
的にも設備的にも大きな事故につながる遠隔操縦の溶鋼
クレーン、溶鋼台車などの移動機器を使用者が安心して
無線操縦装置、誘導無線装置等により採用できる暴走防
止装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、駆動装置を備えた移動機器1と固定側の給
電制御装置7とを集電子5を介して接続し、固定側の統
括制御装置10から送信機16、移動側の受信機4を経
由して走行停止信号を受ける移動機器の暴走防止装置に
おいて、電流信号変換器9からの信号で運転中か否かを
判断する運転停止判定回路11と、該判定回路11の運
転信号と操作盤14からの運転指令信号を比較すること
により暴走か否かを判断する暴走判定回路13と、移動
機器1への給電用電磁接触器8を開路させる給電指令回
路12を設置することを特徴とする。
【0006】
【作用】運転条件が成立した時点で給電指令により電磁
接触器8は閉となり移動機器1に給電する。操作者15
が操作盤14を操作することにより運転指令が送信機1
6より受信機4、駆動制御装置3、駆動装置2に伝わり
移動機器1は運転される。この時、統括制御装置10に
は操作盤14からの運転指令および運転停止判定回路1
1からの運転中であるという判定があるため暴走とは判
定しない。しかし外来サージ、飛来してくる同一周波数
の電波等の信号により移動機器1が運転された場合は統
括制御装置10は操作盤14からの運転指令がないため
暴走と判定し、給電指令回路12より電磁接触器8へと
給電停止指令が伝わり移動機器1への給電が止まり移動
機器1は停止となる。
【0007】
【実施例】次にこの発明を図示の例によって詳細に説明
する。図2は本発明の移動機器の暴走防止装置の実施例
の平面図である。移動機器1は旋回装置18に搭載され
て360度旋回されることにより上下左右何れの方向に
も走行できる移動装置である。17は移動機器走行用の
レールである。このような設備の場合、移動機器は可撓
ケーブル等を引きずって走行することができず、本発明
例ではトロリーによる給電を採用している。また、この
ような場合可撓ケーブルのように多くの電源用、制御用
芯数をトロリーで設置することは機械的なスペースの関
係上できず、トロリーは必要最低限に限定される。本実
施例ではトロリーは5本のみ使用し、約30点の信号は
無線装置により送信受信されている。また、本実施例で
は一つの走行範囲に2台の移動機器を採用している。
【0008】図1は本発明の実施例のシステム構成図で
ある。便宜上移動機器1を1台のみ明記している。移動
機器1にはトロリー6により給電され、集電子5は駆動
用電源を受電する。移動機器1内には受信機4、駆動制
御装置3、駆動装置2が収納されている。一方、地上側
(固定側)には移動機器1へ運転信号等を送る送信機1
6、操作者15により操作される操作盤14、暴走判定
する統括制御装置10、移動機器へ給電する給電制御装
置7がある。給電制御装置7には電流信号をアナログま
たはデジタル信号に変換する電流信号変換器9、移動機
器への給電または給電停止を行う電磁接触器8が設置さ
れている。また、統括制御装置10には移動機器1の運
転停止を給電制御装置7内の電流信号変換器9から判断
する運転停止判定回路11、暴走か否かを操作盤14か
らの信号と運転停止判定回路11からの信号により判定
する暴走判定回路13、給電指令を暴走判定回路13か
らの結果より電磁接触器8へ出す給電指令回路12が設
置されている。また、移動機器1への運転指令等は送信
機16から受信機4へ電波により送られている。
【0009】また本設備では、暴走検出して給電停止し
た後の惰走を最小限にするため電磁ブレーキ(停電時に
制動が掛かる)を採用している。暴走は始動電流で検出
されるため移動機器1は殆ど動かない状態で暴走検出さ
れ停止される。
【0010】図3は発明の実施例の暴走判定フローチャ
ートで示すものであって、まずステップ1は運転条件等
が成立することを示し、ステップ2で電磁接触器8は閉
となり移動機器1に給電を開始する。次にステップ3は
統括制御装置10で電流信号変換器9の信号を運転停止
判定回路11で大小比較することにより移動機器1が運
転中か否かを判定する。ステップ4は暴走判定回路13
でステップ3からの内容と操作盤14からの運転指令を
付合わせて暴走か否かを判断する。暴走でないと判断し
た場合、ステップ3,4,5を繰り返す。暴走と判断し
た場合ステップ6,ステップ7で給電指令回路12を経
由して電磁接触器8を開にして移動機器1への給電を停
止する。この結果移動機器1は停止させられる。
【0011】
【発明の効果】この発明は前述のように構成されている
ため以下に記載されるような効果がある。無線送受信器
の単体の全ての誤動作のみならず、同一周波数同一内容
の外来電波による誤動作までも防止することできる。ま
た移動機器内の駆動制御装置の誤動作も併せて防止する
ことができる。この結果、無線操縦装置、誘導無線装置
等により使用される移動機器の暴走を完全に防ぐことが
でき、従来安全面で採用できなかった溶鋼クレーン、溶
鋼台車などの暴走すると人身的にも設備的にも大きな事
故につながる機器にも安心して採用できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暴走防止装置システム構造図。
【図2】本発明を実施した設備の平面図。
【図3】本発明の暴走判定フローチャートを示す。
【符号の説明】
1:移動機器 2:駆動装置 3:駆動制御装置 4:受信機 5:集電子 6:トロリー 7:給電制御装置 8:電磁接触器 9:電流信号変換器 10:統括制御装置 11:運転停止判定回路 12:給電指令回路 13:暴走判定回路 14:操作盤 15:操作者 16:送信機 17:走行用レール 18:移動機器を方向転換させる旋回装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置を備えた移動機器1と固定側の
    給電制御装置7とを集電子5を介して接続し、固定側の
    統括制御装置10から送信機16、移動側の受信機4を
    経由して走行停止信号を受ける移動機器の暴走防止装置
    において、電流信号変換器9からの信号で運転中か否か
    を判断する運転停止判定回路11と、該判定回路11の
    運転信号と操作盤14からの運転指令信号を比較するこ
    とにより暴走か否かを判断する暴走判定回路13と、移
    動機器1への給電用電磁接触器8を開路させる給電指令
    回路12を有することを特徴とする移動機器の暴走防止
    装置。
JP4173463A 1992-06-30 1992-06-30 移動機器の暴走防止装置 Expired - Lifetime JP2593612B2 (ja)

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JPH0619544A JPH0619544A (ja) 1994-01-28
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