JP2593468Y2 - バケット付き運搬車 - Google Patents
バケット付き運搬車Info
- Publication number
- JP2593468Y2 JP2593468Y2 JP1992044852U JP4485292U JP2593468Y2 JP 2593468 Y2 JP2593468 Y2 JP 2593468Y2 JP 1992044852 U JP1992044852 U JP 1992044852U JP 4485292 U JP4485292 U JP 4485292U JP 2593468 Y2 JP2593468 Y2 JP 2593468Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bucket
- truck
- wheel
- carrier frame
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、バケット付き運搬車に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】生コン等の流動体を運搬するには荷台を
バケットにした方が便利であり、この考え方に沿って現
に手押し式のバケット付き運搬車がある。しかし、この
方式のものは走行に力が要るし、更に、積荷の積降しの
際に荷台を傾けたりするのにも力を要する。
バケットにした方が便利であり、この考え方に沿って現
に手押し式のバケット付き運搬車がある。しかし、この
方式のものは走行に力が要るし、更に、積荷の積降しの
際に荷台を傾けたりするのにも力を要する。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このような点を省力化
するだけなら、原動機を付けて自走式にしたり、或いは
荷台を傾動（ダンプ）できるようにすることも考えられ
る。しかし、仮にそのようにしても、走路が傾斜してい
たり、凹凸があったりすると、中の運搬物がバケットか
らこぼれ出たりする。更に、走路が階段等のように極端
に凹凸している場合には通常は走行できない。本考案
は、このような点を解決するものであって、走路に少々
の凹凸等があっても、運搬物がこぼれ出たりしないよう
にしたものである。
するだけなら、原動機を付けて自走式にしたり、或いは
荷台を傾動（ダンプ）できるようにすることも考えられ
る。しかし、仮にそのようにしても、走路が傾斜してい
たり、凹凸があったりすると、中の運搬物がバケットか
らこぼれ出たりする。更に、走路が階段等のように極端
に凹凸している場合には通常は走行できない。本考案
は、このような点を解決するものであって、走路に少々
の凹凸等があっても、運搬物がこぼれ出たりしないよう
にしたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本考案
は、起立姿勢と傾斜姿勢とに変更可能な荷台フレームを
接地している走行輪と遊動輪とにクローラを巻き掛けた
車台上に架設した運搬車において、荷台フレームから支
持アームを走行輪と遊動輪との間の位置で起立させると
ともに、支持アームに水平な支持ブラケットを設け、こ
の支持ブラケットにバケットを回動自在に吊支したこと
を特徴とするバケット付き運搬車を提供する。
は、起立姿勢と傾斜姿勢とに変更可能な荷台フレームを
接地している走行輪と遊動輪とにクローラを巻き掛けた
車台上に架設した運搬車において、荷台フレームから支
持アームを走行輪と遊動輪との間の位置で起立させると
ともに、支持アームに水平な支持ブラケットを設け、こ
の支持ブラケットにバケットを回動自在に吊支したこと
を特徴とするバケット付き運搬車を提供する。
【０００５】
【作用】以上の手段をとることにより、即ち、バケット
は支持ブラケットの回りを回動できるから、その重量に
よって車体の前後傾斜にかかわらず水平姿勢をとること
になり、中の運搬物がこぼれない。又、支持ブラケット
を取り付ける支持アームは接地している走行輪と遊動輪
との間に設けられるから、バケットの位置も安定する。
更に、荷台フレームは起立姿勢と傾斜姿勢とに亘って回
動できるから、バケットが回動自在なことと相まって中
の運搬物の放出が容易である。
は支持ブラケットの回りを回動できるから、その重量に
よって車体の前後傾斜にかかわらず水平姿勢をとること
になり、中の運搬物がこぼれない。又、支持ブラケット
を取り付ける支持アームは接地している走行輪と遊動輪
との間に設けられるから、バケットの位置も安定する。
更に、荷台フレームは起立姿勢と傾斜姿勢とに亘って回
動できるから、バケットが回動自在なことと相まって中
の運搬物の放出が容易である。
【０００６】
【実施例】図１は本考案に係るバケット付き運搬車の側
面図であるが、この運搬車は、エンジン１０、ミッショ
ン１２等を搭載する車台１４の略中央に大径の走行輪１
６を、又、その前後に遊動輪１８と駆動輪２０とを配
し、これらにクローラ２２を巻き掛けたものである。
尚、駆動輪２０は走行輪１６よりも上方に設置し、クロ
ーラ２２のうちの遊動輪１８と走行輪１６との間の部分
が接地面となるようにしてある。
面図であるが、この運搬車は、エンジン１０、ミッショ
ン１２等を搭載する車台１４の略中央に大径の走行輪１
６を、又、その前後に遊動輪１８と駆動輪２０とを配
し、これらにクローラ２２を巻き掛けたものである。
尚、駆動輪２０は走行輪１６よりも上方に設置し、クロ
ーラ２２のうちの遊動輪１８と走行輪１６との間の部分
が接地面となるようにしてある。
【０００７】車台１４の前部には鉛直面内で回動する荷
台フレーム２４が設けられており、この荷台フレーム２
４は車台１４との間に介設される油圧シリンダ２６の伸
縮によって起立姿勢と車台１４上に前下り架設される傾
斜フレーム２８の上に寝る傾斜姿勢とに亘って回動す
る。
台フレーム２４が設けられており、この荷台フレーム２
４は車台１４との間に介設される油圧シリンダ２６の伸
縮によって起立姿勢と車台１４上に前下り架設される傾
斜フレーム２８の上に寝る傾斜姿勢とに亘って回動す
る。
【０００８】次に、本考案は、荷台フレーム２４から逆
Ｕ字形の支持アーム３０を左右二本起立させるととも
に、支持アーム３０の頂部に支持ブラケット３２を水平
に設け、この支持ブラケット３２にバケット３４を回動
自在に吊支するのである。これにより、バケット３４は
支持ブラケット３２の回りを揺動できるが、このとき、
荷台フレーム２４等には干渉しないようにしてある。
尚、支持ブラケット３２はバケット３４上には存在しな
いように左右不連続なものにするとともに、その位置
は、車体重心Ｇ位置のやや前方、且つ、上方に設定され
るのが望ましい。更に、このような支持アーム３０及び
バケット３４はすべて車台１４の幅内に収まるようにし
ておく。
Ｕ字形の支持アーム３０を左右二本起立させるととも
に、支持アーム３０の頂部に支持ブラケット３２を水平
に設け、この支持ブラケット３２にバケット３４を回動
自在に吊支するのである。これにより、バケット３４は
支持ブラケット３２の回りを揺動できるが、このとき、
荷台フレーム２４等には干渉しないようにしてある。
尚、支持ブラケット３２はバケット３４上には存在しな
いように左右不連続なものにするとともに、その位置
は、車体重心Ｇ位置のやや前方、且つ、上方に設定され
るのが望ましい。更に、このような支持アーム３０及び
バケット３４はすべて車台１４の幅内に収まるようにし
ておく。
【０００９】以上のような構成において、荷台フレーム
２４を傾斜姿勢にしてバケット３４に運搬物を積み込
み、この姿勢のままで運搬する。図２は運搬車の廻行時
の側面図であるが、廻行するときには、傾斜フレーム２
８の後端に設けられるハンドル３６を押し下げて遊動輪
１８を持ち上げるが、このような構成をとることによ
り、このときの車体重心Ｇ位置を走行輪１６側にＬ１か
らＬ２（Ｌ１＞Ｌ２）に寄らせる効果があり、より廻行
し易くなる。又、バケット３４が旋回中心に近づくと、
旋回時に受ける遠心力も小さく、運搬物のこぼれも少な
い。
２４を傾斜姿勢にしてバケット３４に運搬物を積み込
み、この姿勢のままで運搬する。図２は運搬車の廻行時
の側面図であるが、廻行するときには、傾斜フレーム２
８の後端に設けられるハンドル３６を押し下げて遊動輪
１８を持ち上げるが、このような構成をとることによ
り、このときの車体重心Ｇ位置を走行輪１６側にＬ１か
らＬ２（Ｌ１＞Ｌ２）に寄らせる効果があり、より廻行
し易くなる。又、バケット３４が旋回中心に近づくと、
旋回時に受ける遠心力も小さく、運搬物のこぼれも少な
い。
【００１０】図３は運搬車の階段登坂時の側面図である
が、階段登坂時（安全のために後向きで登坂する）は当
然ながら車台１４は前方へ傾くが、この場合もバケット
３４は水平姿勢を維持して中の運搬物をこぼさない。同
時に、車体重心Ｇも前方へ寄るが、その場合も遊動輪１
８から前方へはみ出ず（もともと走行輪１６近くに設定
されているから）、安定した登坂が可能である。
が、階段登坂時（安全のために後向きで登坂する）は当
然ながら車台１４は前方へ傾くが、この場合もバケット
３４は水平姿勢を維持して中の運搬物をこぼさない。同
時に、車体重心Ｇも前方へ寄るが、その場合も遊動輪１
８から前方へはみ出ず（もともと走行輪１６近くに設定
されているから）、安定した登坂が可能である。
【００１１】図４は運搬物を降ろすときの側面図である
が、このときは、先ず、油圧シリンダ２６を伸長させて
荷台フレーム２４を起立姿勢にする。次に、バケット３
４を前方に傾け（これは手で行うが、適当な傾動機構を
設けて遠隔操作するようにしてもよい）、中の運搬物を
放出する。
が、このときは、先ず、油圧シリンダ２６を伸長させて
荷台フレーム２４を起立姿勢にする。次に、バケット３
４を前方に傾け（これは手で行うが、適当な傾動機構を
設けて遠隔操作するようにしてもよい）、中の運搬物を
放出する。
【００１２】
【考案の効果】以上、本考案は、前記したものであるか
ら、狭い路地、走路の凹凸、階段や急坂等があっても流
動体等の運搬物を省力的に運搬できる。そして、このと
き、運搬物を収納するバケットは常に水平姿勢に保たれ
るので、中の運搬物がこぼれ出ない。
ら、狭い路地、走路の凹凸、階段や急坂等があっても流
動体等の運搬物を省力的に運搬できる。そして、このと
き、運搬物を収納するバケットは常に水平姿勢に保たれ
るので、中の運搬物がこぼれ出ない。
【図１】本考案に係るバケット付き運搬車の側面図であ
る。
る。
【図２】本考案に係るバケット付き運搬車の側面図であ
る。
る。
【図３】本考案に係るバケット付き運搬車の側面図であ
る。
る。
【図４】本考案に係るバケット付き運搬車の側面図であ
る。
る。
２４ 荷台フレーム ３０ 支持アーム ３２ 支持ブラケット ３４ バケット Ｇ 車体重心
Claims (2)
- 【請求項１】 起立姿勢と傾斜姿勢とに変更可能な荷台
フレームを接地している走行輪と遊動輪とにクローラを
巻き掛けた車台上に架設した運搬車において、荷台フレ
ームから支持アームを走行輪と遊動輪との間の位置で起
立させるとともに、支持アームに水平な支持ブラケット
を設け、この支持ブラケットにバケットを回動自在に吊
支したことを特徴とするバケット付き運搬車。 - 【請求項２】 請求項１の支持ブラケットが車体重心位
置のやや前方、且つ、上方に設けられることを特徴とす
るバケット付き運搬車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992044852U JP2593468Y2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | バケット付き運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992044852U JP2593468Y2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | バケット付き運搬車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061141U JPH061141U (ja) | 1994-01-11 |
| JP2593468Y2 true JP2593468Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12703017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992044852U Expired - Lifetime JP2593468Y2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | バケット付き運搬車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593468Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5823737U (ja) * | 1981-08-10 | 1983-02-15 | 金子農機株式会社 | 農作業車における積み替え装置 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP1992044852U patent/JP2593468Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH061141U (ja) | 1994-01-11 |
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