JP2593453Y2 - V溝部材の清掃具 - Google Patents
V溝部材の清掃具Info
- Publication number
- JP2593453Y2 JP2593453Y2 JP1993032915U JP3291593U JP2593453Y2 JP 2593453 Y2 JP2593453 Y2 JP 2593453Y2 JP 1993032915 U JP1993032915 U JP 1993032915U JP 3291593 U JP3291593 U JP 3291593U JP 2593453 Y2 JP2593453 Y2 JP 2593453Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning tool
- groove
- groove member
- wire
- optical fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ファイバの軸合わせ
をするときのV溝部材に付着した塵等を除去する清掃具
に関する。
をするときのV溝部材に付着した塵等を除去する清掃具
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ同士をコネクタによってある
いは融着して接続する場合、光ファイバの特性を測定す
るために測定器と結合する場合等、光ファイバの軸合わ
せをする必要があり、このときにV溝部材が多く使用さ
れる。しかしながら、接続中に光ファイバのガラス微粒
子あるいは被覆の粕等がV溝に付着すると、光ファイバ
の光軸にずれが生じ接続損失が増加する。この点を防止
するために従来はアルコールを浸した綿棒でV溝の溝部
を拭き取る方法が行われている。
いは融着して接続する場合、光ファイバの特性を測定す
るために測定器と結合する場合等、光ファイバの軸合わ
せをする必要があり、このときにV溝部材が多く使用さ
れる。しかしながら、接続中に光ファイバのガラス微粒
子あるいは被覆の粕等がV溝に付着すると、光ファイバ
の光軸にずれが生じ接続損失が増加する。この点を防止
するために従来はアルコールを浸した綿棒でV溝の溝部
を拭き取る方法が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような方法を用い
た場合、V溝の大きさに比べて綿棒が大きいためにV溝
の中まで清掃ができない。また、光ファイバの被覆材が
付着すると粘性が高いためこれを排除することが困難で
ある。さらに放電熱によりガラス微粒子が焼き付くと綿
棒で除去することはできないという問題があった。そこ
で本考案は、かかる問題点を解決したV溝部材の清掃具
を提供することを目的とする。
た場合、V溝の大きさに比べて綿棒が大きいためにV溝
の中まで清掃ができない。また、光ファイバの被覆材が
付着すると粘性が高いためこれを排除することが困難で
ある。さらに放電熱によりガラス微粒子が焼き付くと綿
棒で除去することはできないという問題があった。そこ
で本考案は、かかる問題点を解決したV溝部材の清掃具
を提供することを目的とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】本考案のV溝部材の清掃
具は、光ファイバを軸合わせする際に使用されるV溝部
材の清掃具であって、光ファイバ外径より細く剛性のあ
る複数本の線材を並設し、その一端をホルダの先端に固
着して刷毛状に形成したことを特徴とする。
具は、光ファイバを軸合わせする際に使用されるV溝部
材の清掃具であって、光ファイバ外径より細く剛性のあ
る複数本の線材を並設し、その一端をホルダの先端に固
着して刷毛状に形成したことを特徴とする。
【0005】前記清掃具の線材は鋼線であり、固着され
た線材の先端がホルダ軸に対して直角あるいは傾斜して
おり、また固着された線材の幅がV溝幅より大きくない
ことを特徴とする。
た線材の先端がホルダ軸に対して直角あるいは傾斜して
おり、また固着された線材の幅がV溝幅より大きくない
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、本考案に係わる清掃具の
線材は接続される光ファイバの外径より細く、剛性があ
るのでV溝の中に付着した塵を払い除くことができる。
また、固着された線材の幅はV溝の幅より大きくないの
で不用意にV溝に傷をつけその精度を下げることが少な
い。
線材は接続される光ファイバの外径より細く、剛性があ
るのでV溝の中に付着した塵を払い除くことができる。
また、固着された線材の幅はV溝の幅より大きくないの
で不用意にV溝に傷をつけその精度を下げることが少な
い。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の実施例を
説明する。図1は実施例に係わるV溝部材の清掃具の構
成を示す斜視図であり、図2はこの清掃具を使用する状
態を示す図である。清掃具3はホルダ2の先端に線材1
を固着して形成されるが、線材1の外径は溝4に保持さ
れる光ファイバの外径より細く、また溝部に付着した塵
を除去するための剛性が必要であることから0.1mm
φの鋼線を用いた。ホルダ2の先端にはこの鋼線40本
を線材幅1.5mm,長さを5mm突出して刷毛状に固
着されるが、固着された線材の幅はV溝の幅より大きく
ならないことが好ましい。線材1が必要以上にセラミッ
クス製のV溝部材5の溝内面と接触して傷を付けること
を防ぐためである。また、固着した線材の先端は通常は
ホルダ軸と直角に取り付けられるが、傾斜して設けられ
ることもある。
説明する。図1は実施例に係わるV溝部材の清掃具の構
成を示す斜視図であり、図2はこの清掃具を使用する状
態を示す図である。清掃具3はホルダ2の先端に線材1
を固着して形成されるが、線材1の外径は溝4に保持さ
れる光ファイバの外径より細く、また溝部に付着した塵
を除去するための剛性が必要であることから0.1mm
φの鋼線を用いた。ホルダ2の先端にはこの鋼線40本
を線材幅1.5mm,長さを5mm突出して刷毛状に固
着されるが、固着された線材の幅はV溝の幅より大きく
ならないことが好ましい。線材1が必要以上にセラミッ
クス製のV溝部材5の溝内面と接触して傷を付けること
を防ぐためである。また、固着した線材の先端は通常は
ホルダ軸と直角に取り付けられるが、傾斜して設けられ
ることもある。
【0008】図3は本考案の清掃具を用いて光ファイバ
を融着接続する場合の説明図であり、4本の光ファイバ
7−1と7−2からなるテープ型光ファイバ8−1と8
−2の端部を夫々V溝部材5−1と5−2の上に突き合
わせて置き、これを押え板6−1と6−2によって固定
し、突き合わせ部分9を図示しないアーク放電によって
融着接続する状態を示す。融着接続するときは光ファイ
バのガラスの微粒子や光ファイバの被覆屑等がV溝に付
着するので、常にV溝内面を清掃しないと軸ずれの原因
となる。
を融着接続する場合の説明図であり、4本の光ファイバ
7−1と7−2からなるテープ型光ファイバ8−1と8
−2の端部を夫々V溝部材5−1と5−2の上に突き合
わせて置き、これを押え板6−1と6−2によって固定
し、突き合わせ部分9を図示しないアーク放電によって
融着接続する状態を示す。融着接続するときは光ファイ
バのガラスの微粒子や光ファイバの被覆屑等がV溝に付
着するので、常にV溝内面を清掃しないと軸ずれの原因
となる。
【0009】そこで、1〜4本のSMファイバをテープ
型とした光ファイバについて融着接続するときに綿棒を
使って接続したときと本考案の清掃具を用いて清掃しな
がら接続したファイバについてX、Y方向から顕微鏡観
察法により軸ずれ量を比較測定した。測定結果を表1に
示す。この軸ずれ量が5μmになると接続損失が0.2
dBとなるので3μm以下となるように管理している。
従って、本考案の清掃具を用いることによって十分安定
した融着接続をすることができる。
型とした光ファイバについて融着接続するときに綿棒を
使って接続したときと本考案の清掃具を用いて清掃しな
がら接続したファイバについてX、Y方向から顕微鏡観
察法により軸ずれ量を比較測定した。測定結果を表1に
示す。この軸ずれ量が5μmになると接続損失が0.2
dBとなるので3μm以下となるように管理している。
従って、本考案の清掃具を用いることによって十分安定
した融着接続をすることができる。
【0010】
【表1】
【0011】
【数1】
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば清
掃具の線材は接続される光ファイバの外径より細く、剛
性があるのでV溝の中に付着した塵を払い除くことがで
きる。また、固着された線材の幅はV溝の幅より大きく
ないので不用意にV溝に傷をつけその精度を下げること
が少ない。
掃具の線材は接続される光ファイバの外径より細く、剛
性があるのでV溝の中に付着した塵を払い除くことがで
きる。また、固着された線材の幅はV溝の幅より大きく
ないので不用意にV溝に傷をつけその精度を下げること
が少ない。
【図1】本考案の実施例に係わるV溝部材の清掃具の構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図2】本考案の清掃具を使用する状態を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の清掃具を使用して光ファイバを融着接
続する場合の説明図である。
続する場合の説明図である。
1:線材 2:ホルダ 3:清掃具 4:溝 5:V溝部材 6:押え板 7:光ファイバ 8:テープ型ファイバ 9:突き合わせ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/24 G02B 6/40
Claims (4)
- 【請求項1】 光ファイバを軸合わせする際に使用され
るV溝部材の清掃具であって、光ファイバ外径より細く
剛性のある複数本の線材を並設し、その一端をホルダの
先端に固着して刷毛状に形成したことを特徴とするV溝
部材の清掃具。 - 【請求項2】 線材が鋼線であることを特徴とする請求
項1記載のV溝部材の清掃具。 - 【請求項3】 固着された線材の先端がホルダ軸に対し
て直角あるいは傾斜していることを特徴とする請求項1
記載のV溝部材の清掃具。 - 【請求項4】 固着された線材の幅がV溝幅より大きく
ないことを特徴とする請求項1記載のV溝部材の清掃
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032915U JP2593453Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | V溝部材の清掃具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032915U JP2593453Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | V溝部材の清掃具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075103U JPH075103U (ja) | 1995-01-24 |
JP2593453Y2 true JP2593453Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12372200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032915U Expired - Fee Related JP2593453Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | V溝部材の清掃具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593453Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5199180B2 (ja) * | 2009-05-21 | 2013-05-15 | 日本電信電話株式会社 | 光ファイバ融着接続方法及び装置 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP1993032915U patent/JP2593453Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH075103U (ja) | 1995-01-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |