JP2592952Y2 - 段差解消具 - Google Patents

段差解消具

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JP2592952Y2
JP2592952Y2 JP1993052461U JP5246193U JP2592952Y2 JP 2592952 Y2 JP2592952 Y2 JP 2592952Y2 JP 1993052461 U JP1993052461 U JP 1993052461U JP 5246193 U JP5246193 U JP 5246193U JP 2592952 Y2 JP2592952 Y2 JP 2592952Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば路上から歩道を
通じて車庫入れする場合に段差を解消するものに係り、
特に下部排水路を備えた合成樹脂製の段差解消具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的な段差解消具には、例えば実開昭
64−5904号公報に示されるようなものがある。こ
の段差解消具は合成樹脂製であり、図10に示されるよ
うに構成されている。
【0003】段差解消具1は、歩道等の図示しない高所
と路上等の図示しない低所を連続させる段差解消面4を
備えている。この段差解消面4は滑り止めのための溝5
が形成されている。また、この段差解消面4の下部には
補強リブ9が形成されており、所定の剛性をもって低所
に接地され段差解消面4を支えるように構成されてい
る。さらに、段差解消面4の高所側の端部4b下側に
は、排水のための切欠部11が設けられており、雨天時
等の排水がスムーズに行われるよう構成されている。
【0004】このような切欠部11を設けることによ
り、高所側の端部4bは車が移動する場合等の荷重に対
する強度が低下するので、肉厚を増加する等の補強構造
を必要としていた。
【0005】このような肉厚の増加は、段差解消具1の
重量の増加を招くことから、高所側の端部4bの下側に
図示しない補強リブを設け、軽量化を図ることが考えら
れる。
【0006】段差解消具1のような大型の樹脂製品は、
例えばホームセンター等の販売店での運搬や購入者によ
る設置作業等を考慮して、軽量なことが要求される。
【0007】しかしながら、軽量化の効果が認められる
程度の補強リブを設けても、補強効果が低く、破損や白
化か起こりやすく、要求される強度を得ることが困難で
あった。
【0008】このようなことから、従来は排水路の幅を
小さく抑えて端部4bに加わるモーメントを低減し、さ
らに、高所側の端部4bを中実肉厚状態で成形し、軽量
化せずに強度を増す方法がとられていた。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】排水用の切欠部11を
設けることで、高所側の端部4bの強度が低下するた
め、肉厚を増加することが行われているが、肉厚の増加
は、重量の増加を招くものであった。このため、高所側
の端部4bに補強リブを設けることで、強度を保つとと
もに、軽量化を図ることが考えられる。しかしながら、
補強リブの肉厚を減少して軽量化すると、強度が低下
し、破損や白化が発生するものであった。
【0010】本考案は前記課題に着目してなされたもの
であり、従来品に比較して軽量化を進め、且つ、破損に
対する耐久性を向上した段差解消具を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本考案は、高所面と低所面を連続させてお
り、その上面に平面視で略格子状に交差する溝が形成さ
れ、該溝によって囲まれる四角形状および三角形状部分
が滑り止め用の凸部として突出形成された段差解消面
と、段差解消面の溝に対応する裏面部分に、段差解消面
を剛性をもって保持させる補強リブが車道面に接地する
ように構成された剛性保持部と、段差解消面の高所面側
の端部に沿って低所面との間に排水路を形成する切欠部
と、切欠部から段差解消面の上端部面を含む部分を段差
解消面の縁部に連続する外側壁面のみを形成し下側に開
口するものとして前記剛性保持部よりも低い弾性係数を
もつ材質で構成した弾性保持枠と、を備えた構成とし
た。
【0012】
【作用】本考案によれば、段差解消具上を車両等が通過
した場合でも、段差解消面の下部は所定の弾性係数の材
質で形成された剛性保持部により必要且つ十分な剛性を
もって支えられ、また、前記剛性保持部の弾性係数より
も低い弾性係数をもつ材質で構成された外側壁面のみを
形成する弾性保持枠は切欠部上部の段差解消面を弾性変
形可能にして破損や白化現象を発生しない。
【0013】
【実施例】以下、本考案における一実施例を図1〜図9
を参照して説明する。本実施例の合成樹脂(例えばポリ
プロピレン)製の段差解消具1の基本形状は高所面であ
る例えば歩道面2と低所面である例えば車道面3との段
差を連続させる段差解消面4を備えている。
【0014】ここで、段差解消面4の上面には平面視で
図4に示されるような所定角度をもって略格予状に交差
する溝5が形成され、この溝5によって囲まれる四角形
状および三角形状部分は滑り止め用の凸部6として突出
して形成されている。また、車道面3側に位置する低所
端4a側には幅方向に平行に形成された凸条部7が形成
されており、これら凸条部7の間には段差解消具1の幅
方向の両端側に1箇所ずつ合計2箇所ずつ本体を路面等
に固定するためのボルト孔8が略垂直に穿設されてい
る。
【0015】さらに、段差解消具1の裏面には図3及び
図5に示されるように前述した斜めの溝5に対応する部
分に補強リブ9が形成されている。この補強リブ9は下
端が車道面3に接地するよう構成されており、段差解消
面4を剛性をもって保持するようになっている。つま
り、補強リブ9を設けることにより、剛性保持部9を構
成している。
【0016】また、段差解消具1の歩道面2側に位置す
る高所端4bの下側に対応する部分には排水路10を形
成するための切欠部11が形成されている。
【0017】この切欠部11は歩道面2の側壁2aと車
道面3とが交差する部分に対峙するように構成されてお
り、雨水等がスムーズに排水されるように構成されてい
る。切欠部11の上方に位置する段差解消面4の下側に
は、図1、図3及び図6に示すように外周縁部のみに縁
壁12が形成されている。つまり、縁壁12を設けるこ
とにより弾性保持枠12を構成している。
【0018】この弾性保持枠12は縁壁12のみが形成
され、補強リブ等は形成されておらず、下向きに開口す
る状態になっている。
【0019】この段差解消具1は例えばポリプロピレン
等の材質に発泡剤を添加し、射出成形することで一体成
形したものである。
【0020】また、図7に示されるように、段差解消具
1の側壁部13には2つ以上を連続して使用する場合に
ボルト・ナットを使用して、互いを連結するための貫通
孔14が穿設されている。
【0021】以上のように構成された段差解消具1は、
補強リブ9からなる剛性保持部9により、例えば車両の
通過時の荷重に耐える剛性を確保している。また、高所
端4bは補強リブを設けずに、弾性変形可能な形状とす
ることにより、図1のように車両等の通過時の荷重Mに
より、破線で示されるように微小変形可能に構成されて
いる。
【0022】つまり、必要幅の比較的小さい排水路10
に対応する高所端4bを微小変形可能な弾性保持枠12
として構成したことにより、破損や白化現象を防止でき
る。
【0023】従来構造では高所端4を中実状態で成形す
ることで剛性をアップすることが行われていたが、段差
解消具1の重量アップにつながり、ホームセンター等の
販売店等での運搬や、購入者による設置が困難なもので
あったが、本実施例によれば、以上のような不都合を合
理的に解消することができる。
【0024】そして、従来構造においては、高所端4b
下部に補強リブを設けた場合に40トンの荷重で破壊し
ていたのに比較して、前記実施例による高所端4bに弾
性保持枠12のみを設けたものは50トンの荷重が加わ
っても破損しないという効果を得ることができた。
【0025】また、本実施例の段差解消具1は高所端4
bを中実肉厚部分とせず、空洞化したので総重量の約1
8%の軽量化ができた。
【0026】なお、図1に破線で示される高所端4b
は、理解のため、その変形量を大きく示し、強調してい
る。
【0027】このような段差解消具1には図8及び図9
に示されるような略扇形状のコーナー用の段差解消具1
5が設けられている。このコーナー用の段差解消具15
の基本的構成は前記段差解消具1と同様である。なお、
コーナー用の段差解消具15はその外周円弧部の両端部
に排水口16が開口されている。以上の段差解消具1と
コーナー用段差解消具15を組み合わせることにより、
美観を確保しながら歩道面2と車道面3との段差を解消
することができる。
【0028】また、前記一実施例では、構造強度を変更
することで、高所端4bの弾性を高め剛性を向上した
が、本考案はこれに限定されず、例えば高所端4bの材
質を変更することで、強度面で同様の効果を得ることが
できる。例えば、剛性保持部9を例えばポリプロピレン
で構成し、弾性保持部12をポリプロピレンよりも弾性
係数の低い熱可塑性エラストマーにより、一体に成形す
ることで、強度的には同等の効果を得ることもできる。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
排水路を形成する切欠部の上部であって段差解消面の上
端部面の縁部に連続する外側壁面のみに下側に開口した
状態で弾性保持枠を形成したので、弾性を得るとともに
必要且つ十分な剛性を確保でき、荷重に対して破損しに
くい十分な強度を得ることができる。しかも、排水路を
形成する切欠部の上部を弾性保持枠とすることで強度上
肉厚に頼る必要がないので段差解消具の総重量を減少で
き、軽量且つ耐荷重の高い段差解消面具を提供できる。
そして、例えばホームセンター等での販売時や購入者に
よる設置時には、軽量化により従来製品に比較して取扱
いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示した段差解消具の側
断面図である。
【図2】段差解消具の正面図である。
【図3】段差解消具の下面図である。
【図4】段差解消具の平面図である。
【図5】図4のB−B線部分の断面図である。
【図6】段差解消具の背面図である。
【図7】段差解消具の使用状態を示す説明図である。
【図8】段差解消具の組合せ状態を説明する説明図であ
る。
【図9】段差解消具の他の使用状態を示す説明図であ
る。
【図10】従来の段差解消具の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,15…段差解消具 2…歩道面 3…車道面 4…段差解消面 5…溝 6…凸部 7…凸条部 8…ボルト孔 9…剛性保持部 10,16…排
水路 11…切欠部 12…弾性保持
部(弾性保持枠)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高所面と低所面を連続させており、その
    上面に平面視で略格子状に交差する溝が形成され、該溝
    によって囲まれる四角形状および三角形状部分が滑り止
    め用の凸部として突出形成された段差解消面と、 段差解消面の溝に対応する裏面部分に、段差解消面を剛
    性をもって保持させる補強リブが車道面に接地するよう
    に構成された剛性保持部と、 段差解消面の高所面側の端部に沿って低所面との間に排
    水路を形成する切欠部と、 切欠部から段差解消面の上端部面を含む部分を段差解消
    面の縁部に連続する外側壁面のみを形成し下側に開口す
    るものとして前記剛性保持部よりも低い弾性係数をもつ
    材質で構成した弾性保持枠と、 を備えたことを特徴とする段差解消具。
JP1993052461U 1993-09-28 1993-09-28 段差解消具 Expired - Fee Related JP2592952Y2 (ja)

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