JP2592919Y2 - ヒンジキャップ - Google Patents
ヒンジキャップInfo
- Publication number
- JP2592919Y2 JP2592919Y2 JP1992062146U JP6214692U JP2592919Y2 JP 2592919 Y2 JP2592919 Y2 JP 2592919Y2 JP 1992062146 U JP1992062146 U JP 1992062146U JP 6214692 U JP6214692 U JP 6214692U JP 2592919 Y2 JP2592919 Y2 JP 2592919Y2
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- Japan
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- hinge
- lid
- base
- cap
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は瓶等の容器に装着して
用いるヒンジキャップに関するものである。
用いるヒンジキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から図3に示すようなヒンジキャッ
プが広く用いられている。本考案は上記従来のヒンジキ
ャップを改良するものであるため、まずこの従来のヒン
ジキャップを説明する。
プが広く用いられている。本考案は上記従来のヒンジキ
ャップを改良するものであるため、まずこの従来のヒン
ジキャップを説明する。
【0003】同図において41は合成樹脂製の、瓶等に
取付ける取付部であり、42は取付部41に設けられた
注出筒であり、43はこうして形成された本体を示す。
そしてこの本体43の内側に口壁44が一体に形成され
ている。45は裂溝、46は裂取部であり、47は同裂
取部46上に設けられた裂取部材である。そして48は
前記本体43にヒンジ49を介して一体に設けられた蓋
体、50は折り曲げ部、51は第二ヒンジである。
取付ける取付部であり、42は取付部41に設けられた
注出筒であり、43はこうして形成された本体を示す。
そしてこの本体43の内側に口壁44が一体に形成され
ている。45は裂溝、46は裂取部であり、47は同裂
取部46上に設けられた裂取部材である。そして48は
前記本体43にヒンジ49を介して一体に設けられた蓋
体、50は折り曲げ部、51は第二ヒンジである。
【0004】そしてヒンジ49、第二ヒンジ51の両方
により開放の際の姿勢維持即ち注出時のたれ下がりによ
るかぶさりを防止する機構となっている。又図3におい
て52、53はそれぞれ係合部及び係止部であり、蓋体
48を閉止した際に固く係止するようになっている。
により開放の際の姿勢維持即ち注出時のたれ下がりによ
るかぶさりを防止する機構となっている。又図3におい
て52、53はそれぞれ係合部及び係止部であり、蓋体
48を閉止した際に固く係止するようになっている。
【0005】そしてこのように形成されたこのヒンジキ
ャップは、開放の際に前記裂取部材47を上方に引っ張
り、前記裂溝45を裂切るため、裂切り易い合成樹脂、
例えばポリエチレンにより形成される。そして上記従来
のキャップは最初の開放迄は容器を密閉できるため広く
用いられている。
ャップは、開放の際に前記裂取部材47を上方に引っ張
り、前記裂溝45を裂切るため、裂切り易い合成樹脂、
例えばポリエチレンにより形成される。そして上記従来
のキャップは最初の開放迄は容器を密閉できるため広く
用いられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のヒ
ンジキャップは一方次のような難点を有している。それ
は前記裂溝45を裂切り易いように、引き裂き強度の小
さい合成樹脂、例えばポリエチレンにより形成される
が、そうすると前記ヒンジ49が、その折り曲げ部50
において多数回折り曲げる場合、同部50において切れ
てしまう恐れを有する。
ンジキャップは一方次のような難点を有している。それ
は前記裂溝45を裂切り易いように、引き裂き強度の小
さい合成樹脂、例えばポリエチレンにより形成される
が、そうすると前記ヒンジ49が、その折り曲げ部50
において多数回折り曲げる場合、同部50において切れ
てしまう恐れを有する。
【0007】又前記蓋体48は閉止の際に本体43上に
かぶせられ、かつその係止部53が前記本体43の係合
部52に強く係止するため所定の硬さを要求される。即
ち前記ヒンジ49は、本体43及び蓋体48の両方から
それぞれ異った、矛盾した性能を要求される。
かぶせられ、かつその係止部53が前記本体43の係合
部52に強く係止するため所定の硬さを要求される。即
ち前記ヒンジ49は、本体43及び蓋体48の両方から
それぞれ異った、矛盾した性能を要求される。
【0008】この考案はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は前記本体3に裂切れ易い
機能を、蓋体9に固く閉止する機能を、ヒンジ8に多数
回の屈曲に耐える機能をという、各部分が矛盾した好ま
しい機能をそれぞれ持たせることができ、しかもヒンジ
を固定する余分な突出部等が生じることなく、従来のヒ
ンジキャップと同様にコンパクトで簡潔な形状のヒンジ
キャップを提供することである。
になされたもので、その目的は前記本体3に裂切れ易い
機能を、蓋体9に固く閉止する機能を、ヒンジ8に多数
回の屈曲に耐える機能をという、各部分が矛盾した好ま
しい機能をそれぞれ持たせることができ、しかもヒンジ
を固定する余分な突出部等が生じることなく、従来のヒ
ンジキャップと同様にコンパクトで簡潔な形状のヒンジ
キャップを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するこの
考案について述べるとそれは、容器に取り付ける取付部
1と、該取付部1に一体に連続して設けられた容器内の
内容品を注出する注出筒2と、該注出筒2の内側に形成
された前記内容品の通行を遮断する口壁4と、該口壁4
に形成された無端状の裂溝5と、該裂溝5の内側に形成
された裂取部14の上に設けられた裂取部材7とから成
るポリエチレン製の基体3と、該基体3を開閉し、閉止
の際に該基体3の係合部12に係止する係止部13を有
する合成樹脂製の蓋体9から成るキャップにおいて、前
記基体3及び蓋体9を形成する合成樹脂よりも弾性の大
きい弾性体であるところの、ゴム又はエラストマーの一
端を、前記基体3にインサート成型し、かつ他端を前記
蓋体9にインサート成型し、ヒンジ8を形成したことを
特徴とするヒンジキャップである。
考案について述べるとそれは、容器に取り付ける取付部
1と、該取付部1に一体に連続して設けられた容器内の
内容品を注出する注出筒2と、該注出筒2の内側に形成
された前記内容品の通行を遮断する口壁4と、該口壁4
に形成された無端状の裂溝5と、該裂溝5の内側に形成
された裂取部14の上に設けられた裂取部材7とから成
るポリエチレン製の基体3と、該基体3を開閉し、閉止
の際に該基体3の係合部12に係止する係止部13を有
する合成樹脂製の蓋体9から成るキャップにおいて、前
記基体3及び蓋体9を形成する合成樹脂よりも弾性の大
きい弾性体であるところの、ゴム又はエラストマーの一
端を、前記基体3にインサート成型し、かつ他端を前記
蓋体9にインサート成型し、ヒンジ8を形成したことを
特徴とするヒンジキャップである。
【0010】
【作用】このヒンジキャップは前記のように構成され、
基体3はポリエチレンにより形成され、ヒンジ8はゴム
又はエラステマーにより形成され、蓋体9は前記基体3
に固く閉止できる合成樹脂により形成すれば、前記ヒン
ジ8の一端は基体3にインサート成型され、かつ他端は
蓋体9にインサート成型されたことにより、基体3は開
口形成のため裂切れ易く、蓋体9は基体3に固く閉止で
き、ヒンジ8は多数回の屈曲に対して切れにくいとい
う、各部分が矛盾した好ましい機能を有するヒンジキャ
ップを提供できる。しかもそのヒンジキャップは前記両
端のインサート成型により、ヒンジを固定するための余
分な突出部等が生じることなく、コンパクトで簡潔な構
造とすることができる。
基体3はポリエチレンにより形成され、ヒンジ8はゴム
又はエラステマーにより形成され、蓋体9は前記基体3
に固く閉止できる合成樹脂により形成すれば、前記ヒン
ジ8の一端は基体3にインサート成型され、かつ他端は
蓋体9にインサート成型されたことにより、基体3は開
口形成のため裂切れ易く、蓋体9は基体3に固く閉止で
き、ヒンジ8は多数回の屈曲に対して切れにくいとい
う、各部分が矛盾した好ましい機能を有するヒンジキャ
ップを提供できる。しかもそのヒンジキャップは前記両
端のインサート成型により、ヒンジを固定するための余
分な突出部等が生じることなく、コンパクトで簡潔な構
造とすることができる。
【0011】
【実施例】図1において1はポリエチレンにより形成さ
れた取付部であり、一例として図示しない瓶口に装着す
るように形成されている。2は注出筒であり、取付部1
の上部に一体に設けられ、この両者1、2により基体3
が形成されている。4は基体3内側に一体的に形成され
た口壁であり、同口壁4に無端状の裂溝5が形成され、
これによりその内側に裂取部6が構成されている。
れた取付部であり、一例として図示しない瓶口に装着す
るように形成されている。2は注出筒であり、取付部1
の上部に一体に設けられ、この両者1、2により基体3
が形成されている。4は基体3内側に一体的に形成され
た口壁であり、同口壁4に無端状の裂溝5が形成され、
これによりその内側に裂取部6が構成されている。
【0012】7はプルリング状の裂取部材である。そし
て前記基体3に、ヒンジ8を介して蓋体9が設けられて
いる。ヒンジ8はゴム、又はエラストマ−により形成さ
れる。又蓋体9は一例としてポリエチレンにより形成さ
れ、前記ヒンジ8はこの蓋体9及び基体3にそれぞれイ
ンサ−ト成型により一体的に形成されている。
て前記基体3に、ヒンジ8を介して蓋体9が設けられて
いる。ヒンジ8はゴム、又はエラストマ−により形成さ
れる。又蓋体9は一例としてポリエチレンにより形成さ
れ、前記ヒンジ8はこの蓋体9及び基体3にそれぞれイ
ンサ−ト成型により一体的に形成されている。
【0013】又11は内筒、12は係合部、13は係止
部である。そして上記ヒンジ8はゴム又はエラストマー
により形成されたことにより、蓋体9を開放した場合、
容器を傾けて内容を注出する際に、その開放位置にとど
まっており、たれ下がってかぶさらないようになってい
る。
部である。そして上記ヒンジ8はゴム又はエラストマー
により形成されたことにより、蓋体9を開放した場合、
容器を傾けて内容を注出する際に、その開放位置にとど
まっており、たれ下がってかぶさらないようになってい
る。
【0014】又前記蓋体9はポリエチレンによって、他
の実施例としてポリプロピレンによって、即ち二通りに
形成された。これらは充分な硬度を持ち、前記係合部1
2に、係止部13によって硬く、多数回の開閉を行って
もゆるむことなく係止させることができた。
の実施例としてポリプロピレンによって、即ち二通りに
形成された。これらは充分な硬度を持ち、前記係合部1
2に、係止部13によって硬く、多数回の開閉を行って
もゆるむことなく係止させることができた。
【0015】この実施例の作用については、この実施例
がその最初の使用に当たって前記裂取部材7を用いて前
記裂溝5を裂切りそこに開口を形成して使用する外は、
殆ど前記の、この考案の作用と同様のため省略する。
がその最初の使用に当たって前記裂取部材7を用いて前
記裂溝5を裂切りそこに開口を形成して使用する外は、
殆ど前記の、この考案の作用と同様のため省略する。
【0016】
【考案の効果】このヒンジキャップは前記のように構成
され、基体3はポリエチレンにより形成され、ヒンジ8
はゴム又はエラステマーにより形成され、蓋体9は前記
基体3に固く閉止できる合成樹脂により形成すれば、前
記ヒンジ8の一端は基体3にインサート成型され、かつ
他端は蓋体9にインサート成型されたことにより、基体
3は開口形成のため裂切れ易く、蓋体9は基体3に固く
閉止でき、ヒンジ8は多数回の屈曲に対して切れにくい
という、各部分が矛盾した好ましい機能を有するヒンジ
キャップを提供できる。しかもそのヒンジキャップは前
記両端のインサー ト成型により、ヒンジを固定するため
の余分な突出部等が生じることなく、コンパクトで簡潔
な構造とすることができる。
され、基体3はポリエチレンにより形成され、ヒンジ8
はゴム又はエラステマーにより形成され、蓋体9は前記
基体3に固く閉止できる合成樹脂により形成すれば、前
記ヒンジ8の一端は基体3にインサート成型され、かつ
他端は蓋体9にインサート成型されたことにより、基体
3は開口形成のため裂切れ易く、蓋体9は基体3に固く
閉止でき、ヒンジ8は多数回の屈曲に対して切れにくい
という、各部分が矛盾した好ましい機能を有するヒンジ
キャップを提供できる。しかもそのヒンジキャップは前
記両端のインサー ト成型により、ヒンジを固定するため
の余分な突出部等が生じることなく、コンパクトで簡潔
な構造とすることができる。
【図1】この考案の実施例を示し、ヒンジキャップの断
面図である。
面図である。
【図2】同じくヒンジキャップの平面図である。
【図3】従来の同種キャップの断面図である。
【符号の説明】1 取付部 2 注出筒 3 基体4 口部 5 裂溝 7 裂取部材 8 ヒンジ 9 蓋体12 係合部 13 係止部 14 裂取部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 39/00 - 55/16
Claims (1)
- 【請求項1】 容器に取り付ける取付部1と、該取付部
1に一体に連続して設けられた容器内の内容品を注出す
る注出筒2と、該注出筒2の内側に形成された前記内容
品の通行を遮断する口壁4と、該口壁4に形成された無
端状の裂溝5と、該裂溝5の内側に形成された裂取部1
4の上に設けられた裂取部材7とから成るポリエチレン
製の基体3と、該基体3を開閉し、閉止の際に該基体3
の係合部12に係止する係止部13を有する合成樹脂製
の蓋体9から成るキャップにおいて、前記基体3及び蓋
体9を形成する合成樹脂よりも弾性の大きい弾性体であ
るところの、ゴム又はエラストマーの一端を、前記基体
3にインサート成型し、かつ他端を前記蓋体9にインサ
ート成型し、ヒンジ8を形成したことを特徴とするヒン
ジキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992062146U JP2592919Y2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | ヒンジキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992062146U JP2592919Y2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | ヒンジキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627601U JPH0627601U (ja) | 1994-04-12 |
JP2592919Y2 true JP2592919Y2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=13191672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992062146U Expired - Fee Related JP2592919Y2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | ヒンジキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592919Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4749108B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-08-17 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP5902483B2 (ja) * | 2012-01-05 | 2016-04-13 | 株式会社クレハ | 膜状ヒンジを備えるヒンジキャップ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60126025U (ja) * | 1984-02-03 | 1985-08-24 | 松井 昭三 | 水筒 |
JPS62185251U (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-25 | ||
JPS63149849U (ja) * | 1987-03-24 | 1988-10-03 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP1992062146U patent/JP2592919Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0627601U (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |