JP2592886Y2 - 折畳み洗髪器 - Google Patents

折畳み洗髪器

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JP2592886Y2
JP2592886Y2 JP1993063508U JP6350893U JP2592886Y2 JP 2592886 Y2 JP2592886 Y2 JP 2592886Y2 JP 1993063508 U JP1993063508 U JP 1993063508U JP 6350893 U JP6350893 U JP 6350893U JP 2592886 Y2 JP2592886 Y2 JP 2592886Y2
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JP
Japan
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hair
neck
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side peripheral
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JP1993063508U
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JPH0733203U (ja
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明三 竹内
利通 日置
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Okamoto Industries Inc
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Okamoto Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空気を注入して膨脹す
る側周壁と、該側周壁の下端全域にわたって張設される
底布とからなる折畳み可能な洗髪器であって、例えば寝
たきりの人や病人用等として使用されることの多い折畳
み洗髪器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗髪器には実開昭53−
141199号に開示されているものがあり、このもの
は空気注入により膨脹する柔軟性チューブで構成した側
周壁と、該側周壁の下端全域にわたって張設される底布
とからなるもので、例えば寝たきりの人や病人(横臥
者)等の洗髪は、横臥者等を仰向けに寝かせた状態のま
ま、膨脹状態の洗髪器を頭部下位に差込んで頸部を側周
壁上に乗せると共に、介護者が片手で横臥者等の後頭部
を押さえつつ行うものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の洗
髪流し部では、その側周壁上に横臥者等の頸部が乗り、
その重みで側周壁が変形してしまうため、その変形箇所
から汚水が外部に溢れ出てベッドや布団等を濡らす(汚
す)という問題点を抱えており、また、横臥者等が体や
頭部を動かした場合、不規則に変形して汚水が流れ出て
しまうという不具合もあった。
【0004】また、流し部の側周壁高さとの差を無くし
側周壁に掛かる頸部の重みを無くすため、横臥者の下に
台を置くと共に、流し部上方に差し出される横臥者の頭
部を支える支持板を左右側周壁上に掛け渡してなるもの
もあったが(実開昭51−63900号)、これでは折
畳み携行,収納容易性に寄与せず使用勝手に問題がある
ばかりか、洗髪される横臥者の頭部が流し部上方に位置
し、何等水はね防止機構を有していないため、流し部変
形による水溢れ防止を図ったとしても、相変わらずベッ
ド,蒲団回り等の水濡れは解消されないものである。
【0005】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、横臥者等の頸部重みによる洗髪流し部の変形がな
く、かつ折畳み携行,収納可能な折畳み洗髪器を提供す
ることである。また、本考案では洗髪時の水はね防止を
も重ねて目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、気密性を有する柔軟シ
ートにて膨脹,収縮可能に形成され、その一部を頸部保
持部とした側周壁と、該側周壁の下端全域にわたって張
設される底布とで構成されるボウル状洗髪流し部と、該
流し部と排水管を介して接続される汚水収容部とで構成
され、上記洗髪流し部の頸部保持部には硬質板が併設さ
れると共に、壁面の上縁任意箇所から頸部嵌合窪みが凹
状に形成されており、かつその嵌合窪み前方の流し部内
底布上には枕部が備えられていることである。
【0007】
【作用】上記技術的手段により、流し部は使用時にのみ
膨脹せしめ、不使用時には収縮せしめてコンパクトに折
り畳むことが可能である。そして使用時には、膨脹せし
めたボウル状洗髪流し部を寝ている状態の使用者(横臥
者)の頭部下位に差込み、頸部保持部に設けた頸部嵌合
窪みに横臥者の頸部を嵌め、そして頭部を枕部によって
支持させると、横臥者の頭部は流し部内に位置した状態
で洗髪され、そして洗髪によって生じた汚水は汚水収容
部内に収容される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
すると、本考案折畳み洗髪器Aは、洗髪流し部1と、汚
水収容部9、そして枕部8とからなる。
【0009】洗髪流し部1は、気密性を有する柔軟シー
ト、例えば塩化ビニル樹脂等の合成樹脂シート、ゴムシ
ート、あるいは布層の表裏面のいずれか一面あるいは両
面に合成樹脂層又はゴム層を設けた積層構造をとる、い
わゆるターポリン等にて膨脹,収縮可能に形成されたチ
ューブ状側周壁2と、該側周壁2の下端全域にわたって
一体的に張設される底布7とで気密性を有する所望なボ
ウル形状に構成され、例えば本実施例では平面略馬蹄形
状に形成されている。尚、上記側周壁2は一気室あるい
は多気室のいずれからなるものであってもよく自由であ
る。また、エアー注入,排出部は、図示せしめないが従
来周知のバルブ等何等限定されず自由である。
【0010】尚、洗髪流し部1の全体形状は任意であ
り、平面形状は上記馬蹄形状に限定されず、平面略真円
状,楕円状あるいは多角形状(三角,四角形等任意角)
等任意形状でよく、適宜変更可能である。また、その側
周壁2の高さも任意であり限定されない。
【0011】そして上記側周壁2は、その一部、図示例
では平面形状U字状部分3を除く平板状部分を頸部保持
部4とし、頸部保持部4は壁面の上縁4aの任意箇所か
ら頸部嵌合窪み5が凹状に所望深さで形成されていると
共に、その保持部内4bに相似形状に形成した硬質板
(例えば木製,硬質樹脂製等)6が併設されている。
【0012】また、本実施例では硬質板6の窪み部6b
を深く形成し、頸部嵌合窪み5との間の隙間を、保持
部上縁4aと板上縁6aとの間の隙間に比して間隔を
大としているため(図3参照)、頸部嵌合窪み5に頸部
が保持された際に、頸部嵌合窪み5が、硬質板6の窪み
部6bに接触することがない(図3で仮想線にて示
す)。従って、頸部の硬質板6への当たりが防げられる
ため痛感を覚えることなく使用感に大変優れる。
【0013】尚、上記頸部保持部4を形成する側周壁の
一部は、他の側周壁部分(平面形状U字状部3)と異な
り、膨脹,収縮可能な構成でなくともよく適宜変更可能
である。また、図示せしめていないが、ウレタン等の周
知のクッション材を頸部保持部4と硬質板6との間、あ
るいは硬質板6の回りを覆うように設けるものとしても
よい。
【0014】洗髪流し部1の上記頸部保持部4における
嵌合窪み5前方の内底布7上には枕部8が備えられ、該
枕部8は、例えば気密性を有する柔軟シートにて中空状
に形成された本体8aの中空内部8bに、充填物8cを
詰め込んで形成されているもので、例えば上記嵌合窪み
5の最深部分5aと略同位置にその頂面、即ち頭部接触
面8dが位置する高さに形成されている。上記枕部8
は、膨脹,収縮タイプあるいは膨脹,収縮しないタイプ
のいずれであってもよいが、気密性,防水性は有するも
のとし、またその形状(断面角型,円型等周知の枕型)
も任意で、また上記嵌合窪み5の最深部分5aと比べた
高さも自由である。
【0015】汚水収容部9は、所望量の汚水が収容可能
な容量とした気密性を有する袋状収容部本体9aと、該
収容部本体9aと上記洗髪流し部1とを連結する排水管
9bとからなり、該排水管9bは特別限定されるもので
はないが、例えばフレキシブルな材質からなるものであ
れば使用上及び収納,保管上好ましい。
【0016】次に本考案折畳み洗髪器Aの使用の一例に
ついて説明する。まず、側周壁2を立ち上げ膨脹せしめ
て洗髪流し部1を平面形状馬蹄形のボウル状に形成し、
そして、その洗髪流し部1の排水口10に排水管9bの
一端を連結すると共に、その他端を汚水収容部本体9a
の流入口(図示せず)に連結し、そして上記洗髪流し部
1を蒲団X上にセットすると共に、汚水収容部本体9a
を上記蒲団Xよりも一段低い床面Y上にセットする(図
1参照)。
【0017】そして、上記洗髪流し部1を、寝ている状
態の使用者(横臥者)の頭部下位に差込み、頸部保持部
4に設けた頸部嵌合窪み5に横臥者の頸部を嵌め、そし
て頭部を枕部8によって支持させると、横臥者の頭部は
流し部1内に位置すると共に、立ち上がった側周壁2に
よって覆われる。
【0018】従って、上記状態で洗髪を行えば水はねも
防止される。また、洗髪によって生じた汚水は、流し部
1内に溜水することなく、流し部1の排水口10から排
水管9bを介して汚水収容部本体9a内に収容される。
【0019】
【考案の効果】本考案は上記せるように洗髪流し部と汚
水収容部とを一体的に設けて使用勝手を向上せしめるの
みならず、頸部保持部に設けた頸部嵌合窪みに寝ている
状態の使用者(横臥者)の頸部を嵌め、そして頭部を枕
部によって支持させれば、横臥者の頸部が直に側周壁
(頸部保持部)を押圧することもなく、従来のように側
周壁変形により汚水が溢れ出てしまう虞れもなく、また
頸部保持部が硬質板を併設せしめているため、横臥者等
が体や頭部を動かしても、頸部保持部(側周壁)には変
形がなく、さらに汚水溢れ防止に寄与した折畳み洗髪器
が提供可能である。
【0020】また、洗髪流し部を膨脹,収縮可能な構成
で、使用時にのみ膨脹せしめ、不使用時には収縮せしめ
てコンパクトに折り畳み可能とし、さらに従来品のよう
に流し部側周壁との高さ調整用の台等を別途用いること
なく頸部荷重による側周壁の変形防止が図れるため、嵩
張ることなく折畳み携行,収納容易性に優れ使用勝手が
よいものである。
【0021】さらに、横臥者等の頭部は立ち上げ膨脹さ
れている側周壁によって覆われた流し部内に位置した状
態で洗髪されるため、従来品のように洗髪時における流
し部外への水はねがないため、上記側周壁の変形防止に
よる水溢れ防止と共に有効にベッド蒲団等の水濡れ防止
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案折畳み洗髪器の一実施例を示す斜視図
【図2】使用状態を示す一部拡大断面図
【図3】頸部保持部側からみた正面図
【符号の説明】
A:折畳み洗髪器 1:洗髪流し部 2:側周壁 4:頸部保持部 4a:上縁 5:頸部嵌合窪み 6:硬質板 7:底布 8:枕部 9:汚水収容部 9b:排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 19/06 A45D 19/04 A61H 35/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密性を有する柔軟シートにて膨脹,収縮
    可能に形成され、その一部を頸部保持部とした側周壁
    と、該側周壁の下端全域にわたって張設される底布とで
    構成されるボウル状洗髪流し部と、該流し部と排水管を
    介して接続される汚水収容部とで構成され、上記洗髪流
    し部の頸部保持部には硬質板が併設されると共に、壁面
    の上縁任意箇所から頸部嵌合窪みが凹状に形成されてお
    り、かつその嵌合窪み前方の流し部内底布上には枕部が
    備えられていることを特徴とする折畳み洗髪器。
JP1993063508U 1993-11-26 1993-11-26 折畳み洗髪器 Expired - Lifetime JP2592886Y2 (ja)

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