JP2592857B2 - 自動車用軽量成形天井材 - Google Patents
自動車用軽量成形天井材Info
- Publication number
- JP2592857B2 JP2592857B2 JP24271687A JP24271687A JP2592857B2 JP 2592857 B2 JP2592857 B2 JP 2592857B2 JP 24271687 A JP24271687 A JP 24271687A JP 24271687 A JP24271687 A JP 24271687A JP 2592857 B2 JP2592857 B2 JP 2592857B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded ceiling
- automobiles
- ceiling material
- lightweight
- fibrous base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/02—Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
- B60R13/0212—Roof or head liners
- B60R13/0225—Roof or head liners self supporting head liners
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/02—Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
- B60R13/0212—Roof or head liners
- B60R13/0231—Roof or head liners specially adapted for roofs with openings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軽量で剛性に優れた自動車用軽量成形天井材
に関する。
に関する。
自動車業界において、省エネルギー時代の今日、自動
車の軽量化によるエネルギーの節減は大きな課題の一つ
である。
車の軽量化によるエネルギーの節減は大きな課題の一つ
である。
昨今の自動車はユーザーの好みにより開口部の大きな
サンルーフタイプの車が多く生産され、また室内空間を
多くとるための天井材の全体形状は平板状に近くなって
きた。
サンルーフタイプの車が多く生産され、また室内空間を
多くとるための天井材の全体形状は平板状に近くなって
きた。
従来、成形天井材の軽量化を図るために、繊維質基材
の両面に補強材を貼り合わせたものが知られているが、
成形天井材に開口部を設けた場合など強度不足のため組
み立て時折損事故が起こることがあり、剛性の向上した
成形天井材が要望されていた。
の両面に補強材を貼り合わせたものが知られているが、
成形天井材に開口部を設けた場合など強度不足のため組
み立て時折損事故が起こることがあり、剛性の向上した
成形天井材が要望されていた。
本発明は従来の軽量成形天井材の欠点であった強度不
足を、成形天井材の断面形状と補強材を工夫することに
より解決し、強度に優れた自動車用軽量成形天井材を提
供することを目的とする。
足を、成形天井材の断面形状と補強材を工夫することに
より解決し、強度に優れた自動車用軽量成形天井材を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、目付重量300〜600g/m2の繊維質基材の両面
に補強材を貼り合わせてなる自動車用軽量成形天井材に
おいて、成形天井材の裏面側の面に複数の帯状の凹凸部
を設けるとともに、凸部の繊維質基材と補強材の間に線
状のガラスロービングを配置したことを特徴とする。
に補強材を貼り合わせてなる自動車用軽量成形天井材に
おいて、成形天井材の裏面側の面に複数の帯状の凹凸部
を設けるとともに、凸部の繊維質基材と補強材の間に線
状のガラスロービングを配置したことを特徴とする。
本発明において、繊維質基材としては、グラスウール
板、屑フェルト板、混紡フェルト板、ダンボール紙等が
用いられ、目付重量が300〜600g/m2のものが用いられ
る。これより軽いと製品強度が不十分となり、これより
重くすると製品重量が重くなってしまい好ましくない。
また、基材の密度は30〜300kg/m3のものも好ましく用い
られる。基材の材質は燃焼性、加工性の点からガラスウ
ールが好ましく用いられる。
板、屑フェルト板、混紡フェルト板、ダンボール紙等が
用いられ、目付重量が300〜600g/m2のものが用いられ
る。これより軽いと製品強度が不十分となり、これより
重くすると製品重量が重くなってしまい好ましくない。
また、基材の密度は30〜300kg/m3のものも好ましく用い
られる。基材の材質は燃焼性、加工性の点からガラスウ
ールが好ましく用いられる。
補強材としては、例えば、寒冷紗、アルミ箔、ダンボ
ール紙、ナイロン、ポリエステル、ガラスなどの不織
布、ガラスペーパー、ガラスウールペーパーなどが用い
られる。中でも、寒冷紗は強度を向上させる効果が大き
く、好適に用いられる。寒冷紗としては、ビニロン、ポ
リエステル、スフ等の寒冷紗が用いられる。寒冷紗は格
子状に織った繊維または繊維束を、製織後たて糸とよこ
糸のずれを防止するために加工されたもので、通常農業
用資材として用いられるものがそのまま用いられる。目
付重量は40〜110g/m2のものが好ましく、また打ち込み
本数は5×5〜40×40程度のものが好ましい。
ール紙、ナイロン、ポリエステル、ガラスなどの不織
布、ガラスペーパー、ガラスウールペーパーなどが用い
られる。中でも、寒冷紗は強度を向上させる効果が大き
く、好適に用いられる。寒冷紗としては、ビニロン、ポ
リエステル、スフ等の寒冷紗が用いられる。寒冷紗は格
子状に織った繊維または繊維束を、製織後たて糸とよこ
糸のずれを防止するために加工されたもので、通常農業
用資材として用いられるものがそのまま用いられる。目
付重量は40〜110g/m2のものが好ましく、また打ち込み
本数は5×5〜40×40程度のものが好ましい。
上記繊維質基材と補強材を貼り合わせて成形天井材と
するのであるが、本発明においては繊維質基材と補強材
を貼り合わせる際に成形天井材の裏面(パネル面)側の
面に複数の帯状の凹凸部を設けるとともに、凸部の繊維
質基材と補強材の間にガラスロービングを配置する。ガ
ラスロービングとしては、特に限定はされないが、200
本程度のガラスフィラメントを束ねたものを1〜5本用
い、帯状の凸部に沿って線状に配置する。ガラスロービ
ングは凸部全部に配置する必要はない。上記のように成
形天井材に帯状の凹凸部を設けると、帯方向の強度が向
上する。そして、さらにガラスロービングで補強するこ
とにより、強度はさらに向上し、軽量で強度に優れた自
動車用軽量成形天井材が得られる。さらに必要に応じて
帯状の凹凸部に交叉してガラスロービング配置し成形天
井材の補強を行ってもよい。
するのであるが、本発明においては繊維質基材と補強材
を貼り合わせる際に成形天井材の裏面(パネル面)側の
面に複数の帯状の凹凸部を設けるとともに、凸部の繊維
質基材と補強材の間にガラスロービングを配置する。ガ
ラスロービングとしては、特に限定はされないが、200
本程度のガラスフィラメントを束ねたものを1〜5本用
い、帯状の凸部に沿って線状に配置する。ガラスロービ
ングは凸部全部に配置する必要はない。上記のように成
形天井材に帯状の凹凸部を設けると、帯方向の強度が向
上する。そして、さらにガラスロービングで補強するこ
とにより、強度はさらに向上し、軽量で強度に優れた自
動車用軽量成形天井材が得られる。さらに必要に応じて
帯状の凹凸部に交叉してガラスロービング配置し成形天
井材の補強を行ってもよい。
また、成形天井材の凹凸により、自動車の屋根と天井
材の間に空気層ができることから、吸音効果も向上す
る。
材の間に空気層ができることから、吸音効果も向上す
る。
成形天井材への凹凸部の形成は、必要に応じ接着材を
含浸させた補強材と繊維質基材とを貼り合わせ、自動車
の屋根の内側形状に類似した所定形状に加圧成形する際
に、凹凸を有する型を使用して加圧成形することにより
行う。そして、成形天井材の厚みは凸部のところで、3
〜10mmとすることが好ましく、凹部の厚みは凸部の厚み
の50%以下とすることが好ましい。凹部の断面形状は通
常平板とし、凸部の断面形状は弧状もしくは弓状とする
ことが好ましい。帯状の凹部の巾は好ましくは5〜100m
m、凸部の巾は好ましくは5〜100mmとする。
含浸させた補強材と繊維質基材とを貼り合わせ、自動車
の屋根の内側形状に類似した所定形状に加圧成形する際
に、凹凸を有する型を使用して加圧成形することにより
行う。そして、成形天井材の厚みは凸部のところで、3
〜10mmとすることが好ましく、凹部の厚みは凸部の厚み
の50%以下とすることが好ましい。凹部の断面形状は通
常平板とし、凸部の断面形状は弧状もしくは弓状とする
ことが好ましい。帯状の凹部の巾は好ましくは5〜100m
m、凸部の巾は好ましくは5〜100mmとする。
補強材に含浸させる接着材の量は好ましくは10〜100g
/m2で、これを好ましくは160〜230℃で1〜3分間加熱
しながら加圧成形し、繊維質基材と貼り合わせる。
/m2で、これを好ましくは160〜230℃で1〜3分間加熱
しながら加圧成形し、繊維質基材と貼り合わせる。
凸部の補強に用いられるガラスロービングは予め樹脂
を含浸させたものを用いることが好ましく、樹脂として
はフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させたものが
好ましく用いられる。
を含浸させたものを用いることが好ましく、樹脂として
はフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させたものが
好ましく用いられる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
本発明はこれに限定されるものではない。
第1図は本発明の成形天井材の斜視図で、1は繊維質
基材、2は補強材、3は帯状の凹部、4は帯状の凸部
で、5はガラスロービングである。
基材、2は補強材、3は帯状の凹部、4は帯状の凸部
で、5はガラスロービングである。
表に示すような、目付重量400g/m2または800g/m2のグ
ラスウール板、20g/m2のフェノール樹脂を含浸させた目
付重量70g/m2のビニロン寒冷紗、2g/mのガラスロービン
グを1本または2本を用いて表に示す構成で各種成形天
井材を加圧加熱成形により得た。このものの凸部の厚み
は3mmで凹部の厚みは0.5mmであった。
ラスウール板、20g/m2のフェノール樹脂を含浸させた目
付重量70g/m2のビニロン寒冷紗、2g/mのガラスロービン
グを1本または2本を用いて表に示す構成で各種成形天
井材を加圧加熱成形により得た。このものの凸部の厚み
は3mmで凹部の厚みは0.5mmであった。
得られた成形天井材の材料構成、形状、および強度結
果を表にまとめて示す。
果を表にまとめて示す。
〔発明の効果〕 本発明により、軽量で強度に優れる上に、吸音効果に
おいても優れている自動車用軽量成形天井材が得られ
た。
おいても優れている自動車用軽量成形天井材が得られ
た。
第1図は本発明の自動車用軽量成形天井材の斜視図であ
る。 符号の説明 1……繊維質基材、2……補強材 3……凹部、4……凸部 5……ガラスロービング
る。 符号の説明 1……繊維質基材、2……補強材 3……凹部、4……凸部 5……ガラスロービング
Claims (1)
- 【請求項1】目付重量300〜600g/m2の繊維質基材の両面
に補強材を貼り合わせてなる成形天井材において、成形
天井材の裏面側の面に複数の帯状の凹凸部を設けるとと
もに、凸部の繊維質基材と補強材の間に線状のガラスロ
ービングを配置したことを特徴とする自動車用軽量成形
天井材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24271687A JP2592857B2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | 自動車用軽量成形天井材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24271687A JP2592857B2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | 自動車用軽量成形天井材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6485850A JPS6485850A (en) | 1989-03-30 |
JP2592857B2 true JP2592857B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=17093175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24271687A Expired - Lifetime JP2592857B2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | 自動車用軽量成形天井材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592857B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07271168A (ja) * | 1994-03-30 | 1995-10-20 | Minolta Co Ltd | 現像剤供給容器 |
-
1987
- 1987-09-29 JP JP24271687A patent/JP2592857B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6485850A (en) | 1989-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5599606A (en) | Sheet-like sandwich molding | |
US4084029A (en) | Sine wave beam web and method of manufacture | |
US5753062A (en) | Fibre reinforced thermoplastic sheet | |
US6297176B1 (en) | Non-fiberglass sound absorbing moldable thermoplastic structure | |
JP2950982B2 (ja) | ワイパブレード | |
JPH0322297B2 (ja) | ||
KR20170026866A (ko) | 고강성 경량의 자동차용 헤드 라이닝의 제조방법 | |
US4812194A (en) | Process for producing a lining member | |
JPH03234506A (ja) | 単繊維強化一方向引揃えプリプレグ | |
KR101069885B1 (ko) | 광물면 패널 및 이들의 세기를 증가시키는 방법 | |
JP2592857B2 (ja) | 自動車用軽量成形天井材 | |
JP4009921B2 (ja) | Frp製サンドイッチパネル | |
JP2976913B2 (ja) | 複合長繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシート及びそれを成形してなるバンパービーム | |
KR20220056271A (ko) | 자동차용 저중량 헤드 라이너 | |
JPH09309171A (ja) | 繊維強化複合材料及びそれから作製された安全靴先芯 | |
EP0718097A3 (de) | Verfahren zur Herstellung eines flächigen Auskleidungsteiles für Kraftfahrzeuge und danach hergestelltes Auskleidungsteil | |
JPS6046599B2 (ja) | スピ−カ−コ−ン | |
JP3149674B2 (ja) | 自動車用内装材 | |
JP3915614B2 (ja) | 変形部分を有する繊維構造体及び複合材 | |
JP3440303B2 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂製の安全靴用先芯及びその製造方法 | |
JPS6280142A (ja) | 自動車用成形天井材 | |
KR20190059365A (ko) | 자동차용 경량 헤드라이너 | |
JPH0775957B2 (ja) | 自動車用成形天井材の製造方法 | |
CN219820886U (zh) | 复合瓦楞纸板 | |
JPH0572122B2 (ja) |