JPS6280142A - 自動車用成形天井材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用の成形天井材に関する。

〔従来の技術〕

自動車業界において、省エネ時代に入った今、自動車の
軽量化によるエネルギーの節減は大きな課題の一つであ
る。

従来の成形天井材をみると、有機・無機質繊維で成形さ
れた製品は屑フェルト（有機質）、グラスウール（無機
質）があり、その他殺ボール、スチロールなど、または
上記の複合品など多種、多様であるが、いずれも一長一
短で決定的に優れたものは見当たらず、製品重量は８０
０ｇ／ｍ〜１ｋｇ／ｒｒｒと非常に重いもので満足でき
るものではなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は従来品の欠点であった重量の軽量化を可能にし
た軽くて強度に優れた自動車用成形天井材を提供しよう
とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は自動車用成形天井材の基材として用いる高密度
繊維板の使用量をできるだけ減らして、軽量化を図り、
その強度減少分を基材の少なくとも一方の面に張り合わ
せた補強材で補なって強度を向上させ、軽量化を図ろう
とするものである。

基材を厚くして補強すると、製品重量が増大するが、基
材を薄＜シて、補強材を貼りあわせると、重量を増大さ
せないで、強度を増大させることができる。

基材として用いられる高密度繊維板としては、グラスウ
ール板、屑フェルト板等が用いられる。

その目付重量は３００〜５５０ｇ／ｎ（で、これより軽
くすると、製品の強度が不十分となり、また、これより
重くすると、製品重量が重くなってしまい好ましくない
。基材の密度は、３０〜１１０ｋｇ／−のものが好まし
い。また、材質としてはグラスウール板が燃焼性、加工
性の点から好ましい。

補強材としては、例えば、寒冷紗、アルミ箔、ダンボー
ル紙、ナイロン、ポリエステル、ガラス等の不織布、ガ
ラスペーパー、ガラスウールペーパー等が用いられる。

中でも、寒冷紗は強度を向上させる効果が大きく、好適
に用いられる。寒冷紗としては、ビニロン、ポリエステ
ル、スフ等の寒冷紗が用いられる。寒冷紗は格子状に織
った繊維または繊維束を、製ｍ後たて糸とよこ糸のずれ
を防止するために加工されたもので、通常農業用資材と
して用いられているものがそのまま用いられる。目付重
量は４０〜１１０　ｇ／ｒｄのものが好ましく、また打
ち込み本数は５×５〜４０Ｘ４０程度のものが好ましい
。

この補強材を必要に応し、接着剤に含浸させ基材と貼り
合せ、自動車の屋根の内側形状に類似した所定形状に加
圧成形する。補強材として、寒冷紗を用いた場合、接着
剤としては熱硬化性樹脂が用いられる。尿素樹脂、メラ
ミン樹脂等も充分使用できるが耐熱性の点からフェノー
ル樹脂系接着剤が好ましい。アルミ箔を貼り合わせる場
合には特に接着剤は必要としない。

接着剤は、２０〜１００　ｇ／ｍ　　補強材に塗布され
、これを１６０〜２３０℃で１〜３分加熱して基材に接
着する。

補強材は基材の少なくとも一面に貼り合わせれば十分な
強度が得られるが、基材の両面に貼り合わせると、さら
に強度が向上する。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例の断面図を示す。１．３は補
強材、２は高密度繊維板である。

第１表は、本発明の実施例、比較例の材料構成と特性試
験結果を示すものである。

ここで、 曲げ試験は、ｌＩＳ　　Ｋ　　６９１１に準じて測定し
た。

〔発明の効果〕

本発明により、軽量で強度に優れた自動車用成形天井材
が得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自動車用成形天井材の一例の断面図で
ある。 符号の説明 １補強材　　　　　２　高密度繊維板 ３補強材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、目付重量３００〜５５０ｇ／ｍ＾２の高密度繊維板
   の少なくとも一方の面に補強材を貼り合わせたことを特
   徴とする自動車用成形天井材。