JP2592388Y2 - 自動リセット型空油圧式過負荷安全装置 - Google Patents

自動リセット型空油圧式過負荷安全装置

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JP2592388Y2
JP2592388Y2 JP1993031394U JP3139493U JP2592388Y2 JP 2592388 Y2 JP2592388 Y2 JP 2592388Y2 JP 1993031394 U JP1993031394 U JP 1993031394U JP 3139493 U JP3139493 U JP 3139493U JP 2592388 Y2 JP2592388 Y2 JP 2592388Y2
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栄一 椋本
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甲南電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動リセット型空油圧
式過負荷安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に空油圧式過負荷安全装置は、例え
ば図3に示すように、圧縮空気源101から供給する圧縮
空気でエア駆動式ブースタポンプ102 を駆動し、油タン
ク103から油を該ブースタポンプ102 に吸引し、所定の
圧力に加圧して吐出し、圧油路104 を介して例えばプレ
スなどの母機105 の内部に形成した負荷検出用油室106
に供給し、過負荷発生時には圧油路104 に接続された逃
がし弁107 から油圧の一部分を排出することにより、上
記油室106 の容積を縮小させて過負荷を解消するように
構成される。
【0003】このように逃がし弁107 からの圧油の排出
により過負荷を解消する場合、過負荷運転が繰り返され
ることを防止するため、逃がし弁107 の開弁をセンサ10
8 で検出し、母機105 を停止させるようにしている。と
ころで、近年、安全設計思想の一つとして、機器の停止
時には器機内に存在するエネルギーがゼロになる状態
(ゼロ・メカニカル・ステート)にするという設計思想
が主張されているが、過負荷安全装置においても、この
設計思想を採用して、油室106 にリセット弁109 を接続
し、母機105 の停止時にこのリセット弁109 を開弁して
圧油路104 および油室106 の内圧を大気圧まで圧抜きす
るようにしたリセット式空油圧式過負荷安全装置が提案
されている。
【0004】このリセット弁109 は、手動弁で構成さ
れ、母機105 の作業中に作業者が誤操作することを防止
するため、母機105 の裏側や横側に配置されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このため、リセット弁
109 の操作が煩瑣になり、過負荷安全装置の停止時に開
かれたリセット弁109 を閉じ忘れたまま過負荷安全装置
が始動されることが少なくない。リセット弁109 を閉じ
忘れたまま過負荷安全装置を始動させると、油室106 お
よび油圧路104 の内圧が所定のプリロード圧まで昇圧し
なくなり、母機105 の作業が不可能になる。
【0006】本考案は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、過負荷安全装置の始動に連動してリセット弁
が自動閉弁されるようにした自動リセット型空油圧式過
負荷安全装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る自動リセッ
ト型空油圧式過負荷安全装置は、上記の目的を達成する
ため、母機に設けた空油圧式過負荷安全装置の負荷検出
用油室の内圧を開弁により大気圧まで圧抜きするリセッ
ト弁と、圧縮空気が供給される時にこのリセット弁を開
弁駆動するエアアクチュエータと、ブースタポンプ駆動
用に圧縮空気源から供給される圧縮空気を該エアアクチ
ュエータに分配する分岐エア回路とを設けたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】本考案の自動リセット型空油圧式過負荷安全装
置においては、過負荷安全装置の始動に伴いブースタポ
ンプに圧縮空気が供給され、これと同時に圧縮空気源か
ら分岐エア回路を介してエアアクチュエータに圧縮空気
が供給され、エアアクチュエータがリセット弁を閉弁さ
せる。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例に係る自動リセット型空油
圧式過負荷安全装置を図1および図2に基づいて具体的
に説明すれば、以下の通りである。図1の空油圧回路図
に示すように、この装置は、圧縮空気源1から供給する
圧縮空気でエア駆動式ブースタポンプ2を駆動し、油タ
ンク3から油を該ブースタポンプ2に吸引し、所定の圧
力に加圧して吐出させ、圧油路4を介して母機5の内部
に形成した負荷検出用油室6に供給し、過負荷発生時
に、圧油路4に接続された逃がし弁7から圧油の一部分
をドレン油路8を介して油タンク3に排出して上記油室
6の容積を縮小させて過負荷を解消するように構成され
る。
【0010】上記逃がし弁7には閉止弁からなるリセッ
ト弁9が並列接続され、このリセット弁9を開弁させる
ことにより、逃がし弁7をバイパスして圧油路4および
油室6が油タンク3に連通され、これらの内圧が大気圧
まで圧抜きされる。上記圧縮空気源1からブースタポン
プ2に圧縮空気を供給する圧縮空気回路10には分岐エア
回路11が設けられ、このエア分岐回路11の端末に圧縮空
気が供給される時に上記リセット弁9を閉弁させるエア
アクチュエータ12が接続される。エアアクチュエータ12
としては、圧縮空気の供給により上記リセット弁9を閉
弁させるように構成してあればよく、エアシリンダ、エ
アモータなどがその例に挙げられる。ここでは、エアア
クチュエータ12およびその動作をリセット弁9に伝達す
る機構の構成を簡単にするため、エアアクチュエータ12
としてエアシリンダを用いている。
【0011】図2の断面図に示すように、上記ブースタ
ポンプ2と逃がし弁7とは一体に組立てられ、ブースタ
ポンプ2の吐出口14を逃がし弁7の一次室15に開口
させるとともに、この一次室15に連続する出入口16
に圧油路4を接続するようにしている。逃がし弁7の弁
ケース13の肉壁部内には、一端が一次室15の周面に
開口され、他端が逃がし弁7の弁室17の周面に開口す
る圧抜き油路18が形成され、上記リセット弁9がこの
圧抜き油路18を開閉するように設けられている。
【0012】すなわち、上記リセット弁9は、この圧抜
き油路18内に圧抜き油路18の軸心方向に移動するボール
状の弁子19と、この弁子19を一次室15側から受け止める
テーパ面状の弁面20とを備え、一次室15の内圧によって
弁子19が開弁方向に付勢されるようにしている。上記エ
アアクチュエータ12は、弁子19の一次室15と反対側で、
弁ケース13に弁子19と同軸心状に組付けられた筒体21
と、この筒体21内で弁子19の進退方向に進退可能に内嵌
されたピストン22と、このピストン22から連出され、上
記弁子19の一次室15と反対側面を受け止めるピストンロ
ッド23とを備え、筒体21でピストン22により区画された
受圧室24に分岐エア回路11の端末が接続される。
【0013】なお、図1に示すように、上記逃がし弁7
には逃がし弁7が一定以上大きく開弁したことを検出す
るセンサ25が設けられ、このセンサ25により逃がし弁7
が一定以上大きく開弁したことが検出されると、母機5
の制御回路に停止信号が出力され、母機5が安全停止さ
れるとともに、圧縮空気源1からブースタポンプ2およ
びエアアクチュエータ12への圧縮空気の供給が停止され
る。
【0014】また、図示はしないが、上記分岐エア回路
11ないし受圧室24には、必要に応じて、電磁弁からなる
圧抜き弁が接続され、圧縮空気源1からブースタポンプ
2およびエアアクチュエータ12に圧縮空気が供給される
時にはこの圧抜き弁を閉弁させて分岐エア回路11および
受圧室24の内圧を所定の供給圧に保持し、圧縮空気源1
からブースタポンプ2およびエアアクチュエータ12への
圧縮空気の供給が停止される時にはこの圧抜き弁を開弁
させて、分岐エア回路11および受圧室24の内圧を速やか
に大気圧に減圧させるようにしている。
【0015】上記の構成において、母機5の運転が停止
されると、圧縮空気源1からブースタポンプ2への圧縮
空気の供給が停止されて過負荷安全装置が停止される。
また、これと同時にエアアクチュエータ12への圧縮空気
の供給が停止されるとともに、圧抜き弁26が開弁するの
で、エアアクチュエータ12の受圧室24は速やかに大気圧
に減圧される。
【0016】これに対して、油室6、圧油路4、逃がし
弁7の入口14および一次室15には逃がし弁7の開弁によ
って排出されなかった圧油が大気圧よりも高圧の圧力で
封じ込められている。この油室6、圧油路4、逃がし弁
7の入口14および一次室15に封じ込められた圧油の圧力
がエアアクチュエータ12の受圧室24の内圧に抗してリセ
ット弁9の弁子19を押圧し、弁面20から隔離させてリセ
ット弁9を開弁させ、一次室15から圧抜き油路18を通っ
て弁室17に圧油を放出させることにより、油室6、圧油
路4、逃がし弁7の入口14および一次室15の内圧が大気
圧にまで減圧される。
【0017】また、この状態で母機5の電源を入れ、圧
縮空気源1からブースタポンプ2およびエアアクチュエ
ータ12への圧縮空気の供給を開始すると、圧抜き弁26が
閉弁され、エアアクチュエータ12の受圧室24の内圧が所
定の圧力(例えば逃がし弁7のリリーフ圧)以上に昇圧
し、油室6、圧油路4、逃がし弁7の入口14および一次
室15の内圧に抗してリセット弁9の弁子19を弁面20に押
圧し、リセット弁9が閉弁される。
【0018】なお、上記の実施例においては、圧抜き油
路18およびリセット弁9を逃がし弁7内に設けているの
で、従来のリセット型空油圧式過負荷安全装置に比べて
外部に露出する油圧配管を少なく、油圧配管コストを削
減してコストダウンを図ることができるとともに、過負
荷安全装置を全体として小型に、かつ、コンパクトにで
きる。
【0019】また、この実施例では分岐エア回路11をブ
ースタポンプ2および逃がし弁7の外部に設けている
が、この分岐エア回路11をブースタポンプ2および逃が
し弁7の内部に設けることにより、圧縮空気配管を従来
と同じにして、エア配管コストを削減することが可能で
ある。さらに、上記の実施例において、例えば上記分岐
エア回路11を例えば母機5の操作盤を通るように延長
し、操作盤にこの分岐エア回路11を開閉する閉止弁を設
け、操作盤27で閉止弁を操作することにより、エアアク
チュエータ12を遠隔操作するように構成することが可能
である。
【0020】また、圧抜き油路18およびリセット弁9を
逃がし弁7内に設けているが、これを母機5内に設ける
ことも可能である。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本発明によれば、
母機に設けた空油圧式過負荷安全装置の負荷検出用油室
の内圧を開弁により大気圧まで圧抜きするリセット弁
と、圧縮空気が供給される時にこのリセット弁を閉弁駆
動するエアアクチュエータと、ブースタポンプ駆動用に
圧縮空気源から供給される圧縮空気を該エアアクチュエ
ータに分配する分岐エア回路とを設けるので、過負荷安
全装置の停止時に開弁されたリセット弁が過負荷安全装
置の始動時に圧縮空気源から圧縮空気を供給されたエア
アクチュエータにより自動的に閉弁される。その結果、
リセット弁の閉め忘れによってプリロード圧が得られな
くなることを防止でき、母機の稼働率を高めることがで
きる。
【0022】また、分岐エア回路を適宜延長し、分岐エ
ア回路を開閉する弁を設けることにより、この弁の操作
によりリセット弁を遠隔操作することが可能になる。本
考案において、特にリセット弁の弁子に上記エアアクチ
ュエータの閉弁付勢力に対抗して油室の内圧を作用さ
せ、圧縮空気源から上記エアアクチュエータへの圧縮空
気の供給停止時に油室の内圧でリセット弁を開弁させる
場合には、過負荷安全装置の停止にともなって自動的に
リセット弁が開弁されるので、過負荷安全装置の停止時
に確実に油室の内圧を大気圧まで減圧することができ、
安全性を高めることができる。
【0023】また、本考案において、特に空油圧式過負
荷安全装置の逃がし弁の弁ケース内に逃がし弁をバイパ
スする圧抜き油路とこの圧抜き油路を開閉するリセット
弁を設ける場合には、外部に露出する油圧配管を少なく
してコストダウンを図ることができるとともに、過負荷
安全装置を小型に、かつ、コンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空油圧回路図である。
【図2】本発明の要部の断面図である。
【図3】従来例の空油圧回路図である。
【符号の説明】
1…圧縮空気源 2…ブースタポンプ 5…母機 6…油室 7…逃がし弁 8…ドレン油路 9…リセット弁 11…分岐エア回路 12…エアアクチュエータ 13…弁ケース 19…弁子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母機に設けた空油圧式過負荷安全装置の
    負荷検出用油室の内圧を開弁により大気圧まで圧抜きす
    るリセット弁と、圧縮空気が供給される時にこのリセッ
    ト弁を閉弁駆動するエアアクチュエータと、ブースタポ
    ンプ駆動用に圧縮空気源から供給される圧縮空気を該エ
    アアクチュエータに分配する分岐エア回路とを設け、上
    記リセット弁の弁子に上記エアアクチュエータの閉弁付
    勢力に対抗して油室の内圧を作用させ、圧縮空気源から
    上記エアアクチュエータへの圧縮空気の供給停止時に油
    室の内圧でのリセット弁を開弁させることを特徴とする
    自動リセット型空油圧式過負荷安全装置。
  2. 【請求項2】 空油圧式過負荷安全装置の逃がし弁の弁
    ケース内に圧油路と該逃がし弁のドレン路とを連通させ
    る圧抜き油路とこの圧抜き油路を開閉するリセット弁を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の自動リセット型
    空油圧式過負荷安全装置。
JP1993031394U 1993-06-11 1993-06-11 自動リセット型空油圧式過負荷安全装置 Expired - Lifetime JP2592388Y2 (ja)

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