JPH063235Y2 - パイロットチェックバルブ - Google Patents

パイロットチェックバルブ

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JPH063235Y2
JPH063235Y2 JP1986119746U JP11974686U JPH063235Y2 JP H063235 Y2 JPH063235 Y2 JP H063235Y2 JP 1986119746 U JP1986119746 U JP 1986119746U JP 11974686 U JP11974686 U JP 11974686U JP H063235 Y2 JPH063235 Y2 JP H063235Y2
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JP
Japan
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valve
pressure
pilot
spring
oil passage
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JP1986119746U
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JPS6327767U (ja
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文雄 本田
俊輔 吉江
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Nachi Fujikoshi Corp
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Nachi Fujikoshi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は産業機械等で使用される油圧回路で油圧シリン
ダーのピストンロッド固定回路等に使用されるよう、油
圧ポンプからの圧油を切換弁を通り油圧シリンダーへ供
給する負荷油路に介され、ハウジングに設けた入口から
出口への流れを許容し、出口から入口への逆流を閉止す
るようスプリングに押圧された主弁と、主弁を開いて前
記閉止を解く方向にパイロット圧油により移動可能にさ
れたパイロット弁体と、を有するパイロットチェックバ
ルブに関する。
〔従来の技術〕
従来のパイロットチェックバルブは、例えば第2図の6
で示すように、油圧ポンプからの圧油を切換弁であるソ
レノイドバルブ1を通り油圧シリンダー7へ供給する負
荷油路12に介され、ハウジング19′に設けた入口I
Nから出口OUTへの流れを許容し、出口OUTから入
口INへの逆流を閉止するようスプリング16に押圧さ
れた主弁10と、主弁10を開く方向にパイロット油室
17のパイロット圧油により主弁10を開くよう移動可
能にハウジング19′内に配置されたパイロット弁体
8′とを含む。例えば第2図で示すような回路即ちアク
チュエータとして油圧シリンダー7を用いた一般設備機
械において、ワーク21の押付加圧保持確保のために、
即ち第2図のシリンダーロッド5がワーク21を押し付
け、その位置でドッグ5′がリミットスイッチ2をけっ
てソレノイドバルブ1が中立にされたとき、その位置で
負荷油路12の圧油がタンク13へ逃げないようにする
ために、パイロットチェックバルブ6が使用されてい
た。この場合負荷油路12の圧力はリリーフバルブ3に
よって設定された、ワーク21を押付け保持するに十分
な高圧に設定されている。そしてこのシリンダーロッド
位置では、負荷油路12はワーク21の反作用を受けて
加圧されており、この圧力によりパイロットチェックバ
ルブ6の主弁10は図示のように出口OUTから入口I
Nへの逆流を閉止し、回路の逆流を防止するように負荷
油路12を閉じている。装置が製鉄機械の溶鉱炉付近等
に置かれ、油圧シリンダー7外部が溶鉱炉等からの輻射
熱を直接受けるときは、油圧シリンダー7内及び負荷油
路12の作動油は膨脹し、これによりシリンダーロッド
5が僅かながら自走するおそれがあった。しかしながら
第2図実線で示す位置即ちドッグ5′がリミットスイッ
チ2をけっている状態のシリンダーロッド5位置で輻射
熱が当るときは油圧シリンダー7及び負荷油路12の作
動油が、外部の輻射熱により膨脹すると、リリーフバル
ブ3の設定圧よりも高くなるので、リリーフバルブ3は
あらかじめ設定された圧力により、その膨脹分の圧油を
逃がし油圧シリンダーロッド5は図示の位置で保持され
ている。次にワーク21を取換えるためにシリンダーロ
ッド5が点線で示す位置まで引き込まれるときは、ソレ
ノイドバルブ1のSO1bを励磁され、ストローク端に達す
る前にドッグ5′がリミットスイッチ4をけって、ソレ
ノイドバルブ1を無励磁とし中立位置に戻す。シリンダ
ーロッド5のこの点線位置である始動位置復帰状態で
は、負荷油路12の圧力はタンク13に通じ圧力がなく
なるが、パイロットチェックバルブ6の主弁10はスプ
リングを押して出口OUTから入口INへの逆流を閉止
し、負荷油路12の逆流を防止している。この場合でも
シリンダー7外部等に輻射熱が当たるため、油圧シリン
ダー7とパイロットチェックバルブ6間で、油圧シリン
ダー7及び負荷油路12の作動油が膨脹するときは、シ
リンダーロッド5は無負荷の状態でわずかの圧力が油圧
シリンダー7内に発生しても、リリーフバルブ3を作動
させる前にシリンダーロッド5をわずかに移動させ、リ
ミットスイッチ4より離れてしまい、図示しない電気シ
ーケンスが誤動作してしまう事象が発生し問題であっ
た。これを防止するために従来ではシリンダーロッド5
を停止位置でロックするロック装置を設けるか、又は第
2図に示すように、バイパス弁15を設け、異状圧発生
検出用の負荷油路12に設けたプレッシャースイッチ1
9により異常圧を感知し、バイパス弁15のSO1cを励磁
させ、作動油の膨脹分をタンクへ逃していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の目的は、油圧ポンプからの圧油を切換弁を通り
油圧シリンダーへ供給する負荷油路に介され、前記負荷
油路に圧力があるとき、前記負荷油路の逆流を防止する
が、前記負荷油路に圧力がないとき、シリンダーロッド
がその位置を動かないように、前記負荷油路の逆流の防
止を解くことができるようなパイロットチェックバルブ
を提供することにあり、これによってシリンダーロッド
を停止位置でロックするロック装置を不用とし、又はバ
イパス弁及びプレッシャースイッチを節約できるパイロ
ットチェックバルブを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このため本考案は、油圧ポンプからの圧油を切換弁を通
り油圧シリンダーへ供給する負荷油路に介され、ハウジ
ングに設けた入口から出口への流れを許容し、出口から
入口への逆流を閉止するよう第1のスプリングにより押
圧された主弁と、主弁を開いて前記閉止を解く方向にパ
イロット圧油により移動可能にされたパイロット弁体
と、を有するパイロットチェックバルブにおいて、前記
パイロット弁体は前記第1のスプリングより強い第2の
スプリングによって常時主弁を開いて前記主弁による前
記負荷油路の逆流閉止を解く方向に不勢され、前記負荷
油路に圧力がないときは前記主弁は前記第2のスプリン
グが押すパイロット弁体により開かれているようにされ
たことを特徴とするパイロットチェックバルブとしたも
のである。
〔実施例〕
次に本考案の実施例パイロットチェックバルブにつき、
図面を参照して説明すると、第1図は第2図からバイパ
ス弁15とプレッシャースイッチ19を除去し、パイロ
ットチェックバルブ6を本考案に基づくパイロットチェ
ックバルブ20に置換したほかは、同じ油圧回路を用い
ており、従って油圧シリンダー7の作動も同じであり説
明を省略する。油圧ポンプからの圧油を切換弁であるソ
レノイドバルブ1を通り油圧シリンダー7へ供給する負
荷油路12に介されたパイロットチェックバルブ20
は、ハウジング19に設けた入口INから出口OUTへ
の流れを許容し、出口OUTから入口INへの逆流を閉
止するよう第1のスプリング16によって押圧された主
弁10と、主弁10を開いて前記閉止を解く方向にパイ
ロット油路17′からパイロット室17に導かれたパイ
ロット圧油により移動可能にハウジング19内に配置さ
れたパイロット弁体8とを含み、さらにパイロット弁体
8は第1のスプリング16より強い第2のスプリング9
によって常時主弁10を開いて主弁10による負荷油路
12の逆流閉止を解く方向に付勢されている。従って、
図示の油圧シリンダー7が指導位置に復帰し、ソレノイ
ドバルブ1がリミットスイッチ4により中立位置に戻さ
れた時は、負荷油路12に圧力がなく、主弁10は第1
のスプリング16より強い第2のスプリング9が押すパ
イロット弁体8により押上げられて開かれており、主弁
10による負荷油路12の逆流閉止を解いた状態にあ
る。第2図で示すような油圧シリンダー7がワーク21
を押付けて加圧保持している状態では、負荷油路12に
は、ワーク21からの反作用力によりリリーフバルブ3
が設定する圧力があるので、主弁10は負荷油路12を
IN及びタンク13に対し閉止している。詳説すると、
ソレノイドバルブ1のSO1aを励磁することによってシリ
ンダーロッド5を作動させ、リミットスイッチ2に当た
ったとき、SO1aは無励磁とされており、この時の圧力状
態は、第2図で説明したように P≒P(ポンプ圧力)、そして P=P≒0(大気圧)、 従ってP・A+F<P・A+P・B+F 従って、押付、加圧保持(位置保持)が可能となる。
ここでPは油圧シリンダーとパイロットチェックバル
ブOUT側間の圧力、Pは、ソレノイドバルブとパイ
ロットチェックバルブIN側間の圧力、Pはパイロッ
ト圧力、Pはポンプ圧力、Aは主弁10が本体と接触
する面積、Bはパイロット弁体8受圧面積、Fはチェ
ック弁10用第1スプリング16の力、Fはパイロット
弁体8押上げ用第2のスプリング9の力をそれぞれ示
す。
これに対して第1図で示す始動位置復帰状態では、ソレ
ノイドバルブ1のSO1b励磁によって、シリンダーロッド
5を作動させ、リミットスイッチ4に当たった時SO1bを
無励磁とし、ソレノイドバルブ1は図示の中立位置をと
る。このとき P≒0(大気圧)、そして P=P≒0(大気圧) 従ってP・A+F<P・A+P・B+Fとな
り、主弁10は第2のスプリング9で押上げられて開い
た状態を保つ。従って、この時油圧シリンダー7及び負
荷油路12が前記輻射熱を受けても、圧油の膨脹分は、
パイロットチェックバルブの矢印11で示すOUT→I
N→ソレノイド1を通じタンク13へ逃げるため、シリ
ンダーロッド5は、自走しないこととなる。尚、第2の
スプリング力Fは、シリンダーロッド5が、自走しない
様に主弁10を押上げられる程度の強さFでよく、これ
は第2のスプリング9の強さFを可変調整する調整ネジ
14を適当に調節することにより所望の強さFを得るこ
とができる。第1のスプリング力Fと第2のスプリン
グ力Fとの力のつり合いは常にF<Fであるように設
定され保持される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本考案によると、油圧ポンプからの
圧油を切換弁を通り油圧シリンダーへ供給する負荷油路
に介され、前記負荷油路の圧力があるときは、前記負荷
油路の逆流を防止するが、前記負荷油路は圧力がないと
きは、前記主弁は前記第2のスプリングに押されたパイ
ロット弁体により開かれ、前記主弁による前記負荷油路
の逆流閉止を解かれ、例えば輻射熱を受けて油圧シリン
ダー内及び前記負荷油路内の圧油の熱膨脹があっても、
シリンダーロッドがその位置を動かないようにしたパイ
ロットチェックバルブを提供するものとなった。これに
より、機械的にシリンダーロッドを止めておくロック装
置を不要とし、又はバイパス弁及びプレッシャースイッ
チを節約できるパイロットチェックバルブを提供するも
のとなり、安価な信頼性の高い、安全な油圧回路を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例パイロットチェックバルブの概
略断面図と関連油圧回路図、第2図は従来のパイロット
チェックバルブの概略断面図と関連油圧回路図である。 8…パイロット弁体、9…第2のスプリング、10…主
弁、12…負荷油路、16…第1のスプリング、20…
パイロットチェックバルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプからの圧油を切換弁を通り油圧
    シリンダーへ供給する負荷油路に介され、ハウジングに
    設けた入口から出口への流れを許容し、出口から入口へ
    の逆流を閉止するよう第1のスプリングにより押圧され
    た主弁と、主弁を開いて前記閉止を解く方向にパイロッ
    ト圧油により移動可能にされたパイロット弁体と、を有
    するパイロットチェックバルブにおいて、前記パイロッ
    ト弁体は前記第1のスプリングより強い第2のスプリン
    グによって常時主弁を開いて前記主弁による逆流閉止を
    解く方向に付勢され、前記負荷油路に圧力がないときは
    前記主弁は前記第2のスプリングが押すパイロット弁体
    により開かれているようにされたことを特徴とするパイ
    ロットチェックバルブ。
JP1986119746U 1986-08-06 1986-08-06 パイロットチェックバルブ Expired - Lifetime JPH063235Y2 (ja)

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JPS6327767U JPS6327767U (ja) 1988-02-23
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JP6972776B2 (ja) * 2017-08-25 2021-11-24 株式会社アイシン 流体制御弁
JP7161265B2 (ja) * 2019-10-29 2022-10-26 株式会社Ihi原動機 給排油機構

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