JP2592192B2 - 文書走査装置用照射装置 - Google Patents

文書走査装置用照射装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、光学シス
テムに関し、より具体的には、文書走査装置における文
書の照射に関する。
【0002】
【従来の技術】文書走査装置は、文書表面を走査して文
書表面にある光学的な印を表す電気情報を入力するのに
用いられるものである。基本的な文書走査システムに
は、照射のタイプおよび文書からの反射光を検するた
めの照射ピックアップまたは照射センサのタイプによっ
て、幾通りもの形式がある。ライン走査装置は、文書上
に対して全ライン照射を行い、線状に配設した電荷結合
素子(CCD)のごとき適当センサ・アレイを設ける
ことによって、ライン上のエレメントまたはピクセルを
識別する。あるライン走査装置においては、照光ライン
幅がそのライン上で走査されるピクセル幅よりも大きく
ないようなものがある。他のライン走査装置としては、
ラインの一部分のみがセンサ領域へ焦点合わせされるた
めに、照光ライン幅がこのピクセルの大きさよりも大き
いものがある。特定の装置構成の如何に拘らず、ライン
走査装置においては、センサのために必要とされる反射
光を得るために文書上に予測可能で且つ一定の連続光ラ
インを生じさせることが要請されている。
【0003】ある従来技術では、走査装置に必要とされ
る照射ラインを得るために、光ファイバを束にして配列
する手法が用いられてきた。ファイバのグループまたは
束の一方の端部は、白熱電球のような、光エネルギ源の
近くに置かれる。ファイバ群の他方の端部は、ファイバ
を出ていく光が所望の形状になるように、ラインの形状
に合わせて広がっている。このような態様なら必要な形
状および寸法が得ることができるが、このような光ファ
イバの束に要するコストは、走査装置全体の相当な部分
を占める。経済性を考えるなら、より一層経済的な装置
によるライン照射が望ましい。
【0004】米国特許番号4、502、757号におい
ては、本発明に係わる装置に部分的に類似する、光ビー
ム分配器が開示されている。この特許の装置では、干渉
性のレーザ・ビームを幾つかの独立した別々のビームに
分け、これらのビームをマルチ・チャネル光変調素子を
通して感光部材を照射するようにしている。幾つかの光
スポットが同時に生じるが、その結果は連続ラインには
ならない。この特許に開示されている光ビーム分配器で
は、一方の面に反射コーティングを用い、他方の面には
半反射または透過反射コーティングを用いている。この
第二のコーティングは、出て行く光ビームの減衰率を等
しくするようにその厚さが変えられる。この装置はま
た、(本発明のように)全内反射によって入射光を集光
して初期のビーム直径よりも小さい高さのラインを得る
のに、互いに非平行な向きに配向された他の側面または
反射面を有するものでもない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、文書
走査装置において使用するための簡潔で経済的な照射装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、文書ライン走
査装置に用いられる、新規で有用なくさび形状の照射装
置を提供するものである。この照射装置は、外部光源か
ら非干渉性の光ビームを受取り、この光ビームをこの装
置の2つの反射面のにおいてあちこちに繰り返し反射
させる。一方の面はほぼ全反射するように設計されてい
る。他方の面は、装置の長さ方向にわたって反射率が変
化するように設計されており、より詳細に言えば、予定
量の光がこの装置から出て文書を照射するように反射の
度合いが適当に制御される。光がくさび形状部材に入射
する角度は、隣接する出力光ビームが最終的に文書に対
して連続的な光のラインを生じるように選択される。さ
らに、反射面と結合される非平行な側面対が、装置内で
光を全内反射し、照射ラインとしてより小さい領域に
入力光を集光するために用いられる。
【0007】本発明の特定の実施例においては、白熱球
またはバルブが、ビーム指向部材の入光域に投射される
非干渉性光を生じさせるのに用いられる。この光は、出
力面における反射層およびビーム指向部材の入力面にお
ける反射層において反射される。この出力反射層の反射
係数は、入光域からの当該反射層の位置と、文書に一様
な照射を与えるために当該反射層を通り抜けなければな
らない光の量とを考慮に入れた数学的関係から決定され
る。ビーム指向部材の入力面に関して光源からの光ビー
ムがなす入射角度は、これら反射層間の厚みまたは分離
の程度、これら反射層間の材料の屈折率、およびこれら
2つの反射層に入射する光ビームの有効厚または有効径
との間において、予定された関係を満足する。さらに、
作り出される光ラインまたは走査ラインを定めるため
に、これら反射層間に延びる互いに非平行な側面が与え
られる。これらの側面は適当な角度に設定されると全内
反射を可能にするから、文書上に作り出されるライン
の高さは、反射層間において指向される光ビームの径ま
たは幅よりも小さくなる。
【0008】
【実施例】図1では、本発明により構成される文書ライ
ン走査装置の、主要な構成要素のうちの幾つかが示され
る。文書10は走査装置によって走査され、その上にあ
る光学的な印12に対応するデータを獲得する。文書1
0は、最終的にはその全ての部分が、走査装置の照射装
置により生じる光のラインまたは走査ライン16によっ
て照射されるように、14の方向に動かされる。走査ラ
イン16は文書10の表面において14の方向と垂直の
方向に延びる。光学的な印12からの反射光は、画像レ
ンズ18により、線状に配設した電荷結合素子(CC
D)等のセンサ20へ焦点が合わせられる。画像レンズ
18は、傾斜インデックス(graded index)型ファイバ
・レンズまたは一般的な球面レンズを用いることがで
き、この場合には、センサ20は走査ライン16の長さ
よりも短くすることができる。センサ20により得られ
るデータはこのセンサから適切にクロック出力され、走
査装置の別の電子回路へ伝えられる。
【0009】照射ライン16は白熱電球またはバルブ2
2により生ぜられる照射から作り出され、当該バルブ2
2はその背後部を放物線面反射装置24で囲まれていて
非干渉性の白熱光ビーム26を生ずるようにされてい
る。光ビーム26は、走査ライン16を文書10上に生
じさせるために、ビーム指向部材28内に指向される。
光ビーム26の有効直径は、図1の直径30によって示
される。ビーム指向部材28には集光作用があるため、
照光ライン16の高さ32は光ビーム26の直径30よ
り小さい。このことは図2Cに関連して以下で詳述す
る。
【0010】図2A、図2Bおよび図2Cは、図1に示
されるビーム指向部材28の三面図である。図2Aによ
ると、ビーム指向部材28は、ビーム26が入る当該部
材28の一方の端部から当該部材の他方の端部、すなわ
ち図2Aの底部に至る主要寸法または主要長さを有す
る。ビーム指向部材28は、ガラスのような固体光学材
料から構成することができる。かかる光学材料入力面
34は、反射コーティングまたは反射層38でコーティ
ングされるかまたは覆われている。これは、光エネルギ
の反射性が良好なアルミニウムまたは銀の面とすること
ができる。部材28はまた、他の側面上に、入力面34
に平行な出力面36を有する。出力面36には、反射層
40が設けられる。反射層40は、ビーム指向部材28
の光入力端部から離れていくにつれて反射率が減じるよ
うに、漸次的または傾斜的に変化する反射係数を有す
る。このことは、事実上、層40に衝突する光のうち比
較的多くの割合のものがこの層を通過して、最終的に走
査ラインを生じさせることを可能にしている。
【0011】図2Aの破線および矢印は、部材28を通
る光ビーム26の伝播を例示しているが、材料および隣
接する媒質の屈折率が変化することによるビームの屈折
については例示してない。ビームの中心にある矢印とビ
ーム幅の境界を定める破線とによって示されている光ビ
ーム26は、図2Bに示す入光領域48を通じて入力面
34に入る。入光領域48は入力面34における反射層
を有しておらず、従ってビーム26は入力面34と出力
面36との間の当該領域に入り込むことができる。ビー
ム26は反射層40により部分的に反射されそして、こ
の部分的に反射されたビーム42は反射層38に直接戻
され、そこで再び反射層40へ向かって反射される。こ
のようにビーム指向部材28の長手方向に延在する反射
層38と40の間で前後に反射が繰り返されると、単一
の光ビーム26は出力面36を通り抜けて連続的な照光
ラインを生ずる。出力反射層40は部分的にのみ反射性
を有するので、反射層40に衝突する光エネルギの幾分
かがビーム指向部材28を出て、最終的に文書上に走査
ライン16を形成する。
【0012】ビーム指向部材28および入射光26の幾
何形状および配向は、参照番号44で示すような反射さ
れたビームの高さが、参照番号46で示すような反射前
のビームの高さに等しいように設定される。さらに、出
力面36上の反射されたビームの位置は、ビーム指向部
材28によって連続的な光ラインが得られるように、互
いに隣接している。このようなことは、レーザからのコ
ヒーレント光源を利用するよりも、むしろ白熱光ビーム
26を利用することによって可能になる。もし光ビーム
26がレーザによって作り出されるとしたなら、出力面
36上で互いに隣接するビームの境界において有害な干
渉が生じるであろう。この場合、連続でないラインが生
じ、走査オペレーション中に不正確な結果が生じてしま
うであろう。しかし、本発明のビーム指向部材では光ビ
ーム26は非干渉性であるので、境界領域においてシャ
ープで明確に現れるこの有害な干渉を避けることがで
き、従って滑らかで、連続的な光のラインが得られる。
【0013】図2Cは、底部から見たビーム指向部材2
8の形状を例示している。部材28は、入力面34と出
力面36との間に延在する、非平行側面50および52
を有する。側面50および52は入力面34や出力面3
6のような反射層でカバーされてない。しかし、到達す
る光ビームの入力角度によって全内反射が起こり、光
線は集光され、より小さい出力面の高さ寸法37へと転
換される。もちろん、この高さ方向に光を再指向するこ
とは行われないから、ビームの高さ(図2Aの44およ
び46を参照)は入力ビームのそれと同じに維持されよ
う。角度51および54は、光ビームの光線がビーム指
向部材28の側面50および52に衝突する際の入射角
を示す。これらの角度はビーム指向部材28を構成する
材料およびこれを取り巻く媒体の屈折率の関数である
が、これらの角度が臨界的な角度を超える限り、光線は
出力表面36によって定められた比較的小さな領域へ集
光されることになる。この全内反射は、ビーム指向部
材28を通じて反射が繰り返される間に、光エネルギが
ビーム指向部材28から失われないように保持すること
を助ける。
【0014】図3はビーム指向部材28の各対向面の反
射率を例示するグラフである。図3の曲線56は、ビー
ム指向部材28の入力面34上に設けられた反射層38
の反射率または反射係数を表す。ここに見られるよう
に、ビーム指向部材28の長手方向に沿った位置の如何
に拘らず、反射率は1.0(または100%)に接近してい
る。換言すれば、反射率は反射層38の位置にかかわら
ず一定のままであり、この層に突き当たる光ビームは、
ビーム指向部材28の出力面36に向かってほぼ全部が
反射されるということである。これに対して、曲線58
は、ビーム指向部材28の反射層40の反射率を表して
いる。ここに見られるように、入光領域48に近い端部
に対応する曲線端60における反射率が一番高い。この
反射率は、予定されたレートに従って曲線端62におけ
る小さい値へと減少されるが、この曲線端62は入光領
域48から最も離れたところに対応する。出力光をビー
ム指向部材28の長手方向にわたってほぼ均質にするた
めには、当該部材の遠端部において反射率を最も小さく
することで、ビーム指向部材28の内部に残る反射光の
うちの一層多くの光を出力させることが必要となる。
【0015】図3の曲線58が表す出力層40の反射率
は、半反射(semi-ref lective)特性を有する層40に
突き当たる光量を考慮に入れることで、数学的に決める
ことができる。出力面36における光の初期漏出量は、
次式で表すことができる。 S1=L(1−r1) (1) ここで、S1は層40の最初の領域を通過して走査ライ
ン16を作る光を表し、Lはビーム指向部材28に入り
反射層40に突き当たる光を表し、rはこの位置におけ
る層40の反射係数を表している。入力反射層38に向
かって戻される反射光は次式で表される。 R1=Lr1 (2) 次にこの入力反射層38から反射される光(L’)は次
の式によって与えられる。 L’=Lr1(.98) (3) ここでは、ほぼ全反射が行われる層38の反射率が.98
(または98%)であると仮定している。第二の位置S2
において層40を通過して走査ライン16を作る光は、
次式によって与えられる。 S2=Lr1(.98)(1ーr2) (4) S1およびS2は、ライン照射がラインの全長にわたっ
て連続で且つ一様であるように、等しくしなければなら
ないから、式(1)および(4)は、次式のように結合
することができる。 Lr1(.98)(1ーr2)=L(1−r1) (5) (5)式は、この第二の位置において同量の光出力を得
るために、出力反射層40の必要とする反射率(r2)
について解くことができる。この結果、(6)式が得ら
れる。 r2=1−(1−r1)/r1(.98) (6) この様なタイプの計算を続ければ、ビーム指向部材28
の残りの長さ部分についての出力層40の反射率を決定
することができる。この結果は図3の曲線58によりグ
ラフを用いて表すことができる。実際の組み立てにおい
ては、一旦カットされグラインドされ磨かれた光学材料
の面は、アルミニウムを用いて所望の反射率となるよう
にスパッタされる。反射率の変化は、与えられた領域に
ついてスパッタリング時間を制御することで達成され
る。スパッタリング時間が長くなればなる程、反射層が
厚くなり、より高い反射率を呈するようになる。これ以
外に用いられる技法としては、ステッピング・モータに
よってマスクを駆動し、これにより反射層の異なる領域
の露光時間を制御するものがある。
【0016】図4は、ビーム指向部材28を通して進行
する、ビーム光線の経路を例示する図である。既に示し
たように、レーザ・ビームのような干渉性の光ビームと
出力面の隣接する出力位置の組み合せを用いて連続的な
照射ラインを得ようとすると、隣接ビームの結合部にお
いて有害な干渉を生じることになる。このような領域の
存在が、照射ラインの不連続性の原因となり、ひいては
走査装置の性能を低下させる。非干渉性の光源を用い、
特定の基準に合うようにビームを整えることによって、
有害な干渉無しに隣接位置において多重反射光がビーム
指向部材の外に放出され、一様で且つ連続な照射ライン
が与えられる。このような所望の性能を得るのに必要な
基準は、図4に見られるパラメータによって示される。
【0017】角度θは、ビーム指向部材28の2つの対
向面の間に入射する、光ビームの中心線64の入射角を
表す。光ビームの直径(d)と入力面34に投射された
径(d’)とは、次式によって関係付けられる。 d’=d/cosθ (7) ビーム指向部材28を構成する材料の屈折率(N)に起
因して、入射光ビームは面34を通過する際に屈折す
る。屈折したビームが光学材料を伝播する角度は次式に
よって与えられる。 α=sin-1([sinθ]/N) (8) このことから次式が導かれる。 tanα=(d^/2)/t=d/(2t cosθ) (9) (8)式を(9)式に代入することによってこれらのパ
ラメータ間に次の関係式があることが示される。 tan[sin-1([sinθ]/N)]=d/(2t cosθ) (10) (10)式を角度θについて解けば、出力面36におい
て連続で且つ隣接する光出力を得るために、非干渉性の
光ビームがビーム指向部材28の入力面となすべき角度
が決定される。この入射光ビームが角度θから実質的に
外れることになると、オーバーラップまたはギャップが
光ビーム間に生じることになる。このようになると、光
の作り出すラインは一様でなくなり、ましてや望ましい
ものとは言えなくなる。
【0018】本発明の照光システムを文書以外のオブジ
ェクトまたは構造物を走査するために用いたり、入光領
域を入力面以外の位置に設けたり、ビーム指向部材を反
射面間の領域を満たすソリッド光学材料でないもので構
成したりすることも可能である。ラインの一様性は、ビ
ーム指向部材と文書との間の光出口経路において、光学
格子等の拡散エレメントを用いることによってさらに改
良することができる。文書の中心部よりも両端部をより
明るく照光することが望ましいような適用例において
は、その要請に従って出力層における反射率曲線を修正
することができる。
【0019】
【発明の効果】文書のライン走査装置において、簡潔で
経済的な照射装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用するのに適した文書走査装置を例
示した図である。
【図2A】本発明により構成されるビーム指向部材の正
面図である。
【図2B】本発明により構成されるビーム指向部材の側
面図である。
【図2C】本発明により構成されるビーム指向部材の底
面図である。
【図3】ビーム指向部材の各対向面の反射率を例示する
グラフ図である。
【図4】本発明のビーム指向部材の幾何的諸元を決定す
るのに用いる種々のパラメータを例示する図である。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書上の印を走査装置によって検出するた
    めに当該文書上にほぼ連続的な光のラインを照射する文
    書走査装置であって、 非干渉性光のビームを生ずる手段と、 ほぼ平行で互いに間隔を置かれた入力面および出力面を
    有するビーム指向部材と、 前記非干渉性光ビームを前記入力面を通して前記出力面
    に向けるために前記ビーム指向部材の前記入力面に設け
    られた入光領域と、 前記出力面の方へ光をほぼ全反射するように前記入力面
    上に設けられた入力反射層と、 前記入力面の方へ光を部分反射し且つ前記出力面と共に
    光を部分通過させるように前記出力面上に設けられた出
    力反射層とを有し、 前記出力反射層の反射率が前記入光領域から離れるにつ
    れて小さくなるように前記ビーム指向部材の長手方向に
    わたって傾斜的に設定されていることを特徴とする、 文書走査装置用照射装置。
  2. 【請求項2】次式、 tan[sin-1([sinθ]/N)]= d/(2 t cosθ) (ここでNは前記ビーム指向部材を構成する材料の屈折
    率であり、dは前記入力反射層および前記出力反射層の
    間に入る前記非干渉性光ビームの幅であり、tは前記入
    力面と前記出力面との間の距離である。)を満足する入
    射角θにおいて、前記非干渉性光ビームが前記ビーム指
    向部材の前記入光領域に入射することを特徴とする、 請求項1の文書走査装置用照射装置。
  3. 【請求項3】前記ビーム指向部材に入射する前記非干渉
    性光ビームが、前記文書を照射する前記連続的な光のラ
    インの高さよりも大きい径を有することを特徴とする、 請求項1の文書走査装置用照射装置。
  4. 【請求項4】前記ビーム指向部材が前記入力面と前記出
    力面との間に延在する互いに非平行な第一の側面および
    第二の側面を有し、前記入力面における両側面間の間隔
    が前記出力面における両側面間の間隔よりも大きくされ
    ていることを特徴とする、 請求項1の文書走査装置用照射装置。
  5. 【請求項5】前記ビーム指向部材が、前記第一の側面お
    よび前記第二の側面並びに前記入力面および前記出力面
    との間の全容積を満たす、ソリッド光材料から成ること
    を特徴とする、 請求項4の文書走査装置用照射装置。
  6. 【請求項6】前記入力反射層および前記出力反射層が前
    記光材料の外側に設けられることを特徴とする、 請求項5の文書走査装置用照射装置。
  7. 【請求項7】前記第一の側面および前記第二の側面が前
    記非干渉性光ビームとなす角度が、前記第一の側面およ
    び前記第二の側面からの前記非干渉性光ビームの全内反
    射を可能にする臨界角度よりも大きいことを特徴とす
    る、 請求項5の文書走査装置用照射装置。
  8. 【請求項8】文書上の印を走査装置によって検出するた
    めに当該文書上にほぼ連続的な光のラインを照射する文
    書走査装置用照射装置であって、 非干渉性光のビームを生ずる手段と、 互いに間隔を置かれた入力面および出力面、並びに互い
    に非平行で且つ前記入力面と前記出力面との間に延在す
    る第一の側面および第二の側面とを有するビーム指向部
    材と、前記非干渉性光ビームを前記入力面を通して前記出力面
    に向けるために前記ビーム指向部材の前記入力面に設け
    られた入光領域と、 前記ビーム指向部材内において前記出力面の方へ光をほ
    ぼ全反射するように前記入力面上に設けられた全反射手
    段と、 前記ビーム指向部材内において前記入力面の方へ光を部
    分反射し、且つ光を部分通過させるように前記出力面上
    に設けられていて、前記ビーム指向部材の長手方向にわ
    たって反射率が傾斜的に設定されている部分反射手段
    と、 前記非干渉性光ビームが前記全反射手段と前記部分反射
    手段との間において繰り返し反射されるように前記ビー
    ム指向部材の前記入光領域へ前記非干渉性光ビームを次
    式、 tan[sin-1([sinθ]/N)]= d/(2t cosθ) (ここでNは前記ビーム指向部材材料の屈折率であり、
    dは前記全反射手段と部分反射手段との間に入射する前
    記非干渉性光ビームの幅であり、tは前記入力面と前記
    出力面との間の距離である。)を満足する入射角θにお
    いて入射する手段とを有することを特徴とする、 文書走査装置用照射装置。
  9. 【請求項9】前記ビーム指向部材が前記入力面と前記出
    力面との間に延在する互いに非平行な第一の側面および
    第二の側面を有し、前記入力面における両側面間の間隔
    が前記出力面における両側面間の間隔よりも大きくされ
    ていることを特徴とする、 請求項8の文書走査装置用照射装置。
  10. 【請求項10】文書上の印を走査装置によって検出する
    ために当該文書上にほぼ連続的な光のラインを照射する
    文書走査装置用照射装置であって、 非干渉性光のビームを生ずる白熱光源と、 Nに等しい屈折率を有する光学材料から構成され、互い
    に間隔tを置いてほぼ平行に位置する入力面および出力
    面を有し、前記入力面の高さを前記出力面の高さよりも
    大きくした、ソリッドで且つくさび形状のビーム指向部
    材と、 前記ビーム指向部材の前記入力面上に設けられた入光領
    域とを有し、前記入光領域を通して前記出力面に向けら
    れる前記非干渉性光ビームが次式、 tan[sin-1([sinθ]/N)]= d/(2t cosθ) (ここで、dは前記入力面と前記出力面との間に入る前
    記非干渉性光ビームの幅であり、tは前記入力面と前記
    出力面との間の距離である。)を満足する入射角θにお
    いて前記入力面上の前記入光領域に入射するようにし、
    さらに前記光学材料内において前記出力面の方へ光をほ
    ぼ全反射するように前記入力面の外側に設けられた入力
    反射層と、 前記光学材料を通して前記入力面の方へ光を部分反射
    し、且つ前記出力面と共に光を部分通過させるように前
    記出力面の外側に設けられていて、前記入光領域から離
    れるにつれて反射率が低くなるように前記ビーム指向部
    材の長手方向にわたって傾斜的に設定されている出力反
    射層とを有し、 前記ビーム指向部材は、前記入力面と前記出力面との間
    に延在する互いに非平行な第一の側面および第二の側面
    を有し、前記入力面における両側面間の間隔は前記出力
    面における両側面間の間隔よりも大きくされており、両
    側面が前記非干渉性光ビームとなす角度が全内反射が可
    能となる臨界角よりも大きい角度にされていることを特
    徴とする、 文書走査装置用照射装置。
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