JP2591899Y2 - 伸縮嵌合管駆動装置 - Google Patents
伸縮嵌合管駆動装置Info
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- JP2591899Y2 JP2591899Y2 JP1991024022U JP2402291U JP2591899Y2 JP 2591899 Y2 JP2591899 Y2 JP 2591899Y2 JP 1991024022 U JP1991024022 U JP 1991024022U JP 2402291 U JP2402291 U JP 2402291U JP 2591899 Y2 JP2591899 Y2 JP 2591899Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は伸縮嵌合管駆動装置に係
り、特にチューブ巻取り、引き出しにより伸縮管合管の
伸縮・長短を行なう伸縮嵌合管駆動装置に関する。
り、特にチューブ巻取り、引き出しにより伸縮管合管の
伸縮・長短を行なう伸縮嵌合管駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車などのアンテナ、コーナ
ーポール等として伸縮嵌合管を用い、この伸縮嵌合管を
電動で駆動してアンテナ、コーナーポール等の昇降を行
なうものがある。
ーポール等として伸縮嵌合管を用い、この伸縮嵌合管を
電動で駆動してアンテナ、コーナーポール等の昇降を行
なうものがある。
【0003】このような、伸縮嵌合管を駆動する伸縮嵌
合駆動装置は図3に示すように従来よりモータ1の回転
を遊星歯車機構等よりなる減速機構2を介してプーリ3
に伝達していた。プーリ3には可撓性チューブ4が巻装
され、チューブ4の一端はプーリ3に固定され、他端は
伸縮嵌合管5の先端に固定されている。
合駆動装置は図3に示すように従来よりモータ1の回転
を遊星歯車機構等よりなる減速機構2を介してプーリ3
に伝達していた。プーリ3には可撓性チューブ4が巻装
され、チューブ4の一端はプーリ3に固定され、他端は
伸縮嵌合管5の先端に固定されている。
【0004】モータ1を回転させるとプーリ3が回転す
るモータ1を正回転させるとプーリ3の回転によりチュ
ーブ4はプーリ3に巻き取られ、伸縮嵌合部5は短縮
し、モータ1を逆回転させるとプーリ3も逆回転してチ
ューブ4がプーリ3より引き出され、嵌縮嵌合管5は伸
長する。モータ1とプーリ3とはスリップ機構、ロック
機構(図示せず)を介して結合しておりモータ1は制御
回路により制御され、伸長又は短縮時には伸長又は短縮
が終了するのに十分な所定時間回転する構成とされてい
た。このとき、伸縮嵌合管5の伸長又は短縮終了後には
スリップ機構により少しの期間同方向にモータ1を回転
させる、またはモータ1を拘束トルク状態にしておく構
成とされていた。
るモータ1を正回転させるとプーリ3の回転によりチュ
ーブ4はプーリ3に巻き取られ、伸縮嵌合部5は短縮
し、モータ1を逆回転させるとプーリ3も逆回転してチ
ューブ4がプーリ3より引き出され、嵌縮嵌合管5は伸
長する。モータ1とプーリ3とはスリップ機構、ロック
機構(図示せず)を介して結合しておりモータ1は制御
回路により制御され、伸長又は短縮時には伸長又は短縮
が終了するのに十分な所定時間回転する構成とされてい
た。このとき、伸縮嵌合管5の伸長又は短縮終了後には
スリップ機構により少しの期間同方向にモータ1を回転
させる、またはモータ1を拘束トルク状態にしておく構
成とされていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、従来の伸縮
嵌合管駆動装置では、伸縮嵌合管を完全に伸縮させるた
めに可撓性部材の巻取り、又は、送り出し動作終了後に
はスリップ機構又はロック機構により少しの間同方向に
モータを駆動させておく構成であったため、モータ停止
後には可撓性部材に引っ張り応力や圧縮応力が働き、ま
た、可撓性部材に変曲点を有する場合には可撓性部材に
働く引張り応力や圧縮応力により、剪断応力が働き、し
たがって、これらの応力によりクリープ破壊が生じ、長
期信頼性に欠ける等の問題点があった。特に車載用に用
いた場合温度変化、酸性雨、洗浄液等にさらされること
となり、クリープ破壊が一層加速される等の問題点があ
った。
嵌合管駆動装置では、伸縮嵌合管を完全に伸縮させるた
めに可撓性部材の巻取り、又は、送り出し動作終了後に
はスリップ機構又はロック機構により少しの間同方向に
モータを駆動させておく構成であったため、モータ停止
後には可撓性部材に引っ張り応力や圧縮応力が働き、ま
た、可撓性部材に変曲点を有する場合には可撓性部材に
働く引張り応力や圧縮応力により、剪断応力が働き、し
たがって、これらの応力によりクリープ破壊が生じ、長
期信頼性に欠ける等の問題点があった。特に車載用に用
いた場合温度変化、酸性雨、洗浄液等にさらされること
となり、クリープ破壊が一層加速される等の問題点があ
った。
【0006】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、長期信頼性の高い伸縮嵌合管駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
で、長期信頼性の高い伸縮嵌合管駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】端部が伸縮嵌合管に接続
された可撓性部材を巻装部に巻装し、該巻装部を駆動手
段により回転させて該可撓性部材の巻き取り又は送り出
しを行なう、該伸縮嵌合管の短縮又は伸長を行なう伸縮
嵌合管駆動装置において、前記可撓性部材の巻き取り又
は送り出し動作の完了を検出する検出手段と、前記検出
手段の巻き取り又は送り出し動作の完了検出後、前記可
撓性部材に働く応力を除去するように完了した動作とは
逆の動作を一定時間行なうように前記駆動手段を制御す
る駆動制御手段とを具備してなる。
された可撓性部材を巻装部に巻装し、該巻装部を駆動手
段により回転させて該可撓性部材の巻き取り又は送り出
しを行なう、該伸縮嵌合管の短縮又は伸長を行なう伸縮
嵌合管駆動装置において、前記可撓性部材の巻き取り又
は送り出し動作の完了を検出する検出手段と、前記検出
手段の巻き取り又は送り出し動作の完了検出後、前記可
撓性部材に働く応力を除去するように完了した動作とは
逆の動作を一定時間行なうように前記駆動手段を制御す
る駆動制御手段とを具備してなる。
【0008】
【作用】可撓性部材には巻き取り又は送り出しにより応
力が働いている。この応力はそのままでは巻き取り又は
送り出し完了後も可撓性部材に働いてしまう。このた
め、巻き取り又は送り出し動作の完了を検出手段により
検出し、駆動制御手段により巻き取り又は送り出し動作
完了後駆動手段を制御し可撓性部材に働く応力を除去す
るように完了した動作とは逆の動作を一定時間行なわせ
る。
力が働いている。この応力はそのままでは巻き取り又は
送り出し完了後も可撓性部材に働いてしまう。このた
め、巻き取り又は送り出し動作の完了を検出手段により
検出し、駆動制御手段により巻き取り又は送り出し動作
完了後駆動手段を制御し可撓性部材に働く応力を除去す
るように完了した動作とは逆の動作を一定時間行なわせ
る。
【0009】このため、可撓性部材にかかるストレスを
緩和でき、可撓性部材には不要な応力を働かせずに済
む。また、出力反転回路によりトリガ回路、ワンショッ
トマルチバイブレータ、遅延回路の出力パルスにより可
撓性部材の駆動方向を反転させることにより、可撓性部
材が巻き取られているときに、操作スイッチが操作され
ると、トリガ回路の出力パルスにより停止時の駆動方向
とは反転した駆動方向にタイマ回路により設定された時
間だけ駆動され、駆動停止後、ワンショットマルチバイ
ブレータの出力パルスにより出力反転回路の出力パルス
が反転され、ワンショットマルチバイブレータの出力パ
ルスが出力される期間だけ、可撓性部材が駆動され、可
撓性部材にかかる応力を除去する。また、可撓性部材に
かかる応力が除去された後、遅延回路の出力パルスによ
り出力反転回路の出力パルスが反転され、操作スイッチ
による操作が終了した後の状態に戻るので、次に、操作
スイッチが操作されたとき、トリガ回路の出力パルスに
より出力反転回路の出力パルスが反転したときに可撓性
部材の駆動方向を前回とは反対の方向に設定され、可撓
性部材を操作スイッチの操作を従来と同様に操作でき
る。
緩和でき、可撓性部材には不要な応力を働かせずに済
む。また、出力反転回路によりトリガ回路、ワンショッ
トマルチバイブレータ、遅延回路の出力パルスにより可
撓性部材の駆動方向を反転させることにより、可撓性部
材が巻き取られているときに、操作スイッチが操作され
ると、トリガ回路の出力パルスにより停止時の駆動方向
とは反転した駆動方向にタイマ回路により設定された時
間だけ駆動され、駆動停止後、ワンショットマルチバイ
ブレータの出力パルスにより出力反転回路の出力パルス
が反転され、ワンショットマルチバイブレータの出力パ
ルスが出力される期間だけ、可撓性部材が駆動され、可
撓性部材にかかる応力を除去する。また、可撓性部材に
かかる応力が除去された後、遅延回路の出力パルスによ
り出力反転回路の出力パルスが反転され、操作スイッチ
による操作が終了した後の状態に戻るので、次に、操作
スイッチが操作されたとき、トリガ回路の出力パルスに
より出力反転回路の出力パルスが反転したときに可撓性
部材の駆動方向を前回とは反対の方向に設定され、可撓
性部材を操作スイッチの操作を従来と同様に操作でき
る。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例のブロック図を示
す。同図中、1は駆動手段であるDC(直流)モータを
示す。DCモータ1は図3に示すように遊星歯車機構2
を介してプーリ3に結合している。このため、モータ1
の回転は遊星歯車機構2により減速され、プーリ3に伝
達される。
す。同図中、1は駆動手段であるDC(直流)モータを
示す。DCモータ1は図3に示すように遊星歯車機構2
を介してプーリ3に結合している。このため、モータ1
の回転は遊星歯車機構2により減速され、プーリ3に伝
達される。
【0011】モータ1の回転によりプーリ3が矢印A又
はB方向に回転する。モータ1によりプーリ3を矢印A
方向に回転させると、可撓性チューブ4がプーリ3に巻
き取られ、伸縮嵌合管5が矢印C方向に短縮する。逆
に、プーリ3を矢印B方向に回転させると可撓性チュー
ブ4がプーリ3から送り出されて伸縮嵌合管5が矢印D
方向に伸長する。
はB方向に回転する。モータ1によりプーリ3を矢印A
方向に回転させると、可撓性チューブ4がプーリ3に巻
き取られ、伸縮嵌合管5が矢印C方向に短縮する。逆
に、プーリ3を矢印B方向に回転させると可撓性チュー
ブ4がプーリ3から送り出されて伸縮嵌合管5が矢印D
方向に伸長する。
【0012】モータ1は図1に示すように、駆動制御手
段6と接続され、駆動制御手段6により駆動制御され
る。駆動制御手段6は操作スイッチ6a、トリガ回路6
b、タイマー回路6c、論理和(OR)回路6d,6
e、出力反転回路6f、出力許可回路6gドライバ6h
よりなる。操作スイッチ6aは電源7とトリガ回路6b
との間に設けられる。
段6と接続され、駆動制御手段6により駆動制御され
る。駆動制御手段6は操作スイッチ6a、トリガ回路6
b、タイマー回路6c、論理和(OR)回路6d,6
e、出力反転回路6f、出力許可回路6gドライバ6h
よりなる。操作スイッチ6aは電源7とトリガ回路6b
との間に設けられる。
【0013】トリガ回路6bはスイッチ6aをオンする
ことにより図2(A)に示すように所定のパルス幅を有
するパルス信号を出力する。トリガ回路6bの出力パル
ス信号はタイマー回路6cに入力されると共にOR回路
6dを介して出力反転回路6fに供給される。タイマ回
路6cはトリガ回路6bの出力パルスの立ち上がりを検
出して、図2(C)に示すように伸縮嵌合管5を伸長又
は短縮するのに十分な一定のパルス幅のパルス信号を出
力する。タイマー回路6cの出力はOR回路6eを介し
て出力許可回路6gに入力されると共に検出手段8に入
力される。
ことにより図2(A)に示すように所定のパルス幅を有
するパルス信号を出力する。トリガ回路6bの出力パル
ス信号はタイマー回路6cに入力されると共にOR回路
6dを介して出力反転回路6fに供給される。タイマ回
路6cはトリガ回路6bの出力パルスの立ち上がりを検
出して、図2(C)に示すように伸縮嵌合管5を伸長又
は短縮するのに十分な一定のパルス幅のパルス信号を出
力する。タイマー回路6cの出力はOR回路6eを介し
て出力許可回路6gに入力されると共に検出手段8に入
力される。
【0014】検出手段8はワンショットマルチバイブレ
ータ8aと遅延回路8bとよりなり、タイマー回路6c
の出力はワンショットマルチバイブレータ8aに供給さ
れる。ワンショットマルチバイブレータ8aは図2
(b)に示すようにタイマー回路6cの出力パルス信号
の立ち下がりを検出して所定のパルス幅のパルス信号を
出力する。
ータ8aと遅延回路8bとよりなり、タイマー回路6c
の出力はワンショットマルチバイブレータ8aに供給さ
れる。ワンショットマルチバイブレータ8aは図2
(b)に示すようにタイマー回路6cの出力パルス信号
の立ち下がりを検出して所定のパルス幅のパルス信号を
出力する。
【0015】ワンショットマルチバイブレータ8aの出
力パルス信号は遅延回路8bに供給されると共にOR回
路6dを介して出力反転回路6f及びOR回路6eを介
して出力許可回路6gに供給される。遅延回路8bは図
2(G)に示すようにワンショットマルチバイブレータ
8aの出力をそのパルス幅+△t分だけ遅延させて出力
する。
力パルス信号は遅延回路8bに供給されると共にOR回
路6dを介して出力反転回路6f及びOR回路6eを介
して出力許可回路6gに供給される。遅延回路8bは図
2(G)に示すようにワンショットマルチバイブレータ
8aの出力をそのパルス幅+△t分だけ遅延させて出力
する。
【0016】遅延回路8の出力パルス信号はOR回路6
dを介して出力反転回路6fに入力される。出力反転回
路6fはOR回路6dからのパルス信号に応じてモータ
1の正逆を制御する信号を生成し出力する。出力反転回
路6fの出力信号は出力許可回路6gに入力される。出
力許可回路6gはOR回路6eからのパルス信号がハイ
レベルのときに出力反転回路6fからの信号の出力を許
可し、ローレベルのときは出力反転回路6fからの信号
を遮断する。
dを介して出力反転回路6fに入力される。出力反転回
路6fはOR回路6dからのパルス信号に応じてモータ
1の正逆を制御する信号を生成し出力する。出力反転回
路6fの出力信号は出力許可回路6gに入力される。出
力許可回路6gはOR回路6eからのパルス信号がハイ
レベルのときに出力反転回路6fからの信号の出力を許
可し、ローレベルのときは出力反転回路6fからの信号
を遮断する。
【0017】出力許可回路6gの出力はドライバ6hに
入力される。ドライバ6hは出力許可回路6gからの信
号に基づいてモータ1を駆動するための信号を生成し、
モータ1に供給する。
入力される。ドライバ6hは出力許可回路6gからの信
号に基づいてモータ1を駆動するための信号を生成し、
モータ1に供給する。
【0018】次に装置の動作について図2と共に説明す
る。まず、時刻t0 において伸縮嵌合管5が上昇した状
態において、操作スイッチ6aをオンにすると、トリガ
回路6bよりパルス信号が出力される(図2(A))。
トリガ回路6bからのパルス信号が出力されるとタイマ
ー回路6cはその立ち上がりを検出し、パルス信号を出
力する(図2(C))。また、トリガ回路6bからのパ
ルス信号はOR回路6dを介して出力反転回路6fに供
給され、出力反転回路6fは供給されたパルス信号に応
じてその出力を上昇モードから下降モードに切換える。
る。まず、時刻t0 において伸縮嵌合管5が上昇した状
態において、操作スイッチ6aをオンにすると、トリガ
回路6bよりパルス信号が出力される(図2(A))。
トリガ回路6bからのパルス信号が出力されるとタイマ
ー回路6cはその立ち上がりを検出し、パルス信号を出
力する(図2(C))。また、トリガ回路6bからのパ
ルス信号はOR回路6dを介して出力反転回路6fに供
給され、出力反転回路6fは供給されたパルス信号に応
じてその出力を上昇モードから下降モードに切換える。
【0019】また、出力許可回路6gにはタイマー回路
6cの出力パルス信号がOR回路6eを介して入力さ
れ、出力反転回路6fからの出力信号の出力を許可す
る。このため、出力許可回路6gから下降モードを示す
信号がドライバ6hに供給され、ドライバ6hはモータ
1を図3矢印A方向に回転させるような下降ドライズ信
号を供給する(図2(E))。これにより伸縮嵌合管5
が下降する。
6cの出力パルス信号がOR回路6eを介して入力さ
れ、出力反転回路6fからの出力信号の出力を許可す
る。このため、出力許可回路6gから下降モードを示す
信号がドライバ6hに供給され、ドライバ6hはモータ
1を図3矢印A方向に回転させるような下降ドライズ信
号を供給する(図2(E))。これにより伸縮嵌合管5
が下降する。
【0020】時刻t1 において、タイマー回路6cの出
力がローレベルになると、ワンショットマルチバイブレ
ータ8aはこれを検出して可撓性チューブ4の引張力を
緩和させるだけの所定のパルス幅に設定されたパルス信
号を出力する。このワンショットマルチバイブレータ8
aの出力パルス信号はOR回路6dを介して出力反転回
路6fに供給され、出力反転回路6fの出力を下降モー
ドから上昇モードに切換える。また、このとき、出力許
可回路6gにはタイマー回路6cからの出力に変わり、
ワンショットマルチバイブレータ8aからパルスが入力
されるため、出力反転回路6fの出力が出力され、した
がってドライバ6hには上昇モードに対応した信号が供
給され、ドライバ6hからは上昇信号が出力され、モー
タ1を図3矢印B方向にわずかに回転させる。
力がローレベルになると、ワンショットマルチバイブレ
ータ8aはこれを検出して可撓性チューブ4の引張力を
緩和させるだけの所定のパルス幅に設定されたパルス信
号を出力する。このワンショットマルチバイブレータ8
aの出力パルス信号はOR回路6dを介して出力反転回
路6fに供給され、出力反転回路6fの出力を下降モー
ドから上昇モードに切換える。また、このとき、出力許
可回路6gにはタイマー回路6cからの出力に変わり、
ワンショットマルチバイブレータ8aからパルスが入力
されるため、出力反転回路6fの出力が出力され、した
がってドライバ6hには上昇モードに対応した信号が供
給され、ドライバ6hからは上昇信号が出力され、モー
タ1を図3矢印B方向にわずかに回転させる。
【0021】次に時刻t1 からわずかに時間が経過した
時刻t2 において、ワンショットマルチバイブレータ8
aの出力がローレベルになると、出力許可回路6gに入
力される信号がローレベルとなるため、出力許可回路6
gは出力を遮断する。これによりモータ1は停止するこ
とになる。その後、出力反転回路6fには遅延回路8b
からパルス信号が入力されるため、その出力が反転し、
下降モードとなる。こうすることにより、次に操作スイ
ッチ6aがオンされたときにはその出力は上昇モードに
設定され伸縮嵌合管5を下降状態より上昇させることが
できる。
時刻t2 において、ワンショットマルチバイブレータ8
aの出力がローレベルになると、出力許可回路6gに入
力される信号がローレベルとなるため、出力許可回路6
gは出力を遮断する。これによりモータ1は停止するこ
とになる。その後、出力反転回路6fには遅延回路8b
からパルス信号が入力されるため、その出力が反転し、
下降モードとなる。こうすることにより、次に操作スイ
ッチ6aがオンされたときにはその出力は上昇モードに
設定され伸縮嵌合管5を下降状態より上昇させることが
できる。
【0022】なお、以上は伸縮嵌合管5の上昇状態によ
り下降させる動作について説明したが、逆に下降状態か
ら上昇させる場合についても略同様な動作がなされるた
めその説明は省略し、この場合は上昇した後わずかに下
降されることになる。
り下降させる動作について説明したが、逆に下降状態か
ら上昇させる場合についても略同様な動作がなされるた
めその説明は省略し、この場合は上昇した後わずかに下
降されることになる。
【0023】このように、伸縮嵌合管を上昇させた後に
わずかに下降させ、逆に下降させた後にわずかに上昇さ
せることにより、可撓性チューブ4にかかるストレスを
除去することができる。可撓性チューブ4は例えば図4
に示すようにその引張り応力が小さくなればその平均破
壊時間が長くなっている。また、図5に示すように破壊
に至るまでの繰返し回路は引張り応力が小さいほど多く
なっている。したがって可撓性チューブ4にかかるスト
レスを除去することにより、その寿命を延ばすことがで
き、装置の長期信頼性を向上させることができる。ま
た、出力反転回路6fによりトリガー回路6b、ワンシ
ョットマルチバイブレータ8a、遅延回路8bの出力パ
ルスにより可撓性チューブ4の駆動方向を反転させるこ
とにより、可撓性チューブ4が巻き取られているとき
に、操作スイッチ6aが操作されると、トリガー回路6
bの出力パルスにより停止時の駆動方向とは反転した駆
動方向にタイマー回路6cにより設定された時間だけ駆
動され、駆動停止後、ワンショットマルチバイブレータ
8aの出力パルスにより出力反転回路6fの出力パルス
が反転され、ワンショットマルチバイブレータ8aの出
力パルスが出力される期間だけ、可撓性チューブ4が駆
動され、可撓性チューブ4にかかる応力を除去する。ま
た、可撓性チューブ4にかかる応力が除去された後、遅
延回路8bの出力パルスにより出力反転回路6fの出力
パルスが反転され、操作スイッチ6aによる操作が終了
した後の状態に戻るので、次に、操作スイッチ6fが操
作されたとき、トリガー回路6bの出力パルスにより出
力反転回路6fの出力パルスが反転したときに可撓性チ
ューブ4の駆動方向を前回とは反対の方向に設定され、
可撓性チューブ4を操作スイッチ6aの操作を従来と同
様に操作できる。
わずかに下降させ、逆に下降させた後にわずかに上昇さ
せることにより、可撓性チューブ4にかかるストレスを
除去することができる。可撓性チューブ4は例えば図4
に示すようにその引張り応力が小さくなればその平均破
壊時間が長くなっている。また、図5に示すように破壊
に至るまでの繰返し回路は引張り応力が小さいほど多く
なっている。したがって可撓性チューブ4にかかるスト
レスを除去することにより、その寿命を延ばすことがで
き、装置の長期信頼性を向上させることができる。ま
た、出力反転回路6fによりトリガー回路6b、ワンシ
ョットマルチバイブレータ8a、遅延回路8bの出力パ
ルスにより可撓性チューブ4の駆動方向を反転させるこ
とにより、可撓性チューブ4が巻き取られているとき
に、操作スイッチ6aが操作されると、トリガー回路6
bの出力パルスにより停止時の駆動方向とは反転した駆
動方向にタイマー回路6cにより設定された時間だけ駆
動され、駆動停止後、ワンショットマルチバイブレータ
8aの出力パルスにより出力反転回路6fの出力パルス
が反転され、ワンショットマルチバイブレータ8aの出
力パルスが出力される期間だけ、可撓性チューブ4が駆
動され、可撓性チューブ4にかかる応力を除去する。ま
た、可撓性チューブ4にかかる応力が除去された後、遅
延回路8bの出力パルスにより出力反転回路6fの出力
パルスが反転され、操作スイッチ6aによる操作が終了
した後の状態に戻るので、次に、操作スイッチ6fが操
作されたとき、トリガー回路6bの出力パルスにより出
力反転回路6fの出力パルスが反転したときに可撓性チ
ューブ4の駆動方向を前回とは反対の方向に設定され、
可撓性チューブ4を操作スイッチ6aの操作を従来と同
様に操作できる。
【0024】
【考案の効果】上述の如く、本考案によれば、可撓性部
材の巻き取り又は送り出し完了後、行なわれた動作とは
逆の動作を一定時間行なわせることにより、可撓性部材
に不要な応力を働かせずに済むため、可撓性部材の寿命
を延ばすことができる等の特長を有する。また、出力反
転回路6fによりトリガー回路6b、ワンショットマル
チバイブレータ8a、遅延回路8bの出力パルスにより
可撓性チューブ4の駆動方向を反転させることにより、
可撓性チューブ4が巻き取られているときに、操作スイ
ッチ6aが操作されると、トリガー回路6bの出力パル
スにより停止時の駆動方向とは反転した駆動方向にタイ
マー回路6cにより設定された時間だけ駆動され、駆動
停止後、ワンショットマルチバイブレータ8aの出力パ
ルスにより出力反転回路6fの出力パルスが反転され、
ワンショットマルチバイブレータ8aの出力パルスが出
力される期間だけ、可撓性チューブ4が駆動され、可撓
性チューブ4にかかる応力を除去する。また、可撓性チ
ューブ4にかかる応力が除去された後、遅延回路8bの
出力パルスにより出力反転回路6fの出力パルスが反転
され、操作スイッチ6aによる操作が終了した後の状態
に戻るので、次に、操作スイッチ6fが操作されたと
き、トリガー回路6bの出力パルスにより出力反転回路
6fの出力パルスが反転したときに可撓性チューブ4の
駆動方向を前回とは反対の方向に設定され、可撓性チュ
ーブ4を操作スイッチ6aの操作を従来と同様に操作で
きる等の特長を有する。
材の巻き取り又は送り出し完了後、行なわれた動作とは
逆の動作を一定時間行なわせることにより、可撓性部材
に不要な応力を働かせずに済むため、可撓性部材の寿命
を延ばすことができる等の特長を有する。また、出力反
転回路6fによりトリガー回路6b、ワンショットマル
チバイブレータ8a、遅延回路8bの出力パルスにより
可撓性チューブ4の駆動方向を反転させることにより、
可撓性チューブ4が巻き取られているときに、操作スイ
ッチ6aが操作されると、トリガー回路6bの出力パル
スにより停止時の駆動方向とは反転した駆動方向にタイ
マー回路6cにより設定された時間だけ駆動され、駆動
停止後、ワンショットマルチバイブレータ8aの出力パ
ルスにより出力反転回路6fの出力パルスが反転され、
ワンショットマルチバイブレータ8aの出力パルスが出
力される期間だけ、可撓性チューブ4が駆動され、可撓
性チューブ4にかかる応力を除去する。また、可撓性チ
ューブ4にかかる応力が除去された後、遅延回路8bの
出力パルスにより出力反転回路6fの出力パルスが反転
され、操作スイッチ6aによる操作が終了した後の状態
に戻るので、次に、操作スイッチ6fが操作されたと
き、トリガー回路6bの出力パルスにより出力反転回路
6fの出力パルスが反転したときに可撓性チューブ4の
駆動方向を前回とは反対の方向に設定され、可撓性チュ
ーブ4を操作スイッチ6aの操作を従来と同様に操作で
きる等の特長を有する。
【図1】本考案の実施例のブロック図である。
【図2】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図3】伸縮嵌合管駆動装置の概略構成図である。
【図4】可撓性チューブの引張応力に対する平均破壊時
間を示す特性図である。
間を示す特性図である。
【図5】可撓性チューブの繰返し引張応力に対する破壊
に至る繰返し回数を示す図である。
に至る繰返し回数を示す図である。
1 モータ 2 遊星歯車機構 3 プーリ 4 可撓性チューブ 5 伸縮嵌合管 6 駆動制御手段 8 検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 神林 勲 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジェコー株式会社内 (72)考案者 藤原 幹夫 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジェコー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−151108(JP,A) 実開 昭64−29908(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 11/02 B60Q 1/32 H01Q 1/10
Claims (1)
- 【請求項1】 端部が伸縮嵌合管に接続された可撓性部
材を巻装部に巻装し、該巻装部を駆動手段により回転さ
せて該可撓性部材の巻き取り又は送り出しを行なうこと
により該伸縮嵌合管の短縮又は伸長を行なう伸縮嵌合管
駆動装置において、前記可撓性部材の巻き取り又は送り出し動作を指示する
操作スイッチと、 前記操作スイッチがオンされたとき、有効となるパルス
を出力するトリガ回路と、 前記トリガ回路の出力パルスが有効になったときに起動
し、前記可撓性部材の巻き取り又は送り出しが終了する
のに十分な所定期間有効となるパルス信号を出力するタ
イマ回路と、 前記タイマ回路の出力パルスが無効になったときに所定
期間有効となるパルスを出力するワンショットマルチバ
イブレータと、 前記ワンショットマルチバイブレータの出力パルスを所
定の時間遅延させる遅延回路と、 前記トリガ回路、前記ワンショットマルチバイブレー
タ、前記遅延回路の出力パルスが供給され、供給された
出力パルス毎に反転するパルスを出力する出力反転回路
と、 前記タイマ回路、前記ワンショットマルチバイブレー
タ、前記出力反転回路から出力パルスが供給され、前記
タイマ回路及び前記ワンショットマルチバイブレータか
ら供給された出力パルスが有効期間、前記出力反転回路
から供給される出力パルスを出力する出力許可回路と、 前記出力許可回路から供給される出力パルスに応じて前
記可撓性部材を巻き取り又は送り出す可撓性部材駆動手
段とを有してなる 伸縮嵌合管駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024022U JP2591899Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 伸縮嵌合管駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024022U JP2591899Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 伸縮嵌合管駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119744U JPH04119744U (ja) | 1992-10-27 |
JP2591899Y2 true JP2591899Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=31909060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991024022U Expired - Lifetime JP2591899Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 伸縮嵌合管駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591899Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947408B2 (ja) * | 1981-03-12 | 1984-11-19 | 株式会社フジクラ | フラットケ−ブルの製造方法 |
JPS62124710A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-06 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁撹拌装置用水冷巻線 |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP1991024022U patent/JP2591899Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04119744U (ja) | 1992-10-27 |
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