JP2591710Y2 - シートトラック装置 - Google Patents

シートトラック装置

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JP2591710Y2
JP2591710Y2 JP1992078482U JP7848292U JP2591710Y2 JP 2591710 Y2 JP2591710 Y2 JP 2591710Y2 JP 1992078482 U JP1992078482 U JP 1992078482U JP 7848292 U JP7848292 U JP 7848292U JP 2591710 Y2 JP2591710 Y2 JP 2591710Y2
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JP
Japan
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stopper plate
upper rail
seat
rail
lower rail
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JP1992078482U
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English (en)
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JPH0635029U (ja
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浩司 古賀
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Shiroki Corp
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Shiroki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等に載置される
シートに関し、特にシートのスライド機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、自動車等に載置され
るシート100には、床面102に固設されるロアレー
ル101aと、ロアレール101aに摺動可能に嵌合さ
れるアッパレール101bとからなるシートトラック装
置101が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】シート100の着座者
M1が、シート100を不意に最後方位置(図8におけ
る二点鎖線で示すシート位置)まで摺動させた場合、シ
ート100が、後部シート103の着座者M2の靴に当
たり、着座者M2に不快感を与えるおそれがある。
【0004】また、シート100が、図8の二点鎖線で
示すシート位置まで摺動しないようにシートの摺動範囲
を小さくして、上記問題点を防止したシートトラック装
置が考えられているが、摺動範囲が小さいため、例えば
背の高い人が最適な着座姿勢をとれないという問題点が
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】自動車等に用いられるシ
ートトラック装置において、ロアレール側に回動可能に
支持され、ロアレールの下端水平部に穿設された長孔に
遊貫可能な当接部がローラーと当接可能なストッパプレ
ートと、ロアレール側に摺動可能に支持され、前記スト
ッパプレートの係合溝に係合可能なストライカと、一端
が前記ストッパプレートに係止され、他端が前記ストラ
イカに係止される付勢手段とを用いたことを特徴とする
シートトラック装置。
【0006】
【作用】シートを後方に摺動させる際、シートの後方へ
の摺動が、シートの最後方位置より前方の所定位置で規
制される。さらに操作をすることで、最後方位置に至る
摺動が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。
【0008】図1において、シート側に固設されるアッ
パレール1は、床面側に固設されるロアレール2に摺動
自在に嵌合している。
【0009】アッパレール1の立壁部1aには、略水平
方向に延びるハンドルシャフトブラケット3,4が設け
られ、ハンドルシャフト5を回動可能に支持している。
【0010】一端がアッパレール側(ハンドルシャフト
ブラケット3)に係止され、他端がハンドルシャフト5
の係止溝5aに係止されたスプリング7により、ハンド
ルシャフト5は、ハンドルシャフト5に固着されたロッ
クレバー6がロアレール2に刻設されたロック孔2aに
係合する方向(図1の矢印A方向)に付勢されている。
【0011】ロアレール2に対してアッパレール1側が
摺動可能な状態、つまりロック孔2aへのロックレバー
6の係合が解除された状態において、アッパレール1側
の後方への摺動を、シートの最後方位置より前方の所定
位置で規制可能なストッパ機構10は、ブラケット11
と、ストッパプレート12、ストライカ13、スプリン
グ14、伝達プレート15、ケーブル16とから構成さ
れる。
【0012】ブラケット11は、水平部11aと、第1
下垂部11bと、第2下垂部11cとを有し、水平部1
1aは、ロアレール2の下端水平部2bの下面に固着さ
れている。
【0013】ストッパプレート12は、ロアレール2の
下端水平部2bに穿設された長孔2d(図2)に遊貫可
能な当接部12a,12dと、スプリング14の一端を
係止する係止部12bと、後述するストライカ13が係
合可能な係合溝12cとを有し、ブラケット11の第1
下垂部11bにピン17を介して回動可能に支持されて
いる。
【0014】ストライカ13は、一対の腕部13a,1
3aと中間部13bとからなり、略コ字状に形成され、
一対の腕部13a,13aは、ブラケット11の第2下
垂部11cに穿設された一対の孔に摺動可能に挿通され
るとともに、その終端部には後述する伝達プレート15
が嵌着されている。また、中間部13bは、ストッパプ
レート12の係合溝12cに係合することでストッパプ
レート12の回動を規制する。
【0015】スプリング14は、一端がストッパプレー
ト12の係止部12bに係止され、他端がストライカ1
3の中間部13bに係止されている。スプリング14
は、縮じむ方向の付勢力を有し、ストッパプレート12
の係止部12bが、ストライカ13の中間部13bとス
トッパプレート12の回動中心(ピン17)を結ぶ直線
上にあるときスプリング14は最大に伸ばされ(図
4)、前記直線上より上方にあるときにはストッパプレ
ート12に時計方向の付勢力を付与し(図3)、前記直
線上より下方にあるときにはストッパプレート12に反
時計方向の付勢力を付与せしめる(図5)ものである。
【0016】伝達プレート15に穿設された孔15a,
15aには、ブラケット11に挿通されるストライカ1
3の一対の腕部13a,13aの終端部が嵌着されてい
る。また、孔15bには、後述するケーブル15が挿通
されている。
【0017】ケーブル16は、一端が伝達プレート15
の孔15bに挿通されるとともに、端部には抜け止め部
材16cが設けられている。他端は、不図示の操作部に
連結され、操作部を作動させることにより、ケーブル1
5の一端が図1において略右方(矢印B方向)に引かれ
るようになっている。
【0018】図3乃至図5に示すように、アッパレール
1の下端面1bと、ロアレール2の下端水平部2bの上
面との間には、転動可能にローラー18が嵌入されてい
る。ローラー18は、ロアレール2に対してアッパレー
ル1が摺動する際に生じる摺動抵抗を軽減するととも
に、アッパレール1の摺動範囲を規制する働きがある。
【0019】ここで、アッパレール1の摺動範囲の規制
について、本考案であるストッパ機構10を図示してい
ないシートトラック装置を示す図6および図7を用いて
説明する。なお、図6および図7に示すアッパレール1
およびロアレール2の一端側について説明し、同様の構
造である他端側については説明を省略する。
【0020】図6において、アッパレール1を後方(図
の左方)に摺動させると、ローラー18はアッパレール
1の下端面1bから下方に突出する突部1cに押され後
方に転動する。さらに、アッパレール1(ローラー1
8)を後方に摺動(転動)させると、ローラー18は、
図7に示すようにロアレール2の下端水平部2bから上
方に突出する突部2cに当接し、アッパレール1は、図
7に示すアッパレール(シート)の最後方位置より後方
への摺動が規制される。
【0021】次に、図1ないし図5を用いて本考案の作
動について説明する。図1において、ハンドルシャフト
5の一端に設けられた操作ハンドル5bを反時計方向
(矢印C方向)に回動させると、ハンドルシャフト5に
固着されたロックレバー6はロック孔2aとの係合が解
除される。この状態を保持しつつ、アッパレール1(シ
ート)を後方に摺動させると、アッパレール1とロアレ
ール2との間に嵌入されたローラー18は、アッパレー
ル1に設けられた突縁部1cに押され、後方に転動し、
図3に示すようにストッパプレート12の当接部12a
に当接する。しかし、ストッパプレート12は、その係
合溝12cにストライカ13の中間部13bが係合して
おり、回動が規制されている。そのため、ローラー18
(アッパレール1)は、図3に示す位置(アッパレール
の最後方位置より前方の所定位置)より後方(図の左
方)への転動(摺動)が規制される。
【0022】この状態(図3)から、アッパレール1
(シート)を最後方位置に至る後方へ摺動させるには、
不図示の操作部を作動させケーブル16を矢印B方向に
引くことにより可能となる。図1および図2において、
ケーブル16が矢印B方向に引かれると、ケーブル16
の端部に設けられた抜け止め部材16cにより、伝達プ
レート15および伝達プレート15に嵌着されたストラ
イカ13が矢印B方向に引かれる。これにより、ストラ
イカ13の中間部13bがストッパプレート12の係合
溝12cからはずれ、アッパレール1(ローラー18)
は、前記所定位置より後方への摺動(転動)が可能とな
る。
【0023】不図示の操作部を作動させた状態を保持し
つつ、アッパレール1を後方に摺動させると、図4に示
すように、アッパレール1の突部1cに押されて転動す
るローラー18がストッパプレート12を反時計方向に
回動させる。さらに、アッパレール1を後方に摺動さ
せ、ストッパプレート12をストッパプレート12の係
止部12bがストライカ13の中間部13bとストッパ
プレート12の回動中心を結ぶ直線上より下方に位置す
る状態まで回動させると、ストッパプレート12は、ス
プリング14により反時計方向の付勢力が付与され、図
5に示す位置に保持される。なお、ストッパプレート1
2は、不図示のストッパにより図5に示す位置より反時
計方向に回動しないようになっている。
【0024】アッパレール1の最後方位置状態を示す図
5において、アッパレール1の後方への摺動は、前述の
図7の説明と同様にローラー18がロアレール2の突部
2cに当接することで規制される。
【0025】ストッパプレート12の復帰、つまりスト
ッパプレート12を図5に示す位置から図3に示す位置
に変位させるには、アッパレール1(ローラー18)を
前方に摺動(転動)させることで可能となる。アッパレ
ール1の下端面1bに設けられた突部1dに押されて転
動するローラー18が、ストッパプレート12の当接部
12dに当接し、さらにストッパプレート12を時計方
向に回動させ、ストッパプレート12の係合部12cに
ストライカ13の中間部が係合する位置まで回動するこ
とで、ストッパプレート12は図3に示す位置に復帰す
る。
【0026】
【考案の効果】上記のような構成にしたことで、シート
を後方に摺動させる際、シートの後方への摺動をシート
の最後方位置より前方の所定位置で規制でき、さらに最
後方位置に至る摺動が可能となる。これにより、シート
の摺動範囲を小さくすることなく、後部シートの着座者
に不快感を与えることのないシートトラック装置が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案のストッパ機構の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案のストッパ機構の作動を説明する図であ
る。
【図4】本考案のストッパ機構の作動を説明する図であ
る。
【図5】本考案のストッパ機構の作動を説明する図であ
る。
【図6】シートトラック装置の機構を示す図である。
【図7】シートトラック装置の機構を示す図である。
【図8】従来のシートの機構を示す図である。
【符号の説明】
1 アッパレール 2 ロアレール 3,4 ハンドルシャフトブラケット 5 ハンドルシャフト 6 ロックレバー 10 ストッパ機構 11 ブラケット 12 ストッパプレート 13 ストライカ 14 スプリング 15 伝達プレート 16 ケーブル 17 ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面側に固設されるロアレ−ルと、該ロ
    アレールに摺動可能に嵌合されるアッパレールと、前記
    ロアレールの下端水平部と前記アッパレールの下端面と
    の間に嵌入されるローラーとを有するシートトラック装
    置において、 前記ロアレール側に回動可能に支持され、前記ロアレー
    ルの下端水平部に穿設された長孔に遊貫可能な当接部が
    前記ローラーと当接可能なストッパプレートと、 前記ロアレール側に摺動可能に支持され、前記ストッパ
    プレートの係合溝に係合可能なストライカと、 一端が前記ストッパプレートに係止され、他端が前記ス
    トライカに係止される付勢手段と、 を用いたことを特徴とするシートトラック装置。
JP1992078482U 1992-10-15 1992-10-15 シートトラック装置 Expired - Lifetime JP2591710Y2 (ja)

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JPH0635029U JPH0635029U (ja) 1994-05-10
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EP2196354B1 (en) * 2007-10-11 2019-08-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle seat slide device
JP6987628B2 (ja) * 2017-12-12 2022-01-05 シロキ工業株式会社 シート装置

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