JP2591322Y2 - グレーチング用のtバー - Google Patents
グレーチング用のtバーInfo
- Publication number
- JP2591322Y2 JP2591322Y2 JP1993073633U JP7363393U JP2591322Y2 JP 2591322 Y2 JP2591322 Y2 JP 2591322Y2 JP 1993073633 U JP1993073633 U JP 1993073633U JP 7363393 U JP7363393 U JP 7363393U JP 2591322 Y2 JP2591322 Y2 JP 2591322Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- grating
- top plate
- strip
- parallel
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溝蓋、玄関マット、工
場の床など建築、構築用に広く使用されているグレーチ
ングに関するもので、詳しくはグレーチングの製造に際
し長尺基材の主部材として使用される断面形状がほゞT
字形をなすTバーに関するものである。
場の床など建築、構築用に広く使用されているグレーチ
ングに関するもので、詳しくはグレーチングの製造に際
し長尺基材の主部材として使用される断面形状がほゞT
字形をなすTバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、溝蓋、玄関マット、工場など
の床などにスレンレス鋼材を使用して格子状に組立てら
れたグレーチングが広く使用されており、長尺基材の主
部材としては、最も単純な形状の板状のフラットバー、
断面形状が上端および下端が少し広幅としたIバー、フ
ラットバーの頂部に細幅の天板を一体成型し、断面形状
がT字形をなすTバーなどが使用されている。
の床などにスレンレス鋼材を使用して格子状に組立てら
れたグレーチングが広く使用されており、長尺基材の主
部材としては、最も単純な形状の板状のフラットバー、
断面形状が上端および下端が少し広幅としたIバー、フ
ラットバーの頂部に細幅の天板を一体成型し、断面形状
がT字形をなすTバーなどが使用されている。
【0003】近時、光沢のあるステンレス鋼板を使用し
た主部材を使用した場合、特にTバーは表面が平滑であ
るため水に濡れると滑り易く、危険なことがあり、水に
濡れ滑り易い場所に設けるグレーチングの主部材には天
板の両辺を全長に亘り間隔をおいて上方に屈曲させた
り、天板の表面全体に刻み面を設けたグレーチング(実
開平4−65880号)、金属材料からなる耐摩耗性溶
射コーチング層を設け粗面を形成(実開平5−6768
8号)させ、滑り止めとする方法が提案されている。
た主部材を使用した場合、特にTバーは表面が平滑であ
るため水に濡れると滑り易く、危険なことがあり、水に
濡れ滑り易い場所に設けるグレーチングの主部材には天
板の両辺を全長に亘り間隔をおいて上方に屈曲させた
り、天板の表面全体に刻み面を設けたグレーチング(実
開平4−65880号)、金属材料からなる耐摩耗性溶
射コーチング層を設け粗面を形成(実開平5−6768
8号)させ、滑り止めとする方法が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた如
く、グレーチングのTバーにおいて、表面に滑り止めを
全面に設けたものは、ステンレス鋼板特有の金属光沢が
無くなり、交互に上方に屈曲させたものは天板の表面に
おいて丁度辺より円錐形をなすように突起が形成され、
Tバーの天板の辺に対して直角方向は突起の面が上方に
突出しているので滑り止めの役目をなすが、Tバーの長
手方向に対しては表面の突起は円錐形をなしており滑り
止めの効果は少なく、水に濡れると滑る恐れがあった。
本考案は、ステンレス鋼板特有の金属光沢を損うことな
く、水に濡れても、何れの方向にも滑ることのない主部
材のTバーを提供するを目的とする。
く、グレーチングのTバーにおいて、表面に滑り止めを
全面に設けたものは、ステンレス鋼板特有の金属光沢が
無くなり、交互に上方に屈曲させたものは天板の表面に
おいて丁度辺より円錐形をなすように突起が形成され、
Tバーの天板の辺に対して直角方向は突起の面が上方に
突出しているので滑り止めの役目をなすが、Tバーの長
手方向に対しては表面の突起は円錐形をなしており滑り
止めの効果は少なく、水に濡れると滑る恐れがあった。
本考案は、ステンレス鋼板特有の金属光沢を損うことな
く、水に濡れても、何れの方向にも滑ることのない主部
材のTバーを提供するを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために検討の結果なされたもので、主部材である
Tバーの天板の相対する辺に間隔をおいて辺より辺に直
角に切り込みを入れ、平行する切り込みにより形成され
る片持ばりの条片を上方又は下方に屈曲させることによ
り解決せるものである。
成するために検討の結果なされたもので、主部材である
Tバーの天板の相対する辺に間隔をおいて辺より辺に直
角に切り込みを入れ、平行する切り込みにより形成され
る片持ばりの条片を上方又は下方に屈曲させることによ
り解決せるものである。
【0006】すなわち、天板の両辺より辺に対し直角に
2つの平行する切り込みを入れ形成させた条片を全長に
亘って形成させ上方又は下方に屈曲させるが、上方に屈
曲させた形状は天板の表面より円弧をなして突出するよ
う屈曲させ、あるいは天板の両辺に向って上向きに傾斜
し辺部で辺より突出するなどさせればよく、また、下方
には条片部が少し表面より落ち込むように屈曲させれば
よい。
2つの平行する切り込みを入れ形成させた条片を全長に
亘って形成させ上方又は下方に屈曲させるが、上方に屈
曲させた形状は天板の表面より円弧をなして突出するよ
う屈曲させ、あるいは天板の両辺に向って上向きに傾斜
し辺部で辺より突出するなどさせればよく、また、下方
には条片部が少し表面より落ち込むように屈曲させれば
よい。
【0007】なお、条片を上方と下方に屈曲させる場
合、交互または適当に間隔をおいて上方又は下方に屈曲
させるも差支えなく、さらに辺を切断せずに上方に屈曲
させた滑り止めを一定間隔毎に形成させるも差支えな
い。
合、交互または適当に間隔をおいて上方又は下方に屈曲
させるも差支えなく、さらに辺を切断せずに上方に屈曲
させた滑り止めを一定間隔毎に形成させるも差支えな
い。
【0008】
【実施例】本考案を、図面に示す実施例に従って説明す
る。図4に示す如く、T字形の主部材であるTバー(2)
を所要間隔に並列に並らべ、副部材の間隔保持パイプを
被着したボルト(8)などにより等間隔に固定し、必要あ
れば板状の側板(9)をTバー(2)の両端面に溶接したグレ
ーチング(1)において、主部材のTバー(2)は、図1、3
に示す如く、Tバー(2)の天板(3)の相対する辺(4)、(4)
より間隔をおいて平行する2本の切り込み辺(4)に対し
直角に入れたとき形成される片持ばりの条片(6)を上方
に屈曲させると側面(5)、(5)が辺(4)、(4)に対して直角
に隆設されることになる。このような条片(6)を一定間
隔をおいて天板(3)の表面より突出するようTバー(2)の
全長に亘り形成させたものである。
る。図4に示す如く、T字形の主部材であるTバー(2)
を所要間隔に並列に並らべ、副部材の間隔保持パイプを
被着したボルト(8)などにより等間隔に固定し、必要あ
れば板状の側板(9)をTバー(2)の両端面に溶接したグレ
ーチング(1)において、主部材のTバー(2)は、図1、3
に示す如く、Tバー(2)の天板(3)の相対する辺(4)、(4)
より間隔をおいて平行する2本の切り込み辺(4)に対し
直角に入れたとき形成される片持ばりの条片(6)を上方
に屈曲させると側面(5)、(5)が辺(4)、(4)に対して直角
に隆設されることになる。このような条片(6)を一定間
隔をおいて天板(3)の表面より突出するようTバー(2)の
全長に亘り形成させたものである。
【0009】条片(6)は、図1に示す如く相対する辺
(4)、(4)に端部より交互に等間隔に形成するとよく、図
2のaに示す如く条片(6)の中間部を上方に円弧をなす
ように屈曲させ、或いは図2のbに示す如く辺(4)側に
向って上向きに傾斜させて天板(3)の表面より突出させ
ればよい。また図2cに示す如く下向きに傾斜させても
よいが、この場合条片の幅を広くするとよい。
(4)、(4)に端部より交互に等間隔に形成するとよく、図
2のaに示す如く条片(6)の中間部を上方に円弧をなす
ように屈曲させ、或いは図2のbに示す如く辺(4)側に
向って上向きに傾斜させて天板(3)の表面より突出させ
ればよい。また図2cに示す如く下向きに傾斜させても
よいが、この場合条片の幅を広くするとよい。
【0010】なお、図3に示す如く上方に屈曲させた条
片(6)と条片(6)の間に、切り込みを設けずに辺(4)を上
方に屈曲させた突起(7)を形成させるも差支えなく、図
示しなかったが下方に屈曲させた条片(6)を適宜間隔を
おいて配設するも差支えない。
片(6)と条片(6)の間に、切り込みを設けずに辺(4)を上
方に屈曲させた突起(7)を形成させるも差支えなく、図
示しなかったが下方に屈曲させた条片(6)を適宜間隔を
おいて配設するも差支えない。
【0011】
【考案の効果】本考案は、以上述べた如く、グレーチン
グ用のTバーにおいて、天板の両辺側に間隔をおいて両
側の切断面が天板表面より高くなるように形成した条片
が全長に亘り隆設されているので、Tバーの長手方向に
対しても滑ることがなくなるものである。従って、本考
案のTバーを主部材として組立てたグレーチングは、水
に濡れる場所に使用した場合、何れの方向にも滑ること
なく使用できるものであり、表面に刻み面や金属材料の
溶射による粗面を形成することがないので、ステンレス
鋼板のもつ光沢を失なう恐れもなくなるものである。
グ用のTバーにおいて、天板の両辺側に間隔をおいて両
側の切断面が天板表面より高くなるように形成した条片
が全長に亘り隆設されているので、Tバーの長手方向に
対しても滑ることがなくなるものである。従って、本考
案のTバーを主部材として組立てたグレーチングは、水
に濡れる場所に使用した場合、何れの方向にも滑ること
なく使用できるものであり、表面に刻み面や金属材料の
溶射による粗面を形成することがないので、ステンレス
鋼板のもつ光沢を失なう恐れもなくなるものである。
【図1】Tバーの部分拡大斜視図。
【図2】図1の条片形成部の断面図。
【図3】他の実施例の部分拡大斜視図。
【図4】グレーチングの一部略した斜視図。
1 グレーチング 2 Tバー 3 天板 4 辺 5 側面 6 条片 7 突起 8 ボルト 9、10 側板
Claims (1)
- 【請求項1】 断面形状がほゞT字形をなし所要間隔に
並列し主部材として使用されるグレーチング(1)用のT
バー(2)において、該Tバー(2)の水平面を形成する細幅
の天板(3)の相対する辺(4)、(4)より辺(4)に対して直角
方向に平行する切り込みを入れることにより形成される
片持ばりの条片(6)を全長に亘り形成し、条片(6)を上方
または/および下方に屈曲せしめたことを特徴とするグ
レーチング用のTバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073633U JP2591322Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | グレーチング用のtバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073633U JP2591322Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | グレーチング用のtバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738288U JPH0738288U (ja) | 1995-07-14 |
JP2591322Y2 true JP2591322Y2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=13523913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073633U Expired - Fee Related JP2591322Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | グレーチング用のtバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591322Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993073633U patent/JP2591322Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0738288U (ja) | 1995-07-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |