JPH0612585U - グレーチングの滑り止め装置 - Google Patents

グレーチングの滑り止め装置

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JPH0612585U
JPH0612585U JP5629592U JP5629592U JPH0612585U JP H0612585 U JPH0612585 U JP H0612585U JP 5629592 U JP5629592 U JP 5629592U JP 5629592 U JP5629592 U JP 5629592U JP H0612585 U JPH0612585 U JP H0612585U
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昭三 小林
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カネソウ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低廉で、耐摩耗性があるグレーチングの滑り
止め装置を提供すること。 【構成】 多数の長尺基材2を一定間隙を置いて整列保
持することによって組付けられるグレーチング1の、前
記長尺基材2の上面にセラミック材料からなる耐摩耗性
溶射コーティング層3によって粗面を形成したものであ
るから、グレーチング1の上面に車両の通過等に伴う摩
擦によって損耗することのない滑り止めが施され、しか
もグレーチング1の上面から滑り止め材等を覆うもので
ないからグレーチング1を溝蓋に用いた場合にも、その
通水性を損なうことなく滑り止めを施すことができ、さ
らにまた金型等を用いるものではないから製造コストが
低い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、溝蓋、階段用踏板、床板として用いられるグレーチングにおいて、 その表面の滑りを阻止するための滑り止め装置に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
レストラン等の厨房、工作機械等が付設されている工場等、油分の発生する場 所の床面に設けられるグレーチングは、流入水に混入する油分によりその表面に 油が堆積し易く、このためその表面が滑り易くなり、作業者が横転することがあ って危険である。また階段用踏板は、その安全保持上滑り止めを設ける必要があ る。
【0003】 そこで、従来は前記グレーチングの一部に表面を粗くしてなる合成樹脂製の滑 り止め用シートを貼着して、その滑りを防止していた。ところで、このような手 段だと、溝蓋として用いられるグレーチングにあっては、前記グレーチングが覆 はれて、その一部が通水不能となり、グレーチングの機能を充分に果すことがで きなくなるとともに、その周辺雰囲気は常に湿潤した状態にあり、かつ被貼着側 が金属であるため剥れ易く、その都度交換を要する等の欠点がある。 また他の従来手段として、金属製の滑り止め部材を前記グレーチングの上面に 溶接するようにしたものもある。ところが、このような手段であると、グレーチ ングの表面と面一となるようにする必要があるから、その取付け箇所に対応して グレーチングに設計上の配慮をする必要があって、グレーチングに汎用性がなく なるとともに、取付け施工が面倒となり、さらに溝蓋として使用する場合には、 前記と同じくグレーチングの開口度が低下する等の欠点がある。また上述の二つ の従来例とも滑り止め効果が、滑り止め部材のある箇所に限定されるという欠点 がある。
【0004】 一方、上述の欠点を除去する構成として、長尺基材の上面にローレット模様の 無数の刻みを形成し、これを滑り止めとしたものも提案された。しかるに、かか る構成にあっては、金型が複雑化し、材料単価が高くなるという問題点がある。 本考案は、上述の各欠点のないグレーチングの滑り止め装置を提供することを 目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、多数の長尺基材を一定間隙を置いて整列保持することによって組付 けられるグレーチングの、その長尺基材の上面に、セラミック材料からなる耐摩 耗性溶射コーティング層によって粗面を形成したことを特徴とするものである。 前記耐摩耗性のあるセラミック材料としては、アルミナ(Al2O3 ),チタニア (TiO2),アルミナとチタニアとの混合物,二酸化チタン,酸化クロム,ジルコ ン,炭化タングステン,炭化チタン,炭化クロム,モリブデン等が適用される。 これらは全てプラズマ溶射により、コーティング可能な材料である。
【0006】
【作用】
溶射コーティング層を形成するには、まず前記長尺基材の上面をサンドブラス ト処理により数ミクロンの凹凸を形成し、次にこれにセラミック材料からなる溶 射材を用いてプラズマ溶射等公知の溶射技術を施すことによってなされる。そし てこれにより、凹凸面により溶射材が結合して接合すると共に、その表面に粗面 が形成される。
【0007】 そしてこの粗面により滑り止めが施されると共に、その耐摩耗性によりグレー チングの上面に車両等の通過による摩擦が恒常的に加わっても、該粗面が損耗さ れず、その滑り止め効果が継続維持されることとなる。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を添付図面について説明する。 図1について2は、本考案に係るステンレス製の長尺基材であって、略T字状 断面をしており、これを組み合わせることによりグレーチング1が組み付けられ る。
【0009】 このグレーチング1の構成を説明すると、図2〜4に示すように前記長尺基材 2の適所に穿設した挿通用円孔6には一定間隔で多数の連結棒7が挿通し、かつ 前記長尺基材2間には前記連結棒7に外嵌してスペーサ8が設けられ、これによ り多数の長尺基材2は一定間隔を保持されて並列状に連結している。前記長尺基 材2の連結体の両端部には、図4に示すように外側面に平面11を有する側端用 パイプ10が挿通していて、外面に溝14を有するコ字状断面の側板13が前記 平面11に当接し、前記溝14に一定間隔毎に形成した透孔15から前記平面1 1に形成した嵌装孔12にリベット16が嵌着して側端用パイプ10と側板13 とが連結されている。また前記連結体の前後端には、図3に示すように側板13 と同一形状の側板18が当接し、その溝19の透孔20から、前記連結棒7の両 端に形成した螺子孔21へネジ22が夫々螺着し、而て矩形状のグレーチング1 が構成されている。
【0010】 かかる構成にあって、各長尺基材2の上面にはセラミック材料からなる耐摩耗 性溶射コーティング層3が形成されている。前記溶射コーティング層3を形成す るための手段は、プラズマ溶射等公知の溶射技術を使用して塗着することができ る。
【0011】 すなわちこの溶射コーティング層3を形成するためのセラミック材料からなる 溶射材としては、アルミナ(Al2O3 ),チタニア(TiO2),アルミナとチタニア との混合物,二酸化チタン,酸化クロム,ジルコン,炭化タングステン,炭化チ タン,炭化クロム,モリブデン等が適用される。そして、この溶射コーティング 層3はあらかじめ前記長尺基材2の上面をサンドブラスト処理により数ミクロン の凹凸を形成し、これに前記金属製溶射材を用いてプラズマ溶射を施すことによ り形成される。
【0012】 そして、凹凸面により溶射材が結合して接合すると共に、その表面に粗面が形 成されることとなる。而して、この粗面により滑り止めが施されると共に、その 耐摩耗性により、グレーチング1の上面に車両等の通過による摩擦が恒常的に加 わっても、該粗面が損耗されず、その滑り止め効果が継続維持されることとなる 。
【0013】 この溶射コーティング層3は、グレーチング1の組付け前に長尺基材2の上面 に形成しても良く、またグレーチング1を組付けてから各長尺基材2の上面に形 成することもできる。
【0014】 前記グレーチング1は、前記構成であるため、長尺基材2の溶射コーティング 層3によって粗面が形成され、このためその上面はいずれの方向からも摺動抵抗 を生じ、滑り止めが施されることとなる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上述の説明によって明らかにしたように、多数の長尺基材2を一定間 隙を置いて整列保持することによって組付けられるグレーチング1の、前記長尺 基材2の上面にセラミック材料からなる耐摩耗性溶射コーティング層3によって 粗面を形成したものであるから、グレーチング1の上面に車両の通過等に伴う摩 擦によって損耗することのない滑り止めが施され、しかもグレーチング1の上面 から滑り止め材等を覆うものでないからグレーチング1を溝蓋に用いた場合にも 、その通水性を損なうことなく滑り止めを施すことができ、さらにまた金型等を 用いるものではないから製造コストが低い等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は長尺基材2の斜視図である。
【図2】グレーチング1の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 グレーチング 2 長尺基材 3 溶射コーティング層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の長尺基材を一定間隙を置いて整列保
    持することによって組付けられるグレーチングの、その
    長尺基材の上面に、セラミック材料からなる耐摩耗性溶
    射コーティング層によって粗面を形成したことを特徴と
    するグレーチングの滑り止め装置。
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