JP2591310B2 - 電子同調チューナにおける入力同調回路 - Google Patents
電子同調チューナにおける入力同調回路Info
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- JP2591310B2 JP2591310B2 JP27467090A JP27467090A JP2591310B2 JP 2591310 B2 JP2591310 B2 JP 2591310B2 JP 27467090 A JP27467090 A JP 27467090A JP 27467090 A JP27467090 A JP 27467090A JP 2591310 B2 JP2591310 B2 JP 2591310B2
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- Japan
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- band
- tuning
- low
- circuit
- coil
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- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、テレビジョン受像機の電子同調チューナに
関し、さらに詳しくは、米国仕様の電子同調チューナに
おける入力同調回路に関する。
関し、さらに詳しくは、米国仕様の電子同調チューナに
おける入力同調回路に関する。
<従来の技術> 近年、米国仕様の電子同調チューナにおいては、EIA
(Electronic Industries Association)の勧告によるI
S−31規格、すなわち、6ch受信時の教育FM妨害排除能力
の自主規制があり、それに対応するために、教育FM放送
波を減衰させるためのFMトラップ回路が入力同調回路に
追加されている。
(Electronic Industries Association)の勧告によるI
S−31規格、すなわち、6ch受信時の教育FM妨害排除能力
の自主規制があり、それに対応するために、教育FM放送
波を減衰させるためのFMトラップ回路が入力同調回路に
追加されている。
第4図は、このようなFMトラップ回路が追加された電
子同調チューナの入力同調回路付近の回路図である。
子同調チューナの入力同調回路付近の回路図である。
同図において、1はハイパスフィルタ、2は映像搬送
波の周波数が83.25MHzのローバンドの6chの受信時に、8
8.1MHz〜91.9MHzの教育FM放送波帯を減衰させるためのF
Mトラップ回路であり、このFMトラップ回路2は、コイ
ルL1、コンデンサC1およびダイオードD1から構成されて
いる。
波の周波数が83.25MHzのローバンドの6chの受信時に、8
8.1MHz〜91.9MHzの教育FM放送波帯を減衰させるためのF
Mトラップ回路であり、このFMトラップ回路2は、コイ
ルL1、コンデンサC1およびダイオードD1から構成されて
いる。
30は入力同調回路であり、この入力同調回路30は、ロ
ーバンド専用同調コイルL2,L4、両バンド兼用同調コイ
ルL3,L5、スイッチングダイオードD2〜D4、ダンパー抵
抗R4、バイパスコンデンサC3〜C5、バラクターダイオー
ド等の可変容量素子D5、直流カット用コンデンサC6など
を含んでいる。
ーバンド専用同調コイルL2,L4、両バンド兼用同調コイ
ルL3,L5、スイッチングダイオードD2〜D4、ダンパー抵
抗R4、バイパスコンデンサC3〜C5、バラクターダイオー
ド等の可変容量素子D5、直流カット用コンデンサC6など
を含んでいる。
VHFのハイバンド受信時には、スイッチSW1がオンして
入力同調回路30にハイバンド用電源BHが印加されてスイ
ッチングダイオードD2,D3が導通して第5図の等価回路
図に示される状態となり、また、VHFのローバンド受信
時には、スイッチSW2がオンして入力同調回路30にロー
バンド用電源BLが印加されてスイッチングダイオードD4
が導通して第6図の等価回路図に示される状態となる。
入力同調回路30にハイバンド用電源BHが印加されてスイ
ッチングダイオードD2,D3が導通して第5図の等価回路
図に示される状態となり、また、VHFのローバンド受信
時には、スイッチSW2がオンして入力同調回路30にロー
バンド用電源BLが印加されてスイッチングダイオードD4
が導通して第6図の等価回路図に示される状態となる。
さらに、映像搬送波の周波数が、83.25MHzのローバン
ドの6chの受信時には、88.1〜91.9MHzの教育FM放送波に
よる妨害を排除するために、スイッチSW3がオンしてFM
トラップ信号BF.T.がFMトラップ回路2に与えられて該F
Mトラップ回路2が動作するようになっている。
ドの6chの受信時には、88.1〜91.9MHzの教育FM放送波に
よる妨害を排除するために、スイッチSW3がオンしてFM
トラップ信号BF.T.がFMトラップ回路2に与えられて該F
Mトラップ回路2が動作するようになっている。
<発明が解決しようとする課題> このような従来の入力同調回路においては、第5図の
等価回路図に示されるハイバンドの受信時には、FMトラ
ップ回路2は動作させないのであるが、そのためには、
FMトラップ回路2のダイオードD1のカソードとコイルL1
との接続点の電圧V1を十分に高くしてダイオードD1をオ
フさせる必要がある。
等価回路図に示されるハイバンドの受信時には、FMトラ
ップ回路2は動作させないのであるが、そのためには、
FMトラップ回路2のダイオードD1のカソードとコイルL1
との接続点の電圧V1を十分に高くしてダイオードD1をオ
フさせる必要がある。
この電圧V1は、次式で示される。
V1={R1/(R1+R3)}×(+B−Vfd2,3) 但し、+Bは電源電圧、Vfd2,3はスイッチングダイオ
ードD2,D3の順方向バイアスである。
ードD2,D3の順方向バイアスである。
したがて、電圧V1を高くするには、抵抗R1を大きくし
なければならないが、抵抗R1を大きくすると、スイッチ
ングダイオードD2,D3に流れる電流11が減少してスイッ
チングダイオードD2,D3のオン抵抗が増大して信号の損
失が増し、NF(雑音指数)が悪化してしまうことにな
る。また、スイッチングダイオードD2,D3に流れる電流I
1を増加させるために、抵抗R3を小さくすると、同調回
路を抵抗R3でダンピングすることになってQが下がり、
NF、利得偏差、イメージ妨害の悪化を招くことになる。
なければならないが、抵抗R1を大きくすると、スイッチ
ングダイオードD2,D3に流れる電流11が減少してスイッ
チングダイオードD2,D3のオン抵抗が増大して信号の損
失が増し、NF(雑音指数)が悪化してしまうことにな
る。また、スイッチングダイオードD2,D3に流れる電流I
1を増加させるために、抵抗R3を小さくすると、同調回
路を抵抗R3でダンピングすることになってQが下がり、
NF、利得偏差、イメージ妨害の悪化を招くことになる。
さらにまた、抵抗R3を小さくせずに、抵抗R1を小さく
すると、電圧V1が下がり、FMトラップ回路2のダイオー
ドD1のオフ容量が増加する結果、トラップ点がハイバン
ド帯に入って諸特性を悪化させることになる。
すると、電圧V1が下がり、FMトラップ回路2のダイオー
ドD1のオフ容量が増加する結果、トラップ点がハイバン
ド帯に入って諸特性を悪化させることになる。
このように従来の入力同調回路では、FMトラップ回路
2により、ハイバンド受信時に、NF、利得偏差、イメー
ジ妨害等の各種特性が悪化するという難点がある。
2により、ハイバンド受信時に、NF、利得偏差、イメー
ジ妨害等の各種特性が悪化するという難点がある。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであって、
ハイバンド受信時における各種特性を改善することを目
的とする。
ハイバンド受信時における各種特性を改善することを目
的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明では、上記の目的を達成するために、次のよう
に構成している。
に構成している。
すなわち、本発明では、FMトラップ回路と高周波増幅
回路との間に挿入されるものであって、かつ、第1,第2
のローバンド専用同調コイルと、第1〜第3のスイッチ
ングダイオードと、ローバンド用ダンパー抵抗と、ハイ
バンド専用同調コイルと、同調用の可変容量素子とを有
しており、 両ローバンド専用同調コイルは、それぞれの一端がFM
トラップ回路に接続されており、 第1,第2のスイッチングダイオードは、それぞれの同
じ一極側が共通に接続されており、かつ、それぞれの同
じ他極側が第1のローバンド専用同調コイルを介して接
続されており、第3のスイッチングダイオードは、一極
側が第2のローバンド専用同調コイルの他端に接続され
ており、かつ他極側が交流的に接地されており、 ローバンド用ダンパー抵抗は、一端が第1のローバン
ド専用同調コイルの他端に接続されており、かつ他端が
第2のローバンド専用同調コイルの他端に接続されてお
り、 ハイバンド専用同調コイルは、一端が第1,第2のスイ
ッチングダイオードそれぞれの一極側に接続されている
とともに、交流的に第3のスイッチングダイオードの一
極側に接続されており、かつ他端が交流的に接地されて
おり、 ハイバンド専用同調コイルはまた、ハイバンド受信時
には該他端側にハイバンド用電源が印加されるようにし
ている。
回路との間に挿入されるものであって、かつ、第1,第2
のローバンド専用同調コイルと、第1〜第3のスイッチ
ングダイオードと、ローバンド用ダンパー抵抗と、ハイ
バンド専用同調コイルと、同調用の可変容量素子とを有
しており、 両ローバンド専用同調コイルは、それぞれの一端がFM
トラップ回路に接続されており、 第1,第2のスイッチングダイオードは、それぞれの同
じ一極側が共通に接続されており、かつ、それぞれの同
じ他極側が第1のローバンド専用同調コイルを介して接
続されており、第3のスイッチングダイオードは、一極
側が第2のローバンド専用同調コイルの他端に接続され
ており、かつ他極側が交流的に接地されており、 ローバンド用ダンパー抵抗は、一端が第1のローバン
ド専用同調コイルの他端に接続されており、かつ他端が
第2のローバンド専用同調コイルの他端に接続されてお
り、 ハイバンド専用同調コイルは、一端が第1,第2のスイ
ッチングダイオードそれぞれの一極側に接続されている
とともに、交流的に第3のスイッチングダイオードの一
極側に接続されており、かつ他端が交流的に接地されて
おり、 ハイバンド専用同調コイルはまた、ハイバンド受信時
には該他端側にハイバンド用電源が印加されるようにし
ている。
<作用> 上記構成によれば、ハイバンド受信時には、抵抗を介
することなく、ハイバンド専用の同調コイルを介してス
イッチングダイオードにハイバンド用電源を供給するよ
うにしており、したがって、FMトラップ回路の出力端の
電圧を十分に高い電圧にすることができ、これによっ
て、FMトラップ回路を構成するダイオードのオフ容量を
小さくしてトラップ点をハイバンド帯から逃がすことが
でき、さらに、スイッチングダイオードに流す電流を増
加させて信号の損失を低減することができ、また、抵抗
によるダンピング作用を排除できるので、同調回路のQ
を大きくすることができる。
することなく、ハイバンド専用の同調コイルを介してス
イッチングダイオードにハイバンド用電源を供給するよ
うにしており、したがって、FMトラップ回路の出力端の
電圧を十分に高い電圧にすることができ、これによっ
て、FMトラップ回路を構成するダイオードのオフ容量を
小さくしてトラップ点をハイバンド帯から逃がすことが
でき、さらに、スイッチングダイオードに流す電流を増
加させて信号の損失を低減することができ、また、抵抗
によるダンピング作用を排除できるので、同調回路のQ
を大きくすることができる。
<実施例> 以下、図面によって本発明の実施例について、詳細に
説明する。
説明する。
第1図は、本発明の一実施例の電子同調チューナの入
力同調回路付近の回路図であり、第4図の従来例に対応
する部分には、同一の参照符を付す。
力同調回路付近の回路図であり、第4図の従来例に対応
する部分には、同一の参照符を付す。
この実施例の電子同調チューナは、EIA(Electronic
Industries Association)の勧告によるIS−31規格に応
じたものであり、ハイパスフィルタ1と、FMトラップ回
路2と、本発明に係る入力同調回路3と、高周波増幅回
路4とを備えている。
Industries Association)の勧告によるIS−31規格に応
じたものであり、ハイパスフィルタ1と、FMトラップ回
路2と、本発明に係る入力同調回路3と、高周波増幅回
路4とを備えている。
FMトラップ回路2は、映像搬送波の周波数が83.25MHz
のローバンドの6chの受信時に、88.1MHz〜91.9MHzの教
育FM放送波帯を減衰させるものであり、従来と同様に、
コイルL1、コンデンサC1およびダイオードD1から構成さ
れており、ローバンドの6chの受信時にスイッチSW3がオ
ンすることにより、FMトラップ信号BF.T.が与えられて
動作するようになっている。
のローバンドの6chの受信時に、88.1MHz〜91.9MHzの教
育FM放送波帯を減衰させるものであり、従来と同様に、
コイルL1、コンデンサC1およびダイオードD1から構成さ
れており、ローバンドの6chの受信時にスイッチSW3がオ
ンすることにより、FMトラップ信号BF.T.が与えられて
動作するようになっている。
この実施例の入力同調回路3は、第1,第2のローバン
ド専用同調コイルL2,L4と、両バンド兼用同調コイルL3
と、第1〜第3のスイッチングダイオードD2〜D4と、ロ
ーバンド用ダンパー抵抗R4と、ハイバンド専用同調コイ
ルL5と、同調用の可変容量素子D5とを有している。
ド専用同調コイルL2,L4と、両バンド兼用同調コイルL3
と、第1〜第3のスイッチングダイオードD2〜D4と、ロ
ーバンド用ダンパー抵抗R4と、ハイバンド専用同調コイ
ルL5と、同調用の可変容量素子D5とを有している。
第1,第2のローバンド専用同調コイルL2,L4は、それ
ぞれの一端がFMトラップ回路2に接続されており、両バ
ンド兼用コイルL3は、その一端が第1のローバンド専用
同調コイルL2の他端に接続され、その他端がコンデンサ
C2を介して高周波増幅回路4に接続されている。
ぞれの一端がFMトラップ回路2に接続されており、両バ
ンド兼用コイルL3は、その一端が第1のローバンド専用
同調コイルL2の他端に接続され、その他端がコンデンサ
C2を介して高周波増幅回路4に接続されている。
第1,第2のスイッチングダイオードD2,D3は、それぞ
れのアノードが共通に接続されており、かつ、それぞれ
のカソードが第1のローバンド専用同調コイルL2を介し
て接続されている。第3のスイッチングダイオードD4
は、カソードが第2のローバンド専用同調コイルL4の他
端に接続されており、かつアノードがバイパスコンデン
サC3を介して交流的に接地されている。
れのアノードが共通に接続されており、かつ、それぞれ
のカソードが第1のローバンド専用同調コイルL2を介し
て接続されている。第3のスイッチングダイオードD4
は、カソードが第2のローバンド専用同調コイルL4の他
端に接続されており、かつアノードがバイパスコンデン
サC3を介して交流的に接地されている。
ローバンド用ダンパー抵抗R4は、一端が第1のローバ
ンド専用同調コイルL2の他端に接続されており、かつ他
端が第3のスイッチングダイオードD4のカソードに接続
されている。
ンド専用同調コイルL2の他端に接続されており、かつ他
端が第3のスイッチングダイオードD4のカソードに接続
されている。
ハイバンド専用同調コイルL5は、一端が第1,第2のス
イッチングダイオードD2,D3それぞれのアノードに接続
されているとともに、バイパスコンデンサC4を介して交
流的に第3のスイッチングダイオードD4のカソードに接
続されており、かつ他端がバイパスコンデンサC5を介し
て交流的に接地されている。
イッチングダイオードD2,D3それぞれのアノードに接続
されているとともに、バイパスコンデンサC4を介して交
流的に第3のスイッチングダイオードD4のカソードに接
続されており、かつ他端がバイパスコンデンサC5を介し
て交流的に接地されている。
同調用の可変容量素子D5は、例えば、バラクターダイ
オードが用いられるとともに、そのアノードが接地さ
れ、そのカソードが直流カット用コンデンサC6を介して
コイルL3に接続されている。ただし、同調用の可変容量
素子D5の入力同調回路内における接続位置は、この実施
例のものに限定されるものではない。
オードが用いられるとともに、そのアノードが接地さ
れ、そのカソードが直流カット用コンデンサC6を介して
コイルL3に接続されている。ただし、同調用の可変容量
素子D5の入力同調回路内における接続位置は、この実施
例のものに限定されるものではない。
ハイバンド受信時には、スイッチSW1がオンすること
により、ハイバンド専用同調コイルL5の他端側にハイバ
ンド用電源BHが印加されるようになっている。
により、ハイバンド専用同調コイルL5の他端側にハイバ
ンド用電源BHが印加されるようになっている。
また、ローバンド受信時には、スイッチSW2がオンす
ることにより、第3のスイッチングダイオード4のアノ
ードにローバンド用電源BLが印加されるようになってい
る。
ることにより、第3のスイッチングダイオード4のアノ
ードにローバンド用電源BLが印加されるようになってい
る。
上記構成を有する入力同調回路3では、ハイバンド受
信時には、ハイバンド専用同調コイルL5に、ハイバンド
用電源BHを供給して第1,第2スイッチングダイオードD
2,D3をオンして第2図の等価回路図に示される状態とし
ているので、抵抗R3を介してスイッチングダイオードD
2,D3をオンする第4図の従来例に比べて、FMトラップ回
路2のダイオードD1のカソードとコイルL1との接続点の
電圧V1を十分に高くすることができる。
信時には、ハイバンド専用同調コイルL5に、ハイバンド
用電源BHを供給して第1,第2スイッチングダイオードD
2,D3をオンして第2図の等価回路図に示される状態とし
ているので、抵抗R3を介してスイッチングダイオードD
2,D3をオンする第4図の従来例に比べて、FMトラップ回
路2のダイオードD1のカソードとコイルL1との接続点の
電圧V1を十分に高くすることができる。
すなわち、前記電圧V1は、次式で示される。
V1=+B−Vfd2,3 但し、+Bは電源電圧、Vfd2,3は第1,第2スイッチン
グダイオードD2,D3の順方向バイアスである。
グダイオードD2,D3の順方向バイアスである。
さらに、第3のスイッチングダイオードD4を、第2の
ローバンド専用同調コイルL4とローバンド用ダンバー抵
抗R4との接続部と、バイパスコンデンサC3との間に接続
してので、ハイバンド受信時にローバンド用ダンパー抵
抗R4によってダンピングされるのを防止することができ
る。
ローバンド専用同調コイルL4とローバンド用ダンバー抵
抗R4との接続部と、バイパスコンデンサC3との間に接続
してので、ハイバンド受信時にローバンド用ダンパー抵
抗R4によってダンピングされるのを防止することができ
る。
この実施例の入力同調回路3では、前記電圧V1を十分
に高い電圧にすることができるので、FMトラップ回路2
のダイオードD1のオフ容量を小さくしてトラップ点をハ
イバンド帯から逃がすことができ、さらに、第1,第2の
スイッチングダイオードD2,D3に流す電流I1を増加させ
て信号の損失を低減することができる。さらに、従来の
抵抗R3を省略しているので、抵抗R3によるダンピング作
用を排除することができ、同調回路のQを上げることが
できる。
に高い電圧にすることができるので、FMトラップ回路2
のダイオードD1のオフ容量を小さくしてトラップ点をハ
イバンド帯から逃がすことができ、さらに、第1,第2の
スイッチングダイオードD2,D3に流す電流I1を増加させ
て信号の損失を低減することができる。さらに、従来の
抵抗R3を省略しているので、抵抗R3によるダンピング作
用を排除することができ、同調回路のQを上げることが
できる。
これらによって、ハイバンド受信時のNF、利得偏差を
約1dB程度、イメージ妨害比を約4dB程度改善することが
できる。
約1dB程度、イメージ妨害比を約4dB程度改善することが
できる。
なお、ローバンド受信時には、第3のスイッチングダ
イオードD4がオンして第3図の等価回路図に示される状
態となる。
イオードD4がオンして第3図の等価回路図に示される状
態となる。
<発明の効果> 以上のように本発明によれば、ハイバンド受信時に
は、従来のように抵抗を介することなく、ハイバンド専
用の同調コイルを介してスイッチングダイオードにハイ
バンド用電源を供給するようにしているので、FMトラッ
プ回路の出力端の電圧を十分に高い電圧にすることがで
き、これによって、ハイバンド受信時におけるNF、利得
偏差といった各種特性を向上させることができる。
は、従来のように抵抗を介することなく、ハイバンド専
用の同調コイルを介してスイッチングダイオードにハイ
バンド用電源を供給するようにしているので、FMトラッ
プ回路の出力端の電圧を十分に高い電圧にすることがで
き、これによって、ハイバンド受信時におけるNF、利得
偏差といった各種特性を向上させることができる。
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は第1図の
実施例のハイバンド受信時の等価回路図、第3図は第1
図の実施例のローバンド受信時の等価回路図、第4図は
従来例の回路図、第5図は従来例のハイバンド受信時の
等価回路図、第6図は従来例のローバンド受信時の等価
回路図である。 2……FMトラップ回路、3……入力同調回路、4……高
周波増幅回路、L2,L4……第1,第2のローバンド専用同
調コイル、L5……ハイバンド専用同調コイル、D2〜D4…
…第1〜第3のスイッチングダイオード、R4……ローバ
ンド用ダンパー抵抗、D5……同調用の可変容量素子。
実施例のハイバンド受信時の等価回路図、第3図は第1
図の実施例のローバンド受信時の等価回路図、第4図は
従来例の回路図、第5図は従来例のハイバンド受信時の
等価回路図、第6図は従来例のローバンド受信時の等価
回路図である。 2……FMトラップ回路、3……入力同調回路、4……高
周波増幅回路、L2,L4……第1,第2のローバンド専用同
調コイル、L5……ハイバンド専用同調コイル、D2〜D4…
…第1〜第3のスイッチングダイオード、R4……ローバ
ンド用ダンパー抵抗、D5……同調用の可変容量素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−17652(JP,U) 実開 昭59−180542(JP,U) 実開 平1−139626(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】FMトラップ回路(2)と高周波増幅回路
(4)との間に挿入されるものであって、かつ、第1,第
2のローバンド専用同調コイル(L2,L4)と、第1〜第
3のスイッチングダイオード(D2〜D4)と、ローバンド
用ダンパー抵抗(R4)と、ハイバンド専用同調コイル
(L5)と、同調用の可変容量素子(D5)とを有してお
り、 両ローバンド専用同調コイル(L2,L4)は、それぞれの
一端がFMトラップ回路(2)に接続されており、 第1,第2のスイッチングダイオード(D2,D3)は、それ
ぞれの同じ一極側が共通に接続されており、かつ、それ
ぞれの同じ他極側が第1のローバンド専用同調コイル
(L2)を介して接続されており、第3のスイッチングダ
イオード(D4)は、一極側が第2のローバンド専用同調
コイル(L4)の他端に接続されており、かつ他極側が交
流的に接地されており、 ローバンド用ダンパー抵抗(R4)は、一端が第1のロー
バンド専用同調コイル(L2)の他端に接続されており、
かつ他端が第2のローバンド専用同調コイル(L4)の他
端に接続されており、 ハイバンド専用同調コイル(L5)は、一端が第1,第2の
スイッチングダイオード(D2,D3)それぞれの一極側に
接続されているとともに、交流的に第3のスイッチング
ダイオード(D4)の一極側に接続されており、かつ他端
が交流的に接地されており、 ハイバンド専用同調コイル(L5)はまた、ハイバンド受
信時には該他端側にハイバンド用電源が印加されるもの
であることを特徴とする電子同調チューナにおける入力
同調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27467090A JP2591310B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 電子同調チューナにおける入力同調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27467090A JP2591310B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 電子同調チューナにおける入力同調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04150420A JPH04150420A (ja) | 1992-05-22 |
JP2591310B2 true JP2591310B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=17544926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27467090A Expired - Fee Related JP2591310B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 電子同調チューナにおける入力同調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591310B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-11 JP JP27467090A patent/JP2591310B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04150420A (ja) | 1992-05-22 |
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