JP2591297Y2 - 吹き付け・塗装用のスペーサ - Google Patents

吹き付け・塗装用のスペーサ

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JP2591297Y2
JP2591297Y2 JP1993017958U JP1795893U JP2591297Y2 JP 2591297 Y2 JP2591297 Y2 JP 2591297Y2 JP 1993017958 U JP1993017958 U JP 1993017958U JP 1795893 U JP1795893 U JP 1795893U JP 2591297 Y2 JP2591297 Y2 JP 2591297Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内装工事における断熱
材等の吹き付け工事や外壁面にモルタル等を塗装する工
事に使用するスペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】壁面に断熱材を吹き付けたり、モルタル
等を塗装する際には、所定の厚みにして施工しなければ
ならないので、従来の方法では、壁面の一部で試験的に
吹き付けを行い、どの程度の繰り返しで所定の厚みに達
するかの見当をつけてから壁面の全面に施工していた。
【0003】そして、吹き付け等の作業の終了後に、塗
厚さ測定用のピンを適宜箇所に差し込んでチェックを行
い、厚さの不足する部分に増し吹き工事をしていた。
【0004】また、壁面に施工されている基準墨若しく
は仕上げ墨に対しては、吹き付け作業後の確認のため
に、必要箇所の上に布粘着テープ等で養生しておき、前
記吹き付け作業等の施工後に、前記テープを剥して壁面
を露出させていた。その後、吹き付け等の補修工事を行
っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような吹き付け作業等においては、塗装の厚みは作業員
の技量に依存する割合が高く、塗装厚さのムラが生じや
すい。また、手直しの工事では手間が掛かるので、勢い
手直しがないように厚吹きしてしまう傾向となり、吹き
付け材の使用量が過分となってしまうと言う問題点があ
る。
【0006】そして、基準墨等の確保するためにテープ
等で養生したり更にこれを剥したりするなど手間が掛か
り、養生テープを剥した後の補修工事も施工のタイミン
グが難しいと言った問題点があった。
【0007】本考案は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、吹き付け等の工事の厚みを確認するための定規と
なって、基準墨の確保にもなる吹き付け・塗装用のスペ
ーサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、断面が一様な直角
三角形状の三角柱体で、その直角に交わる二つの壁面の
うち少なくとも一つの壁面の高さが所望の塗厚寸法と等
しくなされているとともに、対象物に当接させる壁面に
取着用の接着テープが貼着されているようにしたことで
ある。更に、前記直角に交わる二つの壁面の高さが、互
いに異なり2種類の塗厚寸法用として使用できるように
したことである。
【0009】
【作用】本考案に係る吹き付け・塗装用のスペーサによ
れば、吹き付け作業や塗装作業する対象物に対して、墨
糸で対象物の表面に記された墨に沿って当該スペーサの
角部を当てて、かつ、塗厚寸法に等しい壁面を対象物の
表面から立設させて所要数のスペーサを取着し、吹き付
け若しくは塗装作業することにより、吹き付けや塗装の
厚さを確認しながら断熱材やモルタル等の吹き付け・塗
装作業ができる。
【0010】そして、吹き付け材等の厚さが次第に厚く
なってスペーサの前記立設した壁面の陵線までの高さと
なったときに吹き付け作業等を終了すれば、塗装厚さが
所定の厚さとなり、かつ、全体的に均一に仕上げること
ができる。
【0011】また、本考案の吹き付け・塗装用のスペー
サの直角に交わる二つの壁面の高さが2種類の塗厚寸法
として使用できるようにしておけば、吹き付け・塗装の
塗装厚さの異なる対象物に一つのスペーサで使い分ける
ことができる。
【0012】
【実施例】次に、本考案に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本考案に係る吹き付
け・塗装用のスペーサ1を、吹き付け若しくは塗装の対
象物2に取着した様子を示す斜視図である。当該吹き付
け・塗装用のスペーサ1の構成を説明する。
【0013】スペーサ1は、図2に示すように、その断
面が一様な直角三角形状の三角柱体で、その材質は発泡
目地材と同じものや、それと相当品であり、軽量体であ
る。
【0014】そして、直角に交わる二つの壁面3,4の
うち少なくとも一つの壁面、例えば壁面3の高さt1が
所望の塗厚寸法t(図1参照)と等しくなされている。
【0015】そして、対象物2に当接させる壁面、例え
ば壁面4に取着用の薄い両面接着テープ5が貼着されて
いる。こうして、スペーサ1の直角に交わる壁面3,4
の角部の線8が対象物2の墨9に沿ってあてがわれ、そ
して、壁面3,4の稜線7若しくは7aが、前記線8と
平行で同一平面内にあるので、墨9の位置を表わすこと
になる。
【0016】前記直角に交わる二つの壁面3,4の高さ
t1,t2が、互いに異なるように、例えばt1=15m
mでt2=20mmとしておくと、一つのスペーサ1で
もって2種類の塗厚寸法用として使用できる。そして、
この場合に、作業性を考慮して前記壁面3,4の両方に
両面接着テープ5,6を予め貼着しておくとよい。
【0017】よって、作業者が塗厚寸法に応じて、スペ
ーサ1の所望の高さの壁面を立設させ、他の壁面の両面
接着テープのカバー紙を剥して対象物2の壁面に取着す
るように施工するのである。
【0018】更に、上記の両面接着テープ5,6を、作
業者が目で見てすぐに判断出来るように、カバー紙の色
を互いに色違いにしておくのも好ましいものである。
【0019】また、前記両面接着テープ5,6は、各壁
面3,4の稜線7,7aを被覆するように、延長部5
a,6aを設けたものとする。こうすれば、吹き付け工
事の際に前記稜線7,7aが汚れることがない。このほ
かにも吹き付け工事後のスペーサ1の貼着位置確認用に
リボン11を前記両面接着テープで取り付けておくのも
好ましいものである。
【0020】他の実施例としてスペーサ1の材質の色
を、例えば赤,青,緑等とするものである。こうすれ
ば、赤のスペーサ1は塗厚t=15mm用、青のスペー
サ1は塗厚t=20mm用等というように区別しやす
く、また、吹き付け工事後もスペーサ1の陵線7,7a
が吹き付け材の色と異なるので作業者が確認しやすくな
る。
【0021】以上のようにしてなるスペーサ1を使用し
て対象物2に吹き付け工事をするには、図1に示すよう
に、スペーサ1の壁面4の両面接着テープ5のカバー紙
を剥す。そして、対象物2の吹き付け壁面12に記され
た墨9に沿って、スペーサ1の角部の線8を前記墨9に
合わせながら所定の間隔(例えば1m程度)で該スペー
サ1を両面接着テープ5で前記壁面12に貼着する。
【0022】スペーサ1を対象物2の壁面12に縦横に
所要数を配置して貼着した後、吹き付け工事を開始す
る。作業者はスペーサ1の立設した壁面3の高さt1を
見ながら吹き付け作業を行い、図3に示すように、吹き
付け材10が壁面3の稜線7に到達して塗厚tとなった
時に吹き付け工事を終了する。
【0023】そして、作業者は吹き付け材10の表面に
露出した稜線7を墨9の代わりとして用い、次工程の作
業を進めることができる。当該陵線7は吹き付け材10
の表面に同面で所定間隔毎に点在しているので、連続し
た線とはならなくとも墨9が引かれた位置は容易に認識
できるので次の作業に悪影響はない。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る吹き
付け・塗装用のスペーサは、断面が一様な直角三角形状
の三角柱体で、その直角に交わる二つの壁面のうち少な
くとも一つの壁面の高さが所望の塗厚寸法と等しくなさ
れているとともに、対象物に当接させる壁面に取着用の
接着テープが貼着されているので、吹き付け材等の塗厚
を作業者の技量に頼ることなく均一にできて作業精度が
向上し、また、試験的に吹き付けたりピンでチェックす
る等の手間が掛からないので作業の能率も向上すると云
う優れた効果を奏する。また、吹き付け作業の終了後
に、吹き付け材等で埋没した墨9の代わって、吹き付け
材の表面に露出したスペーサの壁面の陵線を容易に確認
できこれを墨として使用できるので、次の工程に直ちに
進めることができると云う優れた効果を奏する。
【0025】前記スペーサの直角に交わる二つの壁面の
高さが、互いに異なり2種類の塗厚寸法用として使用で
きるようにしたことで、一つのスペーサで塗厚の異なる
対象物に容易に適用させることができて便宜であると云
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吹き付け・塗装用のスペーサを、
吹き付け若しくは塗装の対象物に取着した様子を示す斜
視図である。
【図2】本考案に係るスペーサの斜視図である。
【図3】スペーサを対象物に貼着して吹き付け作業をし
た場合の断面図である。
【符号の説明】
1 スペーサ、 2 対象物、 3,4 直角に交わるスペーサの壁面、 5,6 両面接着テープ、 7,7a 壁面の稜線、 8 角部の線、 9 墨、 10 吹き付け材。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が一様な直角三角形状の三角柱体
    で、その直角に交わる二つの壁面のうち少なくとも一つ
    の壁面の高さが所望の塗厚寸法と等しくなされていると
    ともに、対象物に当接させる壁面に取着用の接着テープ
    が貼着されていることを特徴としてなる吹き付け・塗装
    用のスペーサ。
  2. 【請求項2】 直角に交わる二つの壁面の高さが、互い
    に異なり2種類の塗厚寸法用として使用できるようにし
    たことを特徴としてなる請求項1に記載の吹き付け・塗
    装用のスペーサ。
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