JP2591234Y2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2591234Y2
JP2591234Y2 JP1991089232U JP8923291U JP2591234Y2 JP 2591234 Y2 JP2591234 Y2 JP 2591234Y2 JP 1991089232 U JP1991089232 U JP 1991089232U JP 8923291 U JP8923291 U JP 8923291U JP 2591234 Y2 JP2591234 Y2 JP 2591234Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
door
heating chamber
microwave oven
microwave
glass
Prior art date
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Application number
JP1991089232U
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English (en)
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JPH0540703U (ja
Inventor
光広 坂井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH0540703U publication Critical patent/JPH0540703U/ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レンジ本体に調理物を
加熱調理する加熱室を設け、該加熱室の前面に調理物を
出し入れする開口を設け、該開口を開閉する上記加熱室
内を目視可能にする透明なガラスを有した扉を設けてな
る電子レンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子レンジの一例を図5および図
6とともに説明する。従来の電子レンジは、レンジ本体
の天板31と底板との間に設けられた加熱室32は仕切
壁33により機器室34から隔離されている。該加熱室
32の前面に調理物35を出し入れするための開口が設
けられ、この開口を開閉するための該加熱室32内を目
視可能にする透明なガラス36を有した扉37が設けら
れ、背面は後板38でカバーされていた。
【0003】上記機器室34の後部には、ファン39が
回転軸を垂直方向に位置させて支持プレート40により
支承されていた。ファン39の駆動により外部空気が該
機器室34の支持プレート40下方に導かれ、上記ファ
ン39を経て支持プレート40上方へ供給されていた。
【0004】該ファン39の正面側に設けられたマグネ
トロン41は支持プレート40の上方へ供給された外部
空気にて強制的に冷却されるようになっていた。該マグ
ネトロン41で発生したマイクロ波は、マグネトロン4
1の上方から天板31の上面に沿って水平に延設された
導波管42にて加熱室32に導入されていた。
【0005】上記仕切壁33は、このマグネトロン41
の正面側の当該マグネトロン41に近接した部分にパン
チングにより形成された通風口43を有していた。上記
マグネトロン41の空気排出側には傾斜板からなるダク
ト44が設けられていた。上記マグネトロン41の冷却
に使用された空気はこのダクト44内に一旦流入し、仕
切壁33に解放した通風口43を経て加熱室32内に流
入し上記扉37に吹き付けられていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の電子レンジ
は、マグネトロン41の冷却に使用された空気がダクト
44を介して加熱室32内に流入し、扉37のガラス3
6の内側に吹き付けられて該扉37の曇り止めを行うと
ともに水蒸気の結露を防止していたが、扉37の空気が
吹き付けられている部分しか曇り止めおよび結露を防止
することができず、扉37全体の曇り止めおよび結露を
防止することができないため、加熱調理中に加熱室32
内の調理物35の状態を確認するのが困難であった。
【0007】本考案の電子レンジは上記のような問題に
鑑みなされたものであり、マイクロ波による加熱調理時
に扉自体の温度を上昇させて、扉の曇り止めおよび結露
を防止することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案の電子レンジは、レンジ本体に調理物を加熱
調理する加熱室を設け、該加熱室の前面に調理物を出し
入れする開口を設け、該開口を開閉する扉を設け、該扉
の上記加熱室側表面に上記加熱室内を目視可能にする透
明なガラスを設けてなる電子レンジにおいて、該ガラス
の上記扉側表面に、マンガン又はジンクフェライトの微
粒子と、シリコン樹脂のバインダーとから構成するマイ
クロ波吸収材を設けた
【0009】
【作用】上記の構成により、マイクロ波により調理物を
加熱すると、マイクロ波がガラスを透過し、ガラスの扉
側表面に設けられたマイクロ波吸収材中のマンガン又は
ジンクフェライトの微粒子がマイクロ波を吸収して発熱
し、ガラスの温度を上昇させて水蒸気による曇りおよび
結露を防止する。
【0010】
【実施例】本考案の電子レンジの一実施例を図1乃至図
4とともに説明する。本考案の電子レンジは、レンジ本
体の天板1と底板との間に設けられた加熱室2は仕切壁
3により機器室4から隔離されている。該加熱室2の前
面に調理物5を出し入れするための開口が設けられ、こ
の開口を開閉する該加熱室2内を目視可能にする透明な
ガラスを有した扉6が設けられ、背面は後板7でカバー
されている。
【0011】該扉6は枠状のドアフレーム8の内側に透
明なフロントガラス9とインドアガラス10を保持して
形成し、該ドアフレーム8でチョーク11を形成すると
ともに、扉6を閉成したときにレンジ本体側のラッチフ
ック(図示せず)と係合して閉成状態を保持するための
ラッチヘッド12を設けている。
【0012】上記インドアガラス10は、その扉6側表
面に、マイクロ波を吸収して発熱するフェライト粉で例
えば熱安定性のよく酸化しないマンガン,ジンクフェラ
イトの超微粒子でかつ透磁率の大きい粉末をシリコン樹
脂等のバインダー塗料を用いて塗料化したマイクロ波吸
収材13を塗布している。
【0013】この際該マイクロ波吸収材13が透明な材
質を使用する場合には、図3(a)に示すようにインドア
ガラス10の扉6側表面全体に塗布し、不透明(半透
明)な材質を使用する場合には図3(b)に示すように
0.3〜0.5mmの幅の線状に塗布する。
【0014】上記機器室4の後部には、ファン14が回
転軸を垂直方向に位置させて支持プレート15により支
承されている。ファン14の駆動により外部空気が該機
器室4の支持プレート15下方に導かれ、上記ファン1
4を経て支持プレート15上方へ供給されている。
【0015】該ファン14の正面側に設けられたマグネ
トロン16は支持プレート15の上方へ供給された外部
空気にて強制的に冷却されるようになっていた。該マグ
ネトロン16で発生したマイクロ波は、マグネトロン1
6の上方から天板1の上面に沿って水平に延設された導
波管17にて上記加熱室2に導入されていた。
【0016】上記仕切壁3は、このマグネトロン16の
正面側のマグネトロン16に近接した部分にパンチング
により形成された通風口18を有している。上記マグネ
トロン16の空気排出側には傾斜板からなるダクト19
が設けられている。マグネトロン16の冷却に使用され
た空気はこのダクト19内に一旦流入し、仕切壁3に解
放した通風口18を経て加熱室2内に流入し該加熱室2
内で発生した水蒸気をレンジ本体外へ排出する。
【0017】上記構成により、加熱室2内に調理物5を
入れてマグネトロン16からのマイクロ波により加熱調
理を行うと、このマイクロ波扉6のインドアガラス1
を通過し、この通過したマイクロ波をインドアガラス
10の扉6側表面に塗布されたマイクロ波吸収材13が
吸収して発熱し、インドアガラス10の温度を上昇させ
て水蒸気によるインドアガラス10の曇りおよび結露を
防止する。
【0018】
【考案の効果】本考案の電子レンジは上記のような構成
により、扉のガラス自体の温度を上昇させて水蒸気によ
る曇りおよび結露を該ガラスの全体にわたって防止する
ことができ、調理物の加熱調理状態を確実に確認するこ
とができる。しかも、マイクロ波を吸収して発熱するマ
イクロ波吸収材をガラスの扉側表面に塗布しているの
で、該マイクロ波吸収材に水蒸気が付着することがな
く、たとえ該マイクロ波吸収材の表面に水蒸気が付着し
ても、該マイクロ波吸収材中のマンガン又はジンクフェ
ライトの微粒子の大部分はシリコン樹脂のバインダーに
よって覆われているため、加熱冷却を長期にわたって繰
り返しても、マイクロ波吸収材が腐食することを確実に
防止することができる。したがって、長期にわたって調
理物の加熱調理状態を確実に認識することができるとと
もに、腐食したマイクロ波吸収材がこぼれ落ち調理物に
付着して人体に影響を与えることを確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電子レンジの一実施例を示す平面断面
図である。
【図2】本考案の電子レンジの扉の断面図である。
【図3】本考案の電子レンジの扉のインドアガラスにマ
イクロ波吸収材を塗布した状態を示す要部斜視図であ
る。
【図4】本考案の電子レンジの扉のインドアガラスにマ
イクロ波吸収材を塗布した状態を示す要部断面図であ
る。
【図5】従来の電子レンジの一例を示す平面断面図であ
る。
【図6】従来の電子レンジの側面断面図である
【符号の説明】
2 加熱室 5 調理物 6 扉 8 ドアフレーム 9 フロントガラス 10 インドアガラス 13 マイクロ波吸収材 14 ファン 15 支持プレート 16 マグネトロン 17 導波管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンジ本体に調理物を加熱調理する加熱
    室を設け、 該加熱室の前面に調理物を出し入れする開口を設け、 該開口を開閉する扉を設け、 該扉の上記加熱室側表面に上記加熱室内を目視可能にす
    る透明なガラスを設けてなる電子レンジにおいて、 該ガラスの上記扉側表面に、マンガン又はジンクフェラ
    イトの微粒子と、シリコン樹脂のバインダーとから構成
    するマイクロ波吸収材を設けたことを特徴とする電子レ
    ンジ。
JP1991089232U 1991-10-30 1991-10-30 電子レンジ Expired - Lifetime JP2591234Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991089232U JP2591234Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 電子レンジ

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JP1991089232U JP2591234Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 電子レンジ

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JPH0540703U JPH0540703U (ja) 1993-06-01
JP2591234Y2 true JP2591234Y2 (ja) 1999-03-03

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ID=13965007

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49119838U (ja) * 1973-02-12 1974-10-14
JPS5086346U (ja) * 1973-12-11 1975-07-23
JPS6037369B2 (ja) * 1980-08-28 1985-08-26 株式会社東芝 高周波加熱装置

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Publication number Publication date
JPH0540703U (ja) 1993-06-01

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