JP2743655B2 - 電熱装置付高周波加熱装置 - Google Patents

電熱装置付高周波加熱装置

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JP2743655B2
JP2743655B2 JP3251103A JP25110391A JP2743655B2 JP 2743655 B2 JP2743655 B2 JP 2743655B2 JP 3251103 A JP3251103 A JP 3251103A JP 25110391 A JP25110391 A JP 25110391A JP 2743655 B2 JP2743655 B2 JP 2743655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電熱装置加熱時にはフ
ァンの発生する風が加熱室内に流入しないようにシャッ
ターを閉塞し、高周波電磁波による加熱調理時には加熱
室内に通風できるようにシャッターを開放するエアーガ
イド装置を備えた電熱装置付高周波加熱装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より電熱装置付高周波加熱装置で
は、ファンが発生する風を加熱室内に流入させたり、遮
断するために開閉動作の可能なエアーガイド装置が多く
実用されている。
【0003】すなわち、高周波加熱調理時には、被加熱
物から発生する蒸気や臭気を排出させるためにシャッタ
ーを開放状態にして通風し、電熱装置のみを使用するオ
ーブン調理やグリル調理や、電熱装置と高周波発振器を
交互に通電させるか同時に通電して行うコンビネーショ
ン調理時にはシャッターを閉鎖して、ファンの発生する
風が加熱室内にはいらないようにしていた。
【0004】次にエアーガイド装置の従来例を説明す
る。モータを使用したエアーガイド装置としては、(実
用新案公開公報昭62−160211)や(実用新案公
開公報昭63−5302)がみられるが、いずれもモー
タをエアーガイド本体(ダクト)より離して取付け、エ
アーガイド本体(ダクト)の下面にかなり大きな切欠き
を形成してシャッター(ダンパー)との干渉を防いでい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例に
は次のように多くの課題があった。
【0006】実開昭62−160211号や実開昭63
−5302号では、モータをエアーガイド本体(ダク
ト)より離して取付けていることにより、開閉動作を行
うシャッター(ダンパー)とエアーガイド本体(ダク
ト)との干渉をさけるためにエアーガイド本体(ダク
ト)の下にかなり大きな切欠きを形成していた。ところ
が、シャッター(ダンパー)を開放状態にして使用する
場合、ファンの発生した風はエアーガイド本体(ダク
ト)内にはいり、エアーガイド本体に案内されて加熱室
内に流入していくが、エアーガイド本体(ダクト)下面
にあけられた切欠きから多くの風が流出し、加熱室内に
流入する風量が不足して、加熱室内を十分に排気、排
臭、排煙することができなかったり、加熱室内に流入す
る風量を増そうとするとより大きなファンやトルクの大
きなモータを使用しなければならずコストアップにもな
るといった課題があった。
【0007】本発明は、かかる従来の課題を解決するも
ので、加熱室内に流入する風量効率を増し、加熱室内の
排気、排臭、排煙を十分に行って美味しい調理が行える
エアーガイド装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに本発明では次のような構成とした。
【0009】すなわち、エアーガイド装置を構成するエ
アーガイド本体にモータを固着し、モータ軸をエアーガ
イド本体内に突出させ、当該モータ軸に回転板を取付け
て当該回転板をエアーガイド本体内に位置させるととも
に、回転板上面に形成したピンを一端がエアーガイド本
体に軸支されたシャッターのカム溝に係合させ、回転板
上面をエアーガイド本体の取付面と略同じ高さに構成し
た。
【0010】さらに、回転板上面を傾斜させ、開閉動作
可能なシャッターが開放状態にあるとき、回転板上面の
傾斜が高周波発振器側から加熱室側に向かって漸高する
構成とした。
【0011】
【作用】モータをエアーガイド本体に固着し、モータ軸
をエアーガイド本体内に突出させ、回転板及びシャッタ
ーをエアーガイド本体内に収納する構成としたことによ
り、エアーガイド本体にあけられる穴はモータ軸用穴の
小さな穴だけとなる。
【0012】また、エアーガイド本体の高周波発振器取
付面と回転板上面とを略同じ高さにしたことにより、フ
ァンにより発生した風は高周波発振器内を通過した後エ
アーガイド装置内に至り、さらにエアーガイド本体やシ
ャッターにガイドされて加熱室内、あるいはエアーガイ
ド本体外へと流れていく。加熱室内に流入させる場合に
は、回転板に風流が乱されたりすることもなく、また、
エアーガイド本体の切欠きから多量の風が流出するとい
ったことも少なく、効率良く風を加熱室内に導くことが
できる。
【0013】そして回転板上面に傾斜をつけ、シャッタ
ーが開放状態にあるときに高周波発振器側から加熱室側
に向かって漸高する構成としたことにより、エアーガイ
ド本体の高周波発振器取付面近傍を流れる風は回転板上
面にガイドされて流れ方向を上向きに変えつつ加熱室内
に流れ込んでいく。エアーガイド装置からの風量の損失
は少なく、加熱室内の換気を十分に行うことができ、美
味しい調理を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例における電熱装置付高
周波加熱装置について図面とともに説明する。
【0015】図2に示すように、高周波加熱装置の加熱
室1を構成する加熱室側壁1aには高周波電磁波を発振
する高周波発振器2が固着されるとともに、加熱室上板
1bの近傍には電熱装置3が取付けられている。さらに
高周波発振器2などの電気部品を冷却したり、加熱室1
内に風4aを送るためのファン4がモータ軸に取付けら
れているとともに、ファン4により発生した風4aを加
熱室1内に導くためのエアーガイド装置5が加熱室側壁
側に固着されている。電熱装置付高周波加熱装置で高周
波電磁波による調理を行う場合には、図3(A)に示し
たように、エアーガイド装置5を構成するシャッター1
0が開放され、ファン4により発生した風4aは高周波
発振器2を冷却した後エアーガイド装置5に案内されて
加熱室側壁1aに形成された吸気口1cより加熱室内に
流入し、被加熱物6が発生する蒸気や臭気を加熱室側壁
に設けた排気口1dより加熱室外に排出する。この時の
風の流れ方向を図3(A)中矢印で示している。また、
被加熱物6を電熱装置3のみで加熱調理する場合には、
図3(B)に示したようにシャッター10は閉鎖され、
ファン4の発生する風4aが加熱室1内に流入するのを
防止している。ファン4により発生した風4aはシャッ
ター10によってさえぎられ、図3(B)中矢印の方向
に流れることになり、被加熱物6をすばやく加熱調理す
ることができる。
【0016】次に本発明のエアーガイド装置5を図1の
正面図、図4の斜視図及び図5のシャッター動作図によ
り説明する。
【0017】加熱室側壁1aに押圧される面7aと高周
波発振器2への取付面7cを有するエアーガイド本体7
にモータ8が取付けられ、モータ軸8aはエアーガイド
本体7内に突出させられる。モータ軸8aにはエアーガ
イド本体内に位置する如くガイドピン9aを表面に設け
た回転板9が取付けられている。シャッター10は軸支
部10aでエアーガイド本体7に軸15を介して軸支さ
れている。シャッター10はL形に形成され、垂直面1
0bと平坦面10cとから成っている。垂直面10b
は、ファン4によって発生する風4aをガイドして加熱
室1内に導いたり、遮断して風が加熱室内に流入するの
を防止する役目をし、平坦面10cにはシャッター10
を所定位置に移動させるためのカム溝11が形成されて
いる。仕切板13はエアーガイド本体内に固着され、シ
ャッター10の閉鎖位置を規制したり、シャッター10
の閉鎖位置で風4aの加熱室内への流入をより確実に防
止している。13aは仕切板中央部に形成された通気口
である。また、シャッター10の開閉動作を干渉なく行
ったり、シャッターの閉鎖時に風4aの加熱室1内への
流入を確実に防止するために、回転板上面9bとシャッ
ター平坦面10c間には隙間が必要であり、またシャッ
ター平坦面10cより仕切板通気口の下辺13bをより
上方に位置させる必要がある。
【0018】しかし、本発明では図6に示したように、
エアーガイド本体7の高周波加熱装置取付面7cと回転
板上面9bを略同じ高さに形成し、さらに回転板上面9
bを傾斜させて、シャッター10が開放位置にあるとき
に、回転板上面9bが高周波発振器2側から加熱室1側
に向かって漸高する位置になる構成としている。したが
って、シャッター10が開放位置にあり被加熱物6を高
周波電磁波により加熱調理する場合でも、ファン4によ
り発生した風4aは高周波発振器を通過した後、エアー
ガイド本体7内に流入し、エアーガイド本体の下面近く
を流れる風も流れを回転板9等によって大きく乱された
りすることもなく、また回転板上面9b近くを流れる風
4aは回転板上面9bにガイドされてしだいに流れ方向
を上方に変えながら仕切板の通気口13a内に流れ込
み、加熱室1内に流入していく。図6(A)に本発明の
風の流れ状況を示し、図6(B)では回転板29の取付
位置を取付面27cより高くした場合の風の流れ状況を
説明したもので、乱流が発生し、かなりの風量が加熱室
内に流れ込まないことになる。これは実験結果とも一致
するもので、図6(B)のエアーガイド装置では、加熱
室1内の蒸気の排出が不十分でドアーが調理中に曇った
り、調理後加熱室内に水滴が多くみられたり、臭気がひ
どいといった問題がみられた。なお、図6(A)、
(B)ではシャッター10を省いて示している。
【0019】本発明では、エアーガイド装置からの風量
の損失が少ないことから、加熱室内の排気、排臭、排煙
を十分に行うことができ、美味しい調理を行うことがで
きる。また、風量効率が良いことにより、モータのトル
クやファンを大きくする必要もなく、コスト的にも有利
なものとなる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明においては以下のよ
うな効果が得られる。
【0021】(1)エアーガイド本体にモータを取付
け、シャッターと回転板をエアーガイド本体内に収め、
エアーガイド本体の高周波発振器取付面と回転板上面を
略同じ高さに形成したことにより、高周波発振器による
調理時にファンからの風がエアーガイド本体から多く流
出することもなく、また回転板等により流れが乱される
ことも少なく、被加熱物が発生する蒸気などを十分に加
熱室外に排出することができ、美味しい調理を行うこと
ができる。
【0022】(2)回転板上面に傾斜をつけ、シャッタ
ーが開放位置にあるときに回転板上面の傾斜が高周波発
振器側から加熱室側に向かって漸高するよう構成とした
ことにより、回転板上面近くを流れる風も回転板上面に
ガイドされて加熱室内に流れ込み、高周波発振器による
調理中もドアー部の曇りも少なく、調理の出来ばえを十
分に確認しながら美味しい調理を行うことができる。ま
た、風を効率よく加熱室内に導くことができることか
ら、冷却用モータのトルクやファンを大きくすることも
必要でなく、コスト的にも有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアーガイド装置を示す正面図
【図2】本発明の一実施例における電熱装置付高周波加
熱装置の断面図
【図3】本発明のエアーガイド装置による風の流れを示
した断面図
【図4】本発明のエアーガイド装置を示す斜視図
【図5】本発明エアーガイド装置のシャッターの動作を
示した平面図
【図6】エアーガイド本体内の風の流れを説明した平面
【符号の説明】
1 加熱室 2 高周波発振器 3 電熱装置 4 ファン 4a 風 5 エアーガイド装置 6 被加熱物 7 エアーガイド本体 7c エアーガイド本体取付面 8 モータ 9 回転板 9a ピン 9b 回転板上面 10 シャッター 11 カム溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収納し加熱調理する加熱室と、
    高周波電磁波を発振する高周波発振器と、被加熱物を加
    熱する為の電熱装置と、電気部品を冷却するファンと、
    前記ファンが発生する風を加熱室内に導くエアーガイド
    装置を備え、上記エアーガイド装置を構成するエアーガ
    イド本体にモータを固着し、当該モータ軸をエアーガイ
    ド本体内に突出させ、このモータ軸に回転板を取り付け
    て当該回転板をエアーガイド本体内に位置させるととも
    に、回転板上面に形成したピンを一端がエアーガイド本
    体によって軸支されたシャッターのカム溝に係合させ、
    前記回転板の上面をエアーガイド本体取付面と略同じ高
    さに構成した電熱装置付高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】回転板上面を傾斜させ、開閉動作可能なシ
    ャッターが開放状態にあるとき、回転板上面の傾斜が高
    周波発振器側から加熱室側に向かって漸高する構成とし
    た請求項1記載の電熱装置付高周波加熱装置。
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