JP2591172Y2 - フルイディック流量計の整流器取付構造 - Google Patents

フルイディック流量計の整流器取付構造

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JP2591172Y2
JP2591172Y2 JP1993014483U JP1448393U JP2591172Y2 JP 2591172 Y2 JP2591172 Y2 JP 2591172Y2 JP 1993014483 U JP1993014483 U JP 1993014483U JP 1448393 U JP1448393 U JP 1448393U JP 2591172 Y2 JP2591172 Y2 JP 2591172Y2
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繁憲 岡村
元 小野田
馨一 友田
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フルイディック素子を
ガスが通過する際に発生する交番圧力変化に基づいてガ
ス流量を計量するフルイディック流量計の整流器取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、たとえば本件出願
人によって提案された特願平2−281780および特
願平3−207015に開示されている。これらの先行
技術では、フルイディック素子のガスの流過方向上流側
に逆U字状の整流器が設けられており、前記フルイディ
ック素子はケーシングに係止されるガスの流路内に嵌り
込んで介在され、前記整流器を通過して整流されたガス
がフルイディック素子内に流れ込むとコアンダ効果によ
って振動し、その交番圧力変化を圧電膜センサによって
検出してガス流量を計量するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これらの先行技術で
は、フルイディック素子がケーシングの流路内に嵌着さ
れるので、そのフルイディック素子とケーシングとの間
に僅かな隙間が生じる場合があり、このような隙間を介
して計量されるべきガスの一部がフルイディック素子を
避けて出口側へ導かれてしまい、ガス流量の計測精度が
低下してしまうという問題を有する。
【0004】したがって本考案の目的は、ケーシングと
フルイディック素子との間の隙間の発生を防止して、ガ
ス流量の計測精度を向上することができるフルイディッ
ク流量計の整流器取付構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、計量されるべ
きガスが通過する流路を有するケーシングと、このケー
シングの前記流路内に介在されるフルイディック素子と
を備え、フルイディック素子に前記ガスが通過すること
によって発生する交番圧力変化を、圧力検出素子によっ
て検出してガスの流量を計量するフルイディック流量計
の整流器取付構造において、前記ケーシングには、フル
イディック素子よりもガスの流過方向上流側で前記流路
を塞ぐようにして多孔質の整流器が設けられ、この整流
器の両端部には、可撓性および弾発性を有する材料から
なるシール材がそれぞれ設けられ、各シール材はケーシ
ングの前記流路に望む内面とフルイディック素子とによ
って挟持されることを特徴とするフルイディック流量計
の整流器取付構造である。
【0006】
【作用】本考案に従えば、整流器の両端部に可撓性およ
び弾発性を有する材料からなるシール材がそれぞれ設け
られ、これらのシール材がケーシングの流路に望む内面
とフルイディック素子とによって挟持された状態で前記
ケーシングに整流器が取付けられる。これによって前記
ケーシングの内面とフルイディック素子との間を確実に
塞ぎ、フルイディック素子以外の領域へのガスの漏洩を
確実に防止して、ガス流量の計測精度が向上される。
【0007】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の整流器取付構造
を示すフルイディック流量計1の断面図である。本実施
例のフルイディック流量計1は、流量計本体3と、本体
3によって計量されたガスの流量を表示するたとえば液
晶表示素子などによって実現される流量表示部4とを有
する。これらの流量計本体3と流量表示部4とは、ハウ
ジング5内に収納され、表示領域6だけを外部に露出さ
せて図示しない蓋体によって覆われている。
【0008】前記流量計本体3は、ダイキャスト成型さ
れるケーシング7と、このケーシング7に一体的に形成
され、前記ハウジング5の開口8にシールリング9によ
って気密に嵌り込む底蓋10と、前記ケーシング7に一
体的に形成され、外周面に外ねじが刻設されて図示しな
いガス管が接続される2つ接続部11,13と有する。
一方の接続部11に接続されたガス管から供給されるガ
スは、入口14を経て前記ケーシング7内へ導かれる。
【0009】このケーシング7内には、室17と、弁孔
18を介して室17から供給されるガスの流れを整流す
る整流空間19と、合成樹脂から成るフルイディック素
子20が嵌り込んで収容される収容空間21とを有し、
収容空間21内のガスは出口23を経て他方の接続部1
3に接続された図示しないガス管内へ流出し、ガスバー
ナなどのガス消費機器に導かれて消費される。前記室1
7、整流空間19および計量空間21は、流路を構成し
ている。
【0010】前記入口14に与えられたガスは、前記室
17を通過して上方の空間へ流れ込み、さらに前記弁孔
18を経て整流空間19内に入り、前記フルイディック
素子20の狭搾通路26を通過し、その噴出ガスはコア
ンダ効果によってたとえば一方の側壁27aの内側に沿
って仮想線28aで示されるように流れる。この一方の
側壁27aに沿って流れたガスの大部分は出口23に向
けて流れるが、一部は帰還流体となり、前記狭搾通路2
6の出口に向かう。この帰還流体のエネルギが前記狭搾
通路26から噴出するガスに与えられ、仮想線28bで
示されるように、他方の側壁27bの内側に沿って流
れ、この流れの一部が帰還流体となって、再び狭搾通路
26の出口付近に向けた流れを形成し、この帰還流体の
エネルギが前記狭搾通路26から噴出するガスの流れに
与えられて、そのガスの流れは、仮想線28aで示され
るようになり、このような仮想線28a,28bで示さ
れるガスの流れが交互に繰返されて、そのガスの流量に
応じた交番圧力変化が生じ、この圧力変化を圧力検出素
子29によって検出して、その振動の周波数に応じたガ
ス流量が計測される。
【0011】前記フルイディック素子20は、前記狭搾
通路26を形成する一対の狭搾通路構成部分30a,3
0bを有し、これらの部分30a,30bは整流空間1
9と計量空間21とを仕切る隔壁31の凹溝33内に嵌
着される。この凹溝33を挟む前記隔壁31の相互に対
向する2つの内面34a,34bには、ゴムまたは合成
ゴムなどの可撓性および弾発性を有する材料から成るシ
ール材35a,35bがそれぞれ嵌り込む嵌合溝36
a,36bが形成され、各シール材35a,35bは、
フルイディック素子20よりもガスの流過方向A上流側
に配置される逆U字状の第1整流器37の両端部に一体
的に形成される。このような第1整流器37は、たとえ
ば30メッシュ程度の金網が用いられる。
【0012】さらに前記第1整流器37よりも流過方向
A上流側には、シール材38a,38bが両端部に一体
的に形成される第2整流器39が設けられる。この第2
整流器39のシール材38a,38bは、嵌合溝40
a,40bに嵌着される。
【0013】図2は第1整流器37の正面図であり、図
3は図2の右側から見た第1整流器37の側面図であ
り、図4は図2の左側から見た第1整流器37の側面図
であり、図5は図2の下方から見た第1整流器37の底
面図である。前述した各シール材35a,35bは第1
整流器37の両端部に一体成形されており、各嵌合溝3
6a,36b内への挿入方向B下流側になるにつれて、
各断面形状が小さくなるように形成される。
【0014】これらのシール材35a,35bは、図6
に一方のシール材35aだけが拡大して示されるよう
に、基部41と、基部41から放射状に延びる約1mm
程度の厚みを有する4つの当接片43a〜43dとを有
する。このようなシール材35a,35bによって、前
記フルイディック素子20と隔壁31の内面34a,3
4bとの隙間を確実に塞ぐことができる。しかも、前述
したように各シール材34a,34bは長手方向一端部
寄りになるにつれて断面形状が小さくなるように形成さ
れているので、第1整流器37を装着するにあたって、
嵌合溝36a,36bへのシール材35a,35bの挿
入動作が容易であり、組立作業の効率が向上される。
【0015】また前記第2整流器39のシール材38
a,38bは、それらの断面形状が円形であって、長手
方向一端部寄りになるにつれて各断面形状が小さくなる
ように形成される。このようなシール材38a,38b
もまた、挿入作業が容易である。
【0016】以上のような構成によって、フルイディッ
ク素子20と隔壁31の内面34a,34bとの間には
シール材35a,35bが介在されて隙間の発生が確実
に防止され、すべてのガスを狭搾通路26内へ通過させ
ることができるので、ガス流量の計測精度を向上するこ
とができる。しかも、各シール材35a,35bに整流
器が一体的に形成されているので、整流器を装着するこ
とによってガスの流れを整流するとともに、フルイディ
ック素子20と隔壁31との隙間の発生を防止するとい
う2つの機能を同時に達成することができる。
【0017】本考案の他の実施例として、各シール材3
5a,35bの断面形状は、図6に示されるものだけで
はなく、その他の任意の形状、たとえば円形、楕円形、
球形および星形などの各形状とすることができ、さらに
各形状のシール材を中空としてもよい。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、整流器に
シール材を一体的に形成して、このシール材をフルイデ
ィック素子とケーシングの内面との間で挟持するように
したので、前記フルイディック素子と内面との間で隙間
が生じるおそれはなく、したがって正確にガス流量を計
測することができ、計測精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の整流器取付構造を示すフル
イディック流量計1の断面図である。
【図2】第1整流器37の正面図である。
【図3】図2の右側から見た第1整流器37の側面図で
ある。
【図4】図2の左側から見た第1整流器37の側面図で
ある。
【図5】図2の下方から見た第1整流器37の底面図で
ある。
【図6】シール材35aの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 フルイディック流量計 3 流量計本体 4 流量表示部 17 室 19 整流空間 20 フルイディック素子 21 計量空間 26 狭搾通路 27a,27b 側壁 29 圧力検出素子 31 隔壁 33 凹溝 34a,34b 内面 35a,35b シール材 36a,36b 嵌合溝 37 第1整流器 41 基部 43a〜43d 当接片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 友田 馨一 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株式会社金門製作所 関西研究所内 (72)考案者 今崎 正成 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株式会社金門製作所 関西研究所内 (56)参考文献 特開 平4−151518(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/20 G01F 1/00 G01F 15/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量されるべきガスが通過する流路を有
    するケーシングと、このケーシングの前記流路内に介在
    されるフルイディック素子とを備え、フルイディック素
    子に前記ガスが通過することによって発生する交番圧力
    変化を、圧力検出素子によって検出してガスの流量を計
    量するフルイディック流量計の整流器取付構造におい
    て、 前記ケーシングには、フルイディック素子よりもガスの
    流過方向上流側で前記流路を塞ぐようにして多孔質の整
    流器が設けられ、この整流器の両端部には、可撓性およ
    び弾発性を有する材料からなるシール材がそれぞれ設け
    られ、各シール材はケーシングの前記流路に望む内面と
    フルイディック素子とによって挟持されることを特徴と
    するフルイディック流量計の整流器取付構造。
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