JP2590731Y2 - 高速自動販売機 - Google Patents

高速自動販売機

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JP2590731Y2
JP2590731Y2 JP1993040456U JP4045693U JP2590731Y2 JP 2590731 Y2 JP2590731 Y2 JP 2590731Y2 JP 1993040456 U JP1993040456 U JP 1993040456U JP 4045693 U JP4045693 U JP 4045693U JP 2590731 Y2 JP2590731 Y2 JP 2590731Y2
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JP
Japan
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roller
unloading
elevating
carry
vending machine
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勝美 寺尾
博士 山下
知孝 池松
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は無人で自動販売する新
聞、雑誌等の比較的薄い紙類の高速自動販売に適用され
る高速自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来新聞の大量販売は、宅配以外には駅
の売店等で販売され、筒状に高く差した大量の新聞を顧
客が1部づつ抜き取って代金を払うのが普通であり、短
時間に大量に販売することは出来ない。従来も無人化さ
れた新聞自動販売機があるが、新聞の昇降機構もなく、
また搬出速度も遅く、販売部数に限界があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の新聞の自動販売
機は、新聞収納部に昇降機構がなく、また一定高さで固
定のため、新聞搬出口との位置関係からも1紙当りの販
売部数が極めて少なかった。また搬出機構が複雑なた
め、高速に駆動するのが困難であると共に、駅の売店に
設置する場合には販売機の高さが制限される場合が多か
った。更に機構がリンク式のため販売機が大きな割には
収納部数や収納紙の種類も少なく、しかも新聞の動きを
検知していないため搬出にばらつきがあるばかりか、搬
出不良の問題もあった。本考案は前記従来の課題を解決
するために提案されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、新
聞、雑誌等の比較的薄い紙類よりなる販売対象物を積重
する昇降棚と、同昇降棚を昇降させる昇降機構と、前記
対象物の最上部のものの上面に押圧されると共に、同最
上部の対象物を搬出口に向けて送り出すように回転する
搬出ローラを有する押圧搬送機構を備え、同搬出ローラ
は外周面に針を複数列取付けると共に、フレームに回転
自在に支持されたローラ軸の片側に、販売対象物の中央
に当るように1個だけ配置され、同販売対象物の中央部
で搬出ローラ前方の搬出口近くに、上下移動可能で、あ
る程度の重量を持った補助ローラを取付け、同搬出ロー
ラと補助ローラは一直線で、かつ同前後2個のローラが
同時に販売対象物に接触するように配置されてなるもの
で、これを課題解決のための手段とするものである。
【0005】
【作用】本考案では、販売対象物を収納する昇降棚を下
降させることにより、対象物を大量に収納でき、また大
量に積重した場合に発生する最上部販売対象物の傾斜や
曲面に対し、中央に搬出ローラを1個有する押圧搬送機
構により、上昇して来た対象物の中央に必ず当り、1部
づつ確実に一定の押圧力をもって定位置で停止させ、次
の対象物の搬出が確実にできるようになる。また針を複
数列取付けたことにより確実な搬出力と共に販売対象物
を真直ぐに搬出することができる。
【0006】
【実施例】以下本考案を図面の実施例について説明する
と、図1〜図4は本考案の実施例を示す。さて図1〜図
4の実施例について説明すると、図1は高速自動販売機
の斜視図を示し、1はコイン投入口、2は販売機の高い
位置に設けられた釣銭受口、3は選択ボタン、4は販売
対象物11の搬出口である。なお、販売対象物11は、
図示しない上段の昇降棚と下段の昇降棚上に、販売可能
状態でセットされている。図2は押圧搬送機構の平面
図、図3は図2の側面図であり、5は針を複数列取付け
た搬出ローラで、フレーム13に回転自在に支持された
ローラ軸20の片端部に1個だけ固定されると共に、駆
動部取付板21の切欠部21aから下方に突出してい
る。またフレーム13は、取付板21に取付けられてい
るブラケット21bに支持されたピン12を中心に前後
に揺動可能であるが、同フレーム13は同ローラ軸20
に対しピン12と反対側において、取付板21に一端が
固定された引張りばね14により、前記搬出ローラ5が
販売対象物11の中央部に当る位置になるように付勢さ
れている。17は搬出ローラ5の押付圧検知センサで、
販売対象物11の搬出に最も適した押圧力になった時作
動するようになっている。
【0007】15はフレーム13のピン12側の端面に
固定された駆動モータで、プーリ19を駆動するもので
あり、同プーリ19と前記ローラ軸20に遊嵌されたプ
ーリ20aとの間には歯付ベルト18が掛けられてい
る。16は電磁クラッチで、ローラ軸20上において同
ローラ軸20と一体に回転できると共に、同ローラ軸2
0上を摺動して前記プーリ20aをローラ軸20と一体
に回転させることができるようになっている。また販売
対象物11の中央部で搬出ローラ5前方の搬出口近く
に、上下移動可能で、ある程度の重量を持った補助ロー
ラ22を取付け、搬出ローラ5と補助ローラ22が一直
線で、同前後2個のローラが同時に販売対象物に接触す
るように配置されている。
【0008】次に図1〜図4の実施例について作用を説
明すると、販売対象物11が上段及び下段に販売可能状
態でセットされている。ここでコイン投入口1よりコイ
ンが投入されると、選択ボタン3の内部に組込まれた販
売可能ランプが点灯する。この状態で、例えば下段用選
択ボタン3を押すと、下部駆動部の搬出ローラ5が回転
し、販売対象物11を1部のみ瞬時に搬出口4より搬出
する。この時搬出ローラ5は回転しながら同対象物11
を適度な圧力で押付けている。この点を更に詳細に説明
すると、今下側から昇降機構により上昇してきた販売対
象物11は、駆動部取付板21より下側に飛び出してい
る搬出ローラ5に当るが、更に上へ押し上げられる。こ
の時ばね14の引張り力は徐々に強くなり、対象物11
の搬出に最も適した押付力の位置に来た時点で押付圧検
知センサ17が作動し、同対象物11の上昇を停止させ
て販売可能状態とする。
【0009】次に販売選択ボタン3が押されると、搬出
ローラ駆動モータ15が回転して、歯付ベルト18で連
結されたローラ軸20がプーリ20a及びクラッチ16
を介して同時に回転する。即ち、ローラ軸20には電磁
クラッチ16が取付けられており、歯付ベルト18の回
転を瞬時にローラ軸20に伝えると共に、搬出ローラ駆
動モータ15の停止指令で瞬時に回転を遮断し、販売対
象物11の搬出を停止させる。また販売対象物11が抜
取られる時、搬出ローラ5は販売対象物11を押付けた
状態にあるが、電磁クラッチ16がOFFの為、フリー
状態となっていて容易に抜取りが可能である。この様に
販売対象物11と搬出ローラ5の接触圧力を一定にする
ことで1部づつ確実に搬出する事が可能となる。なお、
この接触圧力を一定にする方法として、前記実施例では
引張りばね14の歪量とセンサの組合せで行なっている
が、別の方法として、ばねの代わりに歪ゲージを用いて
検出する、搬出ローラの押上げ角度をポテンショメータ
か位置センサを用いて検出する、更に簡単な方法とし
て、搬出ローラの自重或いは搬出ローラに錘を付けるだ
けでも同じ効果が期待できる。
【0010】次に搬出された販売対象物11の停止方法
について説明すると、販売対象物11が搬出口4から出
る瞬間、搬出口4の手前に設けられた図示しない検知セ
ンサがこれを検知し、搬出ローラ駆動モータ15を即、
又は予め設定した時間後に停止させる。これにより販売
対象物11の搬出口4からの飛出し量を自由に制御で
き、購入者が取り易い位置で停止させる事が可能であ
る。なお、前記センサを使用せず、搬出ローラ駆動モー
タ15を予め設定した時間だけ回転させる事で、同じ結
果が得られる。
【0011】図4は図2の押圧搬送機構を前面から見た
図(A矢視図)を示す。販売対象物11は折り方等によ
り多量積重されると最上部は傾斜又は曲面となり、搬出
ローラが左右2個の場合は、片当りを防止するための左
右揺動機構等が必要となるが、本考案では、中央部の前
後に搬出ローラ5と補助ローラ22を一直線で配置して
あるため、販売対象物11の傾斜又は曲面の影響を受け
ず、確実に真直ぐに搬出することができる。
【0012】
【考案の効果】ローラを用いた送り出し機構による紙、
特に新聞紙等の送り出しは、ローラが対象物に均一に当
たっていないと真っ直ぐに送り出せない。そのため幅広
ローラ又は複数個のローラを横に並べて微妙な押し付け
圧の制御や、隙間調整が必要になる。本考案では、回転
するローラに針を複数列並べたことで必ず2個以上の針
が点接触するため、1個のローラを中央に取り付けるだ
けで、容易に真っ直ぐに送り出すことが可能になる。ま
た1個のローラで送り出す最大の特徴は、新聞紙のよう
に折り畳んであると、大部数積重した時中央部が極端に
凹んで湾曲し、従来のローラでは送り出しが不可能であ
ったのが、本考案では容易に可能になった点である。本
考案の自動販売機は、駅のラッシュ時等の際、迅速に大
量販売を目標とするものであり、自動販売時のトラブル
を極力少なくすることが必要条件である。従って本考案
による中央の前後に配置した搬出ローラと補助ローラに
よれば、搬出ローラを左右に2個設けた場合のように片
当たりすることなく、搬出対象物の傾斜や曲面に関係な
く、押圧搬出機構で確実に搬出させることができ、搬出
ローラの片当たり等による搬出不良を無くして、より確
実な販売が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る高速自動販売機の斜視図
である。
【図2】本考案の実施例を示す高速自動販売機における
押圧搬送機構の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2のA矢視図である。
【符号の説明】
1 コイン投入口 2 釣銭受口 3 選択ボタン 4 搬出口 5 搬出ローラ 11 販売対象物 12 ピン 13 フレーム 14 引張りばね 15 駆動モータ 16 電磁クラッチ 17 押付圧検知センサ 18 歯付ベルト 19 プーリ 20 ローラ軸 21 取付板 22 補助ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−86334(JP,A) 特開 昭61−166455(JP,A) 実開 昭50−95994(JP,U) 実開 昭64−31473(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07F 11/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新聞、雑誌等の比較的薄い紙類よりなる
    販売対象物を積重する昇降棚と、同昇降棚を昇降させる
    昇降機構と、前記対象物の最上部のものの上面に押圧さ
    れると共に、同最上部の対象物を搬出口に向けて送り出
    すように回転する搬出ローラを有する押圧搬送機構を備
    え、同搬出ローラは外周面に針を複数列取付けると共
    に、フレームに回転自在に支持されたローラ軸の片側
    に、販売対象物の中央に当るように1個だけ配置され
    同販売対象物の中央部で搬出ローラ前方の搬出口近く
    に、上下移動可能で、ある程度の重量を持った補助ロー
    ラを取付け、同搬出ローラと補助ローラは一直線で、か
    つ同前後2個のローラが同時に販売対象物に接触するよ
    うに配置されていることを特徴とする高速自動販売機。
JP1993040456U 1993-06-30 1993-06-30 高速自動販売機 Expired - Fee Related JP2590731Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5095994U (ja) * 1973-12-28 1975-08-11
JPS6431473U (ja) * 1988-07-27 1989-02-27

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