JP2590708Y2 - 撹拌混合装置 - Google Patents

撹拌混合装置

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JP2590708Y2
JP2590708Y2 JP1991068443U JP6844391U JP2590708Y2 JP 2590708 Y2 JP2590708 Y2 JP 2590708Y2 JP 1991068443 U JP1991068443 U JP 1991068443U JP 6844391 U JP6844391 U JP 6844391U JP 2590708 Y2 JP2590708 Y2 JP 2590708Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は高含水の掘削土や浚渫土
等の軟泥土を圧送する工程で固化剤を混合して固化処理
を行なうようにした撹拌混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場や土木現場等において、高含水
の掘削土や浚渫土等の軟泥土は、一般に、原泥のまま圧
送管により現場から離れた箇所に圧送され、現場から離
れた箇所で撹拌混合装置により固化剤と撹拌混合し固化
処理を行なうようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の処理方法では、圧送工程と、固化処理工程が
夫々独立して行なわれ、別々の装置を個別に設置する必
要がある。そのため、設備コストが高く掛かる他、大き
なスペースも確保しなければならず、また、圧送工程を
管理する作業員と固化処理工程を管理する作業員を要す
るため、作業員の数も増加し、更には、圧送工程と固化
処理工程にサイクルギャップが生じ易い不具合があっ
た。本考案は前記事情に鑑み案出されたものであって、
本考案の目的は、大きなスペースを確保することなく、
また、強度にばらつきのない固化処理を効率的に行な
え、設備コストの低減化、作業員の削減化を図れる構造
簡易で安価な撹拌混合装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本考案は、軟泥土が圧送される圧送管の端部にフランジ
を介して圧送管と同一直線状に連結される円筒状の第1
ハウジングと、フランジを介して前記第1ハウジングの
端部に第1ハウジングと同一直線状に連結される円筒状
の第2ハウジングと、前記第1ハウジング内に配設され
た回転部材と、前記第2ハウジング内に配設された撹拌
羽根と、前記第2ハウジング内に配設された固化剤噴射
部とを備え、前記第1ハウジングの端部で圧送管の端部
に連結される部分が流入口で、第2ハウジングの端部で
第1ハウジングに連結される部分とは反対側の部分が流
出口となっており、前記回転部材は、第1ハウジングの
内部中心で第1ハウジングの長手方向に延在してその一
端が前記第2ハウジング内で第1ハウジング寄り部分ま
で突出し第1ハウジング内で回転可能に支持された軸
と、この軸に取着され軟泥土の前記流入口から流出口へ
の移動により前記軸を回転させる羽根から構成され、前
記固化剤噴射部は、前記軸が第2ハウジング内に突出し
た部分の内部で該軸の長手方向に延在すると共に第2ハ
ウジング内に位置する軸の先端側において軸の外周面に
開口された孔と、前記孔が軸の外周面に開口された部分
に取着された噴射ノズルと、第1ハウジング寄りの第2
ハウジング部分を貫通して前記軸の内部の孔に接続され
る固化剤圧送ホースから構成され、前記撹拌羽根は、前
記軸が第2ハウジング内に突出した部分に取着されて第
2ハウジングの長手方向に延在し、軸の回転により回転
して軟泥土と前記噴射ノズルから噴射される固化剤を撹
拌するように構成されていることを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本考案の好適一実施例を添付図面に従
って説明する。図1は圧送管及び撹拌混合装置を含む全
体側面図を示す。作業現場からの原泥は泥土圧送ポンプ
1、圧送管3を介して埋立場5に圧送され、本考案に係
る撹拌混合装置7は、圧送管3の下流側端部に連結さ
れ、原泥の圧送路の一部を兼ねている。図2は撹拌混合
装置の断面側面図を示し、撹拌混合装置7は所定の長さ
の円筒状のハウジング9を備える。
【0006】ハウジング9は、圧送管3の端部にフラン
ジを介して圧送管3と同一直線上に連結される円筒状の
第1ハウジング901と、第1ハウジング901の端部
にフランジを介して第1ハウジング901と同一直線上
に連結される円筒状の第2ハウジング902とで構成さ
れ、実施例では、第1ハウジング901の圧送管3の端
部に連結される部分に軟泥土の流入口9Aが形成され、
また、第2ハウジング902の埋立場5に臨む側の端部
に流出口9Bが形成されている。
【0007】第1ハウジング901の内部中心にはその
長手方向に沿って軸11が配設され、この軸11は、例
えば、第1ハウジング901内壁で保持された複数のス
テー、このステーで保持された軸受等によりハウジング
9内に回転可能に支持されている。前記軸11の周囲に
は、図3に示すように、複数枚の螺旋状の羽根13が取
着され、第1ハウジング901内を移動する軟泥土によ
り羽根13を介して軸11が回転するように構成されて
いる。従って、この実施例では、羽根13と軸11が、
圧送される軟泥土で回転する回転部材に相当している。
【0008】軸11の端部は第2ハウジング902内で
第1ハウジング901寄り部分まで延出され、この延出
端部11Aには、図4に示すように、二枚の撹拌羽根1
5が取着され、また、図5に示すように、固化剤噴射部
21が設けられている。撹拌羽根15は、所定幅の板材
が大きな内径で螺旋状に屈曲形成され、第2ハウジング
902内において撹拌を効果的に行なえると共に原泥の
圧送方向への移動に対して抵抗が可及的に小さくなるよ
うに形成されている。固化剤噴射部21からは固化剤が
噴射され、固化剤の噴射は次のように行なわれる。
【0009】まず、回転軸11の端部11Aには、図5
に示すように、該回転軸11を挿通した円筒体23が設
けられ、円筒体23の両端と回転軸11との間には夫々
Oリング25が介設され、円筒体23内に閉空間27が
形成され、この閉空間27と第2ハウジング902の外
部とにわたって管体29が設けられている。そして、こ
の閉空間27に位置する回転軸部分11Aには孔31が
開口され、この孔31は回転軸11の端部寄りに延出し
て端部の外周面に開口され、この開口に噴射ノズル33
が取着されている。固化剤は、図1に示すように、適宜
箇所に設置された固化剤プラント35に貯蔵され、固化
剤プラント35から圧送ホース37によりハウジング9
側に圧送され、前記管体29、閉空間27、孔31を介
して噴射ノズル33から噴射される。従って、この実施
例では、噴射ノズル33、孔31、閉空間27、管体2
9等により固化剤噴射部21が形成されている。
【0010】本実施例は前記のように構成したので、掘
削された高含水の掘削土や浚渫土等の軟泥土は、圧送管
3により埋立場5側に圧送され、この圧送工程の最後の
段階において撹拌混合装置7に至る。撹拌混合装置7で
は、まず、圧送管3から圧送されてくる原泥が第1ハウ
ジング901内を通過し、この原泥の移動により羽根1
3を介して軸11が回転する。そして、軸11の回転に
より撹拌羽根15が回転し、同時に、第2ハウジング9
02内の原泥に噴射ノズル33から固化剤が噴射され
る。そして、原泥は第2ハウジング902内で撹拌羽根
15により固化剤と撹拌混合されつつ流出口9B側に圧
送され、十分に撹拌混合されて流出口9Bから埋立場5
に排出される。
【0011】従って、本実施例によれば、圧送工程にお
いて固化処理を行なうので、サイクルギャップが生ぜ
ず、また、撹拌羽根15により強制的に撹拌混合を行な
うので、固化処理を効率的に行なえ、強度にばらつきの
ない良質な改良土が得られる。また、圧送工程と固化処
理工程を同一の工程で行なうので、従来の如く別々の装
置を個別に設置する必要や大きなスペースを確保する必
要がなくなり、設備コストの低減化を図れ、また、固化
処理要員と圧送要員とを兼任でき、作業員の削減化を図
ることができる。また、圧送される原泥の運動エネルギ
ーを利用して撹拌羽根15を回転させるようにしたの
で、撹拌羽根15を回転するための動力源や、動力伝達
機構等を省くことができ、構造簡易で安価な撹拌混合装
置7が得られる。更に、圧送される原泥の運動エネルギ
ーを利用するので、運転コストの軽減を図る上で有利と
なり、また、構造簡易であることから撹拌混合装置7の
脱着を簡単に行なえ、種々の建設現場や土木現場へ簡単
に設置することができる。
【0012】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように本考案に係
る撹拌混合装置によれば、原泥の圧送工程において固化
処理を行なうようにしたので、大きなスペースを確保す
ることなく、強度にばらつきのない固化処理を効率的に
行なえ、設備コストの低減化、作業員の削減化を図るこ
とが可能となり、また、圧送される原泥の運動エネルギ
ーを利用して撹拌羽根を回転させるようにしたので、構
造簡単で安価な撹拌混合装置が得られ、運転コストの軽
減を図る上で有利となり、また、構造簡易であることか
ら撹拌混合装置の脱着を簡単に行なえ、種々の建設現場
や土木現場へ簡単に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧送管及び撹拌混合装置を含む全体側面図であ
る。
【図2】撹拌混合装置の断面側面図である。
【図3】第1ハウジング部分の断面正面図である。
【図4】第2ハウジング部分の断面正面図である。
【図5】固化剤噴射部の要部断面図である。
【符号の説明】
1 圧送ポンプ 3 圧送管 7 撹拌混合装置 9 ハウジング 11 軸 13 羽根 15 撹拌羽根 31 固化剤噴射部 33 噴射ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 7/00 E02F 7/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟泥土が圧送される圧送管の端部にフラ
    ンジを介して圧送管と同一直線状に連結される円筒状の
    第1ハウジングと、 フランジを介して前記第1ハウジングの端部に第1ハウ
    ジングと同一直線状に連結される円筒状の第2ハウジン
    グと、 前記第1ハウジング内に配設された回転部材と、 前記第2ハウジング内に配設された撹拌羽根と、 前記第2ハウジング内に配設された固化剤噴射部とを備
    え、 前記第1ハウジングの端部で圧送管の端部に連結される
    部分が流入口で、第2ハウジングの端部で第1ハウジン
    グに連結される部分とは反対側の部分が流出口となって
    おり、 前記回転部材は、第1ハウジングの内部中心で第1ハウ
    ジングの長手方向に延在してその一端が前記第2ハウジ
    ング内で第1ハウジング寄り部分まで突出し第1ハウジ
    ング内で回転可能に支持された軸と、この軸に取着され
    軟泥土の前記流入口から流出口への移動により前記軸を
    回転させる羽根から構成され、 前記固化剤噴射部は、前記軸が第2ハウジング内に突出
    した部分の内部で該軸の長手方向に延在すると共に第2
    ハウジング内に位置する軸の先端側において軸の外周面
    に開口された孔と、前記孔が軸の外周面に開口された部
    分に取着された噴射ノズルと、第1ハウジング寄りの第
    2ハウジング部分を貫通して前記軸の内部の孔に接続さ
    れる固化剤圧送ホースから構成され、 前記撹拌羽根は、前記軸が第2ハウジング内に突出した
    部分に取着されて第2ハウジングの長手方向に延在し、
    軸の回転により回転して軟泥土と前記噴射ノズルから噴
    射される固化剤を撹拌するように構成されている、 ことを特徴とする撹拌混合装置。
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JPS61137930A (ja) * 1984-12-11 1986-06-25 Kensetsusho Doboku Kenkyu Shocho 泥土定量排出装置を有するスラリ−状泥土処理装置
JPH02198700A (ja) * 1989-01-27 1990-08-07 Ube Ind Ltd 軟泥の固化混練装置

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