JP2590650Y2 - スリッターシャフト支持機構 - Google Patents

スリッターシャフト支持機構

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JP2590650Y2
JP2590650Y2 JP1993015907U JP1590793U JP2590650Y2 JP 2590650 Y2 JP2590650 Y2 JP 2590650Y2 JP 1993015907 U JP1993015907 U JP 1993015907U JP 1590793 U JP1590793 U JP 1590793U JP 2590650 Y2 JP2590650 Y2 JP 2590650Y2
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shaft
slitter
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pair
ring
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JP1993015907U
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達宜 小林
利彦 金山
一郎 江馬城
孝男 矢嶋
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、リング状刃物の交換
を容易に行うことのできる、スリッターシャフトの支持
機構に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】図2は、従来のスリッター
シャフト支持機構の用いられたスリッター装置を示すも
のであり、この中に示された下側スリッターシャフト
(以下「下シャフト」という。)2及び上側スリッター
シャフト(以下「上シャフト」という。)4を回転自在
に支持する部分に、従来のスリッターシャフト支持機構
が用いられている。なお、上シャフト4を支持する部分
の構造は、下シャフト2を支持する部分の構造と同様で
あるため、その説明を省略する。
【0003】同図に示す下シャフト2は、略円柱状を呈
するシャフト本体6と、その両端側に設けられた一対の
軸部材8,10と、各軸部材8,10をシャフト本体6
に連結する一対のボルト部材12,14とから構成され
ている。
【0004】前記シャフト本体6の両端部は、外方に向
かうにつれて漸次縮径するテーパ部16,18とされて
おり、また、各端部の中心部には、軸線方向に延びるね
じ穴20,22がそれぞれ形成されている。また、シャ
フト本体6の外周部には、シート状物を切断するための
リング状刃物が所定の間隔を存して複数個、装着固定さ
れている(図示省略)。リング状刃物のシャフト本体6
への固定方法は、スペーサを介して取り付ける方法でも
よく、また、リング状刃物が外周部に一体に固定された
油圧固定フランジを取り付ける、いわゆるスペーサレス
の方法でもよい。
【0005】前記軸部材8は、中心部に貫通穴24が形
成された略円筒状の部材であり、その一端側外周部には
段部26が形成されている。また、軸部材8の一端部に
は、テーパ穴28が内側に形成された嵌合部30が形成
されており、テーパ穴28はシャフト本体6のテーパ部
16に嵌合する形状とされている。軸部材8の他端部に
は、貫通穴24を拡径してなる係合部32が形成されて
いる。軸部材10についても軸部材8と全く同様であ
る。
【0006】前記ボルト部材12は、その頭部12aを
係合部32に係合せしめる形状とされており、軸部材8
がその嵌合部30をテーパ部16に嵌合させた状態にお
いて、軸部材8の他端側から貫通穴24に挿通され、先
端部(雄ねじ部)12bをねじ穴20に螺合せしめるこ
とにより、軸部材8とシャフト本体6とを固定する構造
とされている。ボルト部材14についてもボルト部材1
2と全く同様である。
【0007】前記下シャフト2は、軸部材8が支持部3
4に、軸部材10が支持部36に、それぞれ回転自在に
支持されている。支持部34は、スリッター装置の機体
に固定して設けられ、基台部38、複数のベアリング4
0及び複数のスペーサ42を備えて構成されている。軸
部材8の外周部の一部には、端面側に開口する回転用穴
部44aが形成されたナット部材44が設けられ、その
内径部を軸部材8の外周部に螺合せしめている。そし
て、このナット部材44の締付けにより、軸部材8の外
周部に複数のベアリング40と複数のスペーサ42を固
定できるようになっている。なお、軸部材8の両端側に
はオイルシール46,48が設けられている。
【0008】支持部36の構成は前記支持部34と同様
である。上シャフト4は、軸間距離を保持するスペーサ
部52、54を介して下シャフト2の上方に設けられ、
下シャフト2と全く同様の支持機構により回転自在に支
持されている。
【0009】上記のような従来のスリッターシャフト支
持機構を用いたスリッター装置において、スリッターシ
ャフト2,4に支持されたリング状刃物を交換する場合
には、上シャフト4及び下シャフト2を、シャフト本体
と軸部材が組み立てられた状態のままスリッター装置か
ら取り外し、次に、各シャフト2,4について、ボルト
部材を取り外してシャフト本体と軸部材との固定を解除
する。しかる後、シャフト本体の外周部に装着されたリ
ング状刃物を抜き出して他のリング状刃物に交換し、再
び各シャフト2,4を組み立てて、スリッター装置に組
み入れるようにしている。
【0010】このような従来のスリッターシャフト支持
機構を用いたスリッター装置では、リング状刃物を交換
するために分解、組立を行う箇所が多くなり、リング状
刃物の交換作業に要する労力と作業時間が多大であっ
た。また、分解、組立を行う箇所が多くなることから、
精度維持が難しいという課題も有していた。
【0011】本考案は上記の如き事情に鑑みてなされた
ものであり、リング状刃物を容易且つ迅速に交換できる
とともに、スリッターシャフトの取付精度を向上させる
ことのできるスリッターシャフト支持機構を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案によるスリッター
シャフト支持機構は、外周部にリング状刃物が固定され
るスリッターシャフトを回転自在に支持するスリッター
シャフト支持機構であって、前記スリッターシャフト
が、軸線方向に延びるねじ穴が両端部にそれぞれ形成さ
れ外周部に前記リング状刃物が固定されるシャフト本体
と、中心部を軸線方向に延びる貫通穴が形成されている
とともに前記シャフト本体の各端部と軸線方向に嵌合す
る嵌合部が軸線方向の一端部にそれぞれ形成された一対
の軸部材と、前記軸部材の前記貫通穴に挿通されて先端
部を前記シャフト本体の前記ねじ穴に螺合せしめて前記
シャフト本体と前記軸部材とを固定する一対のボルト部
材とから構成され、前記各軸部材の外周部を軸線回りに
回転自在に支持する一対の支持部がそれぞれ設けられ、
前記一対の支持部のうちの少なくとも一方は、前記軸部
材をその軸線方向に移動可能に支持し、前記支持部に対
する前記軸部材の移動可能な距離は、軸線方向における
前記シャフト本体の前記各端部と前記一対の軸部材の前
記各嵌合部との嵌合状態での重なる部分の長さの総和以
上とされていることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記構成に係るスリッターシャフト支持機構に
あっては、シャフト本体と軸部材を固定する一対のボル
ト部材を取り外し、どちらか一方の軸部材を軸線方向に
所定量移動させることにより、シャフト本体が容易に取
り外される。そして、リング状刃物を別のものに交換し
た後、軸部材をシャフト本体に接近する側に移動せしめ
て各嵌合部がシャフト本体の各端部に嵌合する状態と
し、しかる後一対のボルト部材を取付ければ、リング状
刃物の交換作業が終了する。
【0014】
【実施例】以下、図1を参照して本考案の実施例を説明
する。なお、前述の図2に示したものと同一の構成要素
には同一符号を付し、その説明を省略する。図1に示す
スリッター装置が前述の図2に示すスリッター装置と主
として異なる点は、スリッターシャフトの軸部材を支持
する支持部の構造にある。即ち、図1において、下シャ
フト2の軸部材8を支持する支持部34では、軸部材8
の軸線方向への移動を可能とする空間部60が形成され
ており、軸部材8は、軸線方向に距離L1だけ移動可能
となっている。
【0015】また、下シャフト2のシャフト本体6のテ
ーパ部16、18は、その軸線方向の長さが小さく形成
され、これに対応して軸部材8,10の嵌合部30,3
1の軸線方向の長さも小さく形成され、軸線方向におけ
るテーパ部16,18と嵌合部30,31とが重なる長
さはそれぞれL2,L3とされている。そして、前記ナ
ット部材44の移動可能距離L1は、長さL2とL3の
総和以上となるように設定されている。なお、上シャフ
ト4の支持部についても全く同様である。
【0016】上記図1に示すスリッター装置において、
下シャフト2を交換する場合には、シャフト本体6が下
方に落下しないように保持した上で、シャフト本体6と
軸部材8,10を固定するボルト部材12,14を端部
側から取り外し、軸部材8を軸線方向(図上、右方向)
に移動させることにより、シャフト本体6が容易に軸部
材8、10から離間して取り外される。
【0017】そして、シャフト本体6の外周部に装着固
定されたリング状刃物を別のものに交換した後、このシ
ャフト本体6の両端部に接近する側に軸部材8、10を
移動せしめ、各テーパ部16,18に軸部材8,10の
嵌合部30,31をはめ込み、しかる後、ボルト部材1
2,14を取り付ければ、リング状刃物の交換作業が終
了する。上シャフト4のリング状刃物の交換も同様にし
て行われる。従って、従来のようにスリッターシャフト
が組み立てられた状態でスリッターシャフトをスリッタ
ー装置から取り外し、また、組み入れる必要がなく、リ
ング状刃物の交換作業が容易且つ迅速となり、さらに、
スリッター装置の分解、組立を行う箇所を減らせるか
ら、精度維持も容易とすることができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係るス
リッターシャフト支持機構によれば、一対のボルト部材
の取付け、取り外し操作と、一方の軸部材の軸線方向へ
の所定距離の移動動作のみにより容易にシャフト本体を
取り外してリング状刃物を交換することができるので、
リング状刃物の交換作業に要する労力が軽減されるとと
もに作業時間が短縮され、作業性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスリッターシャフト支
持機構を示す図である。
【図2】従来のスリッターシャフト支持機構の一例を示
す図である。
【符号の説明】
2,4 スリッターシャフト 6 シャフト本体 8,10 軸部材 12,14 ボルト部材 34,36 支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 江馬城 一郎 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱マテリアル株式会社 岐 阜製作所内 (72)考案者 矢嶋 孝男 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱マテリアル株式会社 岐 阜製作所内 (56)参考文献 実開 昭63−67017(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 19/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部にリング状刃物が固定されるスリ
    ッターシャフトを回転自在に支持するスリッターシャフ
    ト支持機構であって、 前記スリッターシャフトが、軸線方向に延びるねじ穴が
    両端部にそれぞれ形成され外周部に前記リング状刃物が
    固定されるシャフト本体と、中心部を軸線方向に延びる
    貫通穴が形成されているとともに前記シャフト本体の
    端部と軸線方向に嵌合する嵌合部が軸線方向の一端部に
    それぞれ形成された一対の軸部材と、前記軸部材の前記
    貫通穴に挿通されて先端部を前記シャフト本体の前記ね
    じ穴に螺合せしめて前記シャフト本体と前記軸部材とを
    固定する一対のボルト部材とから構成され、 前記各軸部材の外周部を軸線回りに回転自在に支持する
    一対の支持部がそれぞれ設けられ、 前記一対の支持部のうちの少なくとも一方は、前記軸部
    材をその軸線方向に移動可能に支持し、前記支持部に対
    する前記軸部材の移動可能な距離は、軸線方向における
    前記シャフト本体の前記各端部と前記一対の軸部材の前
    記各嵌合部との嵌合状態での重なる部分の長さの総和以
    上とされていることを特徴とするスリッターシャフト支
    持機構。
JP1993015907U 1993-03-31 1993-03-31 スリッターシャフト支持機構 Expired - Lifetime JP2590650Y2 (ja)

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JPH0674223U JPH0674223U (ja) 1994-10-21
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