JP2590443Y2 - 耳かき - Google Patents
耳かきInfo
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- JP2590443Y2 JP2590443Y2 JP1993043907U JP4390793U JP2590443Y2 JP 2590443 Y2 JP2590443 Y2 JP 2590443Y2 JP 1993043907 U JP1993043907 U JP 1993043907U JP 4390793 U JP4390793 U JP 4390793U JP 2590443 Y2 JP2590443 Y2 JP 2590443Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- earpick
- oil
- ear
- earwax
- hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、耳内部の耳垢掃除に使
用する耳かきに関し、特に、内部が乾燥した耳の掃除に
使用すると好適な耳かきに関する。
用する耳かきに関し、特に、内部が乾燥した耳の掃除に
使用すると好適な耳かきに関する。
【０００２】
【従来の技術】耳内部の耳垢掃除を行なう場合には、従
来、先端の耳かき部が杓子形をした棒状の昔ながらの耳
かきを用いて、耳垢をかき取るという方法により行なっ
ていた。このような、昔ながらの耳かきを用いて行なう
耳垢掃除においては、特に耳内部が乾燥している場合、
耳かき先端の耳かき部が耳内部の皮膚，粘膜を傷つけや
すく、また、耳垢も乾燥していると、耳かきのわずかな
圧力によっても粉状に崩れてしまい、完全に耳垢をかき
取ることができなっかたり、耳内部に粉状となった耳垢
が残ってしまったりしていた。
来、先端の耳かき部が杓子形をした棒状の昔ながらの耳
かきを用いて、耳垢をかき取るという方法により行なっ
ていた。このような、昔ながらの耳かきを用いて行なう
耳垢掃除においては、特に耳内部が乾燥している場合、
耳かき先端の耳かき部が耳内部の皮膚，粘膜を傷つけや
すく、また、耳垢も乾燥していると、耳かきのわずかな
圧力によっても粉状に崩れてしまい、完全に耳垢をかき
取ることができなっかたり、耳内部に粉状となった耳垢
が残ってしまったりしていた。
【０００３】このため、内部が乾燥した耳を掃除する場
合には、あらかじめ耳内部を水，オイル等により湿らせ
てから耳かきを使用するという方法が採られていた。し
かし、このような方法では、耳内部を湿らせるために、
耳掃除の度に、綿棒，脱脂綿等を用いて耳内部に水，オ
イル等を塗布しなくてはならず、はなはだ不便かつ不経
済であった。
合には、あらかじめ耳内部を水，オイル等により湿らせ
てから耳かきを使用するという方法が採られていた。し
かし、このような方法では、耳内部を湿らせるために、
耳掃除の度に、綿棒，脱脂綿等を用いて耳内部に水，オ
イル等を塗布しなくてはならず、はなはだ不便かつ不経
済であった。
【０００４】そこで、このような不便さを解消するべ
く、耳かきについての種々の改良が、試みられ、次のよ
うな技術が開示されている。すなわち、耳かき先端から
空気を吸引又放出させて耳の掃除を行なうもの（実開昭
５６−４９３号）、耳かき部の形状に特徴をもたせたも
の（実開昭５６−１１６９６号）、綿棒等に粘着材を塗
布したもの、等である。
く、耳かきについての種々の改良が、試みられ、次のよ
うな技術が開示されている。すなわち、耳かき先端から
空気を吸引又放出させて耳の掃除を行なうもの（実開昭
５６−４９３号）、耳かき部の形状に特徴をもたせたも
の（実開昭５６−１１６９６号）、綿棒等に粘着材を塗
布したもの、等である。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記技術は、いずれも、耳内部の皮膚，粘膜を傷つ
けることなく、耳垢を残さず完全に取るということはで
きなかった。たとえば、実開昭５６−４９３号公報記載
の耳かきでは、粉状となった耳垢を吸引する機能を備え
た耳かきが開示されているが、耳かき部が従来からある
耳かきの耳かき部と同一であったため、耳内部の皮膚，
粘膜を傷つけないようにすることができなかった。ま
た、実開昭５６−１１６９６号公報記載の耳かきでは、
耳内部を傷めないように、耳かき部を皮膚より軟らかい
材質のスポンジとした耳かきが提案されているが、この
耳かきは、耳かき部が球形で、かつ、非常に柔軟なた
め、耳垢をかき取ることができなかった。また、耳かき
部のスポンジが使い捨てでなかったため、耳垢がスポン
ジに付着したままとなりやすく、不衛生でもあった。
うな上記技術は、いずれも、耳内部の皮膚，粘膜を傷つ
けることなく、耳垢を残さず完全に取るということはで
きなかった。たとえば、実開昭５６−４９３号公報記載
の耳かきでは、粉状となった耳垢を吸引する機能を備え
た耳かきが開示されているが、耳かき部が従来からある
耳かきの耳かき部と同一であったため、耳内部の皮膚，
粘膜を傷つけないようにすることができなかった。ま
た、実開昭５６−１１６９６号公報記載の耳かきでは、
耳内部を傷めないように、耳かき部を皮膚より軟らかい
材質のスポンジとした耳かきが提案されているが、この
耳かきは、耳かき部が球形で、かつ、非常に柔軟なた
め、耳垢をかき取ることができなかった。また、耳かき
部のスポンジが使い捨てでなかったため、耳垢がスポン
ジに付着したままとなりやすく、不衛生でもあった。
【０００６】さらに、綿棒等に粘着材を塗布したもので
は、綿棒等の先端が丸いため、実開昭５６−１１６９６
号公報に記載の耳かきと同様、耳垢をかき取ることがで
きず、また、衛生上綿棒等は使い捨てであることから、
耳掃除の度に新たなものを用意しなければならず不経済
であった。
は、綿棒等の先端が丸いため、実開昭５６−１１６９６
号公報に記載の耳かきと同様、耳垢をかき取ることがで
きず、また、衛生上綿棒等は使い捨てであることから、
耳掃除の度に新たなものを用意しなければならず不経済
であった。
【０００７】本考案は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、耳内部の
皮膚，粘膜を傷めることなく、耳垢を衛生的かつ経済的
に、耳内部に残すことなく掃除することができる耳かき
の提供を目的とする。
課題を解決するために提案されたものであり、耳内部の
皮膚，粘膜を傷めることなく、耳垢を衛生的かつ経済的
に、耳内部に残すことなく掃除することができる耳かき
の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、一部に加圧部を有し、内部にオイル等を充
填した中空状の耳かき軸部と、この耳かき軸部の一端に
形成された耳垢をかき取るための杓子形をした耳かき部
と、この耳かき部と、中空部を連通し、前記加圧部を押
圧したときに前記中空部内のオイル等を耳かき部に浸出
させる微細孔とで構成してあり、また、必要に応じ、前
記耳かき軸部の他端にオイル等を充填する口部を設け、
かつ、この口部にキャップを着脱自在に被せた構成とし
てある
に本考案は、一部に加圧部を有し、内部にオイル等を充
填した中空状の耳かき軸部と、この耳かき軸部の一端に
形成された耳垢をかき取るための杓子形をした耳かき部
と、この耳かき部と、中空部を連通し、前記加圧部を押
圧したときに前記中空部内のオイル等を耳かき部に浸出
させる微細孔とで構成してあり、また、必要に応じ、前
記耳かき軸部の他端にオイル等を充填する口部を設け、
かつ、この口部にキャップを着脱自在に被せた構成とし
てある
【０００９】
【作用】上述した構成によれば、加圧部を押圧して中空
部内のオイル等を微細孔から耳かき部に浸出させること
により、耳内部及び耳垢を湿らせて、耳内部の皮膚，粘
膜を傷めることなく、耳垢を掃除することができる。
部内のオイル等を微細孔から耳かき部に浸出させること
により、耳内部及び耳垢を湿らせて、耳内部の皮膚，粘
膜を傷めることなく、耳垢を掃除することができる。
【００１０】
【実施例】以下、本考案による耳かきの実施例を図面に
もとづいて詳細に説明する。図１は、本考案の耳かきを
示す一部断面斜視図である。図２は、本考案の耳かきを
示す要部断面図である。図３は、本考案の耳かきの他の
実施例を示す一部断面斜視図である。図４は、本考案の
耳かきの他の実施例を示す要部斜視図である。この図に
おいて、１は中空状の耳かき軸部で、中空部２，加圧部
３，耳かき部４とで構成されている。この耳かき軸部１
は硬質の材質からなり、通常プラスチック等を用いるこ
とが好ましい。また、後述する中空部２内に充填される
オイル等の残量が目視できるように、全部又は一部を透
明、あるいは半透明とすることがより好ましい。中空部
２には、乾燥した耳内部及び耳垢を湿らせるためのオイ
ル等が充填してある。このオイル等は、皮膚，粘膜等に
刺激を与えることなく、また潤滑効果もある乳幼児用オ
イル等を用いることが好ましい。なお、耳内部，耳垢を
湿らせるものであれば、特にオイル等に限定されるもの
ではない。したがって、本明細書中における「オイル
等」とは、オイル，水など耳内部，耳垢を湿らせること
のできるものを含めた意味である。
もとづいて詳細に説明する。図１は、本考案の耳かきを
示す一部断面斜視図である。図２は、本考案の耳かきを
示す要部断面図である。図３は、本考案の耳かきの他の
実施例を示す一部断面斜視図である。図４は、本考案の
耳かきの他の実施例を示す要部斜視図である。この図に
おいて、１は中空状の耳かき軸部で、中空部２，加圧部
３，耳かき部４とで構成されている。この耳かき軸部１
は硬質の材質からなり、通常プラスチック等を用いるこ
とが好ましい。また、後述する中空部２内に充填される
オイル等の残量が目視できるように、全部又は一部を透
明、あるいは半透明とすることがより好ましい。中空部
２には、乾燥した耳内部及び耳垢を湿らせるためのオイ
ル等が充填してある。このオイル等は、皮膚，粘膜等に
刺激を与えることなく、また潤滑効果もある乳幼児用オ
イル等を用いることが好ましい。なお、耳内部，耳垢を
湿らせるものであれば、特にオイル等に限定されるもの
ではない。したがって、本明細書中における「オイル
等」とは、オイル，水など耳内部，耳垢を湿らせること
のできるものを含めた意味である。
【００１１】加圧部３は、耳かき軸部１より柔らかく、
弾力性を有し、指等で押圧することにより、中空部２内
のオイル等を、後述する耳かき部４の微細孔５から耳内
部に浸出させる機能を有している。なお、本実施例で
は、この加圧部３を蛇腹状に形成しているが、これに限
られるものではなく、例えば図４に示すように、長手方
向に伸縮用の線状刻みを形成したものなどでもよい。耳
かき部４は、耳かき軸部１の一端側に形成された耳垢を
かき取るためのもので、通常杓子形となっており、内側
に内空部２と連通する微細孔５が設けてある。
弾力性を有し、指等で押圧することにより、中空部２内
のオイル等を、後述する耳かき部４の微細孔５から耳内
部に浸出させる機能を有している。なお、本実施例で
は、この加圧部３を蛇腹状に形成しているが、これに限
られるものではなく、例えば図４に示すように、長手方
向に伸縮用の線状刻みを形成したものなどでもよい。耳
かき部４は、耳かき軸部１の一端側に形成された耳垢を
かき取るためのもので、通常杓子形となっており、内側
に内空部２と連通する微細孔５が設けてある。
【００１２】６は耳かき軸部１の他端側に設けられたオ
イル等を充填，補充するための口部で、キャップ７によ
り塞がれている。この口部６及びキャップ７は、中空部
２内のオイル等が漏れないように、通常ねじ構造等によ
り螺合、あるいは嵌合している。なお、図３に示すよう
に、口部６及びキャップ７を設けずに、オイル等を充填
した後に、密封することもできる。この場合には、オイ
ル等の補充を行なわない使い捨てタイプとなる。
イル等を充填，補充するための口部で、キャップ７によ
り塞がれている。この口部６及びキャップ７は、中空部
２内のオイル等が漏れないように、通常ねじ構造等によ
り螺合、あるいは嵌合している。なお、図３に示すよう
に、口部６及びキャップ７を設けずに、オイル等を充填
した後に、密封することもできる。この場合には、オイ
ル等の補充を行なわない使い捨てタイプとなる。
【００１３】このような構成からなる本考案の耳かき
は、次のように用いる。すなわち、まず一般の耳かきと
同様に、耳かき軸部１を手で持ち、耳かき部４側から掃
除する耳の内部に挿入する。次に、加圧部３を指等によ
り押圧して、中空部２内のオイル等を、微細孔５から耳
内部に浸出させる。オイル等が耳内部に浸出されると、
耳内部及び耳垢が湿るので、その後は一般の耳かきと同
様にして、耳かき部４により耳垢をかき取る。ここで、
耳垢はオイル等により湿っているため、粉状に崩れるこ
となく、完全にかき取ることができる。また、耳内部の
皮膚，粘膜も、オイル等により湿って滑らかになってい
るため、耳かき部４により傷められることはない。
は、次のように用いる。すなわち、まず一般の耳かきと
同様に、耳かき軸部１を手で持ち、耳かき部４側から掃
除する耳の内部に挿入する。次に、加圧部３を指等によ
り押圧して、中空部２内のオイル等を、微細孔５から耳
内部に浸出させる。オイル等が耳内部に浸出されると、
耳内部及び耳垢が湿るので、その後は一般の耳かきと同
様にして、耳かき部４により耳垢をかき取る。ここで、
耳垢はオイル等により湿っているため、粉状に崩れるこ
となく、完全にかき取ることができる。また、耳内部の
皮膚，粘膜も、オイル等により湿って滑らかになってい
るため、耳かき部４により傷められることはない。
【００１４】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、耳
内部の皮膚，粘膜を傷めることなく、耳垢を衛生的に、
耳内部に残さず掃除することができる。
内部の皮膚，粘膜を傷めることなく、耳垢を衛生的に、
耳内部に残さず掃除することができる。
【図１】本考案による耳かきを示す断面図である。
【図２】本考案の耳かきを示す要部断面図である。
【図３】本考案の耳かきの他の実施例を示す一部断面斜
視図である。
視図である。
【図４】本考案の耳かきの他の実施例を示す要部斜視図
である。
である。
１ 耳かき軸部 ２ 中空部 ３ 加圧部 ４ 耳かき部 ５ 微細孔 ６ 口部 ７ キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A47K 7/00 105 A61F 11/00 350
Claims (2)
- 【請求項１】 一部に加圧部を有し、内部にオイル等を
充填した中空状の耳かき軸部と、 この耳かき軸部の一端に形成された耳垢をかき取るため
の杓子形をした耳かき部と、 この耳かき部と、中空部を連通し、前記加圧部を押圧し
たときに前記中空部内のオイル等を耳かき部に浸出させ
る微細孔とを備えたことを特徴とする耳かき。 - 【請求項２】 前記耳かき軸部の他端にオイル等を充填
する口部を設け、かつ、この口部にキャップを着脱自在
に被せたことを特徴とする請求項１記載の耳かき。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993043907U JP2590443Y2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 耳かき |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993043907U JP2590443Y2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 耳かき |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH077585U JPH077585U (ja) | 1995-02-03 |
| JP2590443Y2 true JP2590443Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=12676792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993043907U Expired - Fee Related JP2590443Y2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 耳かき |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590443Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP1993043907U patent/JP2590443Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH077585U (ja) | 1995-02-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |