JP2590406B2 - 料金徴収機能を持つ遊技媒体貸機および遊技機システム,ならびに,遊技場の料金徴収方法 - Google Patents

料金徴収機能を持つ遊技媒体貸機および遊技機システム,ならびに,遊技場の料金徴収方法

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JP2590406B2
JP2590406B2 JP50435193A JP50435193A JP2590406B2 JP 2590406 B2 JP2590406 B2 JP 2590406B2 JP 50435193 A JP50435193 A JP 50435193A JP 50435193 A JP50435193 A JP 50435193A JP 2590406 B2 JP2590406 B2 JP 2590406B2
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孝俊 武本
浩志 斉藤
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Ace Denken KK
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、料金徴収機能を持つ遊技媒体貸機および遊
技機システム、ならびに、遊技場の料金徴収方法に関す
る。特に、遊技客が、遊技で獲得した遊技媒体を遊技機
において再度使用する場合に、追加的に料金を徴収でき
るようにした遊技媒体貸機および遊技機システム、なら
びに、遊技場の料金徴収方法に関する。
背景技術 パチンコゲーム機、スロットマシン等の遊技機を設置
した遊技場における遊技料金の徴収方法には、第1に、
遊技媒体を有料で貸し出すことにより、徴収する方法が
ある。
ところで、パチンコゲーム機等の遊技機においては、
ゲームの実行中に、特定の孔に遊技媒体(パチンコ玉)
が入る等の、一定の条件を満たすと、賞として、予め定
めた複数個の遊技媒体が遊技機より払いだされる。従っ
て、遊技客が、ゲームに勝っていると、遊技媒体の手持
ち量が増加することになる。
そして、遊技媒体が、ある程度、たまった状態で、遊
技客が、ゲームを終了させた場合には、遊技客は、獲得
した遊技媒体を、遊技媒体計数機に投入して、その個数
を計数させて、計数結果を記録したレシートを受け取
る。そして、このレシートを、景品交換場において、店
員に渡して、適当な景品と交換する。このとき、交換で
きる景品は、遊技媒体個数に、その貸出単価を乗じて得
られる貸し出し金額に、予め利益を見込んで設定した交
換をさらに乗じて得られる換算金額の範囲で、選定され
る。
従って、遊技客が、獲得した遊技媒体を、景品に交換
する場合には、遊技場は、その獲得個数に応じた料金を
徴収することができる。
ところで、遊技客の中には、景品を必要とせず、獲得
した遊技媒体を用いて、再度、ゲームを行ないたいとい
う希望を持つ場合がある。
そこで、遊技場側としては、このような遊技客の便宜
を考えて、遊技媒体個性を記録したレシートと交換に、
遊技媒体を払い出し、この遊技媒体を用いて、ゲームが
行なえるようにすることが考えられている。
しかし、この場合、次のような問題がある。第1に、
レシートを受け取って、レシートに記載されている個数
の遊技媒体を、店員が作業で払いだすことは、手間がか
かり、好ましくない。また、計数を誤るという問題も起
こりうる。第2に、レシートに記載されている個数をそ
のまま払いだすと、遊技客から遊技料金を徴収できない
ことになり、遊技場としては、経営上好ましくないとい
う問題がある。この場合、上述した遊技媒体の貸出相当
金額を求めると共に、これにさらに交換率を乗じて換算
金額を求める計算を、手計算で行なって、得られた金額
に相当する個数の遊技媒体を手作業で払いだすこともで
きる。しかし、この場合には、さらに手間がかかり、好
ましくない。しかも、計算を誤ることもあり得る。
発明の開示 本発明の目的は、ゲームにおいて獲得した遊技媒体の
個数を記録した記録媒体を用いて、遊技媒体の払出を受
けて、これをゲームに用いる場合において、遊技媒体の
個数を記録した記録媒体を用いて、遊技媒体の払出が自
動的にできると共に、その際に、必要な料金の徴収を
も、自動的に行なえるようにした、遊技媒体貸機および
遊技機システム、ならびに、遊技場の料金徴収方法を提
供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、 遊技媒体を投入してゲームを実行する遊技機と、遊技
機において払い出された遊技媒体を計数し、その個数を
記録した記録媒体を発行する遊技媒体計数機とが設置さ
れる遊技場に設置されて、遊技機で用いられる遊技媒体
を貸し出す遊技媒体貸出機において、 外部から挿入される記録媒体について、それに記録さ
れた情報から遊技媒体個数を読み出す記憶媒体読出装置
と、 メモリ、演算部および演算結果を外部に出力するため
の出力部を有する制御装置と、 制御装置から出力される金額情報を表示する表示器
と、 遊技媒体の貸出を受ける金額の指定を受け付けると共
に、その金額を示す情報を出力する金額選択スイッチ
と、 制御装置から指示された個数の遊技媒体を払いだす払
出機構とを備え、 演算部は、 記録媒体から読み出した遊技媒体個数と、予め与えら
れる遊技媒体の貸出単価とに基づいて、その個数の遊技
媒体を遊技媒体貸出機から払出を受けるために必要な金
額である貸出相当金額を算出する第1の演算手段と、 算出された貸出相当金額と、遊技者がゲームによって
獲得した遊技媒体の個数に比例して遊技代を徴収するた
めに予め設定された交換率とに基づいて、遊技媒体の貸
出に用いることができる換算金額を算出する第2の演算
手段と、 換算金額とを投入金額とし、金額選択スイッチから出力
される、金額を指定する情報が示す金額を使用金額とし
て、残金額を求める第3の演算手段と、 前記残金額演算前は投入金額を、演算後は該残金額
を、前記表示に表示させる手段と、 金額選択スイッチから出力される、金額を指定する情
報に基づいて、払出機構に払出指令を出力する払出制御
手段と を備える遊技媒体貸出機が提供される。
前記態様の遊技媒体貸出機は、外部から投入される紙
幣の真偽を判別すると共に、その金額を判定して、金額
情報を出力する紙幣識別器をさらに備えることができ
る。そして、前記第3の演算手段は、紙幣識別器から出
力される金額情報が示す金額と、換算金額とを加算して
投入金額とし、金額選択スイッチから出力される、金額
を指定する情報が示す金額を使用金額として、残金額を
求める構成とすることができる。
この遊技媒体貸出機は、ゲーム終了時に、精算の要求
を受け付けるための精算スイッチと、精算スイッチがオ
ンされたとき、残金額を記録情報として書き込んだ記録
媒体を発行する記録媒体書込装置とをさらに備える構成
とすることができる。
この場合、記録媒体読取装置は、記録媒体に記録され
ている残金額を示す情報を、さらに読みだすものとする
ことができる。
また、演算部の第3の演算手段は、記録媒体から読み
だされた残金額を、投入金額としてさらに加算する演算
を行なうようにすることができる。
さらに、本態様用の遊技媒体貸出機は、前記第2の演
算手段で算出された貸出相当金額と換算金額との差額を
算出する第4の演算手段をさらに備えることができる。
この場合、前記出力部は、前記演算された差額を外部に
出力することができる。
また、本発明の他の態様によれば、 遊技媒体を投入してゲームを実行する遊技機と、遊技
機で用いられる遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機とを
備えた遊技機システムにおいて、 遊技機は、 必要個数の遊技媒体を取り込んで、遊技を実行する遊
技実行部と、 遊技実行部で使用するための遊技媒体を保持する遊技
媒体保持部と、 外部からの払出指令に応じて、外部から供給される遊
技媒体を、指定された個数分計数して、遊技媒体保持部
に払いだす払出機構とを備え、 遊技媒体貸出機は、 外部から投入される紙幣の真偽を判別すると共に、金
額を判定して、金額情報を出力する紙幣判別器と、 外部から挿入される記録媒体について、それに記録さ
れる情報から遊技媒体個数を読み出す記憶媒体読出装置
と、 メモリ、演算部および演算結果を外部に出力するため
の出力部を有する制御装置と、 制御装置から出力される金額情報を表示する表示器
と、 遊技媒体の貸出を受ける金額の指定を受け付けると共
に、その金額を示す情報を出力する金額選択スイッチ
と、 制御装置から指示された個数の遊技媒体を払いだす払
出機構とを備え、 演算部は、 記録媒体から読み出した遊技媒体個数と、予め与えら
れる遊技媒体の貸出単価とに基づいて、その個数を遊技
媒体を遊技媒体貸出機から払出を受けるために必要な金
額である貸出相当金額を算出する第1の演算手段と、 算出された貸出相当金額と、遊技者がゲームによって
獲得した遊技媒体の個数に比例して遊技代を徴収するた
めに予め設定された交換率とに基づいて、遊技媒体の貸
出に用いることができる換算金額を算出する第2の演算
手段と、 紙幣識別器から出力される金額情報が示す金額と、換
算金額とを投入金額とし、金額選択スイッチから出力さ
れる金額を指定する情報が示す金額を使用金額として、
残金額を求める第3の演算手段と、 前記残金額演算前は投入金額を、演算後は該残金額
を、前記表示に表示させる手段と、 金額選択スイッチから出力される、金額を指定する情
報に基づいて、払出機構に払出指令を出力する払出制御
手段とを備えること を特徴とする遊技機システムが提供される。
ここで、遊技機は、精算指令を受けると、遊技媒体保
持部に保持されている遊技媒体を、その個数を計数しつ
つ取り込む遊技媒体回収計数部をさらに備える構成とす
ることができる。また、遊技媒体貸出機は、ゲームを終
了するに当り、精算の要求を受け付けて、精算指令を出
力する精算スイッチをさらに備える構成とすることがで
きる。
演算部は、精算指令が出力されたとき、遊技媒体回収
計数部に、遊技媒体の回収と計数を指示する指令を出力
する遊技媒体回収計数制御手段をさらに備えることがで
きる。また、本発明は、書き込んだ記録媒体を発行する
記録媒体書込装置をさらに備えることができる。
この場合、演算部は、精算指令が出力された後、遊技
媒体回収計数部からの遊技媒体個数を取り込んで、この
遊技媒体個数と、第3の演算手段で計算されている残金
額とを記録情報として記録媒体書込装置に送ることがで
きる。
記録媒体読取装置は、挿入された記録媒体に記録され
ている残金額を示す情報を、さらに読みだす構成とする
ことができる。
また、この態様のシステムは、前記第2の演算手段で
算出された貸出相当金額と換算金額との差額を算出する
第4の演算手段をさらに備えることができる。この場
合、前記出力部は、前記演算された差額を外部に出力す
ることができる。
さらに、本発明の他の態様によれば、 遊技媒体を投入してゲームを実行する遊技機と、遊技
機で用いられる遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機と、
遊技機において払い出された遊技媒体を計数し、その個
数を記録した記録媒体を発行する遊技媒体計数機とが設
置される遊技場における料金徴収方法において、 遊技機において遊技客によって獲得された遊技媒体を
計数して、その個数を示す情報を記録媒体に記録し、 当該遊技客が、再度ゲームを行なう場合には、記録媒
体に記録されている遊技媒体の個数を読みだして、その
個数に、遊技媒体の貸出単価を乗じて、その個数の遊技
媒体を遊技媒体貸出機から払出を受けるために必要な金
額である貸出相当金額を算出し、 算出された貸出相当金額と、遊技者がゲームによって
獲得した遊技媒体の個数に比例して遊技料金を徴収する
ために予め設定された交換率とに基づいて、遊技媒体の
貸出に用いることができる換算金額を算出し、 この換算金額を、遊技媒体貸出の際の投入金額の一部
とすることにより、貸出相当金額と換算金額との差額を
料金として徴収することを特徴とする、遊技場における
料金徴収方法が提供される。
遊技客は、遊技者の獲得したパチンコ玉やメダル等の
遊技媒体を、例えば、遊技媒体計数機で計数することに
より、該遊技媒体計数機から、遊技媒体個数が記録され
たカード等の記録媒体を受け取る。遊技媒体貸機の読取
部に挿入することにより、見かけ上、獲得した遊技媒体
を用いて、ゲームを行なうことが可能となる。
この際、遊技媒体貸出機の演算部において、遊技媒体
の個数と、貸出単価と、交換率とに基づいて、換算金額
が計算されて、遊技場が料金の徴収を自動的に行なうと
共に、遊技客には、使用可能な金額が、表示部に、残金
額として表示される。このとき、他の投入金額があれ
ば、それと共に加算されて、残金額が求められる。すな
わち、この残金額は、その遊技媒体貸出機の投入されて
いる、遊技客の所持金の額を示すものといえる。
遊技客は、遊技を行なう際、金額選択スイッチを操作
して、残金表示部に表示された金額内において任意の金
額に相当する遊技媒体の払出しを受けることができる。
即ち、金額選択スイッチの操作により、選択された金額
に対応して予め指定された個数の遊技媒体の払出しが、
前記計数部に指示される。このとき、前記残金表示部に
表示された金額から選択した金額を差し引いた差額が、
残金表示部に表示される。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の第1実施例における遊技媒体貸機を
示す斜視図である。
図2は、本発明の第1実施例における遊技媒体貸機を
装備した遊技島が配置される遊技場のレイアウトの一部
を示す斜視図である。
図3は、本発明の第1実施例における遊技媒体貸機を
装備した遊技島の一部を示す正面図である。
図4は、本発明の第1実施例における遊技媒体貸機お
よび遊技機の機能を示すブロック図である。
図5は、本発明の第1実施例における遊技媒体貸出機
の制御装置の動作を示すフローチャートである。
図6は、本発明の第1実施例における遊技媒体貸出機
の制御装置の、精算時の動作を示すフローチャートであ
る。
図7は、本発明の第2実施例における遊技機システム
を装備した遊技島の一部を示す正面図である。
図8は、本発明の第2実施例における遊技媒体貸機およ
び遊技機の機能を示すブロ ック図である。
図9は、本発明の第2実施例における遊技媒体貸出機
の制御装置の、精算時の動作を示すフローチャートであ
る。
発明を実施するための最良の形態 以下、図面に基づき本発明の実施例について説明す
る。
図2に示す本発明の第1実施例は、遊技機11および遊
技媒体貸出機20を複数台ずつ配列した、遊技場に適用さ
れる例である。
遊技機11および遊技媒体貸出機20は、交互に一列に配
置されたものが、互いに背中合わせに、二列配列され、
それで1つのグループを構成している。このようなグル
ープを遊技島と呼ぶ。図2においては、一方の列に属す
る遊技機11および遊技媒体貸出機20のみが見えている。
遊技場には、このような遊技島10が複数列配置される。
本実施例では、遊技機11と遊技媒体貸出機20とは、そ
れぞれ独立に構成されるが、使用上は、対をなして使用
することが前提となる。すなわち、隣接する、1台の遊
技機11と1台の遊技媒体貸出機20は、一つの遊技機シス
テムを構成している。
また、遊技島10には、図4に示すように、遊技媒体を
遊技媒体貸出機20および遊技機11に供給すると共に、遊
技機11に投入された遊技媒体を回収して、再利用するた
めの遊技媒体搬送補給機構60が設けられる。
遊技機11は、ゲーム実行部110と、遊技媒体保持部12
0、遊技媒体搬送補給機構60から補給される遊技媒体を
計数して遊技媒体保持部120に払い出す払出機構として
機能する計数部130とを有する。計数部130は、外部から
の指示に応じて、必要な個数の遊技媒体を払いだす。本
実施例では、ゲーム実行部110から送られる、賞である
ことを示す信号に基づいて、予め定められた個数の遊技
媒体を払いだす。
遊技媒体保持部120から、ゲームに必要な遊技媒体
が、通路部材65を介してゲーム機11に取り込まれる。ま
た、ゲームに用いられる遊技媒体は、通路部材67および
68を介して遊技媒体搬送補給機構60に回収される。
遊技機11としては、例えば、パチンコゲーム機、スロ
ットマシン等を配置することができる。本実施例では、
パチンコゲーム機が配置されている。したがって、遊技
媒体として、パチンコ玉が用いられる。もちろん、他の
ゲーム機が配置される場合には、それに適した遊技媒
体、例えば、メダル等が用いられる。
また、遊技場には、例えば、図2に示すように、景品
交換場(カウンタ)Fが設けられる。景品交換場Fに
は、後術するカードCに記録されている遊技媒体の個数
および残金情報を読みだすための読取装置70が設置され
る。この読取装置は、例えば、表裏に表示面を持つ表示
装置71を有する。
遊技島10の略中央部には、遊技媒体計数機12が配設さ
れている。遊技媒体計数機12は、遊技媒体投入口13から
投入された遊技媒体を計数し、その個数を、遊技結果を
示す情報として出力する。遊技媒体計数機12は、この遊
技結果情報を、記録媒体であるカードに記録して発券す
るカード発行部14を有する。本実施例では、遊技結果情
報として、遊技媒体の個数が用いられる。なお、このカ
ード発行部14は、遊技客がカードを挿入した場合には、
そのカードに、遊技媒体個数を書き込むこともできる。
カードCは、図1に示すように、遊技媒体の個数を表
示するための領域として、それを示す数字を表す領域C
1、および、それを表すバーコードを表示する領域C2と
を有し、ゲーム終了時に、精算される残金を表わす残金
情報の記録を行なうための領域として、それを示す数字
を表す領域C3、および、それを表すバーコードを表示す
る領域C4とを有する。これらは、書き替え可能に表示さ
れる。
遊技媒体貸機20は、遊技客が挿入した金額に相当する
遊技媒体を払出す装置である。図4に示すように、外部
から挿入される紙幣の識別を行なう紙幣識別器22と、上
記カードCが挿入された場合に、そのカードCに対する
情報の読み取りを行なう読取部25および情報の書き込み
を行なう書込部26と、カードCの取り込み、保有および
供給を行なうカードスタッカ部27と、投入された金額の
残金を表示する残金表示器30と、投入金額の中から遊技
媒体の貸出を受ける金額の選択を受け付ける金額選択ス
イッチ31と、ゲーム終了時に、残金の精算等の指示を受
け付けるための精算スイッチ32と、貸し出す遊技媒体の
個数を計算しつつ払い出す払出機構として機能する計数
部34と、上記各部との間で情報を授受すると共に、それ
らの制御を行なう制御装置40とを有する。これらは、機
体20aの内部または正面に設けられている。
また、遊技媒体貸機20には、図1に示すように、その
機体20aの正面上部に、紙幣挿入口21が開設されてい
る。紙幣挿入口21は、1種または2種以上の金種の紙
幣、例えば、1000円、5000円、10000円が投入可能なも
のである。
紙幣挿入口21より機体20a内側に、挿入された紙幣の
真偽および金額を識別する紙幣(貸弊)識別器22が、設
けられている。紙幣識別器22は、識別した紙幣の金額に
関する信号を制御装置40に送る。
紙幣識別器22の終端側には、機体20aより後方に突出
した紙幣排出口23が設けられている。紙幣排出口23は、
遊技島10内に内設されている紙幣搬送機(図示せず)に
接続されている。紙幣排出口23より排出された紙幣は、
紙幣搬送機により、遊技島10の一端側に設置された紙幣
収納スタッカ16に送られる(図2参照)。紙幣収納スタ
ッカ16は、3種類の札を分離して収納可能に構成されて
いる。
遊技媒体貸機20には、紙幣挿入口21の下方に、遊技媒
体計数機12により発券されたカードCを機体20a内に取
込むためのカード出入口24aが設けられている。カード
出入口24aより機体20a内側には、挿入されたカードに記
録されている遊技結果情報および残金情報を読取る読取
部25と、機体20a内に取込まれているカードに新たに遊
技媒体個数、残金情報、その他必要な事項を書込む書込
部26と、機体20a内に取込まれたカードを重ねて収納す
るためのカードスタッカ部27とを有するカードリーダラ
イタ24が配置されている。読取部25は、バーコードを読
取るスキャナ等を具備している。一方、書込部26は、バ
ーコード等を熱によって書込・消去自在に記録するサー
マルヘッド等を具備している。
なお、カードは、磁気的な記録部を設けたものを用い
ることもできる。この場合には、読取部25に読み取りヘ
ッドを、および、書込部26に書き込みヘッドをそれぞれ
設ける構成とする。
また、読取部25と書込部26とは、それぞれ独立の装
置、すなわち、記録媒体読取装置25および記録媒体書込
装置26であってもよい。この場合には、カード出入り口
24aを共通にせず、別個に設けることもできる。また、
この場合には、カードスタッカ部27は、記録媒体読取装
置25および記録媒体書込装置26の間に配置されることが
好ましい。
制御装置40は、CPU等からなる演算部28と、RAM、ROM
等からなるメモリ28aと、演算部28による換算の結果等
の、集中管理に必要な情報を出力する出力部29と、図示
していないインタフェースとを有する。制御装置40は、
遊技島10の各パチンコ機11や遊技媒体貸機20を集中管理
する中央情報処理装置(ホール用コンピユータ)50に接
続されている。
演算部28は、各種演算および制御を行なう。例えば、
読取部25から、カードCに記録された遊技媒体の個数に
関する信号を受けた際、所定の交換率に基づき、金額に
換算する。
メモリ28aには、演算部28のプログラム、演算に必要
な各種データ、演算結果等が格納される。
出力部29は、演算部28に接続される。出力部29は、演
算部28による換算の結果算出される差額を、売上信号と
して遊技島10を集中管理する中央情報処理装置50に送信
するように設定されている。なお、制御装置40には、各
種信号を中央情報処理装置50との間で送受するために中
央情報処理装置50に接続するための信号線36が取付けら
れている。
図1に示すように、カード出入口24aの下側に、残金
表示器30が設けられている。残金表示器30は、演算部28
から出力される金額を、目視可能に表示する。例えば、
演算部28が、カードCの個数記録を所定の交換率に基づ
き相当する金額に換算した際に、演算部28からの指示に
より換算された金額を表示する。残金表示器30は、遊技
媒体の個数から換算された金額をデジタル表示するよう
に、7セグメントLED等により構成されている。
遊技媒体貸機20には、残金表示器30の下方に、所望の
遊技媒体の貸出金額を任意に選択する金額選択スイッチ
31が設けられている。金額選択スイッチ31は、それぞれ
独立に機能する複数個(本実施例では3個)のスイッチ
要素31a、31bおよび31cを有する。これらのスイッチ要
素31a、31bおよび31cは、それぞれ予め定めた貸出金額
に対応させておく。例えば、100円,500円および1000円
に対応させることができる。なお、100円の代りに200円
または300円用となってもよい。金額選択スイッチ31
は、1000円用のスイッチだけであってもよく、500円と1
000円用の二つのスイッチにより構成してもよい。
また、これらのスイッチ要素31a、31bおよび31cは、
それぞれ、照明付きのスイッチで、当該スイッチが選択
可能であるとき、照明が行なわれるように、制御部40に
より制御される。
図4に示すように、金額選択スイッチ31は、制御部40
に接続されている。制御装置40は、金額選択スイッチ31
からの信号に基づき、遊技客が選択した金額に相当する
個数の遊技媒体の払出しを計数部34に指示するととも
に、残金表示器30に表示された金額から遊技客が選択し
た金額を差し引いた差額を残金表示器30に表示させるこ
とを指示するように設定されている。そのため、各スイ
ッチ要素31a、31bおよび31cには、固有のアドレスが付
される。そして、メモリ28aに、このアドレス対応に、
金額を記憶させたテーブルが用意される。これにより、
いずれかのスイッチ要素がオンされると、演算部28は、
そのスイッチのアドレスに基づいて、テーブルから選択
された金額を知ることができる。
金額選択スイッチ31の下方には、遊技終了時に、精算
する精算スイッチ32が設けられている。精算スイッチ32
は、制御装置40に遊技の終了信号を出力する。制御装置
40は、これを受けて、残金表示器30に表示されている金
額に相当する遊技媒体の個数をカードCに記録すること
を書込部26に指示するとともに、記録済のカードCの払
出しを指示する。
また、精算スイッチ32の下方には、機体20aより前方
へ延び出るように、遊技媒体の払出口35が設けられてい
る。払出口35は、通路部材63により計数部34と接続され
ており、また、計数部34は、同じく通路部材62により機
体20aの後方に突出した遊技媒体の補給受口33に接続さ
れている。図4に示すように、補給受口33には、通路部
材61を介して、遊技媒体搬送補給機構60が接続される。
次に、本実施例に係る遊技媒体貸機20の動作につい
て、図5および6を中心として説明する。
遊技媒体貸出機20が起動されると、または、、後述す
る精算処理が終了すると、演算部28は、カードCが読取
部25に挿入されたか否か監視する(ステップ501)。ま
た、紙幣が紙幣識別機22に投入された否か監視する(ス
テップ502)。
遊技客が、カードCを挿入すると、演算部28は、カー
ドCの真偽の判定を行なうと共に、読取部25からカード
Cに記憶されている情報を取り込んで、メモリ28aに格
納する(ステップ504)。そして、書込部26により、記
録内容の消去を行なって、カードスタッカ部27にカード
の取り込みを指示する(ステップ505)。
そして、演算部28は、メモリ28aに格納されている遊
技結果情報のうち、遊技媒体の個数を表す情報に基づい
て、遊技媒体数を金額に換算した換算金額を、次式にし
たがって求める(ステップ506)。
個数×貸出単価=貸出相当金額 貸出相当金額×交換率=換算金額 ここで、貸出相当金額とは、遊技媒体を遊技媒体貸出
機から払出を受けるために必要な金額を意味する。貸出
単価は、貸出個数に応じて遊技料金を徴収するために設
定される、遊技媒体1個当たりの金額である。一方、交
換率は、遊技客がゲームによって獲得した遊技媒体の個
数に比例して遊技料金を徴収するために設定される金額
である。なお、交換率は、遊技場が適宜設定して、予め
メモリ28a内に格納しておくか、計算プログラム中に記
述しておけばよい。
さらに、演算部28は、貸出相当金額と換算金額との差
額を求める。この結果は、遊技場の売上の一部として、
中央情報処理装置(管理用コンピュータ)50に送信され
る(ステップ507)。一方、換算金額は、メモリ28a内の
残金記憶領域に格納される。そして、ステップ508に進
む。
一方、遊技媒体貸機20の紙幣挿入口21に紙幣が挿入さ
れると、まず、紙幣識別器22で、紙幣の真偽が判断さ
れ、真の場合は、その金額も判断される。そして、紙幣
識別器22から、紙幣投入がなされた旨の信号が演算部28
に送られる。演算部28は、この信号を受けると、紙幣識
別器22から金額情報を取り込む(ステップ503)。ま
た、紙幣が真の場合、紙幣は、紙幣排出口23から排出さ
れ、遊技島10内に配設された紙幣搬送機(図示せず)に
よって島端の紙幣収納スタッカ16に収納される。紙幣が
偽の場合、紙幣識別器22は、当該紙幣を紙幣挿入口21に
戻す。
次に、演算部28は、メモリ28aに記憶されている残金
情報を読みだし、これに、外部からの投入金額である、
換算金額または紙幣の金額を加算する。そして、演算部
28は、得られた金額を、新たな残金額として、メモリ28
aに格納すると共に、残金表示器30に送って、これを表
示させる(ステップ508)。
次に、演算部28は、残金額を、遊技媒体の最低貸出金
額と比較する(ステップ509)。残金額が最低貸出金額
に満たない場合には、残金が0か否か調べ(ステップ51
4)、0であれば、処理を終了する。一方、0でない場
合には、遊技客に対して、紙幣投入を促すため、紙幣投
入要求表示を行ない(ステップ515)。ステップ501に戻
る。本実施例では、紙幣投入要求表示は、例えば、残金
表示器30の表示をブリンクさせることにより行なう。
一方、残金額が、最低貸出金額以上の場合、演算部28
は、スイッチ要素31a、31b、31cの中で、残金額の範囲
内にあるものについて、作動可能にスタンバイすると共
に、作動可能であることを示すため、照明を点灯させる
(ステップ509)。そして、作動可能ないずれかのスイ
ッチ要素がオンされるかどうか監視する(ステップ51
0)。
いずれかのスイッチ要素がオンされると、演算部28
は、そのスイッチに付されたアドレスから、メモリ28a
のテーブルを調べ、選択された金額を得る(ステップ51
2)。そして、その金額に対応する個数の遊技媒体を払
い出すよう、計数部34に指示する(ステップ513)。計
数部34は、この指令に基づいて、遊技媒体搬送補給機構
から遊技媒体を取り込んで、その個数を計数しつつ、払
出口35に送る。
そして、演算部28は、残金額から、選択された金額、
すなわち使用金額を差し引いて新たな残金額を求め、こ
れを、メモリ28aに記憶すると共に、残金表示器30に表
示させる(ステップ508)。以下、同様に処理を繰り返
す。
遊技媒体が払い出されると、ゲームを開始することが
できる。ゲームは、遊技機11のゲーム実行部110で行な
われる。ゲーム実行部110では、ゲームを行なう際に、
遊技媒体を遊技媒体保持部120から必要数取り込む。パ
チンコゲームの場合、1個が取り込まれる。取り込まれ
た遊技媒体は、ゲームの実行に用いられた後、通路部材
66、67および68を介して、遊技媒体搬送補給機構60に戻
る。
また、ゲーム実行部110において、ゲーム中に、予め
定められた一定の条件が成立すると、賞として、一定個
数の遊技媒体の払出を指令する信号(賞信号)が、計数
部130に送られる。計数部130は、これを受けて、遊技媒
体を遊技媒体保持部120に払いだす。上記一定の条件と
は、図3に示すパチンコゲーム機の場合、ゲーム実行部
110に、ポケット状に設けられている穴111a(複数個あ
る)と、花弁状に設けられている穴111b(複数個ある)
のいずれかに、パチンコ玉が入ることである。
次に、精算スイッチ32が押された場合の動作につい
て、図6を参照して説明する。
本実施例では、精算スイッチ32がオンされると、演算
部28に対して割込みが発生し、演算部28は、現に実行中
の手順が終わり次第、精算処理移る。
先ず、演算部28は、メモリ28aの所定領域について、
残金があるか否かを調べる(ステップ601)。残金額が
0の場合、精算処理を終了する。一方、残金がある場
合、カードスタッカ部27に対して、カードCを書込部26
に対して供給するよう指令する(ステップ602)。そし
て、書込部26に対して、残金額を示す情報を転送して、
それをカードCに書き込むことを指令する(ステップ60
3)。その後、メモリ28aに格納されている残金額をクリ
アする(ステップ604)。書込部26は、残金額をカード
に書き込んで、カートCをカード出入口24aに排出す
る。
遊技客は、カードCを受け取ると共に、遊技媒体保持
部120に保持されている遊技媒体がある場合には、これ
らを図示されていない容器に移して、遊技媒体計数機12
の遊技媒体投入口13に遊技媒体を投入すると、それらが
計数されて、その結果である個数が、数字とバーコード
で表示されたカードCがカード発行部14から発券され
る。なお、遊技客が、遊技媒体貸出機20から排出された
カードCを持っている場合には、これをカード発行部14
に、遊技媒体の投入前に挿入しておけば、挿入したカー
ドCに、計数結果が表示される。
遊技客は、このカードCで再度ゲームを行なうことが
でき、その場合には、上記したように処理される。ま
た、遊技客は、カードCを景品交換場Fに持込んで、景
品と交換することもできる。この場合には、店員がカー
ドを、読取装置70にかけて、記録されている遊技媒体の
個数および残金情報を読みだす。これらは、表示装置71
で表示される。そして、遊技媒体個数については、上述
した換算金額に相当する価格となる、1または2個以上
の景品と交換される。また、残金は、現金または相当金
額の景品で、遊技客に返却される。なお、法律的な規制
がなければ、遊技媒体についても、換算金額の現金を遊
技客に支払うようにしてもよい。
以上のように、本実施例によれば、遊技客が獲得した
遊技媒体を遊技媒体計数機12で計数した後、遊技媒体計
数機12から発券されたカードにより、景品の交換を行な
うことができる。また、再度ゲームを行ないたい場合に
は、遊技媒体貸出機20で遊技媒体の払出しを受けること
ができる。そして、遊技媒体貸出機20で遊技媒体の払出
しを行なう際に、交換率を乗じることにより、ゲームに
勝って、ゲームを継続する遊技客に対して、遊技場が、
追加の遊技料金を徴収することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
図7は、本実施例が適用される遊技島の構成の一部を
示す正面図である。また、図8は、本実施例に用いられ
る遊技媒体貸出機の機能およびゲーム機における遊技媒
体の流れの構成を示すブロック図である。
本実施例において、遊技媒体貸出機20とゲーム機11と
は、一対をなして、機能的に連係動作する遊技機システ
ムを構成する。具体的には、貸し出される遊技媒体が、
遊技媒体貸出機20からゲーム機11に直接払いださるこ
と、および、ゲーム終了時に、遊技媒体保持部に保有さ
れる遊技媒体が計数されつつ、自動的に回収されること
に特徴がある。その他の点では、基本的には、第1実施
例と同様に構成され、同様に機能する。また、本実施例
では、遊技島10の構成要素から遊技媒体計数機12が省略
される。以下、相違点を中心に説明する。
本実施例において、遊技媒体貸出機20は、各種機能を
実現する要素として、紙幣識別物22、読取部25、書込部
26、カードスタッカ部27、前期表示部30、金額選択スイ
ッチ31、精算スイッチ32および制御装置40を備える。こ
れらの各部は、上記第1実施例と同じである。
本実施例の遊技媒体貸出機20は、図3に示す遊技媒体
貸出機20と比べて、払出口35および計数部34がない。図
8に示すように、本実施例で用いられる遊技媒体貸出機
20は、それ自身からは遊技媒体を直接払いださない。す
なわち、本実施例では、遊技媒体貸出機20は、後述する
ように、遊技機11の計数部130に対して、遊技媒体を遊
技媒体保持部120に払い出すように、払出指令を出力す
るのみである。
また、本実施例において、ゲーム機11は、ゲーム実行
部110、計数部130、遊技媒体保持部120および遊技媒体
回収・計算部170を有している。本実施例では、遊技媒
体がゲーム機11にのみ供給され、遊技媒体貸出機20には
供給されない。
遊技媒体回収・計算部170は、ゲーム終了時に遊技媒
体保持部に残っている遊技媒体を、自動的に取り込ん
で、計数する。計数結果は、遊技媒体貸出機20の制御装
置40に送られる。
次に、本実施例の動作について説明する。
遊技媒体貸出機20の動作は、遊技媒体の払出をゲーム
機11において直接行なうこと、および、精算時の動作
が、第1実施例とは異なる。他の動作については、基本
的に第1実施例と同様である。ここでは、相違点を中心
として説明する。
遊技媒体貸出機20の遊技媒体貸出の手順は、前述した
図5に示すものと同じである。ただし、ステップ513に
おいて、払出指令が、対をなすゲーム機11の計数部130
に送られる点が異なる。これにより、計数部130は、指
示された個数の遊技媒体を、遊技媒体搬送補給機構60か
ら遊技媒体保持部120に払い出す。
また、精算スイッチ32が押された場合には、演算部28
は、割込み処理を実行し、図9に示す処理に入る。
演算部28は、まず、遊技媒体回収・計算部170に対し
て、遊技媒体保持部120にある遊技媒体の回収およびそ
の個数の計数を指令する(ステップ901)。また、演算
部28は、計数の終了を待って(ステップ902)、遊技媒
体回収・計数部170から遊技媒体数を取り込む(ステッ
プ903)。
次に、演算部28は、取り込んだ遊技媒体個数が0であ
るか否かを調べる(ステップ904)。また、メモリ28aの
所定領域に格納されている残金額が0であるか否か調べ
る(ステップ905)。ここで、いずれも0であれば、精
算の必要がないので、処理を終了する。
一方、少なくともいずれか一方が0でない場合には、
カードスタッカ部27に対して、カードの供給を指令する
(ステップ906)。そして、演算部28は、遊技媒体個数
および残金額のうち、0でない値を持つものを、それぞ
れカードCの対応する領域に、バーコードと数字で書き
込むよう、書込部26に指示する(ステップ907)。そし
て、メモリ28aの該当領域をクリアする(ステップ90
8)。これにより、精算処理を終了する。
本実施例は、第1の実施例と同様に、遊技料金の徴収
を合理的に行なえる他、次のような効果がある。第1
に、遊技媒体貸出機20から遊技媒体を貸し出す際、遊技
機11の遊技媒体保持部120に直接払いだすので、払出口
で遊技媒体を容器に受けて、それを遊技媒体保持部120
に移すという手間を省ける。第2に、遊技客がゲームで
獲得した多くの遊技媒体を、遊技媒体計数機12まで運ぶ
ことなく、計数できる。第3に、上記第1および第2の
効果があることから、遊技客が遊技媒体に手を触れない
ようにすることができ、遊技媒体が床に落ちること、汚
れが付着すること等が防止できる。
上記各実施例では、遊技機と遊技媒体貸出機とが別に
設けられているが、両者を一体に設けることもできる。
また、上記各実施例では、カードをカードスタッカ部
に保有して、再使用する構成となっている。しかし、本
実施例は、これに限定されない。例えば、使い捨てのカ
ードを用いることもできる。また、再使用する場合で
も、一度使用したカードは、各遊技媒体貸出機では、再
生処理せず、一括して集めて、再使用できるように処理
して、再びカードスタッカ部27にセットするようにして
もよい。

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技媒体を投入してゲームを実行する遊技
    機と、遊技媒体数を計数し、その個数を記録した記録媒
    体を発行する遊技媒体計数機とが設置される遊技場に設
    置されて、遊技機で用いられる遊技媒体を貸し出す遊技
    媒体貸出機において、 外部から挿入される記録媒体について、それに記録され
    た情報から遊技媒体個数を読み出す記憶媒体読出装置
    と、 メモリ、演算部および演算結果を外部に出力するための
    出力部を有する制御装置と、 制御装置から出力される金額情報を表示する表示器と、 遊技媒体の貸出を受ける金額の指定を受け付けると共
    に、その金額を示す情報を出力する金額選択スイッチ
    と、 制御装置から指示された個数の遊技媒体を払いだす払出
    機構とを備え、 演算部は、 記録媒体から読み出した遊技媒体個数と、予め与えられ
    る遊技媒体の貸出単価とに基づいて、その個数の遊技媒
    体を遊技媒体貸出機から払出を受けるために必要な金額
    である貸出相当金額を算出する第1の演算手段と、 算出された貸出相当金額と、遊技者がゲームによって獲
    得した遊技媒体の個数に比例して遊技代を徴収するため
    に予め設定された交換率とに基づいて、遊技媒体の貸出
    に用いることができる換算金額を算出する第2の演算手
    段と、 換算金額とを投入金額とし、金額選択スイッチから出力
    される、金額を指定する情報が示す金額を使用金額とし
    て、残金額を求める第3の演算手段と、 貸出相当金額と換算金額との差額を算出する第4の演算
    手段と、 前記残金額演算前は投入金額を、演算後は該残金額を、
    前記表示に表示させる手段と、 金額選択スイッチから出力される、金額を指定する情報
    に基づいて、払出機構に払出指令を出力する払出制御手
    段とを備え、 前記出力部は、前記演算された差額を外部に出力するこ
    と を特徴とする遊技媒体貸出機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遊技媒体貸出機において、 外部から投入される紙幣の真偽を判別すると共に、その
    金額を判定して、金額情報を出力する紙幣識別器をさら
    に備え、 前記第3の演算手段は、紙幣識別器から出力される金額
    情報が示す金額と、換算金額とを加算して投入金額と
    し、金額選択スイッチから出力される、金額を指定する
    情報が示す金額を使用金額として、残金額を求める。
  3. 【請求項3】請求項2記載の遊技媒体貸出機において、 ゲーム終了時に、精算の要求を受け付けるための精算ス
    イッチと、 精算スイッチがオンされたとき、残金額を記録情報とし
    て書き込んだ記録媒体を発行する記録媒体書込装置と をさらに備える。
  4. 【請求項4】請求項3記載の遊技媒体貸出機において、 記録媒体読取装置は、記録媒体に記録されている残金額
    を示す情報を、さらに読みだすものである。
  5. 【請求項5】請求項4記載の遊技媒体貸出機において、 演算部の第3の演算手段は、記録媒体から読みだされた
    残金額を、投入金額としてさらに加算する。
  6. 【請求項6】請求項5記載の遊技媒体貸出機において、 金額選択スイッチは、指定する金額に対応する複数のス
    イッチ要素を備え、 演算部は、残金額の範囲内で、指定可能なスイッチ要素
    のみ作動可能とする金額選択スイッチ作動制御手段をさ
    らに備える。
  7. 【請求項7】遊技媒体を投入してゲームを実行する遊技
    機と、遊技機で用いられる遊技媒体を貸し出す遊技媒体
    貸出機とを備えた遊技機システムにおいて、 遊技機は、 必要個数の遊技媒体を取り込んで、遊技を実行する遊技
    実行部と、 遊技実行部で使用するための遊技媒体を保持する遊技媒
    体保持部と、 外部からの払出指令に応じて、外部から供給される遊技
    媒体を、指定された個数分計数して、遊技媒体保持部に
    払いだす払出機構とを備え、 遊技媒体貸出機は、 外部から投入される紙幣の真偽を判別すると共に、金額
    を判定して、金額情報を出力する紙幣判別器と、 外部から挿入される記録媒体について、それに記録され
    る情報から遊技媒体個数を読み出す記憶媒体読出装置
    と、 メモリ、演算部および演算結果を外部に出力するための
    出力部を有する制御装置と、 制御装置から出力される金額情報を表示する表示器と、 遊技媒体の貸出を受ける金額の指定を受け付けると共
    に、その金額を示す情報を出力する金額選択スイッチ
    と、 制御装置から指定された個数の遊技媒体を払いだす払出
    機構とを備え、 演算部は、 記録媒体から読み出した遊技媒体個数と、予め与えられ
    る遊技媒体の貸出単価とに基づいて、その個数の遊技媒
    体を遊技媒体貸出機から払出を受けるために必要な金額
    である貸出相当金額を算出する第1の演算手段と、 算出された貸出相当金額と、遊技者がゲームによって獲
    得した遊技媒体の個数に比例して遊技代を徴収するため
    に予め設定された交換率とに基づいて、遊技媒体の貸出
    に用いることができる換算金額を算出する第2の演算手
    段と、 紙幣識別器から出力される金額情報が示す金額と、換算
    金額とを投入金額とし、金額選択スイッチから出力され
    る金額を指定する情報が示す金額を使用金額として、残
    金額を求める第3の演算手段と、 貸出相当金額と換算金額との差額を算出する第4の演算
    手段と、 前記残金額演算前は投入金額を、演算後は該残金額を、
    前記表示に表示させる手段と、 金額選択スイッチから出力される、金額を指定する情報
    に基づいて、払出機構に払出指令を出力する払出制御手
    段とを備え、 前記出力部は、前記演算された差額を外部に出力するこ
    と を特徴とする遊技機システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載の遊技機システムにおいて、 遊技機は、精算指令を受けると、遊技媒体保持部に保持
    されている遊技媒体を、その個数を計数しつつ取り込む
    遊技媒体回収計数部をさらに備え、 遊技媒体貸出機は、ゲームを終了するに当り、精算の要
    求を受け付けて、精算指令を出力する精算スイッチをさ
    らに備える。
  9. 【請求項9】請求項8記載の遊技機システムにおいて、 演算部は、精算指令が出力されたとき、遊技媒体回収計
    数部に、遊技媒体の回収と計数を指示する指令を出力す
    る遊技媒体回収計数制御手段をさらに備える。
  10. 【請求項10】請求項9記載の遊技機システムにおい
    て、 データを記録した記録媒体を発行する記録媒体書込装置
    をさらに備え、 演算部は、精算指令が出力された後、遊技媒体回収計数
    部からの遊技媒体個数を取り込んで、この遊技媒体個数
    と、第3の演算手段で計算されている残金額とを記録情
    報として、記録媒体書込装置に送る。
  11. 【請求項11】請求項10記載の遊技機システムにおい
    て、 記録媒体読取装置は、挿入された記録媒体に記録されて
    いる残金額を示す情報を、さらに読みだすものである。
  12. 【請求項12】請求項11記載の遊技機システムにおい
    て、 演算部の第3の演算手段は、記録媒体から読みだされた
    残金額を、投入金額としてさらに加算する。
  13. 【請求項13】遊技媒体を投入してゲームを実行する遊
    技機と、遊技機で用いられる遊技媒体を貸し出す遊技媒
    体貸出機と、遊技機において払い出された遊技媒体を計
    数し、その個数を記録した記録媒体を発行する遊技媒体
    計数機とが設置される遊技場における料金徴収方法にお
    いて、 遊技機において遊技客によって獲得された遊技媒体を計
    数して、その個数を示す情報を記録媒体に記録し、 当該遊技客が、再度ゲームを行なう場合には、記録媒体
    に記録されている遊技媒体の個数を読みだして、その個
    数に、遊技媒体の貸出単価を乗じて、その個数の遊技媒
    体を遊技媒体貸出機から払出を受けるために必要な金額
    である貸出相当金額を算出し、 算出された貸出相当金額と、遊技者がゲームによって獲
    得した遊技媒体の個数に比例して遊技代を徴収するため
    に予め設定された交換率とに基づいて、遊技媒体の貸出
    に用いることができる換算金額を算出してこの換算金額
    を、遊技媒体貸出の際の投入金額の一部とし、 貸出相当金額と換算金額との差額を算出して、この差額
    を徴収した料金を表す情報として出力すること を特徴とする、遊技場における料金徴収方法。
  14. 【請求項14】請求項1記載の遊技媒体貸出機におい
    て、 外部から投入される紙幣の真偽を判別すると共に、その
    金額を判定して、金額情報を出力する紙幣識別器をさら
    に備え、 前記第3の演算手段は、紙幣識別器から出力される金額
    情報が示す金額と、換算金額とを加算して投入金額と
    し、金額選択スイッチから出力される、金額を指定する
    情報が示す金額を使用金額として、残金額を求める。
  15. 【請求項15】請求項14記載の遊技媒体貸出機におい
    て、 ゲーム終了時に、精算の要求を受け付けるための精算ス
    イッチと、 精算スイッチがオンされたとき、残金額を記録情報とし
    て書き込んだ記録媒体を発行する記録媒体書込装置と をさらに備える。
  16. 【請求項16】請求項15記載の遊技媒体貸出機におい
    て、 記録媒体読取装置は、記録媒体に記録されている残金額
    を示す情報を、さらに読み出すものである。
  17. 【請求項17】請求項16記載の遊技媒体貸出機におい
    て、 演算部の第3の演算手段は、記録媒体から読みだされた
    残金額を、投入金額としてさらに加算する。
  18. 【請求項18】請求項17記載の遊技媒体貸出機におい
    て、 金額選択スイッチは、指定する金額に対応する複数のス
    イッチ要素を備え、 演算部は、残金額の範囲内で、指定可能なスイッチ要素
    のみ作動可能とする金額選択スイッチ作動制御手段をさ
    らに備える。
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