JP2590344Y2 - 変速機を備えた車両構造 - Google Patents

変速機を備えた車両構造

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JP2590344Y2
JP2590344Y2 JP1991024683U JP2468391U JP2590344Y2 JP 2590344 Y2 JP2590344 Y2 JP 2590344Y2 JP 1991024683 U JP1991024683 U JP 1991024683U JP 2468391 U JP2468391 U JP 2468391U JP 2590344 Y2 JP2590344 Y2 JP 2590344Y2
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恒利 横倉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、変速機を備えた車両構
造に関するものである。
【0002】
【従来技術】車両には、フロアシフト式手動変速機を備
えたもの、コラムシフト式自動変速機を備えたもの等、
種々のものがある。フロアシフト式手動変速機を備えた
車両は、一般に、車室の床面を構成するフロアパネルの
下方に、運転席の側方側において手動変速機を配設し、
そのフロアパネルに、変速機が臨むようにして開口を形
成し、その開口をフロアシフト式のシフトレバー挿通孔
としてシフトレバーを該手動変速機から車室内に延ばす
こととされている。このようにすることにより、シフト
レバーを介して操作感を的確に把握することができるこ
とになる。一方、コラムシフト式自動変速機を備えた車
両は、変速レンジの信号を入力すればよい自動変速機の
性質を利用して、シフトレバーがコラムカバーに設けら
れることになっており、運転席と助手席との間には操作
系がないものとなっている。これにより、運転席と助手
席との間を通って後席側に移動する最近人気のいわゆる
ウォ−クスル−に対応することができることになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、近時、部品
の共用化が進められている。この部品の共用化は、フロ
アパネルにおいても検討されており、前述のコラムシフ
ト式の場合、運転席と助手席との間の操作系が不要とな
ることから、前述のフロアシフト式のフロアパネルの開
口を蓋体により施蓋してしまえば、そのフロアパネルを
コラムシフト式のフロアパネルに用いることができるこ
とになり、フロアパネルの共用化を図ることができるこ
とになる。
【0004】しかし、上述のように、フロアパネルの共
用化を図るために前記フロアパネルの開口を蓋体により
施蓋した場合には、その開口は最早その役割は終え、何
等新たな機能は発揮しなくなる。
【0005】一方、近時の車両は、その運転操作性が簡
便であることから、自動変速機付の車両が好まれる傾向
にある。この車両の自動変速機は、作動油によって変速
段の切換えを円滑に行うべく、適宜、作動油の油量を検
査(レベルチェック)するレベルゲ−ジを備えており、
そのレベルゲ−ジは、一般的には、実開昭56−163
851号公報に見られるように、自動変速機本体にレベ
ルゲ−ジ用チュ−ブが設けられる一方、このチュ−ブの
開口端、つまりレベルゲ−ジの挿入口はエンジンル−ム
に臨ませて配置され、これにより、自動変速機のレベル
チェックはエンジンル−ム内で行なうのが通例とされて
いる。
【0006】しかしながら、このように、自動変速機の
レベルチェックをエンジンル−ム内で行なうとすると、
変速機からの距離が長くなり、レベルチェックの精度が
悪くなるばかりか、作業性が低下することになる。
【0007】本考案は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、変速機として、フロアシフト式のシフ
トレバーにより操作される手動変速機、コラムシフト式
のシフトレバーにより操作される自動変速機のいずれを
用いる場合であっても、フロアパネルの共用化を可能と
しつつ、フロアパネルに形成される開口に特有の用途を
それぞれ持たせて使用価値を高めることができる変速機
を備えた車両構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案にあっては、車室の床面を構成するフロアパネ
ルの下方に、運転席の側方側において変速機が配設さ
れ、前記フロアパネルに、前記変速機が臨むようにして
開口が形成されている変速機を備えた車両構造におい
て、前記開口は、前記変速機がフロアシフト式のシフト
レバーにより操作される手動変速機のときには、該シフ
トレバーが該手動変速機から車室内に延びるシフトレバ
ー挿通孔とされ、前記変速機がコラムシフト式のシフト
レバーにより操作される自動変速機のときには、該自動
変速機のレベルゲ−ジの挿入口を該開口に臨ませると共
に蓋体により着脱可能に施蓋されるように設定されてい
る構成としてある。
【0009】
【考案の効果】請求項1に記載の考案によれば、変速機
がフロアシフト式のシフトレバーにより操作される手動
変速機のときには、開口を、該シフトレバーが該手動変
速機から車室内に延びるシフトレバー挿通孔として用
い、変速機がコラムシフト式のシフトレバーにより操作
される自動変速機のときには、該自動変速機のレベルゲ
−ジの挿入口を開口に臨ませて、レベルゲ−ジの長さ寸
法を短くしつつ、しかも運転席に着座したままレベルチ
ェックを行うことができることになり、変速機が代わっ
ても、開口にその変速機に応じた独自の用途を持たせ、
使用価値を高めることができることになる。
【0010】しかもこの場合、開口を蓋体により着脱可
能に施蓋して、開口を開又は閉状態のいずれかの状態に
選択できることから、上記いずれの変速機を用いる場合
においても、それらの使用に適合した使用状態とするこ
とができ(変速機がフロアシフト式のシフトレバーによ
り操作される手動変速機のときには、開口をシフトレバ
ー挿通孔とし、変速機がコラムシフト式のシフトレバー
により操作される自動変速機のときには、蓋体により開
口を施蓋する)、フロアパネルの共用化を可能とするこ
ともできることになる。
【0011】
【実施例】以下に、本考案の実施例を添付した図面に基
いて説明する。図1において、1は自動車で、自動車1
は、その車体前部に位置するエンジンル−ム2と、該エ
ンジンル−ム2の後方に位置する車室3とはダッシュパ
ネル4によって区画されている。車室3の床面はフロア
パネル5で構成され、このフロアパネル5の先端が上記
ダッシュパネル4の下端に接合されている。
【0012】上記自動車1は、上記エンジンル−ム2内
のエンジン6が、その出力軸を前後方向に向けて搭載さ
れた、いわゆる縦置きエンジン方式の車両とされて、エ
ンジン6の後端には、順に、トルクコンバ−タ7、自動
変速機8が取り付けられ、この自動変速機8の出力軸8
aに、後方に向けて延びるプロペラシャフト9が結合さ
れて、このプロペラシャフト9は、図外の後輪に連係さ
れている。すなわち、この自動車1は、いわゆるFR車
とされている。
【0013】上記フロアパネル5は、図2あるいは図3
に示すように、運転席10と助手席11とで挟まれた車
幅方向中央部にトンネル部5aを有し、該トンネル部5
aは下方に向けて開口する凸形状とされて車体前後方向
に延び、このトンネル部5a内に上記自動変速機8及び
プロペラシャフト9が収容されている。
【0014】上記自動変速機8は、そのシフト方式がコ
ラム式とされている。すなわち、ステアリングホイ−ル
12のシャフト12aを覆うコラムカバ−(図示省略)
には、シフトレバ−13が設けられ、このシフトレバ−
13は、ロッドあるいはケ−ブル14を介して、自動変
速機8と連係されている。このようなコラム式の自動変
速機は、既知のように、上記シフトレバ−13をマニュ
アル操作することによって、ドライブレンジ(Dレン
ジ)、パ−キングレンジ(Pレンジ)等の各種レンジが
設定されるようになっている。
【0015】上記フロアパネル5には、そのトンネル部
5aにフロアシフト用開口5b(シフトレバー挿通孔)
が形成されている。より具体的に説明すると、上記トン
ネル部5aには、運転席10と助手席11とで挟まれた
部位のうち、その前部に上記フロアシフト用開口5bが
形成されている。このフロアシフト用開口5bは、図4
に示すように、当該自動車1がフロアシフト式車両とさ
れたときに、シフトレバー15の取付用穴とされるもの
である。
【0016】すなわち、上記フロアパネル5は、コラム
シフト式車両とフロアシフト式車両との共用とされ、こ
の図4に示す自動車1は、手動式変速機16を備えた車
両とされて、この変速機16から上方に延びるシフトレ
バ−15は上記フロアシフト用開口5bを通って車室3
内に突出するものとされている。このような、フロアシ
フト式手動変速機16は、既知のように、シフトレバ−
15をマニュアル操作することによって、1速、2速等
の変速段が設定されるようになっている。尚、同図に示
す符号17はダストカバ−である。
【0017】図1乃至図3に戻って、上記フロアシフト
用開口5bには、これを覆う蓋体20が設けられ、この
蓋体20は、その四隅をボルト21、ナット22を利用
してフロアパネル5に取り付けられるようになってい
る。すなわち、フロアパネル5には、その下面にナット
22が固着されており、このナット22に対して、ボル
ト21を上方から差し込んで、このボルト21を螺じ込
むことによって、上記蓋体20がフロアパネル5に取り
付けられるようになっている。勿論、蓋体20には、そ
の四隅に、上記ボルト21が挿入されるボルト挿通穴
(図示省略)が形成されている。
【0018】上記自動変速機8はそのレベルゲ−ジ用チ
ュ−ブ8bを有し、このチュ−ブ8bには、図2に示す
ようにレベルゲ−ジ24が挿入され、既知のように、レ
ベルゲ−ジ24によって自動変速機8の作動油の油量の
検査(レベルチェック)が行なわれる。
【0019】そして、上記レベルゲ−ジ用チュ−ブ8b
は、ほぼ真直に上方に向けて延び、その上端、つまりレ
ベルゲ−ジ24の挿入口8cが上記フロアシフト用開口
5bに向けて開口されている。したがって、自動変速機
8のレベルチェックは、上記ボルト21を取り外し、蓋
体20を取り除くことによって、車室3内で行なうこと
が可能となる。
【0020】以上、本考案の一例を説明したが、上記実
施例において、フロアパネル5を、共に自動変速機付き
車両とされたコラムシフト式車両とフロアシフト式車両
とに対して共用するものであってもよい。この場合、フ
ロアシフト式車両は、そのフロアシフトを上記フロアシ
フト用開口5bに取り付ける一方で、レベルゲ−ジ用チ
ュ−ブ8bを前方に延ばして、従来のように、エンジン
ル−ム2内でレベルチェックを行なうようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の前部を示す断面図。
【図2】図3に示すII−II線に沿って断面した要部断面
図。
【図3】車室を上方から見た平面図。
【図4】図1に対応し、フロアパネルを共用するフロア
シフト式手動変速機を備えた車両の断面図。
【符号の説明】
1 自動車 2 エンジンル−ム 3 車室 4 ダッシュパネル 5 フロアパネル 5a フロアパネルのトンネル部 5b フロアシフト用開口 6 エンジン 8 自動変速機 8b レベルゲ−ジ用チュ−ブ 8c レベルゲ−ジ用チュ−ブのレベルゲ−ジ挿入口 13 自動変速機のシフトレバ− 15 手動変速機のシフトレバ− 16 フロアシフト式手動変速機 20 蓋体 21 ボルト 22 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−163851(JP,A) 実開 平2−67228(JP,U) 実開 平3−22929(JP,U) 実開 昭60−32128(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 57/04 B60K 20/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の床面を構成するフロアパネルの下
    方に、運転席の側方側において変速機が配設され、前記
    フロアパネルに、前記変速機が臨むようにして開口が形
    成されている変速機を備えた車両構造において、 前記開口は、前記変速機がフロアシフト式のシフトレバ
    ーにより操作される手動変速機のときには、該シフトレ
    バーが該手動変速機から車室内に延びるシフトレバー挿
    通孔とされ、前記変速機がコラムシフト式のシフトレバ
    ーにより操作される自動変速機のときには、該自動変速
    機のレベルゲ−ジの挿入口を該開口に臨ませると共に蓋
    体により着脱可能に施蓋されるように設定されている、 ことを特徴とする変速機を備えた車両構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6032128U (ja) * 1983-08-12 1985-03-05 トヨタ車体株式会社 フロアシフトレバ−の取付構造
JPH0267228U (ja) * 1988-11-09 1990-05-22

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