JP2589951Y2 - 作業車輌におけるバランス保持装置 - Google Patents
作業車輌におけるバランス保持装置Info
- Publication number
- JP2589951Y2 JP2589951Y2 JP1992056662U JP5666292U JP2589951Y2 JP 2589951 Y2 JP2589951 Y2 JP 2589951Y2 JP 1992056662 U JP1992056662 U JP 1992056662U JP 5666292 U JP5666292 U JP 5666292U JP 2589951 Y2 JP2589951 Y2 JP 2589951Y2
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- JP
- Japan
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- battery
- weight
- working
- vehicle
- balance
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、走行機体の前部に、草
刈機などの各種農用作業機を装着する作業車輌におい
て、作業車輌で必要とする電力をまかなうためのバッテ
リにより機体の前後および左右方向の重量バランスを保
持するための装置に関するものである。
刈機などの各種農用作業機を装着する作業車輌におい
て、作業車輌で必要とする電力をまかなうためのバッテ
リにより機体の前後および左右方向の重量バランスを保
持するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、走行機体の前部に草刈機や集
草機などの各種作業機を装着する作業車輌においては、
作業機の装着時に、前後の重量バランスを保つため、走
行機体上にバランスウエイトを取り付けている。
草機などの各種作業機を装着する作業車輌においては、
作業機の装着時に、前後の重量バランスを保つため、走
行機体上にバランスウエイトを取り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のように、走行機
体にバランスウエイトを取り付けると、特に小型の作業
車輌では機体の重量増加率が高く、それにより機体の走
行上および作業上の円滑さが損なわれることになり、さ
らには走行や作業上に支障を来すことがある。
体にバランスウエイトを取り付けると、特に小型の作業
車輌では機体の重量増加率が高く、それにより機体の走
行上および作業上の円滑さが損なわれることになり、さ
らには走行や作業上に支障を来すことがある。
【0004】本考案の技術的課題は、走行機体にバラン
スウエイトを取り付けることによる問題点を解消するこ
とにある。したがって、本考案は、走行機体の前部に作
業機を装着する作業車輌において、走行機体にバランス
ウエイトを取り付けることなく、作業車輌で必要とする
電力をまかなうためのバッテリにより機体の前後方向の
重量バランスを保つとともに機体の左右方向の重量バラ
ンスを保つことができ、しかも、そのためのバッテリの
搭載およびその搭載位置の調整作業を容易かつ的確に行
うことができる作業車輌におけるバランス保持装置を提
供することを目的とするものである。
スウエイトを取り付けることによる問題点を解消するこ
とにある。したがって、本考案は、走行機体の前部に作
業機を装着する作業車輌において、走行機体にバランス
ウエイトを取り付けることなく、作業車輌で必要とする
電力をまかなうためのバッテリにより機体の前後方向の
重量バランスを保つとともに機体の左右方向の重量バラ
ンスを保つことができ、しかも、そのためのバッテリの
搭載およびその搭載位置の調整作業を容易かつ的確に行
うことができる作業車輌におけるバランス保持装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る作業車輌におけるバランス保持装置
は、走行機体の前部に作業機を装着する作業車輌におい
て、走行機体上のエンジンルームの後方でかつ走行機体
の後端にリヤーバンパを備えて、エンジンルームとリヤ
ーバンパとの間に左右方向に長くかつ上方が遮られてい
ない開放状のバッテリ搭載部を設け、このバッテリ搭載
部に、走行機体の前部に装着した作業機の重量に応じて
機体の重量バランスを保持する容量(重量)のバッテリ
を左右方向の搭載位置を変更可能に搭載してなることを
特徴とするものである。
め、本考案に係る作業車輌におけるバランス保持装置
は、走行機体の前部に作業機を装着する作業車輌におい
て、走行機体上のエンジンルームの後方でかつ走行機体
の後端にリヤーバンパを備えて、エンジンルームとリヤ
ーバンパとの間に左右方向に長くかつ上方が遮られてい
ない開放状のバッテリ搭載部を設け、このバッテリ搭載
部に、走行機体の前部に装着した作業機の重量に応じて
機体の重量バランスを保持する容量(重量)のバッテリ
を左右方向の搭載位置を変更可能に搭載してなることを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、走行機体上のエンジンルーム
の後方でかつ走行機体の後部に、走行機体の前部に装着
した作業機の重量に応じて機体の重量バランスを保持す
る容量(重量)のバッテリが搭載されるので、走行機体
の前部に作業機を装着した状態で、バランスウエイトを
取り付けなくても、機体の前後方向の重量バランスが保
たれる。また、そのバッテリは左右方向の搭載位置を変
更可能に搭載できるので、走行機体の左右方向の重量バ
ランスも保たれる。なお、走行機体の後部に搭載される
バッテリは、作業車輌において必要とする電力を供給す
るためのものであり、一般に重量の大なる鉛蓄電池であ
る。
の後方でかつ走行機体の後部に、走行機体の前部に装着
した作業機の重量に応じて機体の重量バランスを保持す
る容量(重量)のバッテリが搭載されるので、走行機体
の前部に作業機を装着した状態で、バランスウエイトを
取り付けなくても、機体の前後方向の重量バランスが保
たれる。また、そのバッテリは左右方向の搭載位置を変
更可能に搭載できるので、走行機体の左右方向の重量バ
ランスも保たれる。なお、走行機体の後部に搭載される
バッテリは、作業車輌において必要とする電力を供給す
るためのものであり、一般に重量の大なる鉛蓄電池であ
る。
【0007】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
する。図面において、1は作業車輌である。2はその走
行機体、3はクローラ走行装置、4は運転席である。走
行機体2の前部には作業機5が上下動自在に装着されて
いる。なお、図示の作業機5は草刈機であるが、これは
作業の内容により、集草機、除雪機など適宜のものが用
いられる。
する。図面において、1は作業車輌である。2はその走
行機体、3はクローラ走行装置、4は運転席である。走
行機体2の前部には作業機5が上下動自在に装着されて
いる。なお、図示の作業機5は草刈機であるが、これは
作業の内容により、集草機、除雪機など適宜のものが用
いられる。
【0008】上記走行機体2上には、運転席4の後方に
エンジンルーム6が設けられており、走行機体2の後端
には、リヤーバンパ7が備えられていて、エンジンルー
ム6とリヤーバンパ7との間には、左右方向に長くかつ
上方が機体の他の構成部によって何も遮られていない開
放状のバッテリ搭載部8が形成されている。9はバッテ
リであり、このバッテリ9は、バッテリ搭載部8に着脱
自在に搭載されている。なお、バッテリ9は、作業車輌
1において必要とする電力を供給するためのものであ
り、重量が約20Kgもある重量の大なる鉛蓄電池であ
る。
エンジンルーム6が設けられており、走行機体2の後端
には、リヤーバンパ7が備えられていて、エンジンルー
ム6とリヤーバンパ7との間には、左右方向に長くかつ
上方が機体の他の構成部によって何も遮られていない開
放状のバッテリ搭載部8が形成されている。9はバッテ
リであり、このバッテリ9は、バッテリ搭載部8に着脱
自在に搭載されている。なお、バッテリ9は、作業車輌
1において必要とする電力を供給するためのものであ
り、重量が約20Kgもある重量の大なる鉛蓄電池であ
る。
【0009】バッテリ搭載部8は、エンジンルーム6と
リヤーバンパ7との間に水平に設けた載置台10と左右
一対の固定部11を備えたものであり、バッテリ9は、
載置台10上に載せて固定具12により左右一対の固定
部11に固定して搭載する。
リヤーバンパ7との間に水平に設けた載置台10と左右
一対の固定部11を備えたものであり、バッテリ9は、
載置台10上に載せて固定具12により左右一対の固定
部11に固定して搭載する。
【0010】バッテリ搭載部8は、エンジンルーム6の
後面とリヤーバンパ7との間で左右方向に長く形成し
て、バッテリ9の搭載位置を左右方向に変更可能にする
ことができる。そして、このように構成すれば、走行機
体2の前部に装着する作業機5が左右方向に重量が不平
衡なものであっても、その前後および左右方向の重量の
アンバランスをバッテリ9の搭載位置により解消するこ
とができる。バッテリ9の容量(重量)は、作業車輌1
で必要とする電力量をまかなうことができる範囲で、作
業機5との重量バランスを勘案して選定して、バッテリ
9だけで機体の前後および左右方向の重量バランスが保
持されるようにする。本考案に係る作業車輌1において
は、バランスウエイトを用いることなく、機体の前後お
よび左右方向の重量バランスを保つことができるので、
機体を軽量化して、走行および作業上の円滑化を図るこ
とができる。また、バッテリ搭載部8 は、その上方が機
体の他の構成部によって何も遮られていない開放状をな
しているから、バッテリ搭載部8にバッテリ9を搭載す
る作業、およびその搭載位置の調整作業を容易かつ的確
に行うことができる。
後面とリヤーバンパ7との間で左右方向に長く形成し
て、バッテリ9の搭載位置を左右方向に変更可能にする
ことができる。そして、このように構成すれば、走行機
体2の前部に装着する作業機5が左右方向に重量が不平
衡なものであっても、その前後および左右方向の重量の
アンバランスをバッテリ9の搭載位置により解消するこ
とができる。バッテリ9の容量(重量)は、作業車輌1
で必要とする電力量をまかなうことができる範囲で、作
業機5との重量バランスを勘案して選定して、バッテリ
9だけで機体の前後および左右方向の重量バランスが保
持されるようにする。本考案に係る作業車輌1において
は、バランスウエイトを用いることなく、機体の前後お
よび左右方向の重量バランスを保つことができるので、
機体を軽量化して、走行および作業上の円滑化を図るこ
とができる。また、バッテリ搭載部8 は、その上方が機
体の他の構成部によって何も遮られていない開放状をな
しているから、バッテリ搭載部8にバッテリ9を搭載す
る作業、およびその搭載位置の調整作業を容易かつ的確
に行うことができる。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、走行機体の前部に作業
機を装着する作業車輌において、走行機体にバランスウ
エイトを取り付けることなく、作業車輌で必要とする電
力をまかなうためのバッテリにより機体の前後方向の重
量バランスを保つとともに機体の左右方向の重量バラン
スを保つことができ、しかも、そのためのバッテリの搭
載およびその搭載位置の調整作業を容易かつ的確に行う
ことができる効果が得られる。
機を装着する作業車輌において、走行機体にバランスウ
エイトを取り付けることなく、作業車輌で必要とする電
力をまかなうためのバッテリにより機体の前後方向の重
量バランスを保つとともに機体の左右方向の重量バラン
スを保つことができ、しかも、そのためのバッテリの搭
載およびその搭載位置の調整作業を容易かつ的確に行う
ことができる効果が得られる。
【図1】本考案の一実施例を示し、作業機を装着した作
業車輌の全体平面図である。
業車輌の全体平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】要部の斜視図である。
1 作業車輌 2 走行機体 3 クローラ走行装置 4 運転席 5 作業機 6 エンジンルーム 7 リヤーバンパ 8 バッテリ搭載部 9 バッテリ 10 載置台 11 固定部 12 固定具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 67/00 B60R 16/04 B62D 49/00
Claims (1)
- 【請求項1】 走行機体の前部に作業機を装着する作業
車輌において、走行機体上のエンジンルームの後方でか
つ走行機体の後端にリヤーバンパを備えて、エンジンル
ームとリヤーバンパとの間に左右方向に長くかつ上方が
遮られていない開放状のバッテリ搭載部を設け、このバ
ッテリ搭載部に、走行機体の前部に装着した作業機の重
量に応じて機体の重量バランスを保持する容量(重量)
のバッテリを左右方向の搭載位置を変更可能に搭載して
なることを特徴とする作業車輌におけるバランス保持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992056662U JP2589951Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 作業車輌におけるバランス保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992056662U JP2589951Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 作業車輌におけるバランス保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617443U JPH0617443U (ja) | 1994-03-08 |
JP2589951Y2 true JP2589951Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13033610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992056662U Expired - Lifetime JP2589951Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 作業車輌におけるバランス保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589951Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101304221B1 (ko) * | 2011-12-28 | 2013-09-05 | 대동공업주식회사 | 웨이트 겸용 비상주행용 보조 배터리 및 이를 구비하는 전기트랙터 |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP1992056662U patent/JP2589951Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617443U (ja) | 1994-03-08 |
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