JP2589766Y2 - 内燃機関のシリンダブロック - Google Patents

内燃機関のシリンダブロック

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JP2589766Y2
JP2589766Y2 JP1993050364U JP5036493U JP2589766Y2 JP 2589766 Y2 JP2589766 Y2 JP 2589766Y2 JP 1993050364 U JP1993050364 U JP 1993050364U JP 5036493 U JP5036493 U JP 5036493U JP 2589766 Y2 JP2589766 Y2 JP 2589766Y2
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Japan
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cooling water
cylinder
water passage
internal combustion
combustion engine
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JP1993050364U
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JPH0722053U (ja
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武 室田
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は内燃機関のシリンダブ
ロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエンジンの小型化を図るため、
隣合うシリンダボアの間を接近させてシリンダ壁相互を
連結するように構成したものが知られている(NDU8
858の公開番号を記載下さい)。その場合、シリンダ
ボア回りのウォータジャケット内面にシリンダ壁相互の
連結部分の冷却性を高めるため、連結部分付近を流れる
冷却水に乱流を生成するバイメタル製の邪魔板が設けら
れる。
【0003】また、シリンダ壁相互の連結部分の冷却性
を高める手段のひとつとして、連結部分を貫通する冷却
水路を形成する例がよく見られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
冷却水路はシリンダボア回りを流れる冷却水に対してそ
の流れとほぼ直交する方向へ開口するため、冷却水の通
りが悪くシリンダ壁相互の連結部分を期待する程よく冷
却できないという問題点があった。そのため、ウォータ
ジャケットの内面に連結部分の冷却水路へ冷却水の流れ
を積極的に導く整流突起を形成することが考えられる
が、冷却水路として加工の容易なキリ孔を形成する場
合、そのキリ孔加工用の穴(冷却水路の形成後に盲プラ
グでふさぐ)で、整流突起の冷却水路と直に対向する最
も必要な部分が欠け落ちてしまう。なお、従来の邪魔板
では冷却水の乱流を生成するので、かえって冷却水路へ
の流れが悪くなる心配があった。
【0005】この考案はこのような問題点を解決するた
め、キリ孔加工用の穴をふさぐ盲プラグを利用して、冷
却水路への良好な流れを確保することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、隣合うシリン
ダボアの間を接近させてシリンダ壁相互を連結すると共
に、その連結部分に冷却水路としてキリ孔を形成する内
燃機関のシリンダブロックにおいて、シリンダボア回り
のウォータジャケットをブロック外部の上流水路と画成
する隔壁部分のキリ孔形成用の加工穴をふさぐ盲プラグ
に、上流水路内の冷却水をシリンダボア間の冷却水路へ
向けて流すノズル状の突出口を設ける。
【0007】
【作用】上流水路内の冷却水は盲プラグの突出口からシ
リンダボア間の冷却水路へ向けて流れる。つまり、冷却
水路への流量が増加するため、シリンダボア間の良好な
冷却性を確保することができる。この場合、盲プラグは
冷却水路の延長線上に位置するキリ孔加工用の穴をふさ
ぐ関係から、これに突出口を設けることで冷却水路への
流量増加が低コストで容易に実現できる。
【0008】
【実施例】図1において、1は鋳物製のシリンダブロッ
クで、隣合うシリンダボア2の間を接近させてシリンダ
壁3相互を連結するように形成される。4はシリンダボ
ア2回りのウォータジャケットで、シリンダブロック1
外部の上流水路5に連通する入口6と、シリンダヘッド
のウォータジャケットに連通する出口(図示せず)が設
けられる。なお、上流水路5はシリンダブロックの一側
外壁に形成の水路壁部分と共に、その開口部を後述する
キリ孔加工後にカバー7で密閉することにより構成され
る。
【0009】シリンダボア2間にはこれらシリンダ壁3
相互の連結部分8を貫通する冷却水路9が、シリンダブ
ロック1の一側外壁に開口するキリ孔加工用の穴10か
ら稍上向きに傾斜するキリ孔として形成される。11は
ウォータジャケット4の上流水路5に開口するキリ孔加
工用の穴10を冷却水路9の形成後にふさぐ盲プラグ
で、これに上流水路5内の冷却水をシリンダボア2間の
冷却水路9へ向けて流すノズル状の突出口12が一体形
成される。突出口12は図2のようにその先端部が冷却
水路9の延長線上で同じ傾斜角度の上向きに開口され、
冷却水路9へストレートに流入する冷却水の流れを発生
させるようになっている。
【0010】このような構成により、上流水路5内の冷
却水は入口6からウォータジャケット4内に入り、シリ
ンダボア2回りを冷却しながら流れると共に、盲プラグ
11の突出口12を通して一部がシリンダボア2間の冷
却水路9へ向けて流れるようになる。したがって、シリ
ンダ壁3相互の連結部分8を貫通する冷却水路9への冷
却水の流量が大きく増加するため、シリンダボア2間の
良好な冷却性を確保できる。なお、冷却水路9を通過す
る冷却水はシリンダボア2回りを流れる冷却水と一緒に
シリンダヘッドのウォータジャケットへと導かれる。
【0011】この場合、盲プラグ11は冷却水路9の延
長線上に位置するキリ孔加工用の穴10をふさぐ関係か
ら、これに突出口12を設けることで冷却水路9への流
量増加が低コストで容易に実現できる。また、突出口1
2の先端部が傾斜する冷却水路9へ向けて上向きに開口
するので、冷却水路9への流量を効率よく増加させるこ
とが可能になる。なお、突出口12は図3のように盲プ
ラグ11aを貫通するパイプ12aで形成しても良く、
図4のようにシリンダボア2間の冷却水路9が複数の場
合、これらに対応する本数のパイプ12aを盲プラグ1
1aに設けると良い。
【0012】
【考案の効果】以上要するにこの考案によれば、隣合う
シリンダボアの間を接近させてシリンダ壁相互を連結す
ると共に、その連結部分に冷却水路としてキリ孔を形成
する内燃機関のシリンダブロックにおいて、シリンダボ
ア回りのウォータジャケットをブロック外部の上流水路
と画成する隔壁部分のキリ孔形成用の加工穴をふさぐ盲
プラグに、上流水路内の冷却水をシリンダボア間の冷却
水路へ向けて流すノズル状の突出口を設けので、シリン
ダボア間の冷却性向上を低コストで容易に実現できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すシリンダブロックの水
平断面図である。
【図2】同じく盲プラグの断面図である。
【図3】他の実施例を説明する断面図である。
【図4】別の実施例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 シリンダボア 3 シリンダ壁 4 ウォータジャケット 8 連結部分 9 冷却水路 10 キリ孔加工用の穴 11 盲プラグ 12 突出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02F 1/14 F01P 3/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣合うシリンダボアの間を接近させてシ
    リンダ壁相互を連結すると共に、その連結部分に冷却水
    路としてキリ孔を形成する内燃機関のシリンダブロック
    において、シリンダボア回りのウォータジャケットをブ
    ロック外部の上流水路と画成する隔壁部分のキリ孔形成
    用の加工穴をふさぐ盲プラグに、上流水路内の冷却水を
    シリンダボア間の冷却水路へ向けて流すノズル状の突出
    口を設けたことを特徴とする内燃機関のシリンダブロッ
    ク。
JP1993050364U 1993-09-16 1993-09-16 内燃機関のシリンダブロック Expired - Lifetime JP2589766Y2 (ja)

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JPH0722053U JPH0722053U (ja) 1995-04-21
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JP5903002B2 (ja) * 2012-06-08 2016-04-13 富士重工業株式会社 エンジンの冷却装置
JP6079594B2 (ja) * 2013-12-05 2017-02-15 マツダ株式会社 多気筒エンジンの冷却構造

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