JP2589532Y2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2589532Y2
JP2589532Y2 JP1993036572U JP3657293U JP2589532Y2 JP 2589532 Y2 JP2589532 Y2 JP 2589532Y2 JP 1993036572 U JP1993036572 U JP 1993036572U JP 3657293 U JP3657293 U JP 3657293U JP 2589532 Y2 JP2589532 Y2 JP 2589532Y2
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隆雄 尾関
義久 福元
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用表示装置に関し、
特に内蔵した表示器の表示画面の虚像を装置ケーシング
の背面後方に形成して、視認性良好な表示を行う車両用
表示装置の構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のこの種の車両用表示装置を
示す。図において、車室内へ突出するメータフード8の
下方に表示装置たる車両メータが設けてあり、そのケー
シング1には前面に視認開口11が設けられて車両内方
の乗員方向へ開放している。この視認開口11は、ケー
シング1内方へ湾曲するフロントガラス5で覆われてい
る。
【0003】上記ケーシング1内には視認開口11に対
して傾斜せしめてハーフミラー4が設けてあり、該ハー
フミラー4の背後には水平姿勢で表示器2が設けてあ
る。表示器2はメータコンピュータを含むプリント基板
21上にその画面を上方へ向けて設けられ、ハーフミラ
ー4を越えた上方のケーシング1頂壁近くにはこれに沿
って凹面反射ミラー3が配設してある。
【0004】表示器2の画面上に表示された車速等の画
像は、図の実線矢印で示す如く、ハーフミラー4を上方
へ通過して反射ミラー3により下方へ反射され、再びハ
ーフミラー4に入射して、ここで車両内方(前方)へ反
射せしめられる。前方へ反射される光線は、ケーシング
1の背面後方に上記表示画像の虚像Iを形成するような
発散光となる。この虚像Iは乗員の目から充分離れた位
置に形成されるから、、通常数m〜数百m先の路面を見
ている乗員が容易に焦点を合わせることができ、視認性
に優れる。また、スピードメータ、タコメータ等の表示
のみを他の表示に対して奥行きのある虚像表示とすれ
ば、立体感のある表示が実現される。
【0005】かかる表示装置において、表示器2より図
の破線で示す経路で射出した光は反射ミラー3で反射し
た後、途中さらにフロントガラス5で反射せしめられて
ハーフミラー4へ入射し、ゴースト像を生成する。そこ
で、これを防止するために、フロントガラス5の上縁背
後に板体のゴースト防止パネル9を設けて、反射ミラー
3で反射後にこの部分を通る光線がフロントガラス5へ
入射しないように遮断している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、車両メータ
では、逐次変化する車速等を表示する他、オイル不足、
バッテリ上り、あるいはシートベルト未装着等のインジ
ケータランプによる点灯表示を行っている。
【0007】この場合、上記従来の表示装置では、ゴー
スト防止パネル9を設置したケーシング1前面上縁には
インジケータランプを設けることができず、図4に示す
如く、上記フロントガラス5の上縁と画像を表示する中
央部5aを除いた、ガラス下縁5bと両側縁5c,5d
をインジケータランプ71(図3)で照明されるインジ
ケータ面としている。
【0008】しかし、この構造では、画像の表示面が両
側縁5c,5dで制限されるとともに、乗員の姿勢によ
っては、前面下縁5bに設けるインジケータ面がステア
リングのホーンパッド等に隠れて見難いことがある。イ
ンジケータランプのうち重要なものは、できる限り上方
位置へ設けているが、これは中央部表示面5aの下縁を
制限することになる。
【0009】本考案はかかる課題を解決するもので、ゴ
ースト画面の発生を有効に防止しつつ、表示画像とイン
ジケータの充分な視認性を確保することができる車両用
表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の構成を説明する
と、インジケータランプ71が内設され、ケーシング1
前面の下縁に位置して水平方向に形成されたインジケー
タ面7aを有するインジケータ部7を設けるとともに、
ケーシング1内の下方位置に設けた表示器2に表示され
た画像をケーシング1内の上方に設けた反射ミラー3で
反射して、ケーシング1中央に傾斜して設けたハーフミ
ラー4に入射せしめ、ケーシング1前面より視認可能な
上記表示画像の虚像Iをケーシング1の背面後方に形成
するようになした車両用表示装置であって、上記反射ミ
ラー3での反射光がケーシング1前面の視認開口11を
覆うフロントガラス5に再反射してゴースト像を生成す
るのを防止すべく、ケーシング1の前面の上縁に水平方
向に形成されたゴースト防止パネル6を設けた車両用表
示装置において、上記ゴースト防止パネル6を箱状に成
形してインジケータランプ61を内設し、ゴースト防止
パネル6の背面6aをゴースト反射防止面となすととも
に、ケーシング1の前面上縁に位置する上記ゴースト防
止パネル6の前面6bをインジケータ面となして上記ケ
ーシング1の前面の上縁と下縁の両方にインジケータ面
6b,7aを形成したものである。
【0011】
【作用】上記構成の表示装置において、ゴースト防止パ
ネル6を箱状としてその内部にインジケータランプ61
を設け、ケーシング1の前面上縁に位置する上記パネル
6の前面をインジケータ面6bとしているから、インジ
ケータの視認性が向上する。そして、この領域をインジ
ケータ面6bとしたことにより、例えば従来ケーシング
1前面の両側縁に設けていたインジケータ面が省略さ
れ、表示装置全体を大型化することなく表示画像の視認
面の面積を拡大することが可能である。しかも、ケーシ
ング1の背面後方に形成される上記表示画像の虚像I
を、ケーシング1の前面位置において、水平方向に形成
されたインジケータ面6b,7aが上下両側からはさむ
ように表示がなされ、奥行きのある特に優れた立体感を
得ることができる。
【0012】また、ゴースト画面の発生は上記パネル6
の背面をゴースト反射防止面6aとしたことにより、確
実に防止される。
【0013】
【実施例】図1において、本発明の表示装置を適用した
車両メータが、車室内へ突出するメータフード8の下方
に設けてある。そのケーシング1は車両内方へ向く前面
の中央が開放して、視認開口11となっている。ケーシ
ング1前面にはこれに沿ってフロントガラス5が配設さ
れ、このフロントガラス5はケーシング1方向へ湾曲し
て視認開口11を覆っている。
【0014】上記ケーシング1内にはこれを斜めに横断
してハーフミラー4が設けてあり、ハーフミラー4は背
後が支持板41により支持されている。この支持板41
は上半が下方へ屈曲せしめられて開放しており、この開
放部42の下端開口に近接して蛍光表示器(VFD)2
が略水平姿勢で位置している。
【0015】上記VFD2はメータコンピュータを含む
プリント基板21上にその画面を上方に向けて設けてあ
り、ハーフミラー4を越えたその上方には、ケーシング
1の頂壁に沿って略水平姿勢で反射ミラー3が設けてあ
る。この反射ミラー3は中心が上方へやや湾曲する凹面
となっている。
【0016】上記ケーシング1の前面上縁は閉鎖された
略矩形断面の箱状となってメータ長手方向(水平方向)
へ延び、ゴースト防止パネル6となっている。該パネル
6はケーシング1内方に面する背面6aがゴースト反射
防止面となるとともに、その頂面には内部へ突出せしめ
て長手方向へ必要数のインジケータランプ61が設けて
ある。また、ゴースト防止パネル6の水平方向に形成さ
れた前面6bは、インジケータランプ61に対応する位
置に絵記号を描いた透光板よりなるインジケータ面(図
2)としてある。
【0017】ケーシング1の下縁は略U字断面に成形さ
れてインジケータ部7となり、その底面には必要数のイ
ンジケータランプ71が長手方向へ突設してある。イン
ジケータ部7の前面には長手方向へ視認窓72が開口
し、該視認窓72の内方位置にはインジケータランプ7
1に対応する位置に絵記号を描いた透光板よりなり、水
平方向に形成されたインジケータ面7a(図2)が設け
てある。
【0018】上記構造の表示装置において、VFD2の
画面上に表示された画像は、図中の細実線で示す如く、
ハーフミラー4を貫通して上方の反射ミラー3で下方へ
反射され、再びハーフミラー4へ入射して、ここで前方
の車室方向へ反射される。視認開口11を経て射出する
光はケーシング1の背面後方より発する発散光となり、
この結果、ケーシング1の背面後方に図の2点鎖線で示
す如き表示画像の虚像Iを生成する。この虚像Iは視認
開口11を通して乗員により立体感のある表示情報とし
て認識される。
【0019】ところで、VFD2からの光線の経路によ
っては、図の破線で示す如く、反射ミラー3で下方へ反
射されたものがフロントガラス5へ入射してさらに下方
へ反射せしめられ、これがハーフミラー4へ入射して反
射することによりゴースト像を生じる。ここにおいて、
上記ゴースト防止パネル6の背面のゴースト反射防止面
6aは、かかるゴースト像を生じる光線の経路中に突出
して、フロントガラス5へ入射しないように光路を遮断
し、ゴースト像の発生を確実に防止している。
【0020】警報等を表示する場合には、上記ゴースト
防止パネル6内あるいはインジケータ部7内の所定のイ
ンジケータランプ61,71を点灯して、各インジケー
タ面6b,7a上のこれに対応する絵記号を照明する。
ケーシング1の前面の上縁と下縁の両方にインジケータ
面6b,7aを有するので、ケーシング1の背面後方に
乗員の目から十分に離れた位置に視認される上記表示画
像を、乗員の目から比較的近い位置に視認されるインジ
ケータ面6b,7aが上下両側からはさむように表示が
なされ、奥行きのある特に優れた立体感を得ることがで
きる。
【0021】かくして、フロントガラス5上縁に沿った
領域をもインジケータ面6bとして使用できるから、ス
テアリングのホーンパッド等に遮られることなく、重要
な警報表示を確実に視認することができる。また、フロ
ントガラス5上縁の領域をインジケータ面6bとしたか
ら、従来の如きフロントガラス両側縁のインジケータ面
5c,5d(図4参照)を解消することができ、車速等
のVFDによる表示面5a(図2)を十分大きく確保す
ることができる。
【0022】
【考案の効果】以上の如く、本発明の車両用表示装置
は、ゴースト像の発生を防止しつつ、十分な表示面の確
保とインジケータの視認性の向上を併せて実現したもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す表示装置の横断面図で
ある。
【図2】表示装置の表示部の概略正面図である。
【図3】従来の表示装置の一例を示す表示装置の横断面
図である。
【図4】表示装置の表示部の概略正面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 11 視認開口 2 表示器 3 反射ミラー 4 ハーフミラー 5 フロントガラス 6 ゴースト防止パネル 6a 背面(ゴースト反射防止面) 6b 前面(インジケータ面) 61 インジケータランプ7 インジケータ部 7a インジケータ面 I 虚像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 35/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジケータランプが内設され、ケーシ
    ング前面の下縁に位置して水平方向に形成されたインジ
    ケータ面を有するインジケータ部を設けるとともに、
    ーシング内の下方位置に設けた表示器に表示された画像
    をケーシング内の上方に設けた反射ミラーで反射して、
    ケーシング中央に傾斜して設けたハーフミラーに入射せ
    しめ、ケーシング前面より視認可能な上記表示画像の虚
    像をケーシングの背面後方に形成するようになした車両
    用表示装置であって、上記反射ミラーでの反射光がケー
    シング前面の視認開口を覆うフロントガラスに再反射し
    てゴースト画像を生成するのを防止すべく、ケーシング
    の前面上縁に水平方向に形成されたゴースト防止パネ
    ルを設けた車両用表示装置において、上記ゴースト防止
    パネルを箱状に成形してインジケータランプを内設し、
    ゴースト防止パネルの背面をゴースト反射防止面となす
    とともに、ケーシングの前面上縁に位置する上記ゴース
    ト防止パネルの前面をインジケータ面となして上記ケー
    シングの前面の上縁と下縁の両方にインジケータ面を形
    成したことを特徴とする車両用表示装置。
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