JP2589476Y2 - ルータの浮き上がりを防止したルータガイド治具 - Google Patents

ルータの浮き上がりを防止したルータガイド治具

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JP2589476Y2
JP2589476Y2 JP1993069505U JP6950593U JP2589476Y2 JP 2589476 Y2 JP2589476 Y2 JP 2589476Y2 JP 1993069505 U JP1993069505 U JP 1993069505U JP 6950593 U JP6950593 U JP 6950593U JP 2589476 Y2 JP2589476 Y2 JP 2589476Y2
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JP
Japan
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router
guide plate
guide
trimming
flange
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JP1993069505U
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弘法 井手
勝正 山田
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ルータによって、例え
ば、航空機の胴体、翼等に使用される複合材料からなる
部品のトリミング加工を行なう際に、ルータの浮き上が
りを防止しながらルータの移動を案内するための治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ルータによって、複合材部品(ワ
ーク)の縁の形状を整えるトリミング加工を行なうと
き、図5に示すトリミングガイド板11とルータガイド
12からなるルータガイド治具20が使用されている。
ルータ10には、複合材部品Wの余分な部分W1を切除
するルータビット13が取付けられている。ルータ10
は、作業員に把持されて使用される。ルータビット13
は、チャック(図示省略)に保持され圧縮エアー又は電
動モータ(図示省略)によって回転するようになってい
る。
【0003】トリミングガイド板11は、クランプ(図
示省略)によって複合材部品Wに取付けられる板状の案
内板であり、複合材部品Wをこれに倣って仕上げようと
する目的の形状に形成されている。ルータガイド12
は、ルータビット13を貫通させてルータ10に取付け
られている。ルータガイド12には、トリミングガイド
板11の上面に接触する鍔14が形成されている。
【0004】ルータ10によるトリミング加工は、ルー
タビット13を回転させてルータガイド12の鍔14と
軸部15とをトリミングガイド板11の上面と縁に密着
させながら、トリミングガイド板11の縁に沿ってルー
タ10を移動させることによって行なわれる。この結
果、複合材部品Wの余分な部分W1が切除され、複合材
部品Wは所望の形状に仕上げられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、ルータビッ
トは、図6に示すような螺旋状の刃17、或いは図7、
図8に示すような軸に沿った真直ぐな刃18で複合材部
品Wを削りながら余分な部分W1を切除するため、複合
材部品Wに上下振動を誘発し、ルータ10には図5にお
いて矢印A方向の力が加わることがある。
【0006】このため、トリミング作業中、作業員は矢
印A方向の力に抗する力でルータ10を押さえ込みなが
ら複合材部品Wの余分な部分W1を切除しなければなら
ず、作業能率が悪いという問題点を有している。しか
も、切削抵抗には変動があるため、矢印A方向の力が急
激に大きくなったような場合、ルータ10は急激に押し
上げられ、ルータビット13の先端によってトリミング
ガイド板11や複合材部品Wの表面に損傷を与えるとい
う問題点も有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ワークに取付
けられ前記ワークと対向する角にガイド斜面が形成され
たトリミングガイド板と、ルータビットが貫通する中空
軸の長手方向にガイド板接触鍔と浮き上がり防止鍔とが
離間して形成され前記浮き上がり防止鍔に前記ガイド斜
面に接触可能な浮き上がり防止斜面が形成されたルータ
ガイドとを具え、前記ガイド板接触鍔と前記浮き上がり
防止鍔との間に前記トリミングガイド板が受け入れられ
るルータガイド治具により、前記の課題を解決した。
【0008】
【作用】トリミングガイド板は、ガイド斜面を複合材部
品側にして複合材部品に取付けられる。ガイド斜面と複
合材部品との間には、隙間が生じる。作業員は、ルータ
を保持し、ルータビットを回転させながら、ガイド板接
触鍔と浮き上がり防止鍔との間にトリミングガイド板の
縁を受け入れるようにしてルータガイドをトリミングガ
イド板の縁に水平方向から押し付ける。このとき、浮き
上がり防止鍔は上記隙間に進入し、中空軸の部分がトリ
ミングガイド板の縁に圧接される。
【0009】その後、作業員は、トリミングガイド板の
縁にルータガイドを押し付けたまま、ルータを移動させ
る。これによって、複合材部品の余分な部分がルータビ
ットによって切除され、複合材部品は所望の形状に仕上
げられる。ルータを移動させているとき、ルータビット
によってルータを押し上げるような力がルータに加わっ
たとき、浮き上がり防止鍔は、トリミングガイド板に接
触してルータの浮き上がりを防止する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明する。ルータ30には、複合材部品(ワーク)
Wの余分な部分W1を切除するルータビット32が取付
けられている。ルータビット32は、チャック31に保
持され圧縮エアー又は電動モータ(図示省略)によって
回転するようになっている。チャック31は、ルータビ
ット32を直接保持する複数の爪41と、爪41を締め
込むナット42とで構成されている。爪41は、中空軸
44の先端部分をスリット(図示省略)によって分割す
ることによって形成されている。中空軸44には、ルー
タビット32を交換する際、スパナを係合させる互いに
平行な一対の平坦面45,45(図2参照)が形成され
ている。ルータ30は、作業員に把持されて使用され
る。
【0011】トリミングガイド板33は、複合材部品
(ワーク)Wにクランプ(図示省略)によって取付けら
れる板状の案内板であり、複合材部品Wをこれに倣って
仕上げようとする目的の形状に形成されている。複合材
部品Wと対向するトリミングガイド板33の角には、ガ
イド斜面34が形成されている。
【0012】ルータガイド35は、ルータ30にルータ
ビット32と同軸的にねじ込まれている。ルータガイド
35は、ルータビット32が貫通する貫通孔43が形成
された中空軸36と、この中空軸36の長手方向に離間
して形成されたガイド板接触鍔37と浮き上がり防止鍔
38とで構成されている。ルータガイド35は、ねじ部
40によってルータ30に交換可能に取付けられてい
る。ルータガイド35とトリミングガイド板33は、ル
ータガイド治具50を構成している。
【0013】浮き上がり防止鍔38には、ガイド斜面3
4に接触可能な浮き上がり防止斜面39が形成されてい
る。ガイド板接触鍔37と浮き上がり防止鍔38との間
には、トリミングガイド板33が受け入れられるように
なっている。
【0014】次に、トリミングガイド板33とルータガ
イド35とを使用して複合材部品Wにトリミング加工を
施す手順について説明する。先ず、作業員によって、ト
リミングガイド板33が、ガイド斜面34を複合材部品
側にして複合材部品Wに取付けられる。ガイド斜面34
と複合材部品Wとの間には、隙間S1が生じる。作業員
は、ルータ30を保持し、ルータビット32を回転させ
ながら、ガイド板接触鍔37と浮き上がり防止鍔38と
の間にトリミングガイド板33の縁を受け入れるように
してルータガイド35をトリミングガイド板33の縁に
水平方向から押し付ける。このとき、浮き上がり防止鍔
38は隙間S1に進入し、中空軸36の部分がトリミン
グガイド板33の縁に圧接される。又、ガイド板接触鍔
37は複合材部品Wの上面に接触する。
【0015】その後、作業員は、トリミングガイド板3
3の縁にルータガイド35を押し付けたまま、ルータ3
0を移動させる。ガイド斜面34と浮き上がり防止斜面
39との間には、ルータ30を移動し易くする隙間S2
が生じている。ルータ30の移動中、図3に示すように
複合材部品Wの余分な部分W1がルータビット32によ
って切除され、図4に示すように複合材部品Wは所望の
形状に仕上げられる。
【0016】ルータ30を移動させているとき、ルータ
ビット32によってルータ30を押し上げるような力が
ルータ30に加わったとき、浮き上がり防止鍔38はト
リミングガイド板33に接触してルータ30の浮き上が
りを防止する。
【0017】
【考案の効果】本考案のルータガイド治具は、ルータ浮
き上がり防止鍔によってルータの浮き上がりを防止する
ことができ、ルータを押さえ込みながらトリミングガイ
ド板に沿って移動させる必要がなくなり、作業員のトリ
ミング加工作業の能率を向上させることができる。又、
ルータの浮き上がりが防止されることによって、ルータ
ビットによってトリミングガイド板とワークとに損傷を
与えることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のルータガイド治具を具えたルータの正
面図であり、ルータビットに沿った半断面図である。
【図2】図1中2−2矢視断面図であり、チャックの部
分のみ示した図である。
【図3】図1に示すルータを用いて複合材部品にトリミ
ング加工を施している状態の斜視図である。
【図4】トリミング加工を施されて、製品化された複合
材部品の斜視図である。
【図5】従来のルータガイド治具の正面図である。
【図6】ルータビットの正面図である。
【図7】他のルータビットの正面図である。
【図8】図7中8−8矢視図である。
【符号の説明】
W 複合材部品(ワーク) 32 ルータビット 33 トリミングガイド板 34 ガイド斜面 35 ルータガイド 36 中空軸 37 ガイド板接触鍔 38 浮き上がり防止鍔 39 浮き上がり防止斜面 50 ルータガイド治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27C 5/10 B23Q 35/04 B27C 5/02 B27C 5/04 B27C 5/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに取付けられ前記ワークと対向す
    る角にガイド斜面が形成されたトリミングガイド板と、
    ルータビットが貫通する中空軸の長手方向にガイド板接
    触鍔と浮き上がり防止鍔とが離間して形成され前記浮き
    上がり防止鍔に前記ガイド斜面に接触可能な浮き上がり
    防止斜面が形成されたルータガイドとを具え、前記ガイ
    ド板接触鍔と前記浮き上がり防止鍔との間に前記トリミ
    ングガイド板が受け入れられることを特徴とする、ルー
    タガイド治具。
JP1993069505U 1993-12-02 1993-12-02 ルータの浮き上がりを防止したルータガイド治具 Expired - Lifetime JP2589476Y2 (ja)

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JPH0733603U JPH0733603U (ja) 1995-06-20
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