JP2589181Y2 - プッシュアジャスター - Google Patents

プッシュアジャスター

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JP2589181Y2
JP2589181Y2 JP1991096809U JP9680991U JP2589181Y2 JP 2589181 Y2 JP2589181 Y2 JP 2589181Y2 JP 1991096809 U JP1991096809 U JP 1991096809U JP 9680991 U JP9680991 U JP 9680991U JP 2589181 Y2 JP2589181 Y2 JP 2589181Y2
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友城 浅野
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スコービル・ジャパン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は調節式のひも止めに関
し、詳しくはプッシュ式のひも止め或いはアジャスター
に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、ひもを固定或いは釈放し、その
長さ或いは張り具合を調節するために図6に示されるよ
うなアジャスター1が使用されている。このアジャスタ
ー1では、ひも3を内側部材5に設けた孔7と外側部材
9に設けた孔11との間に通し、ばね部材13(図7参
照)によって行使される前記内側部材5を押し上げる力
を利用してこれを前記2つの孔7、11間で挟持する構
造とされている。ひも3を前記2つの孔7、11から抜
き取った後、或いはその組み合わせに際して前記内側部
材5がばね部材13の力によって外側部材9から飛び出
さないよう、内側部材5の孔7の下端部分には外側部材
9の孔と係合し得るバリ15がストッパーとして残され
る。しかしながら、こうしたバリを使用出来るのは、ア
ジャスターが内側部材を外側部材に嵌合させる際にバリ
を屈従させての無理ばめが可能なように弾性を有する材
料から作製した場合に限られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】弾性の小さい材料で作
製した場合でも有効なストッパーを具備する、ひものた
めの調節式のアジャスターを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に従えば、ひも通
し用の複数の第1の孔がその側面に開口された円形押し
込み部材と、前記第1の孔と各々整列し得るひも通し用
の複数の第2の孔がその側面に開口され且つ前記円形押
し込み部材を嵌入させ得る受け部材とを含み、該受け部
材及び円形押し込み部材間に介在させたばね部材を使用
して前記円形押し込み部材を前記受け部材に対して出し
入れすることにより、前記第1の孔及び第2の孔間に通
したひも部材を固定或いは釈放し、その長さ或いは張り
具合を調節するためのプッシュアジャスターであって、
前記円形押し込み部材の外側側面の、直径方向に於て対
向する少なくとも1対の前記第1の孔の開口部の下方に
前記外側側面から外方に突出させて一体的に形成した突
起と、前記受け部材の内側側面の、該内側側面の上端か
ら前記受け部材の少なくとも1対の前記第2の孔に向け
て各々形成された、前記突起のための案内溝部分と、に
よって構成される前記プッシュアジャスターが提供され
る。前記案内溝部分と関連する一対の第2の孔の開口部
の下方には突起を受けるための逃げ凹所が形成され、第
2の孔に於ける案内溝部分の接続位置及び逃げ凹所の各
位置は、受け部材の半径方向にずらされる。また、円形
押し込み部材の突起は前記円形押し込み部材の直径方向
に対向する位置に形成される。
【0005】
【実施例】以下に本考案を図1から図4を参照して詳し
く説明する。図1に示されるように、本考案に従うプッ
シュアジャスター10は円形押し込み部材12と、該円
形押し込み部材12を摺動自在に貫入し得る様になって
いる受け部材14との組み合わせによって成り立ってい
る。円形押し込み部材12及び受け部材14は一般に、
弾性の小さいプラスチック材料から作製され、前記円形
押し込み部材12の側面16にはひも通し用の第1の孔
18が貫通して形成される。少なくとも一対の前記第1
の孔18の下部には、参照番号20で示されるような突
起が一体的に形成される。該突起20は、今後説明され
るように受け部材14の一部分と係合して押し込み部材
12を受け部材14との組み合わせ状態に保持するため
のストッパーとして作用する。また前記突起20はスト
ッパーとしての力の配分の関係上、一般に前記円形押し
込み部材の直径方向に対向する位置に形成されるが、全
ての第1の孔18の下部に設け得ることは勿論である。
第1の孔18の間部分には少なくとも1つの案内溝21
が形成される。該案内溝21は、今後説明する受け部材
14のガイド片を受容し、押し込み部材12を固定位置
に於て上下作動可能とする。
【0006】一方、受け部材14は、図1に例示される
ように前記円形押し込み部材12をその内部に嵌入或い
は押し込み得る寸法形状の円形凹所15を有しており、
その側面22には、前記第1の孔18と整列し得るひも
通し用の第2の孔24が開口される。直径方向に対向す
る少なくとも1対の前記第2の孔24の各々の下部に
は、前記円形押し込み部材12が受け部材14内部に押
し込まれる際に前記突起20を受けるようになっている
逃げ凹所26が、前記第2の孔24を部分的に底面28
に向けて延長する形で形成される。
【0007】前記円形受け部材14の円形凹所15の内
側側面32には、前記押し込み部材12の突起20を受
けそれを第2の孔24に向けて案内するための案内溝部
分30が、図4に示される如く形成される。この案内溝
部分30は一般に、受け部材14の内側側面32の上端
から、前記第2の孔24の頂部34から離間した、即ち
受け部材14の半径方向にずれた位置36にかけて形成
される。案内溝部分30は、位置36が頂部34から離
間される限り、図4に仮想線で示されるように斜め方向
にても形成出来る。また、案内溝部分30の上端位置に
は、突起20を案内溝部分30に案内するために浅い凹
部40を設け得る。受け部材の中心位置にはばね部材3
8を嵌挿するための支柱42が、そして内側側面32に
は半径方向内側に突出する複数のガイド片44が、夫々
一体的に形成される。一方、押し込み部材の中心位置に
は前記ばね部材38を受容するための孔46が形成され
る。
【0008】本考案のプッシュアジャスターの使用に際
しては、先ず押し込み部材12の突起20の位置を受け
部材14の案内溝部分30に合わせ、次いで押し込み部
材12をばね部材38の反発力に抗して受け部材14内
部に押し込む。前記突起20が案内溝部分30を案内さ
れ、位置36に於て第2の孔24に抜けたところで、押
し込み部材を図5で半径方向右側に僅かに廻動させる。
これにより突起20の上端部は第2の孔24の開口部に
沿って頂部34へと移動され、押し込み部材12の抜け
落ちを防止するためのストッパーとして作用し得る状態
となる。次に、押し込み部材12の案内溝21に受け部
材14のガイド片44を導入してこれを更に押し込み、
第1の孔18と第2の孔24とを水平方向に整列させ
る。そして水平方向に整列した各孔にひも(図示せず)
を挿通した後、押し込み部材12から押圧力を開放す
る。これによって押し込み部材12はばね力によって上
昇し、ひもは第1の孔18及び第2の孔24間に挟持さ
れることになる。
【0009】
【考案の効果】弾性の小さい材料で作製した場合でも有
効なストッパーを具備する、ひものための調節式のアジ
ャスターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従うプッシュアジャスターの正面図で
ある。
【図2】図1を矢印方向から見た平面図である。
【図3】本考案に従うプッシュアジャスターの押し込み
部材の正面図である。
【図4】図2を線A−Aで切断した断面図である。
【図5】受け部材の案内溝部分及び逃げ凹所を示す部分
拡大斜視図である。
【図6】従来の調節付きひも止め具の斜視図である。
【図7】従来の調節付きひも止め具の断面図である。
【符号の説明】
12:円形押し込み部材 14:受け部材 18:第1の孔 20:突起 21:案内溝 24:第2の孔 30:案内溝部分 32:内側側面 42:支柱 44:ガイド片 46:孔

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ひも通し用の複数の第1の孔がその側面
    に開口された円形押し込み部材と、前記第1の孔と各々
    整列し得るひも通し用の複数の第2の孔がその側面に開
    口され且つ前記円形押し込み部材を嵌入させ得る受け部
    材とを含み、該受け部材及び円形押し込み部材間に介在
    させたばね部材を使用して前記円形押し込み部材を前記
    受け部材に対して出し入れすることにより、前記第1の
    孔及び第2の孔間に通したひも部材を固定或いは釈放
    し、その長さ或いは張り具合を調節するためのプッシュ
    アジャスターであって、 前記円形押し込み部材の外側側面の、直径方向に於て対
    向する少なくとも1対の前記第1の孔の開口部の下方に
    前記外側側面から外方に突出させて一体的に形成した突
    起と、 前記受け部材の内側側面の、該内側側面の上端から前記
    受け部材の少なくとも1対の前記第2の孔に向けて各々
    形成された、前記突起のための案内溝部分と、 によって構成される前記プッシュアジャスター。
  2. 【請求項2】 前記案内溝部分と関連する一対の第2の
    孔の開口部の下方には前記突起を受けるための逃げ凹所
    が形成される請求項1のプッシュアジャスター。
  3. 【請求項3】 第2の孔に於ける案内溝部分の接続位置
    及び逃げ凹所の各位置は、受け部材の半径方向にずれて
    いる請求項1のプッシュアジャスター。
  4. 【請求項4】 円形押し込み部材の突起は前記円形押し
    込み部材の直径方向に対向する位置に形成される請求項
    1のプッシュアジャスター。
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