JP2589112B2 - 酒酔い防止剤 - Google Patents
酒酔い防止剤Info
- Publication number
- JP2589112B2 JP2589112B2 JP31228187A JP31228187A JP2589112B2 JP 2589112 B2 JP2589112 B2 JP 2589112B2 JP 31228187 A JP31228187 A JP 31228187A JP 31228187 A JP31228187 A JP 31228187A JP 2589112 B2 JP2589112 B2 JP 2589112B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drunk
- sodium polyacrylate
- alcohol
- administration
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人がアルコール飲料を摂取した後に生じる
酒酔いを軽減し、酒酔いによる不快感、不健康を防止す
るための酒酔い防止剤に関する。
酒酔いを軽減し、酒酔いによる不快感、不健康を防止す
るための酒酔い防止剤に関する。
現在、酒酔いを防止する方法としては、アンタブスな
どの薬剤でアルコールに対する忌避性を出し飲酒を中断
させる方法がある。
どの薬剤でアルコールに対する忌避性を出し飲酒を中断
させる方法がある。
又ビタミン、アミノ酸等をアルコール摂取後に取る方
法も一般的に行われている。
法も一般的に行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 アンタブスなどの薬物による忌避性による飲酒防止法
は不快感を伴い、身体の健康を害する。アミノ酸、ビタ
ミン等の投与は、アルコール摂取後の強肝作用が目的
で、本質的に酒酔いを軽減する事は出来ない。身体にと
って安全な酒酔防止法の出現が望まれている。
は不快感を伴い、身体の健康を害する。アミノ酸、ビタ
ミン等の投与は、アルコール摂取後の強肝作用が目的
で、本質的に酒酔いを軽減する事は出来ない。身体にと
って安全な酒酔防止法の出現が望まれている。
そこで本発明者らは、種々検討した結果、アルコール
摂取前に、あらかじめポリアクリル酸ナトリウムを経口
摂取することにより、酒酔いを軽減できる事を見い出し
た。
摂取前に、あらかじめポリアクリル酸ナトリウムを経口
摂取することにより、酒酔いを軽減できる事を見い出し
た。
本発明は上記知見に基づき完成されたものである。本
発明で使用するポリアクリル酸ナトリウムは食品添加物
として広く利用されている安全性の高い公知物質であ
る。
発明で使用するポリアクリル酸ナトリウムは食品添加物
として広く利用されている安全性の高い公知物質であ
る。
本発明のポリアクリル酸ナトリウムの投与量としては
体重kg当り0.5mg〜500mg、好ましくは1mg〜100mg、更に
好ましくは5mg〜20mgをアルコール摂取前30分以内に１
回経口投与すれば良い。
体重kg当り0.5mg〜500mg、好ましくは1mg〜100mg、更に
好ましくは5mg〜20mgをアルコール摂取前30分以内に１
回経口投与すれば良い。
ポリアクリル酸ナトリウムは、30℃における極限粘度
が0.4以上、好ましくは0.6〜1.0のものをそのまま投与
しても良く、又水、牛乳、スープ、茶、清涼飲料、ジュ
ース等に溶解して投与しても良い。
が0.4以上、好ましくは0.6〜1.0のものをそのまま投与
しても良く、又水、牛乳、スープ、茶、清涼飲料、ジュ
ース等に溶解して投与しても良い。
又賦形剤、増量剤を加えて混合し、粉末剤、散剤とし
ても良く、又更に顆粒剤、錠剤にしても良い。
ても良く、又更に顆粒剤、錠剤にしても良い。
次に本発明の効果を実験例により説明する。
実施例 （１） 動物試験 体重約40kgの豚を用い、５時間絶食後20％エタノール
を投与し１時間後、及び２時間後の血中エタノール濃度
を測定した。試験区は0.2％ポリアクリル酸ナトリウム
（極限粘度0.8以上）水溶液100mlをエタノール投与30分
前に投与した。対照区はエタノール投与前に水のみを10
0ml与えた。
を投与し１時間後、及び２時間後の血中エタノール濃度
を測定した。試験区は0.2％ポリアクリル酸ナトリウム
（極限粘度0.8以上）水溶液100mlをエタノール投与30分
前に投与した。対照区はエタノール投与前に水のみを10
0ml与えた。
試験結果は表−１に示すように、ポリアクリル酸ナト
リウム投与区は血中エタノール濃度が対照区に比べて著
しく低かった。
リウム投与区は血中エタノール濃度が対照区に比べて著
しく低かった。
（２） 試飲試験 30才代の男性10名を任意に半分に分け、試験区にはポ
リアクリル酸ナトリウム顆粒剤（ポリアクリル酸ナトリ
ウム50％と乳糖50％よりなる）1gを飲酒開始30分前に投
与した。対照区は何も投与しなかった。
リアクリル酸ナトリウム顆粒剤（ポリアクリル酸ナトリ
ウム50％と乳糖50％よりなる）1gを飲酒開始30分前に投
与した。対照区は何も投与しなかった。
酒酔の指標としては、目をつむって片足立ちになり両
足をつくまでの時間を測定した。
足をつくまでの時間を測定した。
なお、飲酒前は５時間絶食とし、酒は日本酒を１人当
り400mlを与えた。つまみは極力抑え、剣崎スルメ１枚
を１人当りに与えた。酒は１時間以内に飲み乾し、飲酒
開始１時間後に片足立ちの測定を実施した。
り400mlを与えた。つまみは極力抑え、剣崎スルメ１枚
を１人当りに与えた。酒は１時間以内に飲み乾し、飲酒
開始１時間後に片足立ちの測定を実施した。
試験結果は表−２に示す通り、試験区は対照区に比較
して、片足立ち時間が延長する事が認められ、酒酔いを
軽減する効果が認められた。
して、片足立ち時間が延長する事が認められ、酒酔いを
軽減する効果が認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−70318（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−196825（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−74269（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−121780（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】ポリアクリル酸ナトリウムを含有する事を
特徴とする酒酔い防止剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31228187A JP2589112B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 酒酔い防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31228187A JP2589112B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 酒酔い防止剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01153643A JPH01153643A (ja) | 1989-06-15 |
| JP2589112B2 true JP2589112B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=18027353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31228187A Expired - Lifetime JP2589112B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 酒酔い防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2589112B2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-11 JP JP31228187A patent/JP2589112B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01153643A (ja) | 1989-06-15 |
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