JP2589082B2 - セラミツクスラドル着脱装置 - Google Patents

セラミツクスラドル着脱装置

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JP2589082B2
JP2589082B2 JP7997687A JP7997687A JP2589082B2 JP 2589082 B2 JP2589082 B2 JP 2589082B2 JP 7997687 A JP7997687 A JP 7997687A JP 7997687 A JP7997687 A JP 7997687A JP 2589082 B2 JP2589082 B2 JP 2589082B2
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ladle
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ceramic
molten metal
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典裕 岩本
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、鋳造の自動化において、ロボット等の自
動操作手段に取付けるセラミックスラドルの着脱自在に
関する。
[従来の技術] 図面を参照して、従来のセラミックスラドルの着脱装
置を説明する。第5図に示すように、セラミックスラド
ルにはアタッチメント取付用のボルト穴20が穿設されて
おり、第7図に示すように金属性のアタッチメント21を
上記ボルト穴20を介してボルト22によって取付けるよう
になっている。また、第6図に示されるセラミックスラ
ドルでは、その側部にボルト穴24を有する平担な面の取
付座23が設けられ、この取付座23に第8図に示すように
金属性アタッチメント25をボルト26によって取付けるよ
うになっている。
このように金属性アタッチメント25を締結したセラミ
ックスラドルは、第9図に示すようにロボット等の操作
手段31の出力軸33に取着するには、アタッチメント25の
ボス部25aを挿入し、ピン34を打込んで固着するように
している。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このようにセラミックスラドルを金属性の
アタッチメントに取付ける場合、セラミックスラドルに
ボルト穴20,24を貫通してボルト22,26で締結している
が、熱膨張によるボルトのゆるみを防止するためにはば
ね座金を使用している。しかし、700℃を越える高温の
溶湯を扱っているため、ばね座金では弾性を失ない、ボ
ルトにゆるみが生じ、ボルト貫通穴の隙間によってガタ
を発生していた。また、ロボット等の自動操作手段31の
出力軸33に着脱する際にピン34を着脱するので、ピン穴
の損耗によってガタを発生させていた。
これらのガタの発生は、ロボット等の自動操作手段31
の出力軸33の回転角度とラドルの回転角度とに誤差を生
じさせ、溶湯の計量精度を低下させるものとなってい
た。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、
セラミックスラドルはワンタッチ操作の着脱装置とし、
しかもラドル取付部にガタの発生を防止できる着脱装置
を提供するにある。
[問題を解決するための手段] この発明では、ラドル取付部を溶湯注湯部の上部に平
板状部材で蓋をするように継いで一体形成し、ラドルの
形状を中心線に対して対称形状にし、アタッチメントを
平板状部材の上面に取付け、締結ボルトを溶湯を満した
セラミックスラドルの重心点を通る垂直面内で重力の方
向に一致するようにして締結する。また、ラドルの着脱
はワンタッチ操作でできるように、締結するボルトをア
タッチメントから取外すことなく着脱できるように、ラ
ドルのラドル取付部に配設する穴を片端を開口した長穴
に構成したものである。
[実 施 例] 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は平面図、第2図は第1図のII−II線に沿った
正面図である。セラミックスラドル40は第4図に示され
るように、溶湯計量部41,溶湯注湯部42と上部に蓋をす
るように平板状のラドル取付部6を一体化して形成した
ものである。このラドル取付部6の上面には、断面逆L
字状のアタッチメント2の平板状部材5が重ねられ、ボ
ルト7によって締着される。また、アタッチメント2の
ボス部2aは一部分のみ図示されているロボット等の自動
操作手段1の端部に取付けられた出力軸3に嵌入し、ピ
ン4によって回転しないように取付けられ、図示しない
溶湯保温炉からの溶湯を汲み取って、例えばダイカスト
マシンの射出スリーブに注湯を行なうようになってい
る。
第3図は、本発明のセラミックスラドル着脱装置を示
す一部分を拡大して示す断面図である。セラミックスラ
ドル40の平板状のラドル取付部6の上面にはアタッチメ
ント2の平板状部材5が重ねられ、ボルト7によって締
着する。ボルト7は下から平行二面切欠部7a,段付部7b,
ねじ部7cおよび六角シャンク部7dから構成されていて、
下面は下部座金8を介してラドル取付面6と接し、上面
はアタッチメント2の平板状部材5と耐熱材でなる皿ば
ね9と上部座金10とをナット11をねじ込んで挟持するよ
うになっている。なお、ボルト7の段付肩部7bはナット
11を締めたとき、それ以上締付けられないようにナット
締付制限手段として設けたものであり、また弾性体座金
9としては耐熱材である皿ばねを示したが、これに限ら
れるものでないことは勿論である。
また、ボルト7の平行二面切欠部7aはアタッチメント
2の平板状部材5に貫通した長穴14の幅d(第1図参
照)に嵌入させて回り止めとしたもので、これはラドル
取付部6の右端を開口した長穴17(第4図参照)によっ
てボルト7を横方向から挿入して着脱できるようになっ
ている。そして、ラドル取付部6には貫通穴16が穿設さ
れており、また、位置決めピン15がアタッチメント2の
平面状部材5のピン穴12に取付けられていて、予め長穴
14の右端に寄せておいたボルト7を左方に移動して締結
するようになっている。
したがって、ナット11を締め過ぎてセラミックスラド
ルのラドル取付部6を破損することがなく、また耐熱性
金属等の弾性体座金9で比較的広い接触面としているの
で、セラミックスラドルの破損を防止することが可能で
ある。
そして、ラドル取付部6を締結するボルト7は、セラ
ミックスラドル40の重心点を通る垂直面内に設け、重力
方向に一致させており、従来のラドル取付のようにラド
ル中の溶湯の重量等によるラドル取付部におけるボルト
穴の隙間のすべり(ずれ)が発生することがない。
なお、第3図において、Cは溶湯の湯面を示してい
る。
[発明の効果] 以上説明したように、ラドル取付部をセラミックスラ
ドルの溶湯注湯部の上部に蓋をするように継いで一体形
成し、セラミックスラドルの形状を第1図の中心線Y−
Yに対して対称形状にし、平板状部材のラドル取付部に
アタッチメントを着脱するようにして、締結ボルトを重
力の方向に一致させ、弾性体座金等によるボルトの締結
で強固な締結を行なうようにしたので、ラドルの取付け
操作性を向上させるとともに溶湯量計量精度を向上させ
ることができる。また脆いセラミックスラドルを安全に
保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のセラミックスラドル着脱装置の平面
図、 第2図は、第1図のII−II線に沿ったA矢視図、 第3図は、第1図のY−Y線に沿った断面図、 第4図は、セラミックスラドルの斜視図、 第5図,第6図は従来のセラミックスラドルの斜視図、 第7図,第8図は、上記第5図,第6図のアタッチメン
ト取付け状態を示す斜視図、 第9図は、ロボット等の自動操作手段に取付けた状態を
示す平面図である。 1……ロボット等の自動操作手段 2……アタッチメント 5……アタッチメントの平板状部材 6……ラドル取付部 7……ボルト 8……下部座金 9……弾性体座金 10……上部座金 15……位置決めピン 40……ラドル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯を収容する溶湯計量部と、ラドル後部
    の上部に設けた溶湯注湯部と、前記溶湯注湯部の上部の
    一部を覆うラドル取付部からなるセラミックスラドルを
    アタッチメントを介してロボット等の自動操作手段の出
    力軸に取り付ける着脱手段であって、 前記ラドルのラドル取付部には片側が開口した長穴とピ
    ン穴を形成し、同じく前記アタッチメントの平板状部材
    にも長穴とピン穴を形成し、前記ラドル取付部とアタッ
    チメントの平板状部材を重ね合わせ、前記両ピン穴に位
    置決めピンを挿入して前記セラミックスラドルを位置決
    めし、前記アタッチメント側に弾性部材を介してボルト
    とナットで締結したことを特徴とするセラミックスラド
    ルの着脱装置。
  2. 【請求項2】弾性部材は耐熱性の皿ばねであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のセラミックスラド
    ルの着脱装置。
JP7997687A 1987-03-31 1987-03-31 セラミツクスラドル着脱装置 Expired - Lifetime JP2589082B2 (ja)

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JPS63248564A JPS63248564A (ja) 1988-10-14
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AT412764B (de) * 2003-06-13 2005-07-25 Fill Gmbh Manipulator für einen giesslöffel einer giessanlage
GB2410455B (en) * 2003-10-11 2006-10-11 Pyrotek Engineering Materials Casting ladle

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JPS63248564A (ja) 1988-10-14

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