JP2588988Y2 - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置

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JP2588988Y2
JP2588988Y2 JP1993021494U JP2149493U JP2588988Y2 JP 2588988 Y2 JP2588988 Y2 JP 2588988Y2 JP 1993021494 U JP1993021494 U JP 1993021494U JP 2149493 U JP2149493 U JP 2149493U JP 2588988 Y2 JP2588988 Y2 JP 2588988Y2
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oil
water
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wastewater
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喨治 西本
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油が混入した廃水から
油を分離するための油水分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる油水分離装置では、容器内
に導入された廃水の上部に浮いている油をオーバーフロ
ーさせて分離するようにしているが、廃水導入位置から
油のオーバーフロー位置まで廃水が直線的にかつ短時間
で移動するように構成されているために水および油の分
離が不充分である。また油のオーバーフロー高さが一定
であるために、油の混入量が変化して上部に浮いている
油層の厚さが変化したときには対処できないものであ
る。
【0003】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、廃水中の水と油を充分に分離することが可能
であり、しかも油の混入量の変化に対処し得るようにし
た油水分離装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によれば、上部が開放した容器に、水分離室
を形成するとともに容器の底板との間に水導入口を形成
する第1分離壁と、油分離室を形成するとともに第1分
離壁の高さよりも低くした油溢流口を上端に有する第2
分離壁と、容器内に設定される廃水導入位置から前記水
導入口および油溢流口に廃水を蛇行させて案内する案内
壁とが固着され、油分離室にはその底部に通じる油排出
管が接続され、水分離室には、第1分離壁の高さよりも
低い最大高さと油溢流口の高さよりも低い最小高さとの
間での位置調整を可能とした排水口を上端に有する排水
管が接続される
【0005】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
説明する。
【0006】図1ないし図5は本考案の一実施例を示す
ものであり、図1は油水分離装置の平面図、図2は油水
分離装置の一部切欠き斜視図、図3は図2の一部拡大
図、図4は図1の4−4線拡大断面図、図5は図2の一
部拡大図である。
【0007】先ず図1および図2において、上端を開放
させて四角形の函状に形成される容器5内には、油を含
んだ廃水を導入する廃水導入位置Pが設定されるととも
に、その廃水導入位置Pから比較的離れた2個所に水分
離室6および油分離室7が形成されており、前記廃水
は、廃水導入位置Pから水分離室6および油分離室7へ
と導かれる。
【0008】容器5は、四角形状の底板8の全周縁に側
板9a,9b,9c,9dが立設されて成るものであ
り、廃水導入位置Pは、側板9aと該側板9aに直交す
る側板9bとで形成される隅角部に設定される。
【0009】図3を併せて参照して、水分離室6を形成
する位置は、前記側板9bと、該側板9bに直交する側
板9cとで形成される隅角部に設定されるものであり、
側板9b,9cと、それらの側板9b,9cおよび底板
8に固着されるL字状の第1分離壁10とにより水分離
室6が形成される。しかも第1分離壁10の下端の一部
は切欠かれており、その切欠き部により第1分離壁10
および底板8間には、水分離室6内の底部に通じる水導
入口11が形成される。
【0010】水分離室6内には、側板9bを液密に貫通
して上方に屈曲された排水管12が突入されており、こ
の排水管12の上端部には、ニップル13が進退自在に
螺合される。該ニップル13の上端は、上方に向かうに
つれて拡径したラッパ状に形成されて排水口14となる
ものであり、ニップル13の進退位置を調整することに
より、排水口14は、底板8からの高さを最小高さHL
とした下限位置と、底板8からの高さを最大高さHH
した上限位置との間で調整されることになる。而して最
大高さHH は、第1分離壁10の高さよりも低く設定さ
れる。
【0011】図4を併せて参照して、油分離室7を形成
する位置は、前記側板9cと、該側板9cに直交する側
板9dとで形成される隅角部に設定されるものであり、
側板9c,9dと、それらの側板9c,9dおよび底板
8に固着されるL字状の第2分離壁15とにより油分離
室7が形成される。第2分離壁15の高さは、第1分離
壁10の高さと同一に設定されるものであるが、この第
2分離壁15における上端の一部は切欠かれ、該切欠き
部により油溢流口16が形成される。而して油溢流口1
6の高さHは、前記排水口14の最小高さHL よりも高
く設定されている。すなわち排水口14は、第1分離壁
10の高さよりも低い最大高さHH と、油溢流口16の
高さHよりも低い最小高さHL との間での位置調整が可
能である。
【0012】油分離室7内に通じる油排出口17が底板
8に設けられており、該油排出口17に通じる油排出管
18が底板8に接続される。
【0013】また油分離室7に隣接する位置で底板8に
は、ドレン口19が設けられており、このドレン口19
に通じるとともに中間部に開閉弁(図示せず)を備える
ドレン管20が底板8に接続される。
【0014】再び図1および図2を参照して、底板8に
は、一側端が側板9bに直角に固着されて側板9aに対
向する第1案内壁21の下端と、第1案内壁21の他側
端に基端が連設されるとともに先端側に向かうにつれて
側板9aに近接するように傾斜した第2案内壁22の下
端と、第2案内壁に対向するようにして基端が側板9d
に固着される第3案内壁23の下端とがそれぞれ固着さ
れる。これらの案内壁21,22,23により、容器5
内の廃水導入位置Pに導入された廃水が矢印24で示す
ように、水導入口11および油溢流口16に蛇行しなが
ら導かれることになる。
【0015】次にこの実施例の作用について説明する
と、油を含んで容器5内の廃水導入位置Pに導入された
廃水の上部には、水との比重差により油が浮くことにな
る。しかも廃水導入位置Pから水導入口11および油溢
流口16に至るまでは、廃水は蛇行しながら緩やかに容
器5内を流れることになり、水導入口11および油溢流
口16では、油を水と充分に分離させて廃水の上部に浮
かせることができる。
【0016】而して水導入口11は第1分離壁10と底
板8との間に形成されるものであり、油を充分に分離し
た状態の水を水導入口から水分離室6内に導入すること
ができ、また油溢流口16は第2分離壁15の上端に形
成されるものであり、水と充分に分離して浮いている油
を油溢流口16から油分離室7内に溢流させることがで
きる。したがって排水管12および油排出管18から、
相互に充分に分離した状態の水および油をそれぞれ排出
することが可能となる。
【0017】ところで、油溢流口16での廃水水面は、
水よりも比重の小さな油が廃水中に混入されていること
により、排水口14の高さで定まる水分離室6内の水面
よりも高くなるものであり、油溢流口16では水および
油の境界面が油溢流口16の高さHよりも低い位置に在
る必要があり、前記境界面は廃水中への油の混入量の変
化に応じて変化する。これに対し、排水口14が第1分
離壁10の高さよりも低い最大高さHH と油溢流口16
の高さHよりも低い最小高さHL との間での位置調整が
可能であることにより、油の混入量が変化しても水およ
び油の境界面が油溢流口16の高さHよりも低い位置に
在るように調整することが可能であり、常に油分離室7
内に油のみを溢流させることが可能となる。
【0018】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、上部が開
放した容器に、水分離室を形成するとともに容器の底板
との間に水導入口を形成する第1分離壁と、油分離室を
形成するとともに第1分離壁の高さよりも低くした油溢
流口を上端に有する第2分離壁と、容器内に設定される
廃水導入位置から前記水導入口および油溢流口に廃水を
蛇行させて案内する案内壁とが固着され、油分離室には
その底部に通じる油排出管が接続され、水分離室には、
第1分離壁の高さおよび油溢流口の高さ間での位置調整
を可能とした排水口を上端に有する排水管が接続される
ので、廃水中への油の混入量の変化に対処することを可
能として、油および水を効率よく分離することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油水分離装置の平面図である。
【図2】油水分離装置の一部切欠き斜視図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】図1の4−4線拡大断面図である。
【図5】図2の一部拡大図である。
【符号の説明】
5・・・容器 6・・・水分離室 7・・・油分離室 8・・・底板 10・・・第1分離壁 11・・・水導入口 12・・・排水管 14・・・排水口 15・・・第2分離壁 16・・・油溢流口 18・・・油排出管 21,22,23・・・案内壁 HH ・・・最大高さ HL ・・・最小高さ P・・・廃水導入位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油が混入した廃水から油を分離するため
    の油水分離装置において、上部が開放した容器(5)
    に、水分離室(6)を形成するとともに容器(5)の底
    板(8)との間に水導入口(11)を形成する第1分離
    壁(10)と、油分離室(7)を形成するとともに第1
    分離壁(10)の高さよりも低くした油溢流口(16)
    を上端に有する第2分離壁(15)と、容器(5)内に
    設定される廃水導入位置(P)から前記水導入口(1
    1)および油溢流口(16)に廃水を蛇行させて案内す
    る案内壁(21,22,23)とが固着され、油分離室
    (7)にはその底部に通じる油排出管(18)が接続さ
    れ、水分離室(6)には、第1分離壁(10)の高さよ
    りも低い最大高さ(HH )と油溢流口(16)の高さよ
    りも低い最小高さ(HL )との間での位置調整を可能と
    した排水口(14)を上端に有する排水管(12)が接
    続されることを特徴とする油水分離装置。
JP1993021494U 1993-04-23 1993-04-23 油水分離装置 Expired - Fee Related JP2588988Y2 (ja)

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JPH0681601U JPH0681601U (ja) 1994-11-22
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