JP2588876Y2 - 端子金具 - Google Patents

端子金具

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JP2588876Y2
JP2588876Y2 JP1992008315U JP831592U JP2588876Y2 JP 2588876 Y2 JP2588876 Y2 JP 2588876Y2 JP 1992008315 U JP1992008315 U JP 1992008315U JP 831592 U JP831592 U JP 831592U JP 2588876 Y2 JP2588876 Y2 JP 2588876Y2
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乙夫 ▲高▼柳
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンデンサ、ダイオー
ド等の電子素子を内蔵する電子素子内蔵コネクタに組み
込まれる端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】図8(a)、(b)は、実開昭54−1
50925号公報に記載された電子素子内蔵コネクタ1
及びこの電子素子内蔵コネクタ1に組み込まれる端子金
具3を示す。これらの図において、電子素子内蔵コネク
タ1は、いわゆる雌型コネクタで、相手方コネクタ(雄
型コネクタ)が嵌合される嵌合フード部4と、端子収容
室7が形成されたコネクタハウジング5とで構成されて
いる。また、端子金具3は、相手方端子金具と接続され
る電気接触部11と、電線端部に加締め接続される電線
接続部13とからなり、電線接続部13は端子収容室7
内に収容され、電気接触部11にはスリット9が形成さ
れると共に嵌合フード部4内に突出している。そして、
この電子素子内蔵コネクタ1は、一対の端子金具3、3
間には、電子素子であるサージ吸収用ダイオード15が
接続されている。
【0003】上記ダイオード15を端子金具3に接続す
る場合には、図8(b)に示すように、電気接触部11
のスリット9にダイオード15のリード線15aを挿通
させた後に折り返して、先端部を電線接続部13内に挿
入し端子金具3に引っ掛ける。
【0004】ところが、端子金具3にダイオード15の
リード線15aを引っ掛けただけなので、電気的な接続
における信頼性に欠けるという問題がある。
【0005】そこで、特開昭60−182676号公報
に記載された電子素子内蔵コネクタ17では、図9
(a)、(b)に示すように、端子金具19の後端部に
電子素子結合部21を形成して、この電子素子結合部2
1に、電子素子23をハンダ付けして、電子素子23を
端子金具19に結合している。
【0006】しかしながら、電子素子23を電子素子結
合部21にハンダ付けする場合、電子素子23が移動し
やすく、電子素子結合部21の所定の位置に電子素子2
3をハンダ付けするのが非常に困難で、良好なハンダ付
けを行うことが出来ないという問題がある。
【0007】そこで、電子素子23を電子素子結合部2
1の所定に位置に位置決めするために治具を用いること
が考えられるが、この場合には、電子素子23及び端子
金具19を一々治具にセットする必要があるため、端子
金具19への電子素子23の接続作業が面倒であるとい
う問題がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】このように、電子素子
のリード線を端子金具に引っ掛けただけでは、電気的信
頼性に欠け、電子素子結合部に電子素子をハンダ付けす
る場合にはその位置決めが困難で良好なハンダ付け出来
ないという問題があった。
【0009】本考案は、上記事情を考慮し、電子素子の
リード線を端子金具の所定の位置に容易に、かつ確実に
結合することが出来て、電気的信頼がより向上する端子
金具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の考案は、電気接触部と電線接続部との
間から突設されると共に、電子素子のリード線を支持す
るスリットが形成された支持片部と、この支持片部に対
して交差する方向に屈曲形成されると共に、スリットの
底面に位置した電子素子のリード線が載置される接続面
を有する接続片部とからなる電子素子結合部を有するこ
とを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の考案は、請求項1の端子
金具において、スリットを、接続面の近傍で接続面に対
して交差する方向に沿って形成したことを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載の考案によれば、電子素子のリ
ード線をスリットに挿入して底面に位置させると、リー
ド線は接続面上に位置決めされる。この状態でリード線
を接続面に接続する。
【0013】請求項2に記載の考案によれば、電子素子
のリード線をスリットに挿入して底面に位置させると、
リード線は接続面上に位置決めされる。この状態から、
接続面を水平に位置させて、リード線を接続面に接続す
る。この場合、スリットが、接続面の近傍で接続面に対
して交差する方向に沿うように形成されているため、ス
リット内でのリード線の移動が規制される。
【0014】
【実施例】以下、本考案に係る電子素子内蔵コネクタの
各実施例について、図面を用いて説明する。
【0015】第1実施例 図1乃至図3は、電子素子内蔵コネクタ25及びこのコ
ネクタ25に組み付けられる端子金具27を示す。同図
において、電子素子内蔵コネクタ25は、前記端子金具
27以外に、相手方コネクタが嵌合される嵌合フード部
45が一体に形成されると共に端子収容室47が形成さ
れたコネクタハウジング49と、端子金具27を支持す
る端子台51と、端子収容室47を閉止するカバー53
とで構成されている。
【0016】上記端子金具27は、電線29の端部に加
締め接続される加締接続部31と、この加締接続部31
の先端側に形成された電気接触部33と、加締接続部3
1と電気接触部33との間に形成されたL字状の電子素
子結合部43とからなる。
【0017】加締接続部31には、電線29の導電体4
6(図3参照)が加締め接続されている。また、電気接
触部33は、平板状で相手方コネクタに組み付けられた
相手方端子金具と嵌合し、電気的に接続されるようにな
っている。
【0018】電子素子結合部43は、電気接触部33と
加締接続部31との間から突設されると共に、電子素子
35のリード線35aを挿入支持する直線状のスリット
37が形成された平板状の支持片部39と、この支持片
部39に対して交差する方向に屈曲形成されると共に、
前記スリット37の底面37aに位置した電子素子35
のリード線35aが載置される打出し溶接面41a(接
続面)を有する溶接片部41(接続片部)とからなる。
【0019】なお、図3において、符号55は上電極、
57は下電極である。
【0020】次に電子素子内蔵コネクタ25に端子金具
27を組み付ける手順について説明する。図2に示すよ
うに、端子台51の貫通孔51a、51aに電気接触部
33、33をそれぞれ挿通させて、端子金具27、27
を端子台51に取り付ける。この場合、貫通孔51a、
51a間が所定のピッチに形成されているので、端子金
具27、27が所定の間隔に位置決めされる。端子金具
27、27を端子台51に取り付けた状態から、スリッ
ト37、37内に電子素子35のリード線35a、35
aをそれぞれ挿入する。
【0021】そして、図3に示すように、打出し溶接面
41aが略水平となるように端子台51を立設状態にし
て、上電極55と下電極57との間でリード線35a、
35aと溶接片部41を挟持するように、打出し溶接面
41aにリード線35a、35aを溶接する。次に、コ
ネクタハウジング49の端子収容室47内に端子台51
と共に、端子金具27、27を収容し、端子収容室47
内に封止樹脂を注入して、端子収容室47の後部開口を
カバー53で閉止する。以上により、電子素子内蔵コネ
クタ25が完成する。
【0022】以下、他の実施例について説明する。な
お、第1実施例と同一部位については同符号を用いて説
明する。
【0023】第2実施例 次に第2実施例について説明する。図4乃至図6は、第
2実施例の電子素子内蔵コネクタ59及びこの電子素子
内蔵コネクタ59に組み付けられる端子金具61を示
す。
【0024】本実施例は、支持片部39に形成されたス
リットの形状が前述した第1実施例と異なる。すなわ
ち、第1実施例のスリット37は、溶接片部41に沿っ
て直線状に形成したが、本実施例のスリット63は、打
出し溶接面41aの近傍で打出し溶接面41aに対して
交差する方向に沿うように形成されると共に、底面63
aに位置した電子素子35のリード線35aが打出し溶
接面41a上に位置決めされる保持スリット部63b
と、この保持スリット部63bに連続して打出し溶接面
41から次第に離間する上り傾斜に形成され支持片部3
9の側部に開口する挿入スリット部63cとからなる。
【0025】次に、電子素子内蔵コネクタ59への端子
金具61、61の組み付け手順について説明する。図5
に示すように、二つの端子金具61、61の電気接触部
33、33を、水平においた端子台51の貫通孔51
a、51a内に垂直方向に移動させてそれぞれ挿入し、
端子金具61、61を端子台51に取り付ける。
【0026】そして、挿入スリット部63cの開口部6
5から、電子素子35のリード線35aをそれぞれ挿入
し、保持スリット部63bの底面63aまで挿入する。
底面63aに位置した状態のリード線35aは打出し溶
接面41a上に位置決めされて載置される。
【0027】リード線35aを打出し溶接面41a上に
載置した状態で図6に示すように、端子台51が立設す
るように、すなわち打出し溶接面41aが水平になるよ
うにした回転させて、上電極55と下電極57(図2参
照)とで打出し溶接面41aとリード線35aを挟持し
て、打出し溶接面41a上にリード線35aを溶接す
る。
【0028】リード線35aを打出し溶接面41aに溶
接した後に、コネクタハウジング49の端子収容室47
内に端子金具61、61を挿入し、端子収容室47内に
封止樹脂を充填して、端子収容室47の開口部を閉止す
る。そして、封止樹脂を硬化させる。これにより、電子
素子内蔵コネクタ59が完成する。
【0029】本実施例によれば、保持スリット部63b
が打出し溶接面41aに対して交差する方向に沿って形
成されているので、リード線35aに移動が規制され、
第1実施例の直線状のスリット37に比べて、電子素子
35のリード線35aをより確実に位置決め保持するこ
とが出来る。
【0030】第3実施例 次に第3実施例について説明する。本実施例の端子金具
69に形成された支持片部39には、打出し溶接面41
aの近傍から支持片部39の側部に開口するまで、打出
し溶接面41aに対して交差する方向に沿って上り傾斜
のスリット71が形成されている。このスリット71の
底面71aの近傍には、内壁から一対の突起73、73
が突設されている。これらの突起73、73と打出し溶
接面41a側のスリット71とで囲まれる内部は、電子
素子35のリード線35aが収容可能な大きさとなって
いる。また、リード線35aを押圧すれば容易に通過出
来るように、突起73、73間の寸法が設定されてい
る。
【0031】本実施例では、スリット71に突起73、
73を突設したので、前述した第1実施例、第2実施例
と比較して、電子素子35のリード線35aをより確実
に位置決め保持することが出来る。
【0032】なお、上記各実施例では打出し溶接面を打
ち出して形成したが、これに限らず、打出し溶接面は平
面でも凹面でも良い。また、本実施例ではリード線35
aを打出し溶接面41aに溶接したが、溶接以外にハン
ダ付けでも良い。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る端子金
具によれば、電子素子のリード線を挿入支持するスリッ
トが形成された支持片部と、スリットの底面に位置した
電子素子のリード線が載置される接続面を有する接続片
部とからなる電子素子結合部を設けたので、電子素子の
リード線を端子金具に容易に、かつ確実に結合すること
が出来て、電気的信頼がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る端子金具と、この端
子金具が組み付けられる電子素子内蔵コネクタを示す分
解斜視図である。
【図2】第1実施例の端子金具を端子台に取り付ける状
態を示す斜視図である。
【図3】第1実施例の端子金具を水平においた状態を示
す側面図である。
【図4】第2実施例に係る端子金具と、この端子金具が
組み付けられる電子素子内蔵コネクタを示す分解斜視図
である。
【図5】第2実施例の端子金具を端子台に取り付ける状
態を示す斜視図である。
【図6】第2実施例の端子金具を水平においた状態を示
す側面図である。
【図7】第3実施例の端子金具を水平においた状態を示
す側面図である。
【図8】従来の電子素子内蔵コネクタを示し、(a)は
コネクタハウジングを示す断面図、(b)は端子金具を
示す斜視図である。
【図9】従来の電子素子内蔵コネクタを示し、(a)は
コネクタハウジングを示す断面図、(b)は端子金具を
示す側面図である。
【符号の説明】
27、61、69 端子金具 31 加締接続部 33 電気接続部 35 電子素子 35a リード線 37、63、71 スリット 37a、63a 底面 39 支持片部 41 溶接片部(接続片部) 41a 打出し溶接面(接続面) 43、67 電子素子結合部 63b 保持スリット部 63c 挿入スリット部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/66

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に相手方端子金具と接続される電気
    接触部、他側に電線接続部が設けられ、これらの間に電
    子素子のリード線が接続される端子金具において、前記
    電気接触部と前記電線接続部との間から突設されると共
    に、前記電子素子のリード線を支持するスリットが形成
    された支持片部と、この支持片部に対して交差する方向
    に屈曲形成されると共に、前記スリットの底面に位置し
    た前記電子素子のリード線が載置される接続面を有する
    接続片部とからなる電子素子結合部を有することを特徴
    とする端子金具。
  2. 【請求項2】 前記スリットを、前記接続面の近傍で前
    記接続面に対して交差する方向に沿って形成したことを
    特徴とする請求項1記載の端子金具。
JP1992008315U 1992-02-25 1992-02-25 端子金具 Expired - Lifetime JP2588876Y2 (ja)

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