JP2588776Y2 - トランスホイスト - Google Patents
トランスホイストInfo
- Publication number
- JP2588776Y2 JP2588776Y2 JP1992057708U JP5770892U JP2588776Y2 JP 2588776 Y2 JP2588776 Y2 JP 2588776Y2 JP 1992057708 U JP1992057708 U JP 1992057708U JP 5770892 U JP5770892 U JP 5770892U JP 2588776 Y2 JP2588776 Y2 JP 2588776Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- transformer
- rotating
- pipe
- arm
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は、主として架空配電線路の
一体形柱上変圧器を電柱へ上げ下ろしする時に使用する
トランスホイストに関するものである。
一体形柱上変圧器を電柱へ上げ下ろしする時に使用する
トランスホイストに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来この種のトランスホイストとして
は、例えば実公昭４３−６６７４号のように取付台に逆
Ｌ字状のアームを縦方向に差し込んで、アームに設けた
滑車にワイヤロープを掛けてトランスを吊り上げていた
が、大容量の大型トランスを吊り上げることはできず、
仮に吊り上げてもアームの回転ができなかった。
は、例えば実公昭４３−６６７４号のように取付台に逆
Ｌ字状のアームを縦方向に差し込んで、アームに設けた
滑車にワイヤロープを掛けてトランスを吊り上げていた
が、大容量の大型トランスを吊り上げることはできず、
仮に吊り上げてもアームの回転ができなかった。
【０００３】そこで、実公昭６１−２２４０７号のよう
に、大容量の大型トランスを吊り上げるために、取付台
の回動部に、ベアリングを使用したものが考案された
が、器具自体の重量も増し、取り扱い性が悪かった。又
吊り上げたトランスをアームの回動によって、電柱の腕
金上に移動させる場合は、トランスに通い綱を付けて、
数人で引張り電柱際に寄せていた。
に、大容量の大型トランスを吊り上げるために、取付台
の回動部に、ベアリングを使用したものが考案された
が、器具自体の重量も増し、取り扱い性が悪かった。又
吊り上げたトランスをアームの回動によって、電柱の腕
金上に移動させる場合は、トランスに通い綱を付けて、
数人で引張り電柱際に寄せていた。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本案は、従来品のよう
なベアリングを使用した複雑な構造を採用せず、簡略な
構造でアームを回動させ、軽量で取扱性を向上させると
共に、一体形柱上変圧器の吊り上げ位置の設定が可能で
安価なものを提供するものである。
なベアリングを使用した複雑な構造を採用せず、簡略な
構造でアームを回動させ、軽量で取扱性を向上させると
共に、一体形柱上変圧器の吊り上げ位置の設定が可能で
安価なものを提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本案は、従来品のような
アーム先端部に荷重をかけ、基端部を回動させる方法で
はなく、Ｔ字状滑車フレームの両端に滑車を設け、中央
に回動パイプを配し、パイプにモーメントがかからない
方法とし、パイプには垂直荷重のみが加わるようにし、
回動を容易にしたものである。又、回動フレームを左右
４５°，６０°に回動した位置で、回動止めの係止ピン
を設け、一体形柱上変圧器の吊り上げ位置（電柱と変圧
器の距離）を設定可能にしたものである。
アーム先端部に荷重をかけ、基端部を回動させる方法で
はなく、Ｔ字状滑車フレームの両端に滑車を設け、中央
に回動パイプを配し、パイプにモーメントがかからない
方法とし、パイプには垂直荷重のみが加わるようにし、
回動を容易にしたものである。又、回動フレームを左右
４５°，６０°に回動した位置で、回動止めの係止ピン
を設け、一体形柱上変圧器の吊り上げ位置（電柱と変圧
器の距離）を設定可能にしたものである。
【０００６】
【実施例】本案の態様を添付図面に示す一実施例につい
て詳記する。本実施例は図示する如く、固定アームと回
動アームとからなり、固定アームは、一側にチェイン受
具1 と他側にチェイン2 を備えた電柱取付部材3 を設け
て取付台4 を形成し、２個の取付台4,4 を上下に所定間
隔で配し、両者を複数のパイプ5 で結合して電柱取付体
6 を形成し、該両取付台4,4 より突出パイプ7,7 を突設
し、そのパイプ7,7 先端に受けパイプ8 溶着し、該受け
パイプ8 の上部に鍔9を溶着し、その鍔9 と所定間隔を
あけて上部に配した係止ピン嵌入穴101 を設けた鍔10と
の間に複数のローラー11を設けると共に、受けパイプ8
の上部外周に連結ピン12を設け、又受けパイプ8 の底蓋
には半円球の支軸20を設けたものである。
て詳記する。本実施例は図示する如く、固定アームと回
動アームとからなり、固定アームは、一側にチェイン受
具1 と他側にチェイン2 を備えた電柱取付部材3 を設け
て取付台4 を形成し、２個の取付台4,4 を上下に所定間
隔で配し、両者を複数のパイプ5 で結合して電柱取付体
6 を形成し、該両取付台4,4 より突出パイプ7,7 を突設
し、そのパイプ7,7 先端に受けパイプ8 溶着し、該受け
パイプ8 の上部に鍔9を溶着し、その鍔9 と所定間隔を
あけて上部に配した係止ピン嵌入穴101 を設けた鍔10と
の間に複数のローラー11を設けると共に、受けパイプ8
の上部外周に連結ピン12を設け、又受けパイプ8 の底蓋
には半円球の支軸20を設けたものである。
【０００７】回動アームは、略コ字状に折曲した滑車フ
レーム13を所定間隔をあけて対向して配し、そのフレー
ム13間の両端部に滑車14を設け、該滑車フレーム13と回
動パイプ15とをＴ字状に固着すると共に、回動パイプ15
の上部に、前記ローラー11が摺接するリング16を設け、
該リング16より突出する板材17に係止ピン18を設けると
共に、係止ピン18の下部上の位置に連結ピン嵌入穴19を
設けたものである。又、先端部側の滑車14の軸には蝶ナ
ットを設け、滑車フレーム13に設けた略Ｅ字状の穴内を
移動させ所定位置のところで固定できるものである。
レーム13を所定間隔をあけて対向して配し、そのフレー
ム13間の両端部に滑車14を設け、該滑車フレーム13と回
動パイプ15とをＴ字状に固着すると共に、回動パイプ15
の上部に、前記ローラー11が摺接するリング16を設け、
該リング16より突出する板材17に係止ピン18を設けると
共に、係止ピン18の下部上の位置に連結ピン嵌入穴19を
設けたものである。又、先端部側の滑車14の軸には蝶ナ
ットを設け、滑車フレーム13に設けた略Ｅ字状の穴内を
移動させ所定位置のところで固定できるものである。
【０００８】以上の固定アームの受けパイプ8 に回動ア
ームの回動パイプ15を嵌入すれば、リング16の外周に前
記ローラー11が摺接し、回動自在となる構造のものであ
る。
ームの回動パイプ15を嵌入すれば、リング16の外周に前
記ローラー11が摺接し、回動自在となる構造のものであ
る。
【０００９】回動フレームを０°，左右４５°，６０°
の位置で固定させられるのであるが、一体形柱上変圧器
を吊り上げる場合は、０°の時は滑車14を回動パイプ寄
りに移動させる。又４５°の時は滑車14は中央に移動さ
せる。又６０°の時は滑車14を先端寄りに移動させると
電柱と変圧器の距離がほぼ同じに設定できるものであ
る。
の位置で固定させられるのであるが、一体形柱上変圧器
を吊り上げる場合は、０°の時は滑車14を回動パイプ寄
りに移動させる。又４５°の時は滑車14は中央に移動さ
せる。又６０°の時は滑車14を先端寄りに移動させると
電柱と変圧器の距離がほぼ同じに設定できるものであ
る。
【００１０】本案のトランスホイストを使用するには、
回動アームを固定アームに差し込み、回動アームを回動
し、回動パイプに設けた連結ピン嵌入穴19に、受けパイ
プ外周の連結ピン12を差し入れれば、回動アームと固定
アームは結合する。次に回動アームの滑車14に通い綱等
で吊り上げ、取付部材のチェインで電柱に仮止めする。
そして連結ピン12を外し、回動アームを回動し、左右ど
ちらか４５°，６０°の位置（図５）に回動し、係止ピ
ン18を鍔10の係止ピン嵌入穴101 に差し入れ固定する。
そして一体形柱上変圧器の取付け位置に合わせてトラン
スホイストの取付位置を決定しチェインを本締めする。
次に吊り上げ用ワイヤロープをトランスホイストの滑車
14に掛け、ウインチ等で変圧器を吊り上げ、変圧器のハ
ンガー座を、あらかじめ電柱に取付けておいたハンガー
に掛ける。その後変圧器吊上工具の吊りフックを変圧器
より外して終了する。
回動アームを固定アームに差し込み、回動アームを回動
し、回動パイプに設けた連結ピン嵌入穴19に、受けパイ
プ外周の連結ピン12を差し入れれば、回動アームと固定
アームは結合する。次に回動アームの滑車14に通い綱等
で吊り上げ、取付部材のチェインで電柱に仮止めする。
そして連結ピン12を外し、回動アームを回動し、左右ど
ちらか４５°，６０°の位置（図５）に回動し、係止ピ
ン18を鍔10の係止ピン嵌入穴101 に差し入れ固定する。
そして一体形柱上変圧器の取付け位置に合わせてトラン
スホイストの取付位置を決定しチェインを本締めする。
次に吊り上げ用ワイヤロープをトランスホイストの滑車
14に掛け、ウインチ等で変圧器を吊り上げ、変圧器のハ
ンガー座を、あらかじめ電柱に取付けておいたハンガー
に掛ける。その後変圧器吊上工具の吊りフックを変圧器
より外して終了する。
【００１１】以上は一体形柱上変圧器を吊り上げる場合
の手順であるが、係止ピンを使用せずに一般の変圧器を
吊り上げるのに使用しても同等の効果を得ることができ
る。
の手順であるが、係止ピンを使用せずに一般の変圧器を
吊り上げるのに使用しても同等の効果を得ることができ
る。
【００１２】
【考案の効果】本案は、従来品の欠点であった、重量物
の回転不能と、高価なベアリングの使用を、回動パイプ
にモーメントがかからない構造にし安価なローラーを用
いて解決すると共にベアリングを用いないので簡略な構
造で軽量に製作できる。又軽量であるので取扱い性が向
上する。又一体形柱上変圧器を吊り上げる場合は、回動
フレームを左右４５°，６０°に回動した位置で、係止
ピンにより回動止めをすれば、おのずと電柱と変圧器の
距離が設定され（この時の微調節は先端部側の滑車14を
移動して行う。）吊り上げ時の位置決めが容易に行え
る。
の回転不能と、高価なベアリングの使用を、回動パイプ
にモーメントがかからない構造にし安価なローラーを用
いて解決すると共にベアリングを用いないので簡略な構
造で軽量に製作できる。又軽量であるので取扱い性が向
上する。又一体形柱上変圧器を吊り上げる場合は、回動
フレームを左右４５°，６０°に回動した位置で、係止
ピンにより回動止めをすれば、おのずと電柱と変圧器の
距離が設定され（この時の微調節は先端部側の滑車14を
移動して行う。）吊り上げ時の位置決めが容易に行え
る。
【図１】本案実施例の斜視図。
【図２】本案実施例の正面図。
【図３】本案実施例の右側面図。
【図４】Ａ−Ａ断面図。
【図５】本案実施例回動アームの回動止め位置の平面
図。
図。
【図６】本案の使用状態図。
1 チェイン受具 2 チェイン 3 電柱取付部材 4 取付台 5 パイプ 6 電柱取付体 7 突出パイプ 8 受けパイプ 9 鍔 10 鍔 11 ローラー 12 連結ピン 13 滑車フレーム 14 滑 車 15 回動パイプ 16 リング 17 板 材 18 係止ピン 19 連結ピン嵌入穴 20 支 軸 101 係止ピン嵌入穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−40795（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭61−22407（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭43−6674（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02B 5/02 H02G 1/02 303
Claims (2)
- 【請求項１】 電柱取付体6 の基端部にチェイン等から
なる電柱取付部材3を設け、先端部に、受けパイプ8 を
設け、該受けパイプ8 の上部に鍔9,10を設け、該鍔9,10
間にローラー11を複数個設けると共に、鍔10に係止ピン
嵌入穴101 を複数個設けて固定アームを形成し、板材を
平行に配して滑車フレーム13を構成し、該滑車フーム13
の両端部に滑車14を設け、該滑車フレーム13の中央に回
動パイプ15をＴ字状に固着し、該回動パイプ15より突出
する板材17に係止ピン18を設けて回動アームを形成し、
前記固定アームの受けパイプ8 に、回動アームの回動パ
イプ15を回動自在に嵌入し、係止ピン18を鍔10の係止ピ
ン嵌入穴101 に嵌入し回動アームの位置固定を行うこと
を特徴とするトランスホイスト。 - 【請求項２】 先端部の滑車14は、滑車フレーム13に設
けた滑車軸穴を複数個設け、該穴の上部を長穴で連結し
て略Ｅ字状の穴を設け、移動できることを特徴とする請
求項１に記載のトランスホイスト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992057708U JP2588776Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | トランスホイスト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992057708U JP2588776Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | トランスホイスト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617307U JPH0617307U (ja) | 1994-03-04 |
| JP2588776Y2 true JP2588776Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=13063451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992057708U Expired - Lifetime JP2588776Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | トランスホイスト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588776Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102511345B1 (ko) * | 2018-03-29 | 2023-03-17 | 대우조선해양 주식회사 | 착탈식 지지 장치 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP1992057708U patent/JP2588776Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0617307U (ja) | 1994-03-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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