JP2588682B2 - モータの拘束・無負荷試験装置 - Google Patents

モータの拘束・無負荷試験装置

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JP2588682B2 JP11550994A JP11550994A JP2588682B2 JP 2588682 B2 JP2588682 B2 JP 2588682B2 JP 11550994 A JP11550994 A JP 11550994A JP 11550994 A JP11550994 A JP 11550994A JP 2588682 B2 JP2588682 B2 JP 2588682B2
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義昭 直野
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Nikkiso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの電気性能、特
に拘束・無負荷特性についての試験装置に係り、例えば
製造工程が複雑なキャンドモータにおける巻線工程の終
了したステータについての電気性能試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、モータは、その完成時において
拘束・無負荷試験を行うことにより、その電気性能が確
認される。
【0003】すなわち、例えば、図3に示すキャンドモ
ータの製造工程においては、巻線工程11a、ワニス処
理工程11bおよびキャンド化工程11cの各工程を終
了したステータ10と、軸入れ工程13a、加工工程1
3bおよびキャンド化工程13cの各工程を終了したロ
ータ12とが、組立工程14において組込まれてキャン
ドモータとして完成され、その後このキャンドモータ
が、試験工程16において電気性能が試験および確認さ
れた上で次工程18へ移送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のモータの電気性能試験装置による試験方法によれ
ば、特に複雑な製造工程で製造されるキャンドモータ等
においては、以下に述べるような難点を有している。
【0005】すなわち、例えば前述した図3に示す工程
からなるキャンドモータの試験方法においては、先ず第
1に不合格品が発生した場合、この不合格品は既に複雑
な製造工程を全て終了して得られた製品であるため、損
失が大きくなるばかりでなく、不良原因の特定も困難で
あった。
【0006】また、一般にこの種のキャンドモータにお
いては、そのキャンド化の前後における電気性能の変化
の確認が望まれるが、従来の試験方法においては、この
ような確認は不可能であった。なお、因みにこのような
問題の発生は、いずれもその多くがステータ部分であ
り、しかもこのステータがモータの製造コストおよび製
造工程の多くを占めていることから、重要な課題である
ことは明らかである。
【0007】そこで、本発明の目的は、特にキャンドモ
ータの製造に際して、不合格品が発生しても損失を可及
的に抑制し得ると共に、不良原因を容易に特定し、しか
もキャンド化の前後の電気性能の変化も容易に確認する
ことができるモータの拘束・無負荷試験装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係るモータの拘束・無負荷試験装置は、巻
線工程を終了したステータの内部に挿通して前記ステー
タの電気性能を試験するための試験用ロータと、前記ス
テータを保持すると共に位置決めするためのVブロック
と、前記試験用ロータの回転軸の両端をそれぞれ軸受を
介して保持すると共に前記Vブロックの両端において離
間配置された支持支柱とからなり、前記Vブロックに
ブロックに保持される前記ステータを押圧保持す
る押圧手段と、Vブロックを昇降させる位置切換えレバ
ー手段とを設け、さらに前記支持支柱の一部に前記ロー
タの回転軸に係合して軸拘束を行うための治具を係止す
るための係合手段を設けることを特徴とする。
【0009】前記の試験装置において、Vブロックに設
けたステータの押圧手段および位置切換えレバー手段
は、それぞれ空気圧操作するように構成することができ
る。
【0010】
【作用】本発明に係るモータの拘束・無負荷試験装置に
よれば、巻線工程を終了したステータの電気性能を、ス
テータの押圧手段および位置切換えレバー手段を備えた
昇降可能なVブロックと、ロータの回転軸に係合して軸
拘束を行うための治具を係止するための係合手段を設け
たロータの回転軸の両端をそれぞれ軸受を介して保持す
る支持支柱とを適用することにより、容易に試験および
確認することができる。
【0011】特に、本発明の試験装置によれば、ステー
タのキャンド化の前後における電気性能、すなわち拘束
・無負荷特性についての試験および確認を確実に達成す
ることができる。この結果、キャンドモータの製造にお
いて、不合格品が発生しても損失を可及的に抑制し得る
と共に、不良原因を容易に特定することができ、しかも
キャンド化の前後における電気性能の変化も容易に確認
することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係るモータの拘束・無負荷試
験装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。なお、説明の便宜上、図3に示す従来の
構成と同一の構成部分には同一の参照符号を付し、詳細
な説明は省略する。
【0013】先ず、本発明に係るモータの拘束・無負荷
試験装置は、基本的に、前述した従来のモータ試験方法
(図3)において、その試験工程16と併用すべく、そ
のステータ10の巻線工程11aおよびワニス工程11
bの間に、鎖線で示されているように、ステータの電気
性能の試験工程20を付加するよう構成されている。
【0014】すなわち、図1および図2において、本発
明のステータの試験装置は、基本的には、前記巻線工程
11aを終了したステータ10の内部に、回転軸12a
上に軸受12bおよび軸拘束治具12cを設けた試験用
ロータ12を組込んで試験用モータ22(図2)を形成
する。そして、この試験用モータ22を、測定器24を
介して通常の拘束試験および無負荷試験をすることによ
り、ステータ10の前記中間工程における電気性能を確
認するよう構成されている。なお、試験用ロータ12
は、確認されるべき各ステータ10の形状および特性に
対応してそれぞれに準備されることは勿論である。
【0015】しかるに、本発明の前記試験装置は、テー
ブル26上に配置されるステータ10を、保持すると共
に位置決めするための昇降可能なVブロック28と、
のVブロック28の長手方向の両端において離間配置さ
ロータ12の軸受12bおよび軸拘束治具12cをそ
れぞれ保持するための支持支柱30とを有する。そし
て、前記Vブロック28は、この上に載置されるステー
タ10を解放可能に保持する押圧手段32と、このステ
ータを載置および保持されたステータ10を所定の高
さ、すなわち軸受12bと支持支柱30に対して整合さ
れる高さに、位置決めするようにVブロック28を所定
の設定高さに上昇あるいは下降する位置切換えレバー手
段34とを備える。
【0016】一方、支持支柱30は、軸受12bを保持
するロック手段30aおよび軸拘束治具12cを解放可
能に保持する係合手段30bを備えている。
【0017】なお、前記押圧手段32および位置切換え
レバー手段34は、空気操作方式ににより構成し、それ
らの操作用スイッチすなわちクランプスイッチ32aお
よび昇降スイッチ34aは、テーブル26上に設けるこ
とができる。
【0018】また、図1において、参照符号36は被試
験ステータ10の動力線10aを接続するための端子台
を示す。
【0019】次に、このように構成される本発明の試験
装置の操作もしくは作動につき簡単に説明する。試験に
際しては、先ずVブロック28の上昇位置において、こ
のVブロック28上に被試験ステータ10を載置し、次
いでクランプスイッチ32aを作動して押圧手段32に
より前記ステータ10を押圧保持する。そして、この状
態において、前記ステータ10の内部に、予め回転軸1
2a上に軸受12bおよび軸拘束治具12cを取付けた
試験用ロータ12を組込んで、試験用モータ22を形成
する。
【0020】このようにして、昇降スイッチ34aを作
動し、予め所定の状態にセットされている位置切換えレ
バー手段34により、前記試験用モータ22を保持した
Vブロック28を前記所定の設定高さまで下降させる。
次いで、支持支柱30に対する相互の高さおよび関係位
置を整合する前記軸受12bおよび軸拘束治具12cを
それぞれのロック手段30aおよび係合手段30bを介
して前記支持支柱30に係合保持する。そして、最後に
ステータ10の動力線10aを端子台36に接続して通
電することにより、このステータ10の電気性能を測定
器24を介して確認することができる。なお、試験装置
は、前記操作手順を逆手順に操作することにより、ステ
ータ10および試験用ロータ12の取外しを行うことが
できる。前述したように、本発明によれば、巻線工程を
終了したステータの電気性能を容易に試験および確認す
ることができる。従って、特に製造工程が複雑なキャン
ドモータの製造において、電気性能上における不合格品
が発生した場合おいて、これによる損失を可及的に抑制
することができると共に、その不良原因を容易に特定す
ることができる。しかも、必要に応じて、キャンド化の
前後における電気性能の変化も容易に確認できる等の利
点が得られる。
【0021】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。例えば、支持支柱のロック手段は、所望によ
り空気圧操作による構成とすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るモー
タの拘束・無負荷試験装置は、巻線工程を終了したステ
ータの内部に挿通して前記ステータの電気性能を試験す
るための試験用ロータと、前記ステータを保持すると共
に位置決めするためのVブロックと、前記試験用ロータ
の回転軸の両端をそれぞれ軸受を介して保持すると共に
前記Vブロックの両端において離間配置された支持支柱
とからなり、前記Vブロックにブロックに保持さ
れる前記ステータを押圧保持する押圧手段と、Vブロッ
クを昇降させる位置切換えレバー手段とを設け、さらに
前記支持支柱の一部に前記ロータの回転軸に係合して軸
拘束を行うための治具を係止するための係合手段を設け
た構成とすることにより、モータを形成する前記ステー
タ単体の中間製造工程における電気性能を、モータ全体
の電気性能と同様に確認することができる。
【0023】従って、本発明によれば、特に製造工程が
複雑なキャンドモータの製造において、電気性能上の不
合格品が発生しても、これによる損失を可及的に抑制す
ると共に、不良原因を容易に特定することができ、しか
も必要に応じて、キャンド化の前後における電気性能の
変化も容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータの拘束・無負荷試験装置の
各構成要素の分解斜視図である。
【図2】図1に示す試験装置の組付け状態を示す斜視図
である。
【図3】モータの一般的な製造および試験工程を示す工
程図である。
【符号の説明】
10 ステータ 10a 動力線 11a〜11c ステータ製造工程 12 ロータ 12a 回転軸(ロータ軸) 12b 軸受 12c 軸拘束治具 13a〜13c ロータ製造工程 14 組立工程(キャンドモータ) 16 試験工程 18 次工程 20 試験工程 22 試験用モータ 24 測定器 26 テーブル 28 Vブロック 30 支持支柱 30a ロック手段 30b 係合手段 32 押圧手段 32a クランプスイッチ 34 位置切換えレバー 34a 昇降スイッチ 36 端子台

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線工程を終了したステータの内部に挿
    通して前記ステータの電気性能を試験するための試験用
    ロータと、前記ステータを保持すると共に位置決めする
    ためのVブロックと、前記試験用ロータの回転軸の両端
    をそれぞれ軸受を介して保持すると共に前記Vブロック
    の両端において離間配置された支持支柱とからなり、 前記Vブロックにブロックに保持される前記ステ
    ータを押圧保持する押圧手段と、Vブロックを昇降させ
    る位置切換えレバー手段とを設け、 さらに前記支持支柱の一部に前記ロータの回転軸に係合
    して軸拘束を行うための治具を係止するための係合手段
    を設けることを特徴とするモータの拘束・無負荷試験装
    置。
  2. 【請求項2】 Vブロックに設けたステータの押圧手段
    および位置切換えレバー手段は、それぞれ空気圧操作す
    るように構成してなる請求項1記載のモータの拘束・無
    負荷試験装置。
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