JP3125601B2 - 絶縁検査方法 - Google Patents
絶縁検査方法Info
- Publication number
- JP3125601B2 JP3125601B2 JP06260197A JP26019794A JP3125601B2 JP 3125601 B2 JP3125601 B2 JP 3125601B2 JP 06260197 A JP06260197 A JP 06260197A JP 26019794 A JP26019794 A JP 26019794A JP 3125601 B2 JP3125601 B2 JP 3125601B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- insulation
- stator
- windings
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ巻線の絶縁検査
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアコン,冷蔵庫などのコンプレッサー
用モータにおいて、コンプレッサー一体型のビルトイン
タイプが主流である。このビルトインタイプのモータに
おいてロータ,ステータを各々単体で検査を行い、組立
てないで出荷している。近年、モータの高出力,小型化
にともない高線積率の巻線が要求されるとともに、ユー
ザーの品質向上の要求が強まりモータ巻線単体の検査に
おける不良検出力の向上が求められている。
用モータにおいて、コンプレッサー一体型のビルトイン
タイプが主流である。このビルトインタイプのモータに
おいてロータ,ステータを各々単体で検査を行い、組立
てないで出荷している。近年、モータの高出力,小型化
にともない高線積率の巻線が要求されるとともに、ユー
ザーの品質向上の要求が強まりモータ巻線単体の検査に
おける不良検出力の向上が求められている。
【0003】以下に、従来のモータ巻線の絶縁検査方法
について説明する。図2は、従来のステータ巻線の絶縁
検査方法を示す構成図である。図2において、1はステ
ータ、2はステータ巻線、3はリード線、4はステータ
コア、5は測定線6を有したアース端子7が接地されて
いる絶縁検査装置である。8はステータコア3を接地す
るための金属板であり、アース線9によりアース端子7
に接続されている。
について説明する。図2は、従来のステータ巻線の絶縁
検査方法を示す構成図である。図2において、1はステ
ータ、2はステータ巻線、3はリード線、4はステータ
コア、5は測定線6を有したアース端子7が接地されて
いる絶縁検査装置である。8はステータコア3を接地す
るための金属板であり、アース線9によりアース端子7
に接続されている。
【0004】以上のような構成において、巻線の絶縁検
査方法は、まずステータコア4を金属板8の上に置き、
リード線3と絶縁検査装置5の測定線6を接続した後、
絶縁検査を行い良否判定を行っていた。
査方法は、まずステータコア4を金属板8の上に置き、
リード線3と絶縁検査装置5の測定線6を接続した後、
絶縁検査を行い良否判定を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、ステータ巻線2には巻線同士が密着してい
ない部分があり、その結果たとえ隣り合う巻線に傷があ
る場合でも、傷の部分が密着していなければ空気により
絶縁されているために、巻線の絶縁検査において不良と
して検出できないという問題を有していた。
の方法では、ステータ巻線2には巻線同士が密着してい
ない部分があり、その結果たとえ隣り合う巻線に傷があ
る場合でも、傷の部分が密着していなければ空気により
絶縁されているために、巻線の絶縁検査において不良と
して検出できないという問題を有していた。
【0006】また、ユーザーの品質向上の要求が強まる
中で、モータ巻線の高線積率化にともない、巻線工程に
おける巻線へのストレスが上がり、巻線の傷不良が増加
している。
中で、モータ巻線の高線積率化にともない、巻線工程に
おける巻線へのストレスが上がり、巻線の傷不良が増加
している。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、巻線同士が密着していない場合でも、巻線の傷,打
コン,ピンホール不良を検出することができるモータ巻
線の絶縁検査方法を提供することを目的とする。
で、巻線同士が密着していない場合でも、巻線の傷,打
コン,ピンホール不良を検出することができるモータ巻
線の絶縁検査方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、モータ巻線の絶縁検査を行うに際に、巻線
同士が密着するように巻線にモータの軸方向の片側また
は両側より加圧しながら、巻線の絶縁検査を行う方法で
ある。
するために、モータ巻線の絶縁検査を行うに際に、巻線
同士が密着するように巻線にモータの軸方向の片側また
は両側より加圧しながら、巻線の絶縁検査を行う方法で
ある。
【0009】
【作用】この方法によって、巻線同士が密着していない
モータ巻線においても、巻線にモータの軸方向の片側ま
たは両側より加圧することにより、巻線同士が密着して
空気による絶縁がなくなるから、巻線に傷,打コン,ピ
ンホールなどの不良がある場合には、巻線の絶縁検査に
より不良として検出することができる。
モータ巻線においても、巻線にモータの軸方向の片側ま
たは両側より加圧することにより、巻線同士が密着して
空気による絶縁がなくなるから、巻線に傷,打コン,ピ
ンホールなどの不良がある場合には、巻線の絶縁検査に
より不良として検出することができる。
【0010】さらに、加圧の状態を変化させることによ
り、巻線の傷の部分同士が密着する確率が高くなるため
に、巻線の絶縁検査能力の向上が図れる。
り、巻線の傷の部分同士が密着する確率が高くなるため
に、巻線の絶縁検査能力の向上が図れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例におけるステータ
巻線の絶縁検査方法を示す構成図である。図1におい
て、1はステータ、2はステータ巻線、3はリード線、
4はステータコア、5は測定線6を有したアース端子7
が接地されている絶縁検査装置である。9はアース線、
10,11は巻線押え治具、12は加圧力を示す。巻線
押え治具10,11は巻線同士を密着できるように巻線
形状に合わせて作られたものである。また、巻線押え治
具10はステータ固定の役割も果たせるようにしてあ
る。加圧力12はエアープレスを使用して加えた。
巻線の絶縁検査方法を示す構成図である。図1におい
て、1はステータ、2はステータ巻線、3はリード線、
4はステータコア、5は測定線6を有したアース端子7
が接地されている絶縁検査装置である。9はアース線、
10,11は巻線押え治具、12は加圧力を示す。巻線
押え治具10,11は巻線同士を密着できるように巻線
形状に合わせて作られたものである。また、巻線押え治
具10はステータ固定の役割も果たせるようにしてあ
る。加圧力12はエアープレスを使用して加えた。
【0013】以上のような構成において、まずステータ
1を固定してある巻線押え治具10の上に置き固定し、
ステータ1の上に巻線押え治具11を被せる。ステータ
コア4にアース線9を接続し接地する。リード線3と絶
縁検査装置5の測定線6を接続する。巻線押え治具11
の上より、ステータ1の軸方向に加圧力12を与えた状
態で巻線の絶縁検査を行う。この時、ステータ巻線2に
傷があった場合には加圧力12により巻線同士が密着
し、空気による絶縁がなくなっているため不良として検
出することができる。さらに加圧の状態を変化させる
と、巻線の傷同士が密着する確率が高くなり巻線の不良
検出力が向上できる。
1を固定してある巻線押え治具10の上に置き固定し、
ステータ1の上に巻線押え治具11を被せる。ステータ
コア4にアース線9を接続し接地する。リード線3と絶
縁検査装置5の測定線6を接続する。巻線押え治具11
の上より、ステータ1の軸方向に加圧力12を与えた状
態で巻線の絶縁検査を行う。この時、ステータ巻線2に
傷があった場合には加圧力12により巻線同士が密着
し、空気による絶縁がなくなっているため不良として検
出することができる。さらに加圧の状態を変化させる
と、巻線の傷同士が密着する確率が高くなり巻線の不良
検出力が向上できる。
【0014】なお、本発明においてはステータにおける
巻線の絶縁検査を一例としたが、巻線されたロータにお
いても同様の検査を行うことにより同様の作用効果を有
することはいうまでもない。
巻線の絶縁検査を一例としたが、巻線されたロータにお
いても同様の検査を行うことにより同様の作用効果を有
することはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、モータ巻線の絶
縁検査の際に、モータ軸方向の片側または両側より加圧
することにより巻線同士を密着させ、空気による絶縁を
なくした状態において絶縁検査することにより、巻線の
傷,打コン,ピンホール不良の検出力の向上が図れた。
また、加圧状態を変化させることにより、巻線の傷同士
が密着する確率を高くすることができ、さらに巻線不良
の検出力が向上できた。その結果、従来の約2倍の巻線
不良の検出力が得られ、優れた巻線の絶縁検査方法が実
現できた。
縁検査の際に、モータ軸方向の片側または両側より加圧
することにより巻線同士を密着させ、空気による絶縁を
なくした状態において絶縁検査することにより、巻線の
傷,打コン,ピンホール不良の検出力の向上が図れた。
また、加圧状態を変化させることにより、巻線の傷同士
が密着する確率を高くすることができ、さらに巻線不良
の検出力が向上できた。その結果、従来の約2倍の巻線
不良の検出力が得られ、優れた巻線の絶縁検査方法が実
現できた。
【図1】本発明の一実施例におけるステータ巻線の絶縁
検査方法を示す構成図
検査方法を示す構成図
【図2】従来のステータ巻線の絶縁検査方法を示す構成
図
図
1 ステータ 2 ステータ巻線 3 リード線 4 ステータコア 5 絶縁検査装置 6 測定線 7 アース端子 8 金属板 9 アース線 10,11 巻線押え治具 12 加圧力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−150869(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/06 G01R 27/02 G01R 31/12 G01R 31/00 H02K 11/00 H02K 15/00
Claims (2)
- 【請求項1】鉄心に巻線を巻回したモータ巻線の絶縁検
査方法において、巻線後のステータまたはロータをモー
タの軸方向の片側または両側より加圧しながら検査する
モータ巻線の絶縁検査方法。 - 【請求項2】加圧の状態を複数設定した請求項1記載の
モータ巻線の絶縁検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06260197A JP3125601B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 絶縁検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06260197A JP3125601B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 絶縁検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08122394A JPH08122394A (ja) | 1996-05-17 |
JP3125601B2 true JP3125601B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=17344686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06260197A Expired - Fee Related JP3125601B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 絶縁検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3125601B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5231307B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2013-07-10 | 本田技研工業株式会社 | コイル品質検査装置及びコイル品質検査方法 |
CN102778639B (zh) * | 2012-06-30 | 2014-05-28 | Tcl瑞智(惠州)制冷设备有限公司 | 一种压缩机转定子动态测试方法 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP06260197A patent/JP3125601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08122394A (ja) | 1996-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Assaf et al. | Simplified axial flux spectrum method to detect incipient stator inter-turn short-circuits in induction machine | |
US7418858B2 (en) | Method and system for ripple-spring compression assessment | |
JP5738511B2 (ja) | 回転電機巻線の製造工程内絶縁試験方法及び回転電機巻線の製造方法 | |
JP2856698B2 (ja) | 回転電機用固定子巻線の静電容量測定装置とその方法ならびに回転電機 | |
JP3125601B2 (ja) | 絶縁検査方法 | |
CN110332952B (zh) | 一种基于声学图像的变压器铁心松动检测方法及平台 | |
CN2807256Y (zh) | 用于纵、横波联合探伤的超声波组合探头 | |
JP4539530B2 (ja) | モータ絶縁検査装置 | |
EP1757948B1 (en) | Coil deterioration diagnostic method and coil deterioration diagnostic apparatus | |
JP4591309B2 (ja) | モータ絶縁検査装置 | |
KR20040008114A (ko) | 소형 전기 기계의 비파괴 절연 시험 방법 및 장치 | |
Ehya et al. | Inter-turn short circuit fault identification of salient pole synchronous generators by descriptive paradigm | |
JP2588682B2 (ja) | モータの拘束・無負荷試験装置 | |
US6798112B1 (en) | Armature ground locating test process and equipment | |
JP2975039B2 (ja) | モータ用巻線コイルの巻装異常検出装置 | |
Stone et al. | Advances in interpreting partial discharge test results from motor and generator stator windings | |
JP4244775B2 (ja) | コイル絶縁検査装置 | |
Busch et al. | The influence of several environmental conditions on the partial discharge characteristics and on the lifetime of magnet wires under inverter pulse operation | |
Finley et al. | To test or not to test? | |
JP3191506B2 (ja) | ステータの巻線反転不良の検出方法 | |
JPH0627764B2 (ja) | 電気機器の耐電圧試験時の外部部分放電および沿面フラッシュオーバー検出予知方法 | |
Finley et al. | Understanding electrical and mechanical tests performed on induction motors | |
Penrose | Evaluation of electric motor condition using motor circuit analysis | |
Robles | Field diagnostic testing of power generators and transformers using modern techniques | |
Witjoanes et al. | Statistical Analysis of Frequency Response Collected on Fault Stator Winding in Three Phase Induction Motor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071102 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |