JP2588635B2 - 一方向性電磁鋼板製造用薄鋳片 - Google Patents

一方向性電磁鋼板製造用薄鋳片

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2.5〜6.5%のSi を
含む0.3〜3.0mm厚の一方向性電磁鋼板製造用薄鋳片に
関する。
【0002】
【従来の技術】一方向性電磁鋼板はトランス等の電気機
器の鉄心材料として利用されており、磁気特性として励
磁特性と鉄損特性が良好でなくてはならない。しかも近
年、特にエネルギーロスの少ない低鉄損素材への市場要
求が強まっている。しかし、従来の製造方法では、熱
延、冷延、焼鈍などの複雑な工程処理が必要なため、製
造コストが非常に高いという問題がある。そこで最近、
電磁鋼の溶鋼を急冷凝固法で直接薄帯にする技術が開発
された。この方法によれば、溶鋼から直接成品または半
成品が出来るので、製造コストを大幅に下げることが可
能である。
【0003】この急冷凝固法で一方向性電磁鋼板を製造
する方法は、インヒビターを活用するものが主流であ
る。たとえば、特開昭63-11619号公報には、Si :2.5
〜6.5%等を含有する溶湯を、冷却面が移動更新する冷
却体上に連続供給して急冷凝固し、0.7〜2.0mm厚の鋳
片を得、これに圧下率50%以上の冷間圧延を施した後、
焼鈍することからなる一方向性電磁鋼板の製造方法が開
示されている。
【0004】さらに、特公昭56-51216号および特公昭56
-43295号の各公報では、いずれも溶鋼を鋳型の中心部の
凝固冷却速度が1℃/秒以上となるように冷却し、凝固
後も少なくとも 600℃までを0.05℃/秒以上で急冷する
ことにより、硫化物、窒化物、炭化物などの析出物を殆
ど固溶させた鋳片を得、以降の工程で析出処理すること
により、微細分散させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来開
示されてきた急冷凝固法による一方向性電磁鋼板の製造
方法では、析出分散相の条件については満足されていた
としても、さらに良好な磁気特性を得るための具体的な
結晶粒径の範囲については求められていなかった。
【0006】たとえば、特開昭63-11619号公報記載の方
法によれば、望ましい磁気特性を得るために必要な、急
冷凝固後の具体的な鋳片の結晶粒径については言及され
ていない。また、特公昭56-51216号および特公昭56-432
95号の各公報において析出分散相について言及されてい
たとしても、さらに良好な磁気特性を得るための具体的
な鋳片の結晶粒径範囲については言及されていない。加
えて、これらの特許公報では、溶鋼成分の違いによる凝
固後の適正な冷却速度についても言及されていない。
【0007】本発明者らは、凝固後の鋳片の冷却速度の
みならず凝固時の制御も含めた種々の実験により良好な
磁気特性を得るための具体的な結晶粒径の範囲について
求め、(110) <001 >方位の集積度が高く磁気特性の良
好な一方向性電磁鋼板を得るための薄鋳片製造方法を課
題に取り組んできた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決すべく検討を重ねた結果、重量割合でC:0.03〜0.
10%,Si :2.5〜6.5%,Mn :0.02〜0.15%,S:
0.01〜0.05%を基本成分として、これに必要により酸可
溶性Al :0.01〜0.04%,N: 0.003〜0.015 %を含有
し、結晶粒径が 100μm以下で板厚が0.3〜3.0mmであ
る薄鋳片を用いて製造することにより二次再結晶が安定
し良好な磁気特性を持った一方向性電磁鋼板が得られる
ことを見出した。
【0009】これらの薄鋳片は、熱延工程を実施するこ
となく次工程へ進む。ここで、インヒビターとして窒化
物も必要とする場合は、 AlN等の析出のために 950〜12
00℃で30秒〜30分の焼鈍を行う。次に、1回ないし、中
間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を施し最終製品板厚と
する。この後は、湿水素雰囲気中で脱炭焼鈍を行い、さ
らに MgO等の焼鈍分離剤を塗布して、二次再結晶と純化
のため1100℃以上の最終仕上げ焼鈍を行うことで一方向
性電磁鋼板が製造される。
【0010】以下に本発明を詳細に説明する。
【0011】
【作用】一方向性電磁鋼板は、その製造工程の最終仕上
げ焼鈍中に二次再結晶を充分に起こさせ、所謂ゴス集合
組織を得ることにより製造できる。このゴス集合組織を
得るためには一次再結晶粒の成長粗大化を抑制し、(11
0) <001 >方位の再結晶粒のみを或る温度範囲で選択
的に成長させるような素地を作ってやる事が必要であ
る。そこで、一次再結晶粒は出来るだけ微細に整粒化さ
れていなければならず、その為にも出来るだけ鋳片の段
階で結晶粒径を微細にする必要がある。
【0012】また、特公昭57-41526号公報で指摘されて
いるように、熱延プロセスによる一方向性電磁鋼板の製
造において、一般に線状細粒と呼ばれている二次再結晶
不完全部分が発生する原因は、熱延板に大きな延伸粒が
残存することであると言われている。以上のように、良
好な磁気特性を得るためには出来るだけ薄鋳片の段階で
結晶粒径を微細にする必要がある。この考えに基づき本
発明者らは、様々な薄鋳片を用いることにより、二次再
結晶が安定し良好な磁気特性を得るための結晶粒径の範
囲を実験的に求めてみた。これを図1に示す。ここで横
軸は、重量でSi :3.3%,Mn :0.08%,S:0.02
%、酸可溶性Al :0.03%,N: 0.009%を含有し、板
厚が2.3mmの薄鋳片の結晶粒径を示す。また縦軸は、こ
の薄鋳片を用いて熱延することなく焼鈍したのち、最終
板厚0.3mmに冷延し、湿水素雰囲気中で脱炭焼鈍を行
い、さらに MgO等の焼鈍分離剤を塗布して、最終仕上げ
焼鈍を行うことで得られた製品の磁気特性を示してい
る。図を見ても判るように、薄鋳片の結晶粒径が 100μ
m以下で良好な磁気特性が得られている。
【0013】このような実験事実は従来の文献では言及
されておらず、今までには良好な磁気特性が得られるの
に必要な具体的な鋳片の結晶粒径範囲は求められていな
かった。次に本発明における、この鋼成分の限定理由は
下記のとおりである。Cは二次再結晶を安定させるため
に必要な元素で、下限0.03%は、これ未満であれば二次
再結晶が不安定となり、上限0.10%は、これより多くな
ると脱炭所要時間が長くなり、経済的に不利となるから
である。
【0014】Si は鉄損を良くするために下限を2.5%
とするが、多すぎると冷間圧延の際に割れ易く加工が困
難となるので上限を6.5%とする。Mn は MnSを形成す
るために必要な元素で、下限0.02%は、これ未満であれ
ばMnSの絶対量が不足し、上限0.15%は、これを越える
と MnSの適当な分散状態が得られないので上記範囲に限
定した。
【0015】Sは MnS,(Mn ・Fe)Sを形成するために必
要な元素で、下限0.01%は、これ未満では、 MnS,(Mn
・Fe)Sの絶対量が不足し、上限0.05%は、これを越える
と仕上高温焼鈍で脱硫が困難となるので上記範囲に限定
した。さらに、硫化物に加えて AlNを利用する場合は、
酸可溶性Al とNを添加する。酸可溶性Al は AlNを形
成するために必要な元素で、下限0.01%は、これ未満で
は AlNの絶対量が不足し、上限0.04%は、これを越
えると AlNの適正な分散状態が得られないので限定し
た。
【0016】Nは AlNを形成するために必要な元素で、
下限0.03%は、これ未満では AlNの絶対量が不足し、ま
た上限 0.015%は、これを越えると二次再結晶が不安定
となると共に、ブリスターが発生しやすくなるので上記
範囲に限定した。その他、Cu,Sn,Sb,Se はインヒビ
ターを強くする目的で1.0%以下において少なくとも1
種添加しても良い。
【0017】次に、この溶鋼を双ロール法等の鋳型壁面
が鋳片に同期して移動する連続鋳造機によって急冷凝固
し、0.3〜3.0mm厚の薄鋳片を製造するが、最終板厚0.
05〜0.40mmの製品を想定したとき、良好な二次再結晶を
得るためには0.3mm未満では冷延圧下率が不足であり、
3.0mm超では冷延圧下率は過剰となる。結晶粒を100μ
m以下の微細なものにする方法としては、凝固時の溶鋼
の制御や凝固後の鋳片の冷却速度など様々な方法があ
る。その一つとして、出来るだけ凝固時の過冷却度(溶
鋼温度と液相線温度の差)を大きくとる方法がある。こ
れは過冷却度を大きくとると、それだけ凝固時の核生成
の頻度が増加し、単位体積中の結晶粒の成長数が増加す
るためであると考える。また別の方法として、凝固直後
に形成シェルを破壊しない程度に歪みを導入する方法も
ある。これは歪みエネルギーの増加により結晶粒成長の
核発生数が増加するためであると考える。更に別の方法
として、凝固後鋳片を冷却する方法もある。これは、凝
固後の結晶粒の粒成長を抑制する効果を狙うためであ
る。
【0018】以上の方法を具体的に述べると、凝固時の
過冷度ΔTは5℃以上であることが好ましい。これには
溶鋼の出鋼温度の制御やチップなどの過冷材の付与など
の方法が考えられる。また歪みを導入する方法として
は、双ロール法におけるロールの圧下力を0.5kg/mm以
上にすることが好ましい。また、凝固後の鋳片の冷却速
度は 100℃/秒以上であることが望ましい。ここで、急
冷凝固された鋳片を冷却する方法であるが、気水冷却及
び不活性ガス、不活性流体による冷却が代表的なものと
して挙げられる。これらの他にサポート的な冷却移動媒
体(たとえば、ロール等)による接触式冷却方法も考え
られる。
【0019】以上様々な方法により、結晶粒径が 100μ
m以下の微細な鋳片が得られる。さらに本発明者らは、
結晶粒の微細化には溶鋼のAl 成分が大きく作用するこ
とを突き止めた。定性的にはAl 成分が多くなると結晶
粒径は微細になる。これは、凝固期のAl の濡れ性によ
る凝固核の増加が理由の一つに考えられる。また、凝固
期の微小な AlNの粒成長の抑制効果が結晶粒の微細化に
繋がるとも考えられている。本発明者らの実験で得られ
た、可溶性Al 成分による鋳片の結晶粒径の関係を表す
と図2のようになる。これは、鋳片の結晶粒径と可溶性
Al 量の関係を、1400〜800 ℃での鋳片の冷却速度をパ
ラメータとして示したものである。これについて回帰分
析し、結晶粒径が 100μm以下の鋳片を得るためには以
下の式が満足されることが必要であることを求めた。
【0020】
【数1】
【0021】なお、以上の方法による鋳片の集合組織に
ついては、急冷凝固法により結晶方位がランダムな組織
が得られる。また、析出分散相については鋳片中に固溶
させるのではなく硫化物については均一微細なものが出
来る。また、窒化物については固溶したものが得られ
る。以上、本発明での薄鋳片を出発とした素材は、熱
工程を実施することなく一方向性電磁鋼板を製造する。
ここで、インヒビターとして窒化物も必要とする場合
は、 AlN等の析出のために 950〜1200℃で30秒〜30分
鈍を行うことが望ましい。
【0022】次に、1回ないし、中間焼鈍を含む2回以
上の冷間圧延を施す。このときの最終冷延圧下率は高い
ゴス集積度をもつ製品を得るため、圧下率60〜90%が必
要となる。この後は、湿水素雰囲気中で脱炭焼鈍を行
い、さらに MgO等の焼鈍分離剤を塗布して、二次再結晶
と純化のため1100℃以上の仕上げ焼鈍を行うことで、磁
気特性が良好な一方向性電磁鋼板が製造される。
【0023】次に本発明の実施例を挙げて説明する。
【0024】
【実施例】(実施例1)表1に示す成分組成を含む溶鋼
を、双ロール急冷凝固法により、2.4mm厚の薄鋳片にし
た。鋳造条件は、ロール径が 300mmφ、ロール周速度が
440mm/秒、溶鋼のロール接触時間は約0.3秒であっ
た。なお、この溶鋼の液相線温度は約1490℃、固相線温
度は約1430℃である。表2に示すように、この時双ロー
ル直上のタンディッシュ部分の溶鋼温度は1530℃,1570
℃の2水準とった。
【0025】このとき得られた薄鋳片の平均結晶粒径を
表2に示す。双ロール直上のタンディッシュ部分の溶鋼
温度が1530℃のもので、結晶粒径は 100μm以下のもの
が得られた。薄鋳片の集合組織はいずれの条件もランダ
ム集合組織であった。また、析出分散相についてはいず
れの条件も硫化物が均一微細に析出していた。ついで、
得られた鋳片を酸洗した後、冷間圧延を行い0.8mm厚に
した。次に湿潤水素中で焼鈍し、再度、冷間圧延を施し
0.29mm厚にした。さらに、湿潤水素中で脱炭焼鈍し MgO
粉を塗布した後、1200℃に10時間、水素ガス雰囲気中で
高温焼鈍を行った。
【0026】表3に得られた製品の磁気特性を示す。製
品の磁性は表3に示すように、鋳片の結晶粒径が 100μ
m以下のもので良好な磁気特性になった。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】(実施例2)表4に示す成分組成を含む溶
鋼を、双ロール急冷凝固法により、2.3mm厚の薄鋳片に
した。鋳造条件は、ロール径が 300mmφ、ロール周速度
が 450mm/秒、溶鋼のロール接触時間は約0.3秒であっ
た。なお、この溶鋼の液相線温度は約1490℃、固相線温
度は約1430℃である。表5に示すように、この時双ロー
ルの圧下力は0.5kg/mm,1.8kg/mmの2水準をとっ
た。このとき、得られた薄鋳片の平均結晶粒径を表5に
示す。条件Cにおいて、薄鋳片の結晶粒径が 100μm以
下のものが得られた。集合組織はいずれの条件もランダ
ム集合組織であった。また、析出分散相についてはいず
れの条件も硫化物が均一微細に析出していた。
【0031】ついで、得られた鋳片を1120℃で5分間焼
鈍を行い、さらに酸洗した後、冷間圧延を行い0.29mm厚
にした。次に湿潤水素中で脱炭焼鈍し、 MgO粉を塗布し
た後、1200℃に10時間、水素ガス雰囲気中で高温焼鈍を
行った。得られた製品の磁性は、表6に示すように、鋳
造条件Cで鋳片の結晶粒径が 100μm以下のもので良好
な磁気特性が得られた。
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】(実施例3)表7に示す成分組成を含む溶
鋼を、それぞれ双ロール急冷凝固法により2.0mm厚の薄
鋳片にした。鋳造条件は、ロール径が 300mmφ、ロール
周速度が 550mm/秒、溶鋼のロール接触時間は約0.3秒
であった。なお、この溶鋼の液相線温度は約1490℃、固
相線温度は約1430℃である。鋳造後の二次冷却条件は、
双ロール直下から気水冷却を実施した。冷却速度は 800
℃まで 200℃/秒である。
【0036】このとき得られた薄鋳片の平均結晶粒径を
表8に示す。Al 成分が高いものほど、微細な結晶粒径
が得られている。集合組織はランダム集合組織であっ
た。また、析出分散相についてはいずれの条件も硫化物
が均一微細に析出していた。ついで、得られた鋳片を11
20℃で5分間焼鈍を行い、さらに酸洗した後、冷間圧延
を行い0.29mm厚にした。次に湿潤水素中で脱炭焼鈍し、
MgO粉を塗布した後、1200℃に10時間、水素ガス雰囲気
中で高温焼鈍を行った。
【0037】得られた製品の磁性は、表8に示すよう
に、鋳造条件F,Gで鋳片の結晶粒径が 100μm以下の
もので良好な磁気特性が得られた。
【0038】
【表7】
【0039】
【表8】
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、急冷凝固法により得ら
れた結晶粒径が 100μm以下の一方向性電磁鋼板製造用
薄鋳片を素材とし、熱延を省略して、高い磁束密度を有
する一方向性電磁鋼板を安価かつ省エネルギーに製造す
ることができるので、産業上の貢献するところが極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】得られた薄鋳片の結晶粒径と磁気特性の関係を
示す図である。
【図2】鋳片の結晶粒径と可溶性Al 量の関係を、1400
〜800 ℃での鋳片の冷却速度をパラメータとして示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 和久 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日 本製鐵株式会社広畑製作所内 (72)発明者 大黒 隆彦 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日 本製鐵株式会社広畑製作所内 (56)参考文献 特開 平2−263921(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱延を施すことなく一方向性電磁鋼板の
    製造に用いる薄鋳片であって、重量割合でC:0.03
    〜0.10%,Si :2.5〜6.5%,Mn :0.0
    2〜0.15%,S:0.01〜0.05%を基本成分
    として含有し、結晶粒径が100μm以下で板厚が0.
    3〜3.0mmであることを特徴とする一方向性電磁鋼板
    製造用薄鋳片。
  2. 【請求項2】 酸可溶性Al :0.01〜0.04%,N: 0.0
    03〜0.015 %を含有する請求項1記載の一方向性電磁鋼
    板製造用薄鋳片。
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