JP2588621B2 - 切分器 - Google Patents

切分器

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JP2588621B2 JP2023642A JP2364290A JP2588621B2 JP 2588621 B2 JP2588621 B2 JP 2588621B2 JP 2023642 A JP2023642 A JP 2023642A JP 2364290 A JP2364290 A JP 2364290A JP 2588621 B2 JP2588621 B2 JP 2588621B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/22Arrangements for supervision, monitoring or testing
    • H04M3/26Arrangements for supervision, monitoring or testing with means for applying test signals or for measuring
    • H04M3/28Automatic routine testing ; Fault testing; Installation testing; Test methods, test equipment or test arrangements therefor
    • H04M3/30Automatic routine testing ; Fault testing; Installation testing; Test methods, test equipment or test arrangements therefor for subscriber's lines, for the local loop
    • H04M3/301Circuit arrangements at the subscriber's side of the line

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、端末装置を通信回線から切り離すときなど
に用いられる切分器に関するものである。
即ち、通信回線に接続された端末装置において障害の
発生が疑われるとき、該端末装置を通信回線から切り離
して、通信回線と端末装置の何れの側に障害が起きたか
を試験するが、本発明は、このように端末装置を通信回
線から切り離すときなどに用いられる切分器、特に通信
回線を介して遠隔から送出されてくる制御信号に応動し
て、端末装置を通信回線から切り離したり、或いは切り
戻したりすることのできる遠隔制御形の切分器に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第7図(a)は、従来の切分器を示す斜視図であり、
第7図(b)はその電気回路図である。
これらの図において、T1,T2は端末側端子、L1,L2は通
信回線側端子、ST1,ST2,SL1,SL2は接点、SC1,SC2は短絡
接点、BDは基板、SBは押板、BTは雄螺、NTは雌螺であ
る。
接点のST1,ST2,SL1,SL2は基板BD上の短絡接点SC1,SC2
の下部に配置され、各々端子T1,T2,L1,L2に結線されて
いる。短絡接点SC1,SC2は押板SBに固定されており、押
板SBは雄螺BT及び基板BDに形成された雌螺NTによって基
板との間隔が調整されるものとなっている。
常時は、雄螺BTを締付けることにより押板SBが押下さ
れ、短絡接点SC1,SC2が各々SL1,ST1間並びにSL2,ST2間
を短絡し、端子T1,L1間、並びにT2,L2間に閉路が形成さ
れる。端子L1,L2は通信回線に、又、端子T1,T2は端末装
置に接続されており、結局、通信回線と端末装置とが接
続される。
通信回線と端末装置間の接続の切離しは、雄螺BTを暖
めることにより実現される。即ち雄螺BTを暖めると押板
SBが上昇(必要なら図示していないバネを基板BDと押板
SB間に挿入する)し、短絡接点SC1,SC2が接点SL1,SL2,S
T1,ST2から離れ、端子T1,L1間、並びにT2,L2間の接続が
開路となり、結局、通信回線と端末装置との接続が切離
される。
切分器は、通信に異常が生じた場合に、その原因が通
信回線にあるのか、端末装置にあるのかを切分けるのに
使用され、通信回線と端末装置を接続した状態並びに切
り離した状態について、線間や大地間の絶縁抵抗や容量
等を測定し、両側定結果により故障位置を判定する。
以上の説明から明らかなように、故障位置を判定する
には、切分器の設定状態を変更する必要があるが、この
設定状態の変更は、雄螺の締付,緩め装置により実施さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
即ち従来の切分器は、設定状態の変更に際して、作業
者を現場へ派遣することが必要であり、更に設定状態変
更のための螺操作用に工具を必要とするなど欠点を有し
ていた。
本発明の目的は、通信回線の端末側とは反対の側にあ
る、例えば交換局から遠隔制御を可能にして、作業者の
派遣を要することなく、設定状態を変更することのでき
る切分器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明では、端末装置と通信回
線を結ぶ線路に直列に挿入接続された切換接点を動作又
は復旧させて端末装置を通信回線から切り分け又は切り
戻す切分器において、 自己保持形リレーと、通信回線に印加される動作駆動
信号電圧を高インピーダンス状態において監視しており
該動作駆動信号電圧を検出したら前記自己保持形リレー
を動作せしめることにより前記切換接点を動作させて切
り分け状態に維持せしめる動作駆動制御回路と、 通信回線に印加される前記動作駆動信号電圧とは逆極
性の復旧駆動信号電圧を、切り分け状態にある前記切換
接点を介して監視しており、該復旧駆動信号電圧を検出
したら前記自己保持形リレーを復旧せしめることによ
り、前記切換接点を動作させて切り戻し状態に維持せし
めると共に、一定電圧以下の電圧入力に対しては、高イ
ンピーダンス状態を呈する復旧駆動制御回路と、を具備
した。
〔作用〕
通信回線を介して遠隔から供給される動作駆動信号電
圧を動作駆動制御回路が検出すると、該動作駆動制御回
路は自己保持形リレーを動作させ、切換接点を切り分け
状態に維持する。他方、通信回線を介して遠隔から供給
される逆極性の復旧駆動信号電圧を、切り分け状態にあ
る切換接点を介して監視していた復旧駆動制御回路が、
これを検出すると、該復旧駆動制御回路は自己保持形リ
レーを復旧させ、切換接点を切り戻し状態に維持する。
このようにして作業者を現場へ派遣することなしに切
分器の状態設定を切り換えることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す回路図である。同図
において、SDRは動作駆動制御回路であって添字I1,I2,O
は各々第1の入力端子,第2の入力端子,出力端子、RD
Rは復旧駆動制御回路であって添字I1,I2,Oは各々第1の
入力端子,第2の入力端子,出力端子、RLは自己保持形
のリレーであってrl1,rl2はその接点であり、図での回
路状態は復旧状態を示しており、この表示方法は以下同
様である。自己保持形リレーRLにおけるSはその動作駆
動回路、Rは復旧駆動回路である。
動作駆動制御回路SDRは、入力端子SDRI1,SDRI2及び出
力端子SDR0を有しており、各々通信回線側端子L1,L2、
リレーRLの動作駆動回路Sの一端に接続され、動作駆動
回路Sの他端は通信回線側端子L1に接続されている。
復旧駆動制御回路RDRは、入力端子RDRI1,RDRI2及び出
力端子RDR0を有しており、第1の入力端子RDRI1はリレ
ー接点rl1の動作時閉路接点を介して通信回線側端子L1
に接続され、第2の入力端子RDRI2は通信回線側端子L2
に接続され、出力端子RDR0はリレーRLの復旧駆動回路R
の一端に接続され、復旧駆動回路Rの他端は通信回線側
端子L1に接続されている。
これを動作するには、図示していない制御信号発生器
より動作駆動信号を送出し、該信号は図示していない通
信回線を介して通信回線側端子L1,L2間に印加される。
動作駆動制御回路SDRは、該印加された電圧が通常通
信に用いられる電圧、例えば48Vか、これより高い電
圧、例えば100Vを有する動作駆動信号かを識別し、動作
駆動信号を検出した場合は出力端子SDR0よりリレーRLの
動作駆動回路Sを駆動し、リレーRLは動作状態に設定さ
れる。
このときの駆動電力は動作駆動回路Sの他端、即ち通
信回線側端子L1、即ち動作駆動信号より供給される。尚
動作駆動信号の帰路は第2の入力端子SDRI2(共通端子
として機能)、L2となる。
リレーRLは自己保持機能を有しており、動作駆動信号
が停止された後も動作状態を維持する。このとき通信回
線側端子L1,L2とこれに対応する端末側端子T1,T2間は開
路状態となる。即ち切分状態が実現される。
復旧制御は、図示していない制御信号発生器より動作
駆動信号と逆極性の復旧駆動信号を送出し、該信号は図
示していない信号線を介して通信回線側端子L1,L2間に
印加される。
復旧駆動制御回路RDRの入力端子RDRI1,RDRI2は、通信
回線側端子L2→第2の入力端子RDRI2→第1の入力端子R
DRI1→リレー接点rl1→通信回線側端子L1の経路で復旧
駆動信号が印加され、復旧駆動制御回路RDRは、この信
号を検出した場合、出力端子RDR0よりリレーRLの復旧駆
動回路Rの一端を駆動し、復旧駆動回路Rの他端は通信
回線側端子L1に接続されているので、復旧用の電力は復
旧駆動信号より供給され、その結果リレーRLは復旧状態
に設定される。
リレーRLは既に述べたように自己保持機能を有してお
り、復旧駆動信号が停止された後も復旧状態を維持す
る。このとき通信回線側端子L1,L2とこれに対応する端
末側端子T1,T2との間は閉回路状態となる。即ち復旧状
態が実現される。
復旧駆動信号は切分状態において使用される通信回線
試験信号電圧より高い電圧が使用される。
リレーRLが復旧状態では通常通信に用いられる電圧に
対しては動作駆動制御回路SDRは高インピーダンスを呈
するものとなっており、通信には影響せず、復旧駆動制
御回路RDRは接点rl1で入力が切り離されていることから
通信には影響せず、従って切分器は通信に何ら影響を及
ぼさないことが分かる。
リレーRLが動作状態、即ち切分器が切分状態になって
始めて復旧駆動制御回路RDRがL1側に接続される。ここ
で復旧駆動制御回路RDRは、通信回線試験信号に対して
は高インピーダンスを呈するものとなっており、試験結
果に影響することはない。
以上の説明から明らかなように、本発明による切分器
は、通信並びに通信回線の試験に影響を及ぼすことはな
く、かつ切分器の制御は必要な電圧を有する制御信号を
印加することにより達成される。
又、復旧駆動制御回路RDRは切分器が切り離し状態と
なったときのみ接続されるため、復旧駆動信号の電圧値
は通信に用いられる電圧によって制限されることなく選
定できる。
切分器の動作を確認するため、切分器動作時に線間に
終端回路TERを接続することがあるが、本発明による切
分器も第1図に例示したように、終端回路TERを接続す
ることができる。
第2図は、本発明の第2の実施例を示す回路図であ
る。この実施例は、動作復旧共通駆動回路形リレーを用
いたものであり、RL1は、その共通駆動回路形リレーで
あって、SRはその動作復旧駆動回路である。
本実施例は、リレーRL1の動作・復旧駆動回路が共通
化されており、動作駆動制御回路SDRの出力SDR0及び復
旧駆動制御回路RDRの出力RDR0は、リレーRL1の動作復旧
駆動回路SRの一端に接続されており、該動作復旧駆動回
路SRの他端は通信回線側端子L1に接続されている。
共通駆動回路形リレーL1は、動作復旧駆動回路SRに流
れる電流の方向によって、動作又は復旧状態の設定方向
が決定され、ここでは通信回線側端子L1側から動作復旧
駆動回路SRに流入する方向の電流が流れた場合に動作
し、その逆方向に流れたときに復旧するものとして説明
する。
第1図に示した第1の実施例で述べたように、動作駆
動信号と復旧駆動信号とは逆極性としており、動作駆動
信号の極性をリレーRL1の動作復旧駆動回路SRに流入即
ち動作方向になるように選定することにより、第1の実
施例と同様にリレー即ち切分器の状態を目的とする状態
に制御できる。
第3図は、本発明の第3の実施例を示す回路図であ
る。
同図に示した実施例は、動作駆動制御回路SDR並びに
復旧駆動制御回路RDRの具体的構成例を示したものであ
り、更に復旧駆動制御回路RDRとして2端子形、即ち第
1の入力端子RDRI1と出力端子RDR0が共通化された例を
も示している。
Rfは抵抗、Cfはコンデンサ、DDはダイオード、ZD1は
定電圧ダイオード、SCRはシリコン制御整流素子であっ
てSCRAはアノード、SCRKはカソード、SCRGはゲートであ
って、以上の素子は動作駆動制御回路SDRを構成し、ZD2
は定電圧ダイオード、DRはダイオードであって復旧駆動
制御回路RDRを構成する。
動作駆動制御回路SDRは、抵抗Rf及びコンデンサCfで
構成された低域フィルタで、その入力信号から雑音を除
去した後の該フィルタ出力を、動作駆動電圧が例えば
(100V、極性はL1>L2)であると導通し、通常通信に用
いられている電圧、例えば48Vでは導通しない、例えば8
0V程度の定電圧ダイオードZD1を用いて、動作駆動電圧
であるか否かを判定する。
その結果、動作駆動電圧であると判定された場合は、
定電圧ダイオードZD1が導通するためシリコン制御整流
素子SCRのゲートSCRGに電流が流れ、シリコン制御整流
素子SCRは付勢されて導通状態、即ちアノードSCRA→カ
ソードSCRK間が導通状態となり、動作駆動制御回路SDR
の出力SDR0に出力が発生し、リレーRL1の動作復旧制御
回路SRには動作方向の電流が流れ、結局切分器は動作状
態、即ち切分状態に設定される。
印加電圧が通常通信に使用される電圧の場合は、前記
低域フィルタ出力は定電圧ダイオードZD1の電圧値以下
となるため電流が流れることはなく、高インピーダンス
状態に維持される。
逆極性の電圧、即ちL1<L2の場合は、抵抗Rfの値を十
分大きな値に選定すれば電流はほとんど流れず、実用的
には問題を生じることは少いが、より高精度化が必要な
場合、例えば絶縁抵抗を高精度で測定する必要がある場
合等は、ダイオードDDを挿入することにより電流は零と
することができる。
交流信号に対しては、コンデンサCfが導通状態となる
ため、通信回線の両線間に抵抗Rfが接続された形となる
が、一般に通信回線のインピーダンスは600Ω程度であ
ることから、その100倍、即ち60KΩ以上とすれば損失を
実用上無視し得る値まで低減できる。
更には、抵抗Rfに交流信号の振幅以上の電圧を有する
図示していない片方向又は双方向の定電圧ダイオードを
直列に挿入することにより損失を零とすることができ
る。
復旧駆動制御回路RDRは、定電圧ダイオードZD2,ダイ
オードDRで構成しており、定電圧ダイオードZD2の電圧
は切分状態下における通信回線試験信号電圧以上とす
る。従って通信回線試験信号電圧ではリレーRL1の動作
復旧駆動回路SRには電流は流れることは無く、従って切
分器は切分状態を維持する。
定電圧ダイオードZD2の電圧以上の電圧を有する復旧
駆動信号(L1<L2の極性)が印加された場合は、定電圧
ダイオードZD2は導通し、リレーRL1の動作復旧制御回路
SRには、復旧方向の電流が流れ、リレーRL1は復旧,即
ち切分器は復旧状態に設定される。
ダイオードDRは、切分状態時に復旧駆動信号と逆極性
の信号が印加された場合の電流の流通を防止するための
ものであり、必要に応じて挿入される。
第4図は本発明の第4の実施例を示す回路図である。
同実施例は、動作駆動制御回路SDR並びに復旧駆動制
御回路RDRの閾値回路並びに出力制御用の素子を共用化
した実施例を示したものであり、DIACはダイアック、TR
IACはトライアックであって、TrT1は第1の入出力端
子、TrT2は第2の入出力端子、TrGはゲート端子、Crは
コンデンサである。
ダイアックDIACは、公知のトライアックトリガ用の双
方向形素子であって、一定電圧以上の電圧が印加される
と電流が流通するとともに動作電圧が低下するものであ
り、前記一定電圧は、動作駆動制御回路SDR並びに復旧
駆動制御回路RDRの閾値の全部ないし一部を形成する。
トライアックTRIACは、公知の双方向形スイッチ素子
であって、ゲート端子TrG−第2の入出力端子TrT2間に
付勢用の小電流を流すことにより、第1の入出力端子
rT1−第2の入出力端子rT2間を導通状態にでき、付勢用
電流並びに被制御電流とともに極性に対する制約がない
という特徴を有するものであり、動作駆動制御回路SDR
並びに復旧駆動制御回路RDRの出力用素子として共用さ
れる。
抵抗R1は、付勢用電流として長時間大電流が流れるこ
とを防止するための電流制限用、コンデンサCrは付勢用
電流の最小値ないし継続時間を保証するためのものであ
って、各々必要に応じて挿入される。
動作駆動制御回路SDRの動作時の閾値は、定電圧ダイ
オードZD1の動作電圧とダイアックDIACの動作電圧の和
で決定されること、ダイアック動作後はその動作電圧が
低下するため、付勢用電流が流れ易くなり付勢電流が増
強される点が異なる他は、第3の実施例と同様である。
復旧駆動制御回路RDRの動作は、付勢用電流が抵抗R1
→ダイオードDR→定電圧ダイオードZD2→ダイアックDIA
C→トライアックTRIACのゲート端子TrG→同第2の入出
力端子TrT2の経路で流れ、これは動作駆動制御回路SDR
の付勢用電流の経路、即ち抵抗Rf→ダイオードDD→定電
圧ダイオードZD1→ダイアックDIAC→トライアックTRIAC
のゲート端子TrG→同第2の入出力端子TrT2の経路と対
応していることからも明らかな如く、動作駆動制御回路
SDRが動作するのと同様に動作可能なことが分かる。
本実施例における切分器が動作即ち切分状態に設定さ
れているときの試験電圧に対する絶縁は定電圧ダイオー
ドZD2の動作電圧とダイアックDIACの動作電圧の和で決
定される。
従って定電圧ダイオードZD2は閾値調整手段として使
用でき、ダイアックDIACの動作電圧の選定等により用い
ないこと、換言すれば削除可能なことが分かる。このこ
とは動作駆動制御回路SDRの定電圧ダイオードZD1につい
ても言える。
本実施例により、動作駆動制御回路SDR並びに復旧駆
動制御回路RDRは、回路を独立に構成する必要はなく、
一部回路を共用することも可能なことが分かる。
第5図は本発明の第5の実施例を示す回路図である。
同図において、TRはトランジスタ、DCはダイオードであ
る。
本実施例は、第3図に示した第3の実施例における低
域フィルターの一層の高インピーダンス化を図る手段を
追加したものであり、低域フィルタの出力即ち抵抗Rfと
コンデンサCfの接続点と定電圧ダイオードZD1の間には
各々トランジスタTRのベース及びエミッタが接続され、
コレクタは、コレクタ逆バイアス防止用のダイオードDC
を介してフィルタの入力側、即ち抵抗Rfの他端に接続さ
れている。
シリコン制御整流素子SCRや、第4図の第4の実施例
におけるダイアックDIACないしトライアックTRIAC等を
付勢するには各素子の特性によって決まる所定の電流、
いわゆるゲートトリガ電流以上の電流を供給する必要が
あり、この電流は第3図の第3の実施例においてはフィ
ルタ回路即ち抵抗Rfを介してすべて供給するため、抵抗
Rfにて電圧降下が生じ、動作駆動制御回路の閾値の誤差
となる他、抵抗Rfの上限が制限されることとなる。
本実施例では、フィルタ出力がトランジスタTRにて増
幅されてゲートトリガ電流とされるため、フィルタ回
路、即ち抵抗Rfに流れる電流はゲートトリガ電流の〔1
+トランジスのエミッタ接地電流増幅率〕分の1とな
り、抵抗Rfに生じる電圧降下の低減即ち閾値の誤差の大
幅な改善、並びに抵抗Rfの上限に対する制限の大幅緩和
が図れ、フィルタ回路の小形化が達成される。
更に本実施例は、以上の説明からも明らかな如く、動
作駆動制御回路の低域フィルタが受動素子で構成されて
おり、動作に電圧非対象性が無いことから、交流信号成
分、例えば呼出信号等が印加されても直流成分を発生す
る(変換される)ことは無く、かつフィルタに後置され
る増幅回路は動作駆動信号にだけ応動すれば良いことか
ら、片方向性の増幅素子、例えばトランジスタが使用で
きるという特徴を有していることが分かる。
以上の実施例における自己保持形リレーとしては、磁
気ラッチ形の磁気リレーが良く知られているが、これに
限らず、いわゆるソリッドステートリレー等を用いて構
成することも可能である。
第6図は、ソリッドステートリレーの例を示す回路図
であって、本発明で用いるブレーク接点の例を示してい
る。
同図において、FETは常時動作形電界効果トランジス
タ、Dbatはホト電池、Cmemは保持用コンデンサ、LEDS
びLEDRは発光ダイオード、PTRはトランジスタ、S1,S2は
スイッチ接点の両端子、GSK,GSAはスイッチの動作駆動
入力、GRK,GRAはスイッチの復旧駆動入力である。
電界効果トランジスタFETは、常時動作形であって端
子S1,S2間は導通状態となっている。これを開路するに
は、動作駆動入力GSK,GSA間に電圧を印加し発光ダイオ
ードLEDSを点灯し、該発光ダイオードLEDSは、ホト電池
Dbatと光結合されており、その両端に電圧を発生し、該
電圧は保持用コンデンサCmemに蓄積されるとともに電界
効果トランジスタFETの制御入力に印加され、電界効果
トランジスタFETは開路し、結局、端子S1,S2間は開放状
態となる。この状態はコンデンサCmemに蓄積された電圧
によって保持される。
次に復旧駆動入力GRK,GRA間に電圧を印加し、発光ダ
イオードLEDRを点灯すると、該発光ダイオードLEDRは、
ホトトランジスタPTRと光結合されており、これが動作
してコンデンサCmemに蓄積した電荷は放電されてその両
端電位が低下し、電界効果トランジスタFETは導通状態
に復することとなり、自己保持形の接点が実現される。
以上の説明において、切分用のリレー接点は通信線の
両線路に挿入した例を示したが、片線のみに挿入するこ
とも可能である。
又、各実施例で例示した素子並びに具体的回路は、一
例であって、同種目的を達成できるものであれば如何な
る構成を採っても良い。
更に線間電圧の監視は同情報が得られるならば、間接
的に例えばリレーの動作復旧駆動回路を経由した点等で
も良いことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、通信回線を介
して遠隔制御可能な切分器が実現できるので、従来必要
だった作業者の派遣を無くすことができる利点がある。
又、本発明による切分器は、その制御回路が通信回線
に並列に接続されるにもかかわらず、高インピーダンス
であることから、通信,試験等に影響することがないと
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、それぞれ本発明の一実施例を示す
回路図、第6図はソリッドステートリレーの例を示す回
路図、第7図(a)は従来の切分器を示す斜視図、第7
図(b)はその電気回路図、である。 符号の説明 T1,T2……端末側端子、L1,L2……通信回線側端子、SDR
……動作駆動制御回路、RDR……復旧駆動制御回路、RL,
RL1……リレー、S……(リレーの)動作駆動回路、R
……(リレーの)復旧駆動回路、SR……(リレーの)動
作復旧駆動回路、rl1,rl2……(リレーの)接点、Rf…
…(低域フィルタ用)抵抗、Cf……(低域フィルタ用)
コンデンサ、TR……トランジスタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末装置と通信回線を結ぶ線路に直列に挿
    入接続された切換接点を動作又は復旧させて端末装置を
    通信回線から切り分け又は切り戻す切分器において、 自己保持形リレーと、通信回線に印加される動作駆動信
    号電圧を高インピーダンス状態において監視しており該
    動作駆動信号電圧を検出したら前記自己保持形リレーを
    動作せしめることにより前記切換接点を動作させて切り
    分け状態に維持せしめる動作駆動制御回路と、 通信回線に印加される前記動作駆動信号電圧とは逆極性
    の復旧駆動信号電圧を、切り分け状態にある前記切換接
    点を介して監視しており、該復旧駆動信号電圧を検出し
    たら前記自己保持形リレーを復旧せしめることにより、
    前記切換接点を動作させて切り戻し状態に維持せしめる
    と共に、一定電圧以下の電圧入力に対しては、高インピ
    ーダンス状態を呈する復旧駆動制御回路と、を具備して
    成ることを特徴とする切分器。
  2. 【請求項2】端末装置と通信回線を結ぶ線路に直列に挿
    入接続された切換接点を動作又は復旧させて端末装置を
    通信回線から切り分け又は切り戻す切分器において、 自己保持形リレーと、通信回線に印加される動作駆動信
    号電圧を高インピーダンス状態にある低域フィルタを介
    して監視しており該動作駆動信号電圧を検出したら、前
    記低域フィルタから出力される出力電流を増幅出力して
    前記自己保持形リレーを動作せしめることにより、前記
    切換接点を動作させて切り分け状態に維持せしめる動作
    駆動制御回路と、 通信回線に印加される前記動作駆動信号電圧とは逆極性
    の復旧駆動信号電圧を、切り分け状態にある前記切換接
    点を介して監視しており、該復旧駆動信号電圧を検出し
    たら前記自己保持形リレーを復旧せしめることにより、
    前記切換接点を動作させて切り戻し状態に維持せしめる
    と共に、一定電圧以下の電圧入力に対しては、高インピ
    ーダンス状態を呈する復旧駆動制御回路と、を具備して
    成ることを特徴とする切分器。
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