JP2588563Y2 - 可変座圧シート - Google Patents

可変座圧シート

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JP2588563Y2
JP2588563Y2 JP1992013892U JP1389292U JP2588563Y2 JP 2588563 Y2 JP2588563 Y2 JP 2588563Y2 JP 1992013892 U JP1992013892 U JP 1992013892U JP 1389292 U JP1389292 U JP 1389292U JP 2588563 Y2 JP2588563 Y2 JP 2588563Y2
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air
seat
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cushions
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憲二 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用シートに関し、
特に、座圧を変更可能な可変座圧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の可変座圧シートとして、
図4に示す動きをするものが知られている。同図に示す
可変座圧シートは、シートクッション1が前端部1aの
高さを保持したまま後端部1bの高さを上下に変更可能
となっている。そして、着座状態で後端部1bの高さを
上下に変化させると、大腿部と尻部との圧力バランスが
変化するので、座圧を変化させることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】座骨付近には座骨神経
などの太い神経が通っており、かかる神経を圧迫すると
しびれや傷みの原因となるため、シートにおいてはこれ
らを圧迫しないようにして尻部全体を受けとめる必要が
ある。従って、尻部の座位置においても支えて良い部分
と圧迫してはいけない部分とを分け、部位ごとに座圧を
変える必要がある。しかし、上述した従来の可変座圧シ
ートにおいては、全体的な座圧を変化させることができ
るものの、部分的な座圧の調整をすることができないと
いう課題があった。
【0004】本考案は、上記課題にかんがみてなされた
もので、座圧を部分的に変更可能として座骨神経などを
圧迫することなく尻部全体を支えることが可能な可変座
圧シートの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる考案は、シートクッションの着座
位置における奥部近辺に配設されて上下方向の座圧を緩
衝する複数のエアクッションと、エアクッションに加圧
空気を供給するエアポンプと、エアポンプとエアクッシ
ョンとの間に配設されて各エアクッションに対する加圧
空気の給排を制御して座圧調整を行なう加圧制御機構と
を具備してなり、複数のエアクッションには、着座者の
尻部のうちシートクッション側に張り出した一対の座骨
部を支持可能な一対の座骨部クッションと、着座者の尻
部のうち座骨部の間に陥没した尾骨部を支持可能な尾骨
部クッションとが備えられているところに特徴を有す
る。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる考案に
おいては、エアポンプより供給される加圧空気の給排を
加圧制御機構にて制御し、シートクッションの着座位置
における奥部近辺に配設された複数のエアクッションに
おける圧力を個々に変化させると、当該シートクッショ
ンの着座位置では個々のエアクッションにて上下方向の
座圧が緩衝されるため、当該エアクッションの配置状態
に対応して座圧が変化する。
【0007】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、エアクッ
ションの配置状態に対応して着座位置における座圧を変
化させることができるため、支えて良い部分と圧迫して
はいけない部分とを分けて尻部を支持することが可能な
可変座圧シートを提供することができる。また、エアク
ッションとしたのでシート内にモータやギアなどを配設
する必要がなく、既存のシートに対しても容易に適用で
きる。
【0008】
【実施例】以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説
明する。図1は本考案の一実施例にかかる可変座圧シー
トの概略構成を示す図、図2はエアクッションの配置状
態を示す透視斜視図、図3はエアクッションの断面図で
ある。図において、加圧空気を供給するエアポンプ11
は分岐されたエアチューブ12a〜12eに接続され、
各エアチューブ12a〜12eは給排気弁13a〜13
eに接続されている。また、給排気弁13a〜13eに
はエアチューブ14a〜14eを介してエアクッション
15a〜15eが接続されており、同給排気弁13a〜
13eはエアチューブ12a〜12eとエアチューブ1
4a〜14eとの接続及びエアチューブ14a〜14e
と外気との接続、さらに各エアチューブ12a〜12
e,14a〜14eの閉塞という三状態をとることがで
きる。
【0009】エアポンプ11と給排気弁13は給排気制
御部16に接続され、給排気制御部16はリモートスイ
ッチ17による指示に応じてエアポンプ11の作動と各
給排気弁13の作動とを指示する。ここで、リモートス
イッチ17は押しボタン17a〜17jを備えており、
押しボタン17aと押しボタン17bとがそれぞれエア
クッション15aの吸気と排気を指示し、以下、同様に
して他の押しボタン17c〜17jがエアクッション1
5b〜15eの吸気と排気を指示する。すなわち、これ
らの給排気弁13と給排気制御部16とリモートスイッ
チ17とで加圧制御機構を構成している。
【0010】エアクッション15a〜15eは、図2及
び図3に示すように、同心状に配設した二つの座骨部ク
ッション15f(15a,15b),15g(15d,
15e)と、両座骨部クッション15f,15gとの間
に配設された尾骨部クッション15hとを構成してい
る。ここでエアクッション15b,15dは円筒状に形
成されて両座骨部クッション15fの中心部に配設さ
れ、エアクッション15a,15eはエアクッション1
5b,15dの周囲を取り囲むドーナツ状に形成されて
いる。
【0011】また、これらのエアクッション15a〜1
5eは、弾性材料から構成されており、また、一枚の底
板15i上に突出して形成され、上面の壁材は厚板状に
形成されるとともに側面の壁材は薄板にて蛇腹状に形成
されている。なお、シートクッション18には着座位置
の奥部に上記エアクッション15を内蔵可能な凹部18
aが形成されている。
【0012】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。シートクッション18上に座るときに、着座
者は座骨が座骨部クッション15f,15gにおける中
側のエアクッション15b,15d上に位置するように
着座する。着座したときに左側の座骨が特にシートクッ
ション18に当接する場合は、座骨の周りで座圧を負担
すればよいので、座骨部クッション15fにおける内側
のエアクッション15bを低圧とするか、外側のエアク
ッション15aを高圧とすればよい。外側のエアクッシ
ョン15aを高圧とする場合は、リモートスイッチ17
の押しボタン17aを押下する。
【0013】押しボタン17aを押下すると、給排気制
御部16は、エアクッション15aに加圧空気を吸気す
るためにエアポンプ11を作動せしめるとともに給排気
弁13aにてエアチューブ12aとエアチューブ14a
とを連結せしめる。これにより、エアポンプ11が加圧
した空気はエアチューブ12aと給排気弁13aとを介
してエアチューブ14aに供給され、さらにエアクッシ
ョン15a内に供給される。従って、エアクッション1
5a内は加圧され、尾骨の周囲の部分で座圧を負担する
割合が高くなる。
【0014】これに対し、座骨部クッション15fにお
ける内側のエアクッション15bを低圧とするならば、
リモートスイッチ17の押しボタン17dを押下する。
すると、給排気制御部16はエアクッション15b内の
空気を排気すべく、給排気弁13bを制御して同エアク
ッション15bに連通するエアチューブ14bを外気に
連通せしめる。これにより、エアクッション15b内の
空気は給排気弁13bを介して排気され、当該エアクッ
ション15bは低圧となって座圧を座骨の頭頂部で支持
する割合が減少する。
【0015】一方、着座したときに座骨の周囲が特にシ
ートクッション18に当接するようであれば、座骨で座
圧を負担するようにすればよく、座骨部クッション15
fにおける内側のエアクッション15bを高圧とする
か、外側のエアクッション15aを低圧とする。また、
右側の座骨の当接具合についても同様である。座骨とと
もに座圧の負担がかかる尾骨についても同様に行なう。
すなわち、尾骨が特にシートクッション18に当接する
ようである場合は尾骨部クッション15hの圧力を下げ
ればよいし、尾骨がシートクッションに全く当接しない
ようである場合は尾骨部クッション15hの圧力を上げ
ればよい。尾骨部クッション15hの圧力を下げるには
リモートスイッチ17の押しボタン17fを押下し、給
排気制御部16から給排気弁13cを制御せしめてエア
チューブ14cを外気に連通させる。また、尾骨部クッ
ション15hの圧力を上げるにはリモートスイッチ17
の押しボタン17eを押下し、給排気制御部16にてエ
アポンプ11を作動せしめるとともに給排気弁13cを
制御せしめてエアチューブ12cとエアチューブ14c
とを連通させる。これにより、エアポンプ11からの加
圧空気がエアクッション15cに供給されて圧力が増加
する。
【0016】なお、上述した実施例においては、同心円
状の二つのエアクッションとその間に配置したエアクッ
ションとを使用しているが、これらの形状については他
の形状とすることもできる。例えば、座骨部クッション
における外側のエアクッションを半径方向に更に分割し
たり、前後方向の着座範囲を長くするために長円状とし
たりすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる可変座圧シートの概
略構成を示す図である。
【図2】エアクッションの配置状態を示す透視斜視図で
ある。
【図3】エアクッションの断面図である。
【図4】従来の可変座圧シートの作動を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
11…エアポンプ 12a〜12e,14a〜14e…エアチューブ 13a〜13e…給排気弁 15a〜15e…エアクッション 15f,15g…座骨部クッション 15h…尾骨部クッション 16…給排気制御部 17…リモートスイッチ 17a〜17j…押しボタン 18…シートクッション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/34 A47C 27/08 A47C 31/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの着座位置における奥
    部近辺に配設されて上下方向の座圧を緩衝する複数のエ
    アクッションと、 上記エアクッションに加圧空気を供給するエアポンプ
    と、 上記エアポンプとエアクッションとの間に配設されて各
    エアクッションに対する加圧空気の給排を制御して座圧
    調整を行なう加圧制御機構とを具備してなり、 上記複数のエアクッションには、着座者の尻部のうち前
    記シートクッション側に張り出した一対の座骨部を支持
    可能な一対の座骨部クッションと、前記着座者の尻部の
    うち前記座骨部の間に陥没した尾骨部を支持可能な尾骨
    部クッションとが備えられていることを特徴とする可変
    座圧シート。
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JP2006233412A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Campagnolo Sportswear Srl サイクリングパンツ用保護具
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