JP2588400Y2 - 垂直循環式立体駐車設備 - Google Patents

垂直循環式立体駐車設備

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JP2588400Y2
JP2588400Y2 JP1993028405U JP2840593U JP2588400Y2 JP 2588400 Y2 JP2588400 Y2 JP 2588400Y2 JP 1993028405 U JP1993028405 U JP 1993028405U JP 2840593 U JP2840593 U JP 2840593U JP 2588400 Y2 JP2588400 Y2 JP 2588400Y2
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英一 武知
幸雄 四方
匡 吉村
充 水内
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Hitachi Zosen Corp
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  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、垂直循環式立体駐車設
備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の垂直循環式立体駐車設備は、車両
を載置するための複数のケージと、このケージの端部を
吊持した環状の索体(例えばチェーン)と、この索体を
鉛直面内で循環するための循環機構と、この循環機構を
駆動するためのモーターとを有し、このモーターの駆動
により索体を鉛直面内で循環させながら車両の入出庫を
行うものである。
【0003】そして、前記モーターの駆動力(能力)に
ついては、索体の一側に吊持されたケージにのみ車両が
満載されたときの片荷状態を基準として決定する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の垂直循環式
立体駐車設備において、上述したようにモーターについ
ては、索体の一側に吊持されたケージにのみ車両が満載
されたときの片荷状態を基準として駆動力を決定してい
るので、索体の両側に吊持された任意のケージに車両が
載置されるような実際の使用状態では、駆動力に余裕が
有り過ぎ、従って、実際の使用中には不要な電力を消費
しているといった課題がある。
【0005】そこで本考案は、上記課題を解決し得る垂
直循環式立体駐車設備の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案における課題を解
決するための手段は、車両を載置するための複数のケー
ジが設けられ、該ケージを吊持した索体が環状に張設さ
れ、該索体を鉛直面内で循環するための循環機構を備
え、該循環機構を駆動するための主モーターと、該主モ
ーターが駆動した際これに供給されている電流値を検出
するための電流検出器と、前記主モーターの駆動軸に電
磁クラッチを介して駆動軸が連結離脱自在に構成された
補助モーターと、該補助モーターおよび電磁クラッチの
駆動を制御する制御装置とが設けられ、この制御装置
は、索体の一側に吊持されたケージに車両が多く載置さ
れて前記電流検出器から所定値以上の電流値検出信号が
出力された際に、前記補助モーターに駆動信号を出力す
るとともに、主モーターと補助モーターの出力軸同士を
連結させるよう電磁クラッチに駆動信号を出力する機能
を有している。
【0007】
【作用】上記構成において、主モーターを駆動すると循
環機構が駆動して、ケージを吊持した索体が鉛直面内で
環状に回転し、入出庫をしようとする目的のケージが所
定位置に到着すると主モーターの駆動は停止する。ま
た、索体の一側に吊持されたケージに車両が多く載置さ
れて電流検出器から所定値以上の電流値検出信号が出力
された際に、制御装置は、補助モーターに駆動信号を出
力するとともに、主モーターと補助モーターの出力軸同
士を連結させるよう電磁クラッチに駆動信号を出力し、
主モーターと補助モーターの出力軸同士が連結すること
で、主モーターの駆動力に補助モーターの駆動力が加わ
って車両の入出庫が行われる。
【0008】
【実施例】以下、本考案垂直循環式立体駐車設備の一実
施例を図1の循環機構Aの全体平面図、図2の主モータ
ーM1と補助モーターM2の連結状態を示す平面図、図
3の設備の概略正面図、図4の制御フローチャート、図
5の片荷台数とモーターへの電流供給値の関係を示すグ
ラフに基づいて説明する。
【0009】本考案の実施例における垂直循環式立体駐
車設備は、図1および図3に示すように、入出庫室H1
を有する駐車建屋H内に上下に対で配置され、かつ前後
一対のスプロケット1にそれぞれチェーン(索体の一
例)2が環状に張設され、該チェーン2にピン3等を介
して、車両Cを載置するための多数のケージ4が吊持さ
れている。
【0010】また、前記チェーン2を鉛直面内で循環す
るための循環機構Aを駆動するための主モーターM1
が、前記上側の前後のスプロケット1の中間位置に配置
され、前記循環機構Aは、主モーターM1の出力軸5の
一側5aに一方のスプロケット1の回転軸1aを連結す
るために順に配置されたブレーキ6、減速機7およびカ
ップリング9と、前記主モーターM1の出力軸5の他側
5bに他方のスプロケット1の回転軸1bを連結するた
めに順に配置された減速機8、カップリング9などから
なる。
【0011】また、図1および図2に示すように、前記
主モーターM1に並べて補助モーターM2が配置され、
この補助モーターM2の出力軸10は、ギャ機構11お
よび電磁クラッチ12を介して主モーターM1の出力軸
5の一側5aに連結離脱自在とされている。また前記ギ
ャ機構11の代わりにローラーチェーン等を用いる場合
もある。なお、前記主モーターM1には、図示しない電
流値検出器が接続されている。
【0012】また、本考案の駐車設備には、前記主モー
ターM1、補助モーターM2および電磁クラッチ12の
駆動を制御する制御装置(図示せず)が設けられ、この
制御装置は、前記電流検出器からの所定値以上の電流値
検出信号により、前記電磁クラッチ12に駆動信号を出
力するとともに、補助モーターM2に駆動信号を出力す
る機能を有している。
【0013】上記構成において、設備の使用は管理者に
よって行われ、この管理者が車両Cをどのケージ4に載
置するか選択して、バランスよく車両Cを駐車建屋H内
に収納する。
【0014】このときの制御装置の駆動制御を図4に基
づいて説明する。同図に示すように、操作ボタン等によ
り入出庫しようとする目的のケージ4を呼び出すと、制
御装置は、主モーターM1の駆動を開始するよう制御す
る。この主モーターM1が駆動した際、電流検出器から
の電流値検出信号が、主モーターM1の定格の250%
以下であれば、そのまま主モーターM1の駆動を継続す
る。このことにより、スプロケット1が回転し、チェー
ン2に吊持された目的のケージ4が入出庫室H1へ近付
くので、適宜のタイミングで主モーターM1に減速信号
を出力し、また駆動を停止し、入出庫完了とする。そし
て、車両Cがケージ4上に載置あるいはケージ4から出
されるのを待機して、再び主モーターM1に駆動信号を
出力する。
【0015】ところで、管理者による入出庫の管理が充
分に行えない場合には、チェーン2の一側に吊持された
ケージ4に偏って車両Cが多く載置されてしまうことが
ある。このようなとき、主モーターM1を駆動した際
に、主モーターM1に供給されている電流値が定格の2
50%以上であることを検出した場合、すなわち、チェ
ーン2の一側に吊持されたケージ4に車両Cが多く(例
えば、チェーン2の他側に吊持されたケージ4に載置さ
れている車両Cの台数との差が9台以上)載置されてい
る場合、制御装置は、補助モーターM2に駆動信号を出
力するとともに、電磁クラッチ12に駆動信号を出力す
る。そうすると、主モーターM1の出力軸5に補助モー
ターM2の出力軸10が連結され、主モーターM1の駆
動力に補助モーターM2の駆動力が加わってスプロケッ
ト1が回転して、ケージ4は鉛直面内で回転する。その
後、ケージ4が入出庫室H1へ近付いたところで主モー
ターM1および補助モーターM2に減速信号を出力し、
次に主モーターM1および補助モーターM2の駆動を停
止し、電磁クラッチ12に駆動停止信号を出力して、主
モーターM1の出力軸5から補助モーターM2の出力軸
10を離脱し、入出庫完了とする。
【0016】なお図5において、一点鎖線で示すグラフ
Dは従来のものであって、予測される最大の片荷台数
(チェーン2の一側のケージ4に載置された車両Cの台
数とチェーン2の他側のケージ4に載置された車両Cの
台数との差)によって決定された駆動力の大きなモータ
ーを用いて循環機構Aを駆動した場合を示す。また、グ
ラフDの下側の実線で示すグラフE1およびE2は本実
施例のものを示し、E1は片荷台数が例えば9台までで
あって、主モーターM1のみを用いて循環機構Aを駆動
した場合であり、E2は片荷台数が例えば10〜13台
であって、主モーターM1と補助モーターM2の双方を
用いて循環機構Aを駆動した場合を示している。
【0017】そして、設備稼働率全体の90%は片荷台
数が1〜9台の間であり、片荷台数が1〜13台では設
備稼働率全体の95%以上を占める。すなわち、設備稼
働率全体の90%は、主モーターM1のみを駆動するこ
とになり、同図中の斜線部分F1の面積に相当する消費
電力を節約でき、片荷台数が10〜13台の場合に主モ
ーターM1と補助モーターM2の双方を用いて循環機構
Aを駆動したとしても、斜線部分F1の面積に相当する
消費電力を節約できる。
【0018】このように、主モーターM1の出力軸5に
連結離脱自在な出力軸10を有する補助モーターM2を
設け、主モーターM1に供給されている電流値が所定値
を越えたとき、補助モーターM2の出力軸10を主モー
ターM1の出力軸5に連結して駆動するよう構成すれ
ば、従来に比べて小さい駆動力の主モーターM1であっ
ても、チェーン2の一側に吊持されたケージ4に車両C
が多く載置されている際の入出庫時に、補助モーターM
2の駆動力を加えることにより対応できる。
【0019】また、チェーン2の両側に吊持された任意
のケージ4に車両Cが載置されている通常の使用状態で
は、駆動力の小さい主モーターM1のみで対応すること
により、消費電力が節約されて省エネルギーを図ること
ができる。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り、本考案
は、複数のケージを吊持した索体が環状に張設され、索
体を鉛直面内で循環するための循環機構を備え、循環機
構を駆動するための主モーターと、主モーターが駆動し
た際これに供給されている電流値を検出するための電流
検出器と、主モーターの駆動軸に電磁クラッチを介して
駆動軸が連結離脱自在に構成された補助モーターと、補
助モーターおよび電磁クラッチの駆動を制御する制御装
置が設けられ、この制御装置は、索体の一側に吊持され
たケージに車両が多く載置されて電流検出器から所定値
以上の電流値検出信号が出力された際に、補助モーター
に駆動信号を出力するとともに、主モーターと補助モー
ターの出力軸同士を連結させるよう電磁クラッチに駆動
信号を出力する機能を有したものであるので、電流検出
器から所定値以上の電流値検出信号が出力された際に、
主モーターと補助モーターの出力軸同士が電磁クラッチ
により連結され、主モーターの駆動力に補助モーターの
駆動力が加わって車両の入出庫が行われことで、従来に
比べて小さい駆動力の主モーターであっても、索体の一
側に吊持されたケージに車両が多く載置されている入出
庫の際に、補助モーターの駆動力を加えることにより対
応でき、また、索体の両側に吊持された任意のケージに
車両が載置されている通常の使用状態では、駆動力の小
さい主モーターのみで対応することにより、消費電力を
節約でき、省エネルギーを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す垂直循環式立体駐車設
備の循環機構の全体平面図である。
【図2】同じく主モーターと補助モーターの連結状態を
示す平面図である。
【図3】同じく循環機構を簡略化した設備の全体正面図
である。
【図4】同じく制御フローチャートである。
【図5】同じく片荷台数とモーターへの電流供給値の関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 スプロケット 2 チェーン 3 ピン 4 ケージ 5 出力軸 10 出力軸 12 電磁クラッチ A 循環機構 C 車両 M1 主モーター M2 補助モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水内 充 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−114768(JP,A) 特開 昭55−45844(JP,A) 実開 平4−92957(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 6/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を載置するための複数のケージが設
    けられ、該ケージを吊持した索体が環状に張設され、該
    索体を鉛直面内で循環するための循環機構を備え、該循
    環機構を駆動するための主モーターと、該主モーターが
    駆動した際これに供給されている電流値を検出するため
    の電流検出器と、前記主モーターの駆動軸に電磁クラッ
    チを介して駆動軸が連結離脱自在に構成された補助モー
    ターと、該補助モーターおよび電磁クラッチの駆動を制
    御する制御装置が設けられ、この制御装置は、索体の一
    側に吊持されたケージに車両が多く載置されて前記電流
    検出器から所定値以上の電流値検出信号が出力された際
    に、前記補助モーターに駆動信号を出力するとともに、
    主モーターと補助モーターの出力軸同士を連結させるよ
    う電磁クラッチに駆動信号を出力する機能を有したこと
    を特徴とする垂直循環式立体駐車設備。
JP1993028405U 1993-05-31 1993-05-31 垂直循環式立体駐車設備 Expired - Lifetime JP2588400Y2 (ja)

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JPH0687570U JPH0687570U (ja) 1994-12-22
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