JP2588360Y2 - 積層ゴム - Google Patents

積層ゴム

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JP2588360Y2
JP2588360Y2 JP1992002025U JP202592U JP2588360Y2 JP 2588360 Y2 JP2588360 Y2 JP 2588360Y2 JP 1992002025 U JP1992002025 U JP 1992002025U JP 202592 U JP202592 U JP 202592U JP 2588360 Y2 JP2588360 Y2 JP 2588360Y2
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JP
Japan
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rubber
laminated rubber
laminated
plate
projection
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JP1992002025U
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JPH0558991U (ja
Inventor
一弥 清水
桂一 高山
克実 清水
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機器を除振するのに好
適な積層ゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から積層ゴムとしてゴム板と金属板
とを交互に積層してなるものは周知である。例えば図6
に示された積層ゴム1は、所定の金型(図示せず)内に
予め円板状に形成された複数枚のゴム板2と金属板3と
を交互に積層し上下端に外金具4を配置して各層を加硫
接着したものである。
【0003】また図7に示された積層ゴム5は、所定の
金型(図示せず)内に複数枚の金属板6および外金具7
を配置すると共に、各金属板6および外金具7の各間隙
とそれらの周縁とにゴム8を圧入あるいは手込めし各層
を互いに加硫接着したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の積層ゴム1および5とも、積層された複数のゴムと
金属板とを一体に加硫成形するものであることから、金
型が構造複雑、高価であり、しかもゴムの表面積が小さ
いことから加硫時間が多くかかり製作コストが高くなる
という難点がある。またゴムの圧入により、特に中間の
金属板の曲げ変形が起こり易くあるいは金属板表面に塗
布した接着材が払拭されてしまうことがあることから、
常に一定の品質を得ることが困難である等の不都合があ
った。
【0005】本考案は、上記難点を解消すべくなされた
もので、一定の品質を備えかつ製造の容易な積層ゴムを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の積層ゴムは、一
面に突起部を有し、かつ他面に前記突起部と同等物が嵌
合可能な凹部を有 するゴム板の両面に、前記突起部お
よび凹部に対応した部分が穿孔されたリング状の金属板
をそれぞれ接着したことにより組立単体が構成され、前
記組立単体の複数個を、前記各ゴム板の突起部および凹
部を互いに嵌合した状態で積層させてなることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本考案の積層ゴムは複数個の組立単体を積み重
ねることにより構成されるが、各組立単体の突起部と凹
部とをガイドとして積み重ねることにより正確かつ短時
間に組立て可能であり常に所望の品質が得られる。また
ガイドとなる前記突起部がゴム製であるから剪断方向の
柔軟な動きが阻害されることがない。またゴム板の両面
に金属板がそれぞれ接着されていることによりゴム板の
クリープ特性が長期間に亘って低下しない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は、本考案の一実施例を示すと共に、図4お
よび図5に示した使用態様の一部を示している。図1に
示した積層ゴム10は、図2、図3に示される複数個の
組立単体11を積み重ねてなるものである。組立単体1
1は、図2、図3に示されるように一面に截頭円錐型の
突起部12を有しかつ他面に凹部13を有するゴム板1
4と、このゴム板14の両面にそれぞれ接着された薄肉
鋼板15とから構成されている。凹部13は他の組立単
体の突起部12が嵌合可能な大きさのテーパ形状とされ
ている。薄肉鋼板15は突起部12および凹部13に対
応した部分が穿孔された形状、すなわちリング状とされ
ている。上記構成の組立単体11は、所定の金型を使用
しゴム板14と薄肉鋼板15とを加硫接着することによ
り成形される。
【0009】本考案の積層ゴム10は、例えば図4およ
び図5に示した態様で使用される。すなわち、これらの
図において平板からなる下金具17上の周辺4か所に、
本考案の積層ゴム10がそれぞれ並列配置され、それら
の最上に、平板からなる上金具18が載置される。各積
層ゴム10には複数枚の中間板19が適当間隔ごとに介
挿されている。これらの中間板19は各積層ゴム10を
共通に拘束している。またこれらの中間板19は積層ゴ
ム10との当接面に凹部20が設けられ、下金具17と
上金具18間の高さがなるべく高くならないようにされ
ている。下金具17と上金具18との間に4本のねじ棒
21が座金22を介して立設されている。各ねじ棒21
は下金具17に螺合されているが、上金具18および各
中間板19にはそれぞれ大口径の貫通孔23、24が設
けられて接触しないようにされている。上金具18上に
スペーサ25が配設され、このスペーサ25の上に位置
合わせ用ボルト26が螺合されている。スペーサ25は
上金具18の上に搭載される機器等(図示せず)がねじ
棒21の頭部に直接接触しないようにするためのもので
あり、また位置合わせ用ボルト26は前記機器等の底面
に設けられている凹部に嵌入させるようにすることによ
り取付作業を簡易化するためのものである。しかして、
4本のねじ棒21は下金具17と上金具18との間に組
み立てられた各積層ゴム10、中間板19に初期圧縮力
を加えておくものであるが、スペーサ25上に機器等
(図示せず)を搭載したとき、機器等の重量で各積層ゴ
ム10がさらに縮小し、その分、上金具18が沈むこと
から上金具18とねじ棒21とが離間することとなる。
【0010】
【考案の効果】以上、本考案の積層ゴムは複数個の組立
単体を積み重ねることにより構成される。組立単体は金
型を使用して加硫成形されるが、簡単な構造であるから
金型構造も単純であり加硫のための準備作業も簡単であ
る。また複数個の組立単体を積み重ねる際に前記突起部
と凹部がガイドとなるから正確に組立て可能であり常に
一定の品質が得られる。またガイドとなる前記突起部が
ゴム製であるから剪断方向のばね定数が高くなることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る積層ゴムを示す縦断面
図。
【図2】同実施例の積層ゴムを構成する組立単体を示す
平面図。
【図3】図2のB−B線に沿う縦断面図。
【図4】同実施例の使用例を示す平面図。
【図5】図4のA−A線に沿う縦断面図。
【図6】従来の積層ゴムを示す縦断面図。
【図7】従来の他の積層ゴムを示す縦断面図。
【符号の説明】
10……積層ゴム 11……組立単体 12……突起部 13……凹部 14……ゴム板 15……鋼板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 1/00 - 6/00 F16F 15/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に突起部を有し、かつ他面に前記突起
    部と同等物が嵌合可能な凹部を有するゴム板の両面に、
    前記突起部および凹部に対応した部分が穿孔されたリン
    グ状の金属板をそれぞれ接着したことにより組立単体が
    構成され、前記組立単体の複数個を、前記各ゴム板の突
    起部および凹部を互いに嵌合した状態で積層させてなる
    ことを特徴とする積層ゴム。
JP1992002025U 1992-01-23 1992-01-23 積層ゴム Expired - Lifetime JP2588360Y2 (ja)

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JPH0558991U JPH0558991U (ja) 1993-08-03
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US20150122969A1 (en) * 2012-02-22 2015-05-07 Anshin Co., Ltd. Seismic isolation structure for heavy objects, and seismic isolation method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551542A (en) * 1978-10-13 1980-04-15 Mainaa Entaapuraizezu Inc Preparation of polyester elastomer compression spring

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JPH0558991U (ja) 1993-08-03

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