JP2588233Y2 - 静電塗装装置 - Google Patents

静電塗装装置

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JP2588233Y2
JP2588233Y2 JP1993048862U JP4886293U JP2588233Y2 JP 2588233 Y2 JP2588233 Y2 JP 2588233Y2 JP 1993048862 U JP1993048862 U JP 1993048862U JP 4886293 U JP4886293 U JP 4886293U JP 2588233 Y2 JP2588233 Y2 JP 2588233Y2
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JP
Japan
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insulating plate
paint
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electrostatic coating
reciprocator
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利之 品田
高志 本橋
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、静電塗装用ノズルを駆
動するレシプロケータを金属製の枠組で囲うと共に該枠
組に絶縁板を取り付けた静電塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動塗装ライン等においては塗料をノズ
ルから霧状に吹き出し、これを被塗物に付着させ塗装を
行なっている。このノズルはレシプロケータと呼ばれる
駆動装置に取り付けられており、ノズルの位置をレシプ
ロケータで動かして塗料が被塗物に均一に塗布されるよ
うにしている。この場合、ノズルから吹き出された塗料
霧がレシプロケータの駆動部分に付着すると故障の原因
になるので、例えば特開平2−90966号公報に記載
されているように、レシプロケータをカバーで囲う必要
がある。このようなカバーは、通常レシプロケータをア
ングル材等からなる金属製の枠組で覆い、該枠組に板材
を取り付けて形成されている。また、特に霧状の塗料を
帯電させて被塗物に塗料霧を静電付着させる静電塗装に
おいては、カバーの板材に塗料が付着して汚れないよう
に絶縁板を板材として用いている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】静電塗装を行なう場合
に、上記従来の装置のように金属製の枠組に絶縁板を取
り付けても、枠組に直接絶縁板を取り付けると絶縁板を
介して塗料霧が枠組に吸引され、特に、ノズルからの塗
料の噴射方向を向く前面の絶縁板の表面に塗料が付着
易くなる。このように絶縁板に塗料が付着すると、塗装
ラインを一定時間ごとに停止させて絶縁板の表面を清掃
しなければならず、このため塗装ラインの稼働率が低下
するという不具合が生じる。また、清掃に使用するウエ
ス等の繊維が絶縁板の表面に残留し、これが塗装作業中
に絶縁板表面から離れて被塗物に付着し塗装不良の原因
になるおそれがある。
【0004】そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、レ
シプロケータを囲う絶縁板の表面に塗料が付着しない静
電塗装装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
、本考案は、静電塗装用のノズルを駆動するレシプロ
ケータを金属製の枠組で囲うと共に該枠組の開口部分に
絶縁板を取り付け、ノズルから噴射された塗料がレシプ
ロケータに付着しないようにした静電塗装装置におい
て、ノズルからの塗料の噴射方向を向く前面の絶縁板を
絶縁性を有する取付部材を介して枠組に取り付け、該前
面の絶縁板と枠組との間に100mm以上の隙間を設け
たことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】絶縁性を有する取付部材を介して枠組から前面
絶縁板を100mm以上離すことにより、金属製の枠
組の影響が前面の絶縁板の表面に及ばないようにして帯
電した塗料霧が前面の絶縁板の表面に吸引されないよう
にした。また、前面の絶縁板表面に若干でも塗料霧が付
着すれば絶縁板はアースされないので塗料霧と同じ極
性に帯電し、その後に接近する塗料霧は反発されてそれ
以上の塗料の付着が防止される。尚、枠組自体は塗料霧
に対して前面の絶縁板で遮蔽されるので、前面の絶縁板
と枠組との隙間からレシプロケータにほとんど塗料霧は
到達しない。
【0008】
【実施例】図1を参照して、1はレシプロケータを囲う
カバーであり、断面略L型のアングル材を直方体状に溶
接した枠組11に、その上面、両側面及び背面にポリプ
ロピレン製の透明な絶縁板12をねじ留めし、その前面
に枠組11から距離L離して同じくポリプロピレン製の
絶縁板13を取り付けている。尚、一方の側面に取り付
けられた絶縁板12には縦方向に長手の長穴14が開設
されており、該カバー1内に設けられているレシプロケ
ータにより上下動する昇降アーム15が該長穴14から
外部に突出している。そして、該昇降アーム15の先端
には前方に向かってマイナスの電位に帯電された霧状の
塗料を噴霧する塗装用のノズル16が取り付けられてい
る。
【0009】上記絶縁板13は枠組11に対して取付部
材2を介して取り付けられている。該取付部材2は枠組
11に溶接されたブラケット17上に設けられ、該ブラ
ケット17に固定されたポリプロピレン製の中空パイプ
21と、一端が該中空パイプ21内に進退自在に保持さ
れると共に他端が絶縁板13に取り付けられているポリ
プロピレン製の中実シャフト22とから構成され、中実
シャフト22を進退させることにより距離Lを調節する
ことができる。このように取付部材2はポリプロピレン
製の中空パイプ21と中実シャフト22とから構成され
るので絶縁性を有している。
【0010】次に、実際にノズル16から塗料を噴霧し
て塗装を行なった場合に、絶縁板13に付着する塗料の
量を色差計を用いて測定した結果を図2及び図3を用い
て説明する。両図共に、色差計による測定結果を縦軸に
示し、距離Lを横軸に示している。また、折れ線a・b
・cは各々塗料を−90kV・−60kV・−40kV
に帯電させた場合の状態を示すものである。両図から明
らかなように距離Lを増加させるに従って絶縁板13に
付着する塗料の量は減少し、特に距離Lが100mmを
越えると急激に減少し150mm以上になるとその後の
減少度合いは緩やかになる。従って、距離Lを少なくと
も100mm以上、望ましくは150mm以上確保すれ
ば絶縁板13への塗料の付着量を最小限に抑えることが
できる。
【0011】ところで、上記実施例では絶縁板12・1
3の内面に取り付けた絶縁板13のみを枠組11から
所定距離離して取り付けたが、これは面の絶縁板13
に特に塗料が付着しやすいためであり、その他の絶縁板
12は枠組11から離さなくても問題となるほど塗料が
付着しないことによる。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
は、レシプロケータの前面の絶縁板に付着する塗料の量
を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の構成を示す図
【図2】 ベル型ノズルを用いた場合の塗料の付着量と
距離Lとの関係を示す図
【図3】 エアノズルを用いた場合の塗料の付着量と距
離Lとの関係を示す図
【符号の説明】
1 ケース 2 取付部材 11 枠組 12 絶縁板 13 絶縁板 16 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 5/08 B05B 13/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電塗装用のノズルを駆動するレシプ
    ロケータを金属製の枠組で囲うと共に該枠組の開口部分
    に絶縁板を取り付け、ノズルから噴射された塗料がレシ
    プロケータに付着しないようにした静電塗装装置におい
    て、ノズルからの塗料の噴射方向を向く前面の絶縁板を
    絶縁性を有する取付部材を介して枠組に取り付け、該前
    面の絶縁板と枠組との間に100mm以上の隙間を設け
    たことを特徴とする静電塗装装置。
JP1993048862U 1993-09-08 1993-09-08 静電塗装装置 Expired - Fee Related JP2588233Y2 (ja)

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JPH0717348U JPH0717348U (ja) 1995-03-28
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200486576Y1 (ko) * 2017-02-13 2018-07-13 (주)쓰리에이엔지니어링 도장용 레시프로케이터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200486576Y1 (ko) * 2017-02-13 2018-07-13 (주)쓰리에이엔지니어링 도장용 레시프로케이터

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